19 / 25
第2章 再び現れるライバル、そして試される仲間との絆
運動会 昼休み
しおりを挟む
僕「えーここでですね、運動会の途中ですが文化祭を始めます!」
校長「せんせぇ! 我々ぇ! 校長一同はぁ! フェアプレー精神にのっとりぃ! せいせいどーどぉ! 戦うことをぉ! 誓いまぁす! 平成ぃ! はそろそろ終わるらしいぃ! 校長代表ぉ! 校長ぉ!」
右鎖骨ちゃん「まずは体育館ですね~。あ、第百八競技の集団玉拾いは続けて」
体育館。熱気がわっきでおっきおっき。興奮。
僕「さあやってまいりました文化祭、体育館ステージのなんかそういうやつ!」
右鎖骨ちゃん「ええ、待ちに待った文化祭、体育館での陸上水泳部の招待試合です!」
「全クラスの出し物が終わり、ゲストの登場です! どうぞ!」
ゲスト「どーもー」
「「「「「わああああああああ!!!!」」」」」
「自己紹介お願いしますですます!」
ゲスト「僕たちは、【消しカスの片恋】です!」
「メジャーデビューを先月果たされたバンドです!」
消しカスの片恋「いや、メジャーデビューはまだ……」
「すみません! では、デビューシングルを100億枚売り上げたという?」
消しカスの片恋「いや、まだ10万枚ですね……」
「すみません。えっと…?」
消しカスの片恋「消しカスの片恋ボーカルの【SOTA】です!」
「他の方は?」
SOTA「名前考えてないから許して」
ギターベースキーボード担当「ギターベースキーボード担当の【MUKAI】です!」
照明「照明の【RARARA】です!」
マイク「マイクの【マイク】です!」
「と、いうことで今日は消しカスの片恋の4人に来ていただきました拍手」
「「「「「拍手」」」」」
「では早速ですが曲、お願いします!」
SOTA「では聴いてください、『君は僕のコレになるはずだった』」
ドラムが鳴り、ベースが鳴りギターが鳴り。
SOTAが歌い出す。
♪
君は僕のコレになるはずだった
そうなるはずだった
それ以外の選択肢なんてなかった
ただ そうなる未来だけがそこにあった
昼休み 教室で弁当を食べた
卵焼き 君は僕に一切れくれた
その時君は笑顔だった
僕だけの笑顔だった
その笑顔が嘘なのだとしたら
僕はこれから何を信じて
生きていけばいいのだろう
僕はどうしたらいいんだろう
君は僕のコレになるはずだった
そうなるはずだった
それ以外の選択肢なんてなかった
ただ そうなる未来だけがそこにあった
この世に神様がいるとして
その神様が全知全能だとして
願いを全部叶えてくれるとして
僕は何を願ったらいいんだろう
もう僕は神様にしか頼れない
神様に頼る以外の方法はない
僕の願いを叶えるためには
僕は僕の何を差し出せばいいんだろう
君は誰かのコレになってしまった
そうなってしまった
それを止める方法は僕になかった
ただ そうなった現在だけがここにある
君はなぜ
誰かのコレになってしまったんだ?
君はなぜ
誰かを選んだんだ? 僕じゃなく
君はなぜ
(作詞作曲・SOTA)
曲が終わる。
パラ、と小さな拍手。
パラパラパラ、少しずつ広がり。
パチパチパチパチ、全員の拍手。
SOTA「ありがとう、消しカスの片恋でした」
拍手は鳴り止まない。
校長「せんせぇ! 我々ぇ! 校長一同はぁ! フェアプレー精神にのっとりぃ! せいせいどーどぉ! 戦うことをぉ! 誓いまぁす! 平成ぃ! はそろそろ終わるらしいぃ! 校長代表ぉ! 校長ぉ!」
右鎖骨ちゃん「まずは体育館ですね~。あ、第百八競技の集団玉拾いは続けて」
体育館。熱気がわっきでおっきおっき。興奮。
僕「さあやってまいりました文化祭、体育館ステージのなんかそういうやつ!」
右鎖骨ちゃん「ええ、待ちに待った文化祭、体育館での陸上水泳部の招待試合です!」
「全クラスの出し物が終わり、ゲストの登場です! どうぞ!」
ゲスト「どーもー」
「「「「「わああああああああ!!!!」」」」」
「自己紹介お願いしますですます!」
ゲスト「僕たちは、【消しカスの片恋】です!」
「メジャーデビューを先月果たされたバンドです!」
消しカスの片恋「いや、メジャーデビューはまだ……」
「すみません! では、デビューシングルを100億枚売り上げたという?」
消しカスの片恋「いや、まだ10万枚ですね……」
「すみません。えっと…?」
消しカスの片恋「消しカスの片恋ボーカルの【SOTA】です!」
「他の方は?」
SOTA「名前考えてないから許して」
ギターベースキーボード担当「ギターベースキーボード担当の【MUKAI】です!」
照明「照明の【RARARA】です!」
マイク「マイクの【マイク】です!」
「と、いうことで今日は消しカスの片恋の4人に来ていただきました拍手」
「「「「「拍手」」」」」
「では早速ですが曲、お願いします!」
SOTA「では聴いてください、『君は僕のコレになるはずだった』」
ドラムが鳴り、ベースが鳴りギターが鳴り。
SOTAが歌い出す。
♪
君は僕のコレになるはずだった
そうなるはずだった
それ以外の選択肢なんてなかった
ただ そうなる未来だけがそこにあった
昼休み 教室で弁当を食べた
卵焼き 君は僕に一切れくれた
その時君は笑顔だった
僕だけの笑顔だった
その笑顔が嘘なのだとしたら
僕はこれから何を信じて
生きていけばいいのだろう
僕はどうしたらいいんだろう
君は僕のコレになるはずだった
そうなるはずだった
それ以外の選択肢なんてなかった
ただ そうなる未来だけがそこにあった
この世に神様がいるとして
その神様が全知全能だとして
願いを全部叶えてくれるとして
僕は何を願ったらいいんだろう
もう僕は神様にしか頼れない
神様に頼る以外の方法はない
僕の願いを叶えるためには
僕は僕の何を差し出せばいいんだろう
君は誰かのコレになってしまった
そうなってしまった
それを止める方法は僕になかった
ただ そうなった現在だけがここにある
君はなぜ
誰かのコレになってしまったんだ?
君はなぜ
誰かを選んだんだ? 僕じゃなく
君はなぜ
(作詞作曲・SOTA)
曲が終わる。
パラ、と小さな拍手。
パラパラパラ、少しずつ広がり。
パチパチパチパチ、全員の拍手。
SOTA「ありがとう、消しカスの片恋でした」
拍手は鳴り止まない。
0
あなたにおすすめの小説
どうしてそこにトリックアートを設置したんですか?
鞠目
ホラー
N県の某ショッピングモールには、エントランスホールやエレベーター付近など、色んなところにトリックアートが設置されている。
先日、そのトリックアートについて設置場所がおかしいものがあると聞いた私は、わかる範囲で調べてみることにした。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
視える僕らのシェアハウス
橘しづき
ホラー
安藤花音は、ごく普通のOLだった。だが25歳の誕生日を境に、急におかしなものが見え始める。
電車に飛び込んでバラバラになる男性、やせ細った子供の姿、どれもこの世のものではない者たち。家の中にまで入ってくるそれらに、花音は仕事にも行けず追い詰められていた。
ある日、駅のホームで電車を待っていると、霊に引き込まれそうになってしまう。そこを、見知らぬ男性が間一髪で救ってくれる。彼は花音の話を聞いて名刺を一枚手渡す。
『月乃庭 管理人 竜崎奏多』
不思議なルームシェアが、始まる。
それなりに怖い話。
只野誠
ホラー
これは創作です。
実際に起きた出来事はございません。創作です。事実ではございません。創作です創作です創作です。
本当に、実際に起きた話ではございません。
なので、安心して読むことができます。
オムニバス形式なので、どの章から読んでも問題ありません。
不定期に章を追加していきます。
2025/12/12:『つえ』の章を追加。2025/12/19の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/11:『にく』の章を追加。2025/12/18の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/10:『うでどけい』の章を追加。2025/12/17の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/9:『ひかるかお』の章を追加。2025/12/16の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/8:『そうちょう』の章を追加。2025/12/15の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/7:『どろのあしあと』の章を追加。2025/12/14の朝8時頃より公開開始予定。
2025/12/6:『とんねるあんこう』の章を追加。2025/12/13の朝8時頃より公開開始予定。
※こちらの作品は、小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで同時に掲載しています。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
離婚する両親のどちらと暮らすか……娘が選んだのは夫の方だった。
しゃーりん
恋愛
夫の愛人に子供ができた。夫は私と離婚して愛人と再婚したいという。
私たち夫婦には娘が1人。
愛人との再婚に娘は邪魔になるかもしれないと思い、自分と一緒に連れ出すつもりだった。
だけど娘が選んだのは夫の方だった。
失意のまま実家に戻り、再婚した私が数年後に耳にしたのは、娘が冷遇されているのではないかという話。
事実ならば娘を引き取りたいと思い、元夫の家を訪れた。
再び娘が選ぶのは父か母か?というお話です。
【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】
絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。
下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。
※全話オリジナル作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる