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54:気分転換と森の探検!
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ソラ達は、前の長が使っていた家に、是非使ってくれと言われたので、その空き家で家族達と合流して、会議での話を嫁達に報告して、その流れでティティとティポを次の会議まで預かる事になったと紹介した。
ソラ達は、そのまま今後の事について相談し、二人の了解を得て、しばらく預かる事が正式に決まった。
(勝手に話を進めていたけど…
カレン達が了承してくれて良かった~
反対されたらカッコ悪かったな…
良かった…本当。)
思った通り、子供達は直ぐに仲良くなった様で、俺達が借りた空き家の別室で仲良く遊んでいる。
馬車は、こんなに多人数が入ると、違和感が半端ないのでBOXの中だ。
子供達の世話は、セシルとリアスに任せ、メル達配下の3人は外出している。
彼女達の話では、森に帝国や他の国の者達が近付けないように見張りを探してくるとの事。
(多分だが、また使い魔でも手懐けに行ったのだろう?
流石メル達だ!
主人の俺が気が付かないところまで、完璧にサポートしてくれている。
誉めたのが良かったかな~凄くやる気だったからな…
確かに、帝国軍は撤退したが調査にやって来る者も少なからずいるはずだ…)
〔マスター帝国の調査隊と思われる集団を発見致しましたがどうしますか?〕
(もう来たのか?随分早いな…)
〔捕らえますか?其とも…〕
(う~ん…捕虜にしてもいいが…
やっと一息つけた所なのに、面倒だな~今帝国と接触するとエルンの人達が騒がしくなりそうだ…
万が一ここの事が漏れても不味いしな~騒ぎはもうこりごりだ…
来なかった事にしてくれるか~?
俺は、何も聞いてない!
方法は任せるよッ!いいか?)
〔了解しましたマスター〕
(おうッ!任せたッ!
派手にするなよ?静かにな!)
〔お任せ下さい。マスター〕
「よし…カレン、今晩のおかずは何だ?」
「ん?そうだな~人数が増えたからシチューにするかなッ!」
「いいね~最近、魚介類ばかりだったからな~肉は、俺のとっておきのをだそう。」
「決まりだなッ!」
「シチューなら私も手伝おうッ!」
「ありがとうエルトナ!」
「あぁ~夕飯が待ち遠しいよ~!」
と言ってソラは、キッチンに立つ二人の嫁の後ろをチョロチョロと様子を伺っている。
当然ながら、家の中では皆、装備を外し普段着を着ているので、普段固い装甲で覆われた彼女等の魅力的な体のラインにソラは、居ても立ってもいられずに、セクハラ…もとい、スキンシップを図る隙を見計らっている。
因みに、妻達の普段着は、ムチムチのジーンズに丈の短いタンクトップだ!
二人は接近戦士職をしているためか、余りスカートを履かず、余り女性らしい格好をしない。
これは、ソラに出会うまでは複数の男達が居る環境や独り暮らしが長かった為、自然と身に付いた習慣で、今更スカートをはくのは、何か恥ずかしいとの事。
装備を着ける時以外は、胸の下着は着けていないそうだ…
実にワイルドである!
実はこれ、アレの時、邪魔なので脱ぐのが面倒で直ぐに出来るようにとの妻達の計らいだが、ソラは気付いていない。
(偶には、こう言うのも良いじゃないかッ!
流石に子供達や一目が有る時、こう言う事は、俺には出来ないからな~
今がチャンスだ…)抜き足…差し足…
―――別室では―――
「では、次は何して遊びますか?」
「ユキこれがいいッ!」
「また、魔法少女ゴッコですかにゃ?」
「ユキ様、さっきみたいに杖の取り合いになりますから…
他の遊びにしませんか?」
「え~じゃあパパにお願いして、皆の分を貰って来たげるッ!」
「ユキ様ッ!
今は、いけませんッ!
ソラ様は…今…大事なお話し中ですので…
ねっ!リアス…」
「…そッ!そうにゃッ!
邪魔したら怒られるにゃ!」
「パパは、ユキにはそんなに怒らないから大丈夫だよ?
ね~ホタルちゃん?」
「うん!怒っても怖くない。」
「にゃにゃッ!待つのにゃッ!
…いいのかにゃ~そんな事言って!」
「そうですよユキ様、ホタル?
ソラ様は今、カレン様とエルトナ様とお話し中なのですよ?
ソラ様が許してもお二人が許して下さるとは、言い切れませんよ~
私達は、この部屋でおとなしく遊んでいる様にと、奥様方からも言われていますから怒こられるかも分かりませんよ~
いいんですか~」
「む~じゃあね…
ティティお姉ちゃんは何したい?」
キィー バタンッ!
その時、隣の部屋から誰かが寝室に向かった音が聞こえた。
「そうですね…あら?
話し合いが終わったのでしょうか?
私もソラ様達の話し合いに参加したかったのですが…
私が伺って参りましょうか?」
「其は、ダメにゃ~もっと不味いにゃッ!」
「そうだッ!
お歌を歌いませんか?
後で、ソラ様達にも聞かせて上げたらきっと喜んで下さいますよ?」
「其は、名案にゃッ!」
「ユキもおうた、うたいた~い」
「わたしもッ!」
「そうですか?
では、ティポも歌いますか?」
「うん!」
「ふうぅ~何とかなったにゃ~
歌とは、ナイスアイデアにゃ」
「万が一声がしても誤魔化し安いですしね
あと少しの辛抱ですリアス…」
「ソラ様も、もうちょっと自重して欲しいにゃ…
其にしても、ティティは気付いていないかにゃ?」
「まさか…
まだ、12才ですよ?」
「いや~分からないにゃ!
王族だからそう言う教育は、もう受けてる可能性は捨てきれないにゃ?」
「なっ!…私だって、奴隷になって始めて知ったのにッ!」
「私は、14の時にゃ?」
「うそっ!」
「でも、一般人と同じに考えたらダメにゃ!」
「…どうしたのですか二人とも…
こそこそして、怪しいですッ!」
「あぁ…何でもないですよ?
さぁティティちゃんも歌いましょう。」
「そうにゃッ!只どんな歌にするか話してただけにゃ…にゃハハ~!」
ソラ達のスキンシップはエスカレートして鎮まる筈もなく。
そのまま事に及んだのは、言うまでもない…
メイド達には、バレバレでありティティも薄々感ずいていて…
わざとらしくメイド達を困らせていた。
日が沈みだすと、メル達が帰宅しみんな揃っての夕飯となった。
就寝時にソラは、二人のメイドから、
今日一日頑張ったので、
「労ってください!その体でッ!」
「奥様達だけ、ズルいにゃ!」
と、言い寄られたのは仕方のない話である。
翌日は、ティティを連れて森の探検に出掛けた。
子供達はメイド達に任せてお留守番。
ソラ・カレン・ディアン・エルトナ・スレイブ・ティティのメンバーで、ティティはスレイブに乗っている。
魔物は出てこないので、木の実や薬草採取をしながら進み、ティティに冒険者の仕事について教えながら…
ほぼ、カレンとエルトナが教師を務め。
ソラは検索に務めつつカレン達の話を聞いている。
ディアンはおまけだ、一応、後方を警戒して万が一に備えて居るが…
多分出番は無いだろう。
最後に、元首都に赴き、メル達がきのう探してきたらしい、魔獣に会いに行った。
廃墟となった町は、静まり返り動くものは居らず、血の跡は有るが死体なども見当たらない。
「此処等の筈なんだが…ディアンあってるか?」
「主よ、少し待っていて下され!
直ぐに呼んで参ります。」
「あぁ分かった!」
ディアンは、一度パーティーを離れ町の奥に向かった。
十分程して、何やら大きな生物を連れてやって来た。
「おいおいマジか…
ディアンそいつか?」
「はい主殿ッ!」
グルル…
「ソラ様…アレってもしかして…」
「あぁティティ…
多分、モモさんが言ってた奴だな…」
「ソラは知ってたのか?」
「いいやカレン?
俺も始めて見た。」
ソコに居たのは、体長15㍍以上のドラゴンであった。
体の色は焦げ茶色で所々に苔が生えて岩の様にも見えるが、近付くとちゃんと鱗がある。
頭が大きく鼻の先に突き出た、サイの様な角があり、小さな翼が申し訳程度にちょこんとはえている、尻尾は長く尖端部分には鋭いトゲが数本付いている。
翼が無ければ恐竜の様である。
「まっいいんじゃないか?
こいつがここに居れば、誰も近付かない…のか?」
「間違いなくそうだろう!」
「ティティもそう思うか?」
「はい…これが…ドラゴンなのですね!」
「珍しいんだっけ?」
「世界で確認された4体の内のどれかだろうな…」
ガ~ア~
「其にしても、コイツやる気あるのか?」
ドラゴンは、目を細めて、その大きな口を開けて欠伸をしている。
ソラはちょっとがっかりしていた…
(ドラゴンでた~!ヤッホー
って…何か拍子抜けだな…
まぁ…暴れられたら討伐するけども。
使い魔にしちゃったら戦えないじゃないかッ!
ドラゴン退治楽しみにしてたのに~!
まっ!別のを探すけどさ…
コイツ強いのか?どれどれ…何ッ!)
最後まで読んでくださりありがとうございます。
次回も暇潰ししていって下さい。
宜しくお願いします。
ソラ達は、そのまま今後の事について相談し、二人の了解を得て、しばらく預かる事が正式に決まった。
(勝手に話を進めていたけど…
カレン達が了承してくれて良かった~
反対されたらカッコ悪かったな…
良かった…本当。)
思った通り、子供達は直ぐに仲良くなった様で、俺達が借りた空き家の別室で仲良く遊んでいる。
馬車は、こんなに多人数が入ると、違和感が半端ないのでBOXの中だ。
子供達の世話は、セシルとリアスに任せ、メル達配下の3人は外出している。
彼女達の話では、森に帝国や他の国の者達が近付けないように見張りを探してくるとの事。
(多分だが、また使い魔でも手懐けに行ったのだろう?
流石メル達だ!
主人の俺が気が付かないところまで、完璧にサポートしてくれている。
誉めたのが良かったかな~凄くやる気だったからな…
確かに、帝国軍は撤退したが調査にやって来る者も少なからずいるはずだ…)
〔マスター帝国の調査隊と思われる集団を発見致しましたがどうしますか?〕
(もう来たのか?随分早いな…)
〔捕らえますか?其とも…〕
(う~ん…捕虜にしてもいいが…
やっと一息つけた所なのに、面倒だな~今帝国と接触するとエルンの人達が騒がしくなりそうだ…
万が一ここの事が漏れても不味いしな~騒ぎはもうこりごりだ…
来なかった事にしてくれるか~?
俺は、何も聞いてない!
方法は任せるよッ!いいか?)
〔了解しましたマスター〕
(おうッ!任せたッ!
派手にするなよ?静かにな!)
〔お任せ下さい。マスター〕
「よし…カレン、今晩のおかずは何だ?」
「ん?そうだな~人数が増えたからシチューにするかなッ!」
「いいね~最近、魚介類ばかりだったからな~肉は、俺のとっておきのをだそう。」
「決まりだなッ!」
「シチューなら私も手伝おうッ!」
「ありがとうエルトナ!」
「あぁ~夕飯が待ち遠しいよ~!」
と言ってソラは、キッチンに立つ二人の嫁の後ろをチョロチョロと様子を伺っている。
当然ながら、家の中では皆、装備を外し普段着を着ているので、普段固い装甲で覆われた彼女等の魅力的な体のラインにソラは、居ても立ってもいられずに、セクハラ…もとい、スキンシップを図る隙を見計らっている。
因みに、妻達の普段着は、ムチムチのジーンズに丈の短いタンクトップだ!
二人は接近戦士職をしているためか、余りスカートを履かず、余り女性らしい格好をしない。
これは、ソラに出会うまでは複数の男達が居る環境や独り暮らしが長かった為、自然と身に付いた習慣で、今更スカートをはくのは、何か恥ずかしいとの事。
装備を着ける時以外は、胸の下着は着けていないそうだ…
実にワイルドである!
実はこれ、アレの時、邪魔なので脱ぐのが面倒で直ぐに出来るようにとの妻達の計らいだが、ソラは気付いていない。
(偶には、こう言うのも良いじゃないかッ!
流石に子供達や一目が有る時、こう言う事は、俺には出来ないからな~
今がチャンスだ…)抜き足…差し足…
―――別室では―――
「では、次は何して遊びますか?」
「ユキこれがいいッ!」
「また、魔法少女ゴッコですかにゃ?」
「ユキ様、さっきみたいに杖の取り合いになりますから…
他の遊びにしませんか?」
「え~じゃあパパにお願いして、皆の分を貰って来たげるッ!」
「ユキ様ッ!
今は、いけませんッ!
ソラ様は…今…大事なお話し中ですので…
ねっ!リアス…」
「…そッ!そうにゃッ!
邪魔したら怒られるにゃ!」
「パパは、ユキにはそんなに怒らないから大丈夫だよ?
ね~ホタルちゃん?」
「うん!怒っても怖くない。」
「にゃにゃッ!待つのにゃッ!
…いいのかにゃ~そんな事言って!」
「そうですよユキ様、ホタル?
ソラ様は今、カレン様とエルトナ様とお話し中なのですよ?
ソラ様が許してもお二人が許して下さるとは、言い切れませんよ~
私達は、この部屋でおとなしく遊んでいる様にと、奥様方からも言われていますから怒こられるかも分かりませんよ~
いいんですか~」
「む~じゃあね…
ティティお姉ちゃんは何したい?」
キィー バタンッ!
その時、隣の部屋から誰かが寝室に向かった音が聞こえた。
「そうですね…あら?
話し合いが終わったのでしょうか?
私もソラ様達の話し合いに参加したかったのですが…
私が伺って参りましょうか?」
「其は、ダメにゃ~もっと不味いにゃッ!」
「そうだッ!
お歌を歌いませんか?
後で、ソラ様達にも聞かせて上げたらきっと喜んで下さいますよ?」
「其は、名案にゃッ!」
「ユキもおうた、うたいた~い」
「わたしもッ!」
「そうですか?
では、ティポも歌いますか?」
「うん!」
「ふうぅ~何とかなったにゃ~
歌とは、ナイスアイデアにゃ」
「万が一声がしても誤魔化し安いですしね
あと少しの辛抱ですリアス…」
「ソラ様も、もうちょっと自重して欲しいにゃ…
其にしても、ティティは気付いていないかにゃ?」
「まさか…
まだ、12才ですよ?」
「いや~分からないにゃ!
王族だからそう言う教育は、もう受けてる可能性は捨てきれないにゃ?」
「なっ!…私だって、奴隷になって始めて知ったのにッ!」
「私は、14の時にゃ?」
「うそっ!」
「でも、一般人と同じに考えたらダメにゃ!」
「…どうしたのですか二人とも…
こそこそして、怪しいですッ!」
「あぁ…何でもないですよ?
さぁティティちゃんも歌いましょう。」
「そうにゃッ!只どんな歌にするか話してただけにゃ…にゃハハ~!」
ソラ達のスキンシップはエスカレートして鎮まる筈もなく。
そのまま事に及んだのは、言うまでもない…
メイド達には、バレバレでありティティも薄々感ずいていて…
わざとらしくメイド達を困らせていた。
日が沈みだすと、メル達が帰宅しみんな揃っての夕飯となった。
就寝時にソラは、二人のメイドから、
今日一日頑張ったので、
「労ってください!その体でッ!」
「奥様達だけ、ズルいにゃ!」
と、言い寄られたのは仕方のない話である。
翌日は、ティティを連れて森の探検に出掛けた。
子供達はメイド達に任せてお留守番。
ソラ・カレン・ディアン・エルトナ・スレイブ・ティティのメンバーで、ティティはスレイブに乗っている。
魔物は出てこないので、木の実や薬草採取をしながら進み、ティティに冒険者の仕事について教えながら…
ほぼ、カレンとエルトナが教師を務め。
ソラは検索に務めつつカレン達の話を聞いている。
ディアンはおまけだ、一応、後方を警戒して万が一に備えて居るが…
多分出番は無いだろう。
最後に、元首都に赴き、メル達がきのう探してきたらしい、魔獣に会いに行った。
廃墟となった町は、静まり返り動くものは居らず、血の跡は有るが死体なども見当たらない。
「此処等の筈なんだが…ディアンあってるか?」
「主よ、少し待っていて下され!
直ぐに呼んで参ります。」
「あぁ分かった!」
ディアンは、一度パーティーを離れ町の奥に向かった。
十分程して、何やら大きな生物を連れてやって来た。
「おいおいマジか…
ディアンそいつか?」
「はい主殿ッ!」
グルル…
「ソラ様…アレってもしかして…」
「あぁティティ…
多分、モモさんが言ってた奴だな…」
「ソラは知ってたのか?」
「いいやカレン?
俺も始めて見た。」
ソコに居たのは、体長15㍍以上のドラゴンであった。
体の色は焦げ茶色で所々に苔が生えて岩の様にも見えるが、近付くとちゃんと鱗がある。
頭が大きく鼻の先に突き出た、サイの様な角があり、小さな翼が申し訳程度にちょこんとはえている、尻尾は長く尖端部分には鋭いトゲが数本付いている。
翼が無ければ恐竜の様である。
「まっいいんじゃないか?
こいつがここに居れば、誰も近付かない…のか?」
「間違いなくそうだろう!」
「ティティもそう思うか?」
「はい…これが…ドラゴンなのですね!」
「珍しいんだっけ?」
「世界で確認された4体の内のどれかだろうな…」
ガ~ア~
「其にしても、コイツやる気あるのか?」
ドラゴンは、目を細めて、その大きな口を開けて欠伸をしている。
ソラはちょっとがっかりしていた…
(ドラゴンでた~!ヤッホー
って…何か拍子抜けだな…
まぁ…暴れられたら討伐するけども。
使い魔にしちゃったら戦えないじゃないかッ!
ドラゴン退治楽しみにしてたのに~!
まっ!別のを探すけどさ…
コイツ強いのか?どれどれ…何ッ!)
最後まで読んでくださりありがとうございます。
次回も暇潰ししていって下さい。
宜しくお願いします。
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