異世界でのんきに冒険始めました!

おむす微

文字の大きさ
25 / 90

25:毎回、踊らされる俺!

しおりを挟む
 ー緑の塔夫婦寝室ー

 その夜、カレンが話があると言うので聞いてみることにした。ソラはキツイ折檻が待っていると思っていたが異世界物語りによくある、切っては切り離せない問題であった。要は人間を"殺す"と言うことだ。確かにソラは今までその事を避けてきた、全力でだ、数あるイベントを回避してきたのはその為でもあるのだから。
 
「確かに俺はまだ人と戦った事が無い、もちろん命を懸けた戦いを経験してはいない。だがッ!」

「ソラはこのままで、私やユキを守り続けられると本気で考えているのか?」

「そんな事分かってるよ、その為にレベルを上げているんじゃないか!」

「ソラ、君は分かっていない、これを見ろッ!何だか分かるよな?」

カシャンッ!

「それはッ!俺が創った!」

「そうだ!カラドボルグだ、分かるか?この世界にはソラの知らない未知の武器や能力だって有るんだ。自分の持ってるステータスやスキル、装備さえ有れば安全!何て事は無いんだよ。」

「そうかッ!俺が間違っていた。なぜ俺はこんな事に気付かなかったんだろ。カレンの言う通りだ、この世界も広い俺の知らない事何て幾らでもあるのに…逃げ回るだけじゃ皆を守れない場合が有るってことか。」

(確かに、俺の創った武具のように何らかの付加された物が有るかもしれない、万が一能力を封印や弱体化されたら…マジか~)

「あぁ~いきなり人殺しをしろとは言わないが対人戦を経験していないのと有るのでは、全然結果が変わってくる事がある。」

「具体的にはどうする?」

「そうだな~やはり盗賊の討伐だな、彼等には悪いが盗賊になった時点で最後か決まっている様なもんだからな!それが早まるだけだ。その分被害者が減る。」

「どうやって探す?流石に歩けば当たる何て事は無いだろ?」

「それならギルドに行けば大抵依頼が出てるから、ある程度は居場所や人数などの規模が分かるからな。後はそれから考えて行けばいいさ!…この件が済んだら本題の話をするから覚悟しておけよ!」

「ふぇ?」

(これが本題なのでは?…えぇ~!)

「私から話すんだからな!…分かってるくせに!ソラは楽しみにしておけよ!」

「ちょちょちょ ちょっと待ってよ!」

(折檻ですか?カレンさん?何だよ~あの不適な笑みは?)


ーーーーーーーーーー


 結局カレンには最後の話ははぐらかされたまま、ギルドにやって来た。依頼書は思ったより多い。中でも例の誘拐犯がらみの検案かダントツだ、どうやら誘拐された子供達は隣国に、奴隷として拉致されたみたいだ、なぜ分かったかと言うと、先日国境付近で一部の子供達が保護されたからだ。盗賊達は隣国への輸送等は直接行わず、なにも知らない下っぱに預け難民を装おって国境を越えたあと口べらしと言って奴隷商に子供を売っていたらしい、そして得た金銭を別の仲間が襲って回収するかなりの組織だった犯罪者集団だ。

「ソラは、どれにする?こっちなんか手頃で…」

「これにする!」

「それは!ソラが絶対に関わらないと言ったやつじゃないか?…良いのか?」

「あぁ…だが依頼は受けない!」

「どう言う事だ?それじゃ報酬が…」

「俺は金のために盗賊討伐をするんじゃない、正義の為でもない、俺の…いや俺達の為だ。不安は元から絶つ、ギルドにも報告しない、報告すればかならず目を付けられるからな、これは譲れない!…いいか?」

「分かった…フフフッ!それでこそ私の旦那だ!…それじゃ話だけ聞いてくるよ!」

「あぁ…頼む!」

(朝早くで助かったな、起きていたら聞かせられないからな…こんな話。)

「聞いてきた!」

「よし、一旦宿…いやダンジョンに戻ろう!誰かに聞かれるのも不味い。」

「了解だ!その方が都合もいいッ!」

「そ~なのか?」

「戻ってから話すよ」

「あぁ~よし行こう!」

ーーーーーーーーーー

緑の塔夫婦の寝室

「それでどうだった、何か詳しく分かったか?」

「誘拐の実行犯はダンジョンの更に北の森にアジトが有るらしいのだが、森は広くで頻繁に場所を変えてるからまだ人数や規模が分からないんだ。」

「そうか…大体の場所が分かれば大丈夫だ。マップで一発だからな!」

「成る程、じゃあ早速行くか?」

「いや、その前にやることがある。」

「そろそろ起きる時間だ。」

「ん?」

「ユキは連れて行けない!」

「そうだな…それでどうするんだ?私が残るのか?…流石に一人で行かせられんぞ!」

「それなら心配ない。子守りを召喚する!」

「成る程な!だがユキには何て言う?」

「任せろ考えがある。」

(実は、何も考えてないです~!あぁ~何て説明しよ~子守りなんてさっき思い付いたばっかりだし…どうしよ…ん~余り厳ついのはなつかないだろうし~獣はキャラ被るし~今更ながら相談なんて出来ないし~見栄なんて張らなきゃよかった~うぅ~困った!)

〔消し飛ばしま(ッ!それだ~って消し飛ばさんわ~!お前がやれメル!)

〔指示の意味が分かりませんが?私はスキルであって人では〕

(ふふふッ!俺は何でも創り出せるんだぞ?お前の分身体を創造するからお前が子守しろ!いいか?くれぐれも丁重に扱うんだぞ?消し飛ばしたりするなよ!あと、変な言葉教えるんじゃないぞ!後は…何かあったら直ぐに報告しろよ!)

〔……指示を確認しました…ちッ!何時でも実行可能です!〕

(お前さっき舌打ちしなかったか?)

〔……気のせいでしょう〕

(何だよ、その間は)

〔ちッ!しょうがないですね!やりますよッ!〕

(えぇ~開き直った~どうなってんのコレ?……マジか…スキル名 AI〔思春期〕ってなってる…さ さすが、女神クオリティー…やってくれる…って、お前は思春期の女子高生か?反抗期になってんじゃね~よ!)

〔何時もの調子に戻った様ですね〕

(ん?)

〔私はマスターをサポートするのが役目ですので…失礼を御詫びします。改めて指示を受諾、何時でも実行可能ですマスター〕

(演技だったの?…これも女神クオリティーか…やっぱり女神様達は、優しさで出来てたんだな…)

「カレン、準備ができたら先ずは、ユキの所に行こう。」

「こっちは問題ない!何時でも行けるぞ。」





最後まで読んで下さりありがと御座います。次回も暇潰ししていって下さい。宜しくお願いします。後、お気に入りありがとうございます。
しおりを挟む
感想 18

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!

霜月雹花
ファンタジー
 神の悪戯により死んでしまった主人公は、別の神の手により3つの便利なスキルを貰い異世界に転生する事になった。転生し、普通の人生を歩む筈が、又しても神の悪戯によってトラブルが起こり目が覚めると異世界で10歳の〝家無し名無し〟の状態になっていた。転生を勧めてくれた神からの手紙に代償として、希少な力を受け取った。  神によって人生を狂わされた主人公は、異世界で便利なスキルを使って生きて行くそんな物語。 書籍8巻11月24日発売します。 漫画版2巻まで発売中。

『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる

仙道
ファンタジー
 気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。  この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。  俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。  オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。  腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。  俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。  こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。 12/23 HOT男性向け1位

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります

内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品] 冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた! 物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。 職人ギルドから追放された美少女ソフィア。 逃亡中の魔法使いノエル。 騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。 彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。 カクヨムにて完結済み。 ( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

処理中です...