文芸部顧問の藤銀河は無表情

風枝ちよ

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文芸部顧問の藤銀河は無表情

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部室のドアを開ける。
先輩がいつものように、椅子に座っていた。

「こんにちは」

こくん。
先輩が少しぎこちなくなったような気がする。

『そういえば凛くん、藤先生に呼ばれてたよ。』

先輩が唐突に言う。

「なんでですか?」
『知らない。』

何だろう。

「職員室ですかね?」
『多分。』


++++++++++


「失礼します。文芸部の柴田です。藤先生に呼ばれてきました」
「柴田か」

職員室の奥で藤先生が立つ。

「何か、あるんですか?」
「ここじゃなんだから、場所を移動しようか」

どこ行くんですか。


++++++++++


〈保健室〉

保健室?
藤先生、何、しようとしてるんですか。

「入るぞ」

え、何。
何するんですか。
藤先生の後に続いて入る。
保健室には誰もいない。

「とりあえず座れ」

どこに?

「ベッドの上だ」

椅子一つしかないし、いい、のかな?
僕はベッドに座る。古いベッドがギシ、と軋む。

「話って、何ですか?」
「まず、脱ごうか」

……は?

「脱がないのか?」

まってまって?
脱ぐって何。脱ぐって何?!
藤先生が近づいてくる。
僕はなぜか動けない。

「な、なんで脱ぐんですか」

声だけを必死に出す。

「なぜかって? するからに、決まっているじゃないか」
「するって、何をですか」

僕はもうわかっていた。
いや、保健室に来た時点でわかっていたかもしれない。

「セックスだよ」

ですよね。
いや、待って。ですよね、じゃなくて。
こわい。

「したくないのか?」
「したくないです!」
「そうか」

藤先生が止まる。え。

「じゃあ小野塚のほうを犯すか」
「なんでそこで先輩が出てくるんですか」
「小野塚を犯してほしいか? 君のせいで小野塚が犯されてもいいのか?」
「いやです!」
「じゃあ、…わかるな?」

藤先生の目が僕を覗く。

「…………っ!」
「じっとしていろ」
「まって、ください」
「ん? 小野塚に責任をなすりつけるのか?」
「…わかりました」
「なら、いいではないか」
「服は、自分で脱ぎますから」

僕は上から脱ぐ。恥ずかしい。

「柴田、それもだ」

藤先生は僕のパンツを指差す。

「……わかってます」

僕はゆっくりと、脱ぐ。
腕だけで隠すことができるはずもなく。
肌が無防備に、世界に晒される。

「綺麗な身体だな」
「……はやく、してください」
「やっぱりしてほしいのか?」

そういうわけじゃ、なくて。

「尻を向けろ」

僕はベッドに手をつき、ゆっくりと動く。
ギシ、とまたベッドが軋む。

「じゃあ、やるか」

カチャカチャ、と音がする。
まって、はやい。

「ロ、ローション、とかは……」
「ある」
「あるんですか…」

小道具がないのを理由に逃げるっていう案はボツで。
肛門に液体が塗られる。
ぬる、と藤先生の指が扇情的に撫でる。

「挿れるぞ」
「心の、準備が……」
「五月蝿い」
「んっ……////」

こつ、と肛門に硬い感触。
身体が意識とは逆にビクッとなる。
押し開いてじんわりと、それが入ってくる。

「…きついな」
「はぁ…はぁっ……////」

ぐ、ぐ、とそれが進んでくる。

「……痛っ!」
「大丈夫か?」
「大丈夫、です……」
「そうか」
「もう全部、はいって、ます?」
「あと少しだ」

ぐ、とまた奥に来る。
ヌチュ、ローションが音を立てる。

「入ったぞ」
「……はぁ…………っ/////」
「動いて、いいか」
「まって…!///」

藤先生は僕の声も聞かず、それを抜く。
身体の中の異物感が消える。
すぐにはまた、押し入ってくる。
僕の前がビク、と反応する。

「気持ちいいのか?」
「…よく、ないですっ!///」
「そうか?」

藤先生の手が、僕の前に伸びる。
柔らかく包む。

「ぁっ…そこは……!////」
「気持ちよくなってるみたいだが」
「…ぁ……はぁっ…////」

藤先生の手のひらが、僕の前を擦る。

「んぁっ…!/////」

クチュ、と僕の前から出た液が、卑猥な音を立てる。
その音が僕の耳を犯す。
藤先生の指が頭を触る。

「後ろ、きつくなっているが気持ちいいのだろう?」
「ない、ですって…!///」

藤先生が動く。
僕の中を藤先生のそれが抉る。
ジュプ、とまた音が出る。
前も触られている。

「イきたいのか?」
「ふっ…はぁ……////」

藤先生の段差が、僕の入り口にかかる。また抉っていく。
前の、頭を指でなぞられる。

「ぁ…んっ……!/////」
「よさそうだな」

藤先生が一番奥を強く突く。
前を触る速度が上がる。

「イっても、いいぞ」
「んっ……んぁあああっ!!////////」

僕の前から、白濁が零れる。
ベッドの上に濁った染みを作る。

「はぁ……はぁ………////」
「よかっただろう?」
「全然、よくないです……」

藤先生がおもむろに動き出す。

「ぇ…なにし、て……///」
「私がまだイってないだろう」

藤先生のそれが、中を行ったり来たりする。

「動くぞ」

藤先生がそれを抜き、身体の向きを変える。

「仰向けになれ」

僕は力の抜けた身体を動かして、仰向けになる。
藤先生の顔が目の前にある。
藤先生が僕の足をゆっくり開いていく。恥ずかしい。

「……んっ…!///」

それがまた入ってくる。
さっきとは違ったところにあたって、気持ち
気持ちよくなんて、ない。
そんなこと絶対に。

「はぁ…はぁっ……」

藤先生の吐息が荒くなる。
それも心なしか大きくなった気がする。
「せ、んせいっ…!///」
「柴田……っ!////」

ぐぐ、と僕の奥が開かれる。

「………っはぁ…////」

中に注がれる。
熱を持った液体が、身体に染み込んでいく。
僕の前からも、薄くなった白濁が落ちていく。

「はぁ……はぁ………」

2つの吐息が重なる。
藤先生が僕の隣に寝る。

「すまない」
「いえ、あの…」
「だが、気持ちよかっただろう?」
「よくなかったですよ!」
「ならばこれは何かな?」

先生が、ベッドに溜まった白濁を指で取る。
ヌチャ、と音が鳴る。

「…………っ!////」
「気持ちよかったのだろう?」

藤先生から見えないように横を向く。
狭いベッドで藤先生の吐息が背中にかかって。

「…………柴田」

背中を、藤先生の呟くような声が撫でる。

「もし私が君のことを好きだと言ったら、」

真っ直ぐで、どこか不器用な声だ。

「君はどうする?」
「え?」





                   完
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