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三色菫
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否定してほしい、君がこう言ったのが嫌だった、って言った時にごめんねだけで終わらせないでほしい、違うよ、って言ってほしい。
言い訳してほしい。安心させてほしい。肯定しないでほしい。過去を過去のまま、まるで大切な思い出のひとつであるかのように言わないでほしい、今となってはいい思い出ですなんて顔しないでほしい、全部全部否定してほしい。
後悔してほしい、あんなことしなきゃよかったって言ってほしい、君だけだよって言ってほしい。慰めてほしい。嘘でもいいからそうやって言ってほしい、嘘でいいから。
君に色々聞いた時に、僕以外の男は全員キモいよって気持ち悪いよって言ってくれて、その言葉が欲しくて僕は2回目も聞いてしまって、その時に君がまるでいい思い出かのように言っていたのが嫌で、そんなふうに語らないでほしい、今じゃ無理だけどって言わないでほしい、若気の至りなんて言葉使わないでほしい、
僕が泣いてるのに寝ないでほしい
君が寝てる時に何度も電話をかけて起こそうとしたのにすぐ寝ようとしないでほしい、泣いとる時は絶対電話して起こしてねって言ってくれたのは嘘だったんですか君は明日も仕事があるから起こしたくないのに
何度も電話かけてこないでって言われたのがすごくつらくて、それだけで泣きそうで、そのまま寝れるはずもなくて君の声を聞いていないと不安で不安で嫌なことばかり考えて
僕のこの脳味噌が君の過去の発言を全部記憶してそれを繋げて苛むのです僕の体を蝕むのです
嫌なことを言った時になんでそんなどうしようもないことで悩むの、って言われたのが記憶に残ってしまうのです僕だってこんなことでいつまでも悩んでいたくないのです、今の君だけを見て今の君だけを愛して未来を語っていきたいのです
ただそれだけで幸せになれるというのに
君が僕の過去のことで悩んでるよって言ってくれたらどれだけ楽だろうかと時々そんな最低なことを考えてしまうのですそれだけでいくらか僕は救われるだろうかと思ってしまうのです
けれども君は全然そうやって言ってくれないからたとえ君がどれほど悩んでいようとも悩んでいるのが僕だけのように思われるのです
僕だけがこんなことばかり考えているように思われるのです
君が悪意なく言った言葉がしたことが僕を傷つけるのです、ただ勝手に僕が傷ついてるだけなのです
君に色々買ってあげた男のことはもういいように最近は思えるのです
それはきっと僕が君に色々あげられたからかもしれないと思うのです
君にプレゼントしたことがそういう意味を持っているのかときかれるとそれは必ずしも否定はできないのです、僕の中に少しだけそういう気持ちがあったかもしれないのです
そんなことをして僕の中で僕はやつに勝とうとしているのです
そんなこと悩まなくてもいいのに、って君は言うけれどこれは僕の問題なのです
悩まないなら悩まないままでいたいのです君が名前を出しても話をしても笑って流したいのです単語が引っかかってしまってどうしようもないのです心が勝手に落ち込んでいくのです最近ではその落ち込みを隠す方法ももうわからないのです僕は弱くなっているのかもしれないのです
悩んだって泣いたって君にごめんねと言われるだけで全然解決しないのです君とセックスをすれば全部解決すると思っていたのです
全然そんなことはなかったのです
君と会っている時だけが幸福なのです
君と話している時間だけはその時だけはもしかすると幸福でいられるのかもしれないのです
君がきっと覚えていないような些細なことがチクチクと僕の心を刺すのです君が覚えていないような何気なく言った言葉が棘のように心に刺さったままずっとずっと抜けないのです
僕の過去のことで君が泣いていたことをもっと早く知っていれば言ってくれていればあるいはもう少し僕の心は軽かったのかもしれないのです君はちっとも僕の前で泣いたりしないからわからないのです
嫌だよって君にも言ってほしいのです
そうやってしてくれないと僕は全くわからないのです
ずっと悩んでいるのが僕だけのような気がしてくるのです
僕が童貞じゃなかったらもしかしたらこんな風に落ち込むことはなかったのかもしれないのです、けれどももし童貞じゃなかったら僕のことを気持ち悪く感じていたのかもしれないって前は思っていたけれどその論理は破綻したのです君が前に言っていた言葉がその論理を破綻させたのですそんな小さなことを積み上げて繋いで僕の心を壊していくのです僕の頭は大変に迷惑なのですどうしようもないのです
考えたくないのです
頭の中で繋がるとずんと心が沈んでいくのです
それが君の声を聞いていない時に来ると、君の声を聞けるまで耐えていないといけないのです
他人といる時にそれがあると最悪で僕は平静を装ったまま心の中で嵐が吹き荒れているのですその場でうずくまって泣きたいのです君に電話をかけて君の声を聞きたいのです
好きだよって言ってほしいのです
僕以外全員どうでもいいよって言ってほしいのです
僕以外の男全員気持ち悪いよって言ってほしいのです
嫌なことあったからって言った時にあてようとしてこないでほしいです言う時は自分で言わせてほしいのですあてようとして言ったことがあたっていたとしてもそうでなかったとしても僕の心は落ち込むのです
ごめんねだけで終わらせないで全部全部否定してほしいのです
あんなことあったよ、ってまるで嬉しそうに言わないでほしいのですそうやって言った言葉がずっと脳の奥にこびりついて離れないのですずっと心を刺し続けるのです耐えられないのです耐えられないのです
君が僕を喜ばせようとして言った言葉で逆に僕が傷ついてしまうことがあるのです
君が僕を大事にしてくれることはすごくわかるのです君が僕のことを好きでいてくれることはめちゃくちゃわかるのですそれだけで僕は幸せなのです幸せでありたいのですそれだけで生きていけると思うのですどうしようもないのです
ただどうしようもないのです
時々僕が嫌に思うことを君がすると悲しくなるのです大事にしてくれているのはわかるのです、けれども僕のことを考えてくれないのかな、と不安になってしまうのですゲームしないでほしいって言った夕方に他の人とゲームしているとかストーリーにあげるの嫌だって言ったのに数日後にハイライトにされているだとか嫌だから絡まないでほしいブロックしてほしいって言った人と次の日に仲良くしているとか
売る売る詐欺をやめてほしいです
どうせ売らないのなら最初から言わないでほしいです
ゲームしないって言ったのなら一緒にゲームしないでほしいです絡まないって言ったのならもう絡まないでほしいですブロックしてほしいですブロックしているはずの元彼のインスタをなぜ見てるんですか
最近ではききたいことがあっても全部きかないでいるのです聞くのが怖いから
泣いてる時ぐらいは起きてきてよ、なんで泣いてるのって言ってよ鼻かんでねって言ってよ優しくしてよ
深夜に泣きたくなったらどうしたらいいですかミュートにして泣けばいいですか泣いて君が起きてくれるのを待っていたらいいですかかけ直してもいいですか君は電話を取った後にすぐ寝ちゃうから
これは初めてだよと言われてもそれ以外のことを考えてしまうのです裏ばかり見てしまうのです
どうしようもないのです
どうしようもないことばかり考えてしまうのです
言い訳してほしい。安心させてほしい。肯定しないでほしい。過去を過去のまま、まるで大切な思い出のひとつであるかのように言わないでほしい、今となってはいい思い出ですなんて顔しないでほしい、全部全部否定してほしい。
後悔してほしい、あんなことしなきゃよかったって言ってほしい、君だけだよって言ってほしい。慰めてほしい。嘘でもいいからそうやって言ってほしい、嘘でいいから。
君に色々聞いた時に、僕以外の男は全員キモいよって気持ち悪いよって言ってくれて、その言葉が欲しくて僕は2回目も聞いてしまって、その時に君がまるでいい思い出かのように言っていたのが嫌で、そんなふうに語らないでほしい、今じゃ無理だけどって言わないでほしい、若気の至りなんて言葉使わないでほしい、
僕が泣いてるのに寝ないでほしい
君が寝てる時に何度も電話をかけて起こそうとしたのにすぐ寝ようとしないでほしい、泣いとる時は絶対電話して起こしてねって言ってくれたのは嘘だったんですか君は明日も仕事があるから起こしたくないのに
何度も電話かけてこないでって言われたのがすごくつらくて、それだけで泣きそうで、そのまま寝れるはずもなくて君の声を聞いていないと不安で不安で嫌なことばかり考えて
僕のこの脳味噌が君の過去の発言を全部記憶してそれを繋げて苛むのです僕の体を蝕むのです
嫌なことを言った時になんでそんなどうしようもないことで悩むの、って言われたのが記憶に残ってしまうのです僕だってこんなことでいつまでも悩んでいたくないのです、今の君だけを見て今の君だけを愛して未来を語っていきたいのです
ただそれだけで幸せになれるというのに
君が僕の過去のことで悩んでるよって言ってくれたらどれだけ楽だろうかと時々そんな最低なことを考えてしまうのですそれだけでいくらか僕は救われるだろうかと思ってしまうのです
けれども君は全然そうやって言ってくれないからたとえ君がどれほど悩んでいようとも悩んでいるのが僕だけのように思われるのです
僕だけがこんなことばかり考えているように思われるのです
君が悪意なく言った言葉がしたことが僕を傷つけるのです、ただ勝手に僕が傷ついてるだけなのです
君に色々買ってあげた男のことはもういいように最近は思えるのです
それはきっと僕が君に色々あげられたからかもしれないと思うのです
君にプレゼントしたことがそういう意味を持っているのかときかれるとそれは必ずしも否定はできないのです、僕の中に少しだけそういう気持ちがあったかもしれないのです
そんなことをして僕の中で僕はやつに勝とうとしているのです
そんなこと悩まなくてもいいのに、って君は言うけれどこれは僕の問題なのです
悩まないなら悩まないままでいたいのです君が名前を出しても話をしても笑って流したいのです単語が引っかかってしまってどうしようもないのです心が勝手に落ち込んでいくのです最近ではその落ち込みを隠す方法ももうわからないのです僕は弱くなっているのかもしれないのです
悩んだって泣いたって君にごめんねと言われるだけで全然解決しないのです君とセックスをすれば全部解決すると思っていたのです
全然そんなことはなかったのです
君と会っている時だけが幸福なのです
君と話している時間だけはその時だけはもしかすると幸福でいられるのかもしれないのです
君がきっと覚えていないような些細なことがチクチクと僕の心を刺すのです君が覚えていないような何気なく言った言葉が棘のように心に刺さったままずっとずっと抜けないのです
僕の過去のことで君が泣いていたことをもっと早く知っていれば言ってくれていればあるいはもう少し僕の心は軽かったのかもしれないのです君はちっとも僕の前で泣いたりしないからわからないのです
嫌だよって君にも言ってほしいのです
そうやってしてくれないと僕は全くわからないのです
ずっと悩んでいるのが僕だけのような気がしてくるのです
僕が童貞じゃなかったらもしかしたらこんな風に落ち込むことはなかったのかもしれないのです、けれどももし童貞じゃなかったら僕のことを気持ち悪く感じていたのかもしれないって前は思っていたけれどその論理は破綻したのです君が前に言っていた言葉がその論理を破綻させたのですそんな小さなことを積み上げて繋いで僕の心を壊していくのです僕の頭は大変に迷惑なのですどうしようもないのです
考えたくないのです
頭の中で繋がるとずんと心が沈んでいくのです
それが君の声を聞いていない時に来ると、君の声を聞けるまで耐えていないといけないのです
他人といる時にそれがあると最悪で僕は平静を装ったまま心の中で嵐が吹き荒れているのですその場でうずくまって泣きたいのです君に電話をかけて君の声を聞きたいのです
好きだよって言ってほしいのです
僕以外全員どうでもいいよって言ってほしいのです
僕以外の男全員気持ち悪いよって言ってほしいのです
嫌なことあったからって言った時にあてようとしてこないでほしいです言う時は自分で言わせてほしいのですあてようとして言ったことがあたっていたとしてもそうでなかったとしても僕の心は落ち込むのです
ごめんねだけで終わらせないで全部全部否定してほしいのです
あんなことあったよ、ってまるで嬉しそうに言わないでほしいのですそうやって言った言葉がずっと脳の奥にこびりついて離れないのですずっと心を刺し続けるのです耐えられないのです耐えられないのです
君が僕を喜ばせようとして言った言葉で逆に僕が傷ついてしまうことがあるのです
君が僕を大事にしてくれることはすごくわかるのです君が僕のことを好きでいてくれることはめちゃくちゃわかるのですそれだけで僕は幸せなのです幸せでありたいのですそれだけで生きていけると思うのですどうしようもないのです
ただどうしようもないのです
時々僕が嫌に思うことを君がすると悲しくなるのです大事にしてくれているのはわかるのです、けれども僕のことを考えてくれないのかな、と不安になってしまうのですゲームしないでほしいって言った夕方に他の人とゲームしているとかストーリーにあげるの嫌だって言ったのに数日後にハイライトにされているだとか嫌だから絡まないでほしいブロックしてほしいって言った人と次の日に仲良くしているとか
売る売る詐欺をやめてほしいです
どうせ売らないのなら最初から言わないでほしいです
ゲームしないって言ったのなら一緒にゲームしないでほしいです絡まないって言ったのならもう絡まないでほしいですブロックしてほしいですブロックしているはずの元彼のインスタをなぜ見てるんですか
最近ではききたいことがあっても全部きかないでいるのです聞くのが怖いから
泣いてる時ぐらいは起きてきてよ、なんで泣いてるのって言ってよ鼻かんでねって言ってよ優しくしてよ
深夜に泣きたくなったらどうしたらいいですかミュートにして泣けばいいですか泣いて君が起きてくれるのを待っていたらいいですかかけ直してもいいですか君は電話を取った後にすぐ寝ちゃうから
これは初めてだよと言われてもそれ以外のことを考えてしまうのです裏ばかり見てしまうのです
どうしようもないのです
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