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4.格子窓の月 ★
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目が覚めたのは夜だった。
硬くて冷たい床に、淡い光が差し込んでいるのが見えた。目で辿ると、小窓に細い月が浮かんでいた。窓には格子がつき、俺の背丈以上の高さにある。
「……っ」
意識が覚醒するにつれ、身体のあちこちが痛んだ。手首と足首にロープがきつく巻かれ、自由に動けない。
寝かされていたのは埃っぽい石の床だった。他にはわずかに木箱や布袋が置かれている。
なんとか踠いて床に座り込む。
「どこだここ……」
呟くと喉が痛み、声が掠れた。窓からわずかに覗く夜空以外、場所を示す手がかりはない。
あれから何時間経っただろう。戻らない俺の事を、他の仲間は心配しているだろうか。
「なんとか……こっから出ないと」
部屋を見回すと背後に1つだけドアがあった。力を振り絞りドアににじり寄る。人の気配はない。両手を伸ばし、ドアノブに手をかける。
「おや、どこに行くのかな?」
「……っ!?」
誰もいないと思っていた部屋の隅から突然声がし、飛び上がりそうになった。
振り返って見れば、樽の上に座り、こちらを見下ろす魔術師がいた。
「無視とはひどいじゃないか。介抱してやったのにさ」
樽の上から音もなく飛び降りると、こちらへと歩を進める。
後ろ手にドアのノブを回したけれど、ビクともしない。
「君の力じゃ開かないよ。細工してあるからね」
ドアを背にして立つ。手を伸ばせば届く距離まで魔術師がやってきた。逃げる場所はない。
手首のロープを掲げる。
「介抱? これが?」
「仕方がないだろ? また剣を振り回されても面倒だからね。でも」
いつの間にか息がかかるほど近い。
「君の態度によっちゃ、外してやってもいいけど」
フードをかぶった顔が、耳元で囁く。
「君さぁ、人じゃないんだろ?」
「……っ!?」
「おや、当たりだ」
これまで1度だって、直接気づかれた事は無かった。この男はハッキリと気づいている。
背筋が寒くなる。
「わかりやすいね、君は。魔術師には向いてないな」
クツクツと目の前で笑うローブの男。相手が悪すぎる。
「何が、望みだ……?」
「試してみたいんだよねぇ」
細い指で、ふいに顎を掴まれる。ゾワリと鳥肌が立った。
まさか……コイツもか。仲間の魔術師の言葉が脳裏を掠める。
「君の魔力、全部欲しいなぁ」
それは俺にとっての死を意味する。
何よりマズイのは、この男はそれを解った上で言っている。
今すぐ逃げないと。でも……。
思考する間もなく唇を塞がれた。
そして、力を吸い取る感覚に息もできなくなった。ネットリと絡みつかれても、ただ耐える事しかできない。
「ふ……ん……っ」
ようやく解放されて全身で喘ぐ。
「……ッ………は…ッ」
冷や汗を背中が伝う。全身がひどく重い。
ドアを背にズリ落ちかけ、男の腕が俺の腰を掴んで引き戻す。背筋が凍る。
「ごめんごめん、ちょっと欲張りすぎたかなぁ」
「嫌だ……離せ……」
「みすみす捕まえた餌を逃すはずないだろぉ?」
言いながら男は、手首のロープを解く。自由になった手で、男を引き離そうと力をこめるがビクともしない。
「そうだなぁ……オレを楽しませてくれるなら、9割で止めてあげてもいいけど?」
楽しそうな男の声に全力で首を横に振る。
「消えちゃっていいの? 残念だなぁ」
言って俺の上着をたくし上げ、舌を這わせる。毎夜悩ませた熱が、意に反して上がってくる。
「やめ……っ……ぁ……!」
突起を口に含まれて、ザラザラした舌で撫で回される。身体が跳ねる。
「やめろって言うけどさぁ……」
そのまま指先で胸を弄りながら、魔術師が耳元で囁く。
「君、やけに反応いいよね?」
「ち、が……っ……ッ!」
突起を捻り上げられて、思わず声が出る。熱はどんどん増していく。
「ほら、こんな風にされて気持ちいいんだろ。素直に言えばもっと……」
「……よくなん……っっん!」
執拗に攻め立てられて、ザラリと耳を舐める感触がする。さらに熱が増し、頭が朦朧としてくる。
「向こう見ずに悪漢に飛び込んでくるんだもんなぁ……感覚には素直なんだねぇ」
「……っふ……手を……離せ……ッ」
指先から逃れようと腕を掴むけれど、何の阻害にもならず、むしろ動きが激しくなるばかりで。
さっきから、男の吐息が触れるたびにゾクゾクする。身体中が熱い。
「離せって?」
全くトーンの変わらない魔術師の声。執拗に撫で回していた手を離し、指1本を肌に滑らせていく。
「……っ……あ……はぁッ……」
たったそれだけの刺激で身体が震える。
「そこは、もっとして下さい……だろ?」
乱暴に下半身に滑り込んだ男の手が俺のモノを掴み、同時に激しくキスをされる。フードが落ちるが、暗くて表情はわからない。
クチャクチャいう音と繰り返される刺激とで、頭が真っ白になる。
初めての刺激に堪えきれずに達すると、ようやく唇は解放される。
「どう見たって君が楽しんでるよなぁ? 気持ちいいの?」
「楽しんで……なんか……あッ」
「言う割に溢れてくるんだけど。ほら、こんなに」
「……っあ……ふ……ッ」
逃れたいのに、男の指先が、吸い付いて撫で回す。
「魔生物がこんなに繊細に出来てるなんて知らなかったなぁ。これも魔力なんだろ? 勿体ない」
「ぅ……んん……ッ、……ッ」
男の言葉に、ただ喘ぐしかない。
不意に、背にしたドアの向こうで人の声を聞いた。
遠くてよく聞き取れない。
熱に浮かされた頭で、必死にそれを追う。
あれは仲間の声だ……。
「迎えか? ずいぶんと早いなぁ。思った以上に手練なの?」
気がつけば足の枷もズボンもなく、片足を持ち上げられる。同時に下半身に異物が侵入してくる感覚。
「……ッ!」
痛みと熱、電気みたいな衝撃が身体を貫く。
俺の身体をドアに押し付けながら、相変わらず楽しそうに男が囁く。
「ほら、助けを、呼んでみろよ」
「……っぁ……ぅ……」
呼べるわけがない。こんな声を、姿を晒すくらいなら……。
繰り返される痛みに悲鳴が出そうになる。思わず手に力が入り、男の首にしがみつく。
「っ……! ん……っ! ……うん……っ!」
ねじ込まれる痛みと、頭の奥がジンと痺れる感覚が強くなる。ツンとする匂いと、汗の匂い。目を開けばすぐ側にに男の目がある。
月みたいな、青い瞳。
「奥まで入ったろ……すっげキツい……」
噛みつくようなキスをされる。身体が溶けそうに熱い。ドアの向こうで足音が通り過ぎていく。
「ん……はぁっ……クチュ……ん……」
繋がったままのソレと、キスの刺激が、熱と溶け合う。
不意に、魔術師の指先が、俺のモノをなぞる、
「……ん……う……ッ」
「お前、本当に……」
指先がかたくなったソレを撫で回す。
「いいカラダしてんなぁ……」
「……ぅあ……ッ」
全身が震える。
さらに足を抱えられ、重力で男のモノがより内部に侵入してくる。貫く刺激が走る。
男は俺の身体をドアへと押し付けて中を乱暴に掻き回す。ドアが軋む音と、グチュグチャと卑猥な音が部屋に響く。
「……ッああ……ッ!!」
押し寄せてくる刺激に耐えかねて達し、白濁の液を撒き散らす。だけど男は構わず攻め立てる。
「も……ッ……ああ……ほんとに……やめ……ッ……ぅうん……ッ」
男は、俺の身体に猛るモノを捻じ込みながら、頬を両の手で包む。
「オレにも、イカせろよ……」
低く囁くと、身体を沈め、ねっとりと深いキスをされる。キツく抱きしめられ、奥を叩くように乱されて、気が遠のく。
刹那、お腹の中で脈打ち震える刺激。ドクドクと流れていく感触。
「……っ……あ……」
唇が離れ、唾液が糸をひく。抱えた足を乱暴に解放され、バランスを崩す。フラフラする身体を、男の腕が支える。
ゆっくりと刺さっていたソレが引き抜かれる。
「……ぅ……っ……あ……」
ビクンッと身体が跳ねる。熱の名残と、トロリとしたものが肌を伝う。
男が、俺の乱れた髪を払い除け、顎へ手を掛ける。
「バイバイ」
身体はその先の感触と刺激を待っている。
唇が触れる。吸い取られる感覚。
もう、苦しさすらも鈍くなってる。
これで、本当に終わりなのかもしれない。
身動きもできないまま、ぼんやりと思った。
硬くて冷たい床に、淡い光が差し込んでいるのが見えた。目で辿ると、小窓に細い月が浮かんでいた。窓には格子がつき、俺の背丈以上の高さにある。
「……っ」
意識が覚醒するにつれ、身体のあちこちが痛んだ。手首と足首にロープがきつく巻かれ、自由に動けない。
寝かされていたのは埃っぽい石の床だった。他にはわずかに木箱や布袋が置かれている。
なんとか踠いて床に座り込む。
「どこだここ……」
呟くと喉が痛み、声が掠れた。窓からわずかに覗く夜空以外、場所を示す手がかりはない。
あれから何時間経っただろう。戻らない俺の事を、他の仲間は心配しているだろうか。
「なんとか……こっから出ないと」
部屋を見回すと背後に1つだけドアがあった。力を振り絞りドアににじり寄る。人の気配はない。両手を伸ばし、ドアノブに手をかける。
「おや、どこに行くのかな?」
「……っ!?」
誰もいないと思っていた部屋の隅から突然声がし、飛び上がりそうになった。
振り返って見れば、樽の上に座り、こちらを見下ろす魔術師がいた。
「無視とはひどいじゃないか。介抱してやったのにさ」
樽の上から音もなく飛び降りると、こちらへと歩を進める。
後ろ手にドアのノブを回したけれど、ビクともしない。
「君の力じゃ開かないよ。細工してあるからね」
ドアを背にして立つ。手を伸ばせば届く距離まで魔術師がやってきた。逃げる場所はない。
手首のロープを掲げる。
「介抱? これが?」
「仕方がないだろ? また剣を振り回されても面倒だからね。でも」
いつの間にか息がかかるほど近い。
「君の態度によっちゃ、外してやってもいいけど」
フードをかぶった顔が、耳元で囁く。
「君さぁ、人じゃないんだろ?」
「……っ!?」
「おや、当たりだ」
これまで1度だって、直接気づかれた事は無かった。この男はハッキリと気づいている。
背筋が寒くなる。
「わかりやすいね、君は。魔術師には向いてないな」
クツクツと目の前で笑うローブの男。相手が悪すぎる。
「何が、望みだ……?」
「試してみたいんだよねぇ」
細い指で、ふいに顎を掴まれる。ゾワリと鳥肌が立った。
まさか……コイツもか。仲間の魔術師の言葉が脳裏を掠める。
「君の魔力、全部欲しいなぁ」
それは俺にとっての死を意味する。
何よりマズイのは、この男はそれを解った上で言っている。
今すぐ逃げないと。でも……。
思考する間もなく唇を塞がれた。
そして、力を吸い取る感覚に息もできなくなった。ネットリと絡みつかれても、ただ耐える事しかできない。
「ふ……ん……っ」
ようやく解放されて全身で喘ぐ。
「……ッ………は…ッ」
冷や汗を背中が伝う。全身がひどく重い。
ドアを背にズリ落ちかけ、男の腕が俺の腰を掴んで引き戻す。背筋が凍る。
「ごめんごめん、ちょっと欲張りすぎたかなぁ」
「嫌だ……離せ……」
「みすみす捕まえた餌を逃すはずないだろぉ?」
言いながら男は、手首のロープを解く。自由になった手で、男を引き離そうと力をこめるがビクともしない。
「そうだなぁ……オレを楽しませてくれるなら、9割で止めてあげてもいいけど?」
楽しそうな男の声に全力で首を横に振る。
「消えちゃっていいの? 残念だなぁ」
言って俺の上着をたくし上げ、舌を這わせる。毎夜悩ませた熱が、意に反して上がってくる。
「やめ……っ……ぁ……!」
突起を口に含まれて、ザラザラした舌で撫で回される。身体が跳ねる。
「やめろって言うけどさぁ……」
そのまま指先で胸を弄りながら、魔術師が耳元で囁く。
「君、やけに反応いいよね?」
「ち、が……っ……ッ!」
突起を捻り上げられて、思わず声が出る。熱はどんどん増していく。
「ほら、こんな風にされて気持ちいいんだろ。素直に言えばもっと……」
「……よくなん……っっん!」
執拗に攻め立てられて、ザラリと耳を舐める感触がする。さらに熱が増し、頭が朦朧としてくる。
「向こう見ずに悪漢に飛び込んでくるんだもんなぁ……感覚には素直なんだねぇ」
「……っふ……手を……離せ……ッ」
指先から逃れようと腕を掴むけれど、何の阻害にもならず、むしろ動きが激しくなるばかりで。
さっきから、男の吐息が触れるたびにゾクゾクする。身体中が熱い。
「離せって?」
全くトーンの変わらない魔術師の声。執拗に撫で回していた手を離し、指1本を肌に滑らせていく。
「……っ……あ……はぁッ……」
たったそれだけの刺激で身体が震える。
「そこは、もっとして下さい……だろ?」
乱暴に下半身に滑り込んだ男の手が俺のモノを掴み、同時に激しくキスをされる。フードが落ちるが、暗くて表情はわからない。
クチャクチャいう音と繰り返される刺激とで、頭が真っ白になる。
初めての刺激に堪えきれずに達すると、ようやく唇は解放される。
「どう見たって君が楽しんでるよなぁ? 気持ちいいの?」
「楽しんで……なんか……あッ」
「言う割に溢れてくるんだけど。ほら、こんなに」
「……っあ……ふ……ッ」
逃れたいのに、男の指先が、吸い付いて撫で回す。
「魔生物がこんなに繊細に出来てるなんて知らなかったなぁ。これも魔力なんだろ? 勿体ない」
「ぅ……んん……ッ、……ッ」
男の言葉に、ただ喘ぐしかない。
不意に、背にしたドアの向こうで人の声を聞いた。
遠くてよく聞き取れない。
熱に浮かされた頭で、必死にそれを追う。
あれは仲間の声だ……。
「迎えか? ずいぶんと早いなぁ。思った以上に手練なの?」
気がつけば足の枷もズボンもなく、片足を持ち上げられる。同時に下半身に異物が侵入してくる感覚。
「……ッ!」
痛みと熱、電気みたいな衝撃が身体を貫く。
俺の身体をドアに押し付けながら、相変わらず楽しそうに男が囁く。
「ほら、助けを、呼んでみろよ」
「……っぁ……ぅ……」
呼べるわけがない。こんな声を、姿を晒すくらいなら……。
繰り返される痛みに悲鳴が出そうになる。思わず手に力が入り、男の首にしがみつく。
「っ……! ん……っ! ……うん……っ!」
ねじ込まれる痛みと、頭の奥がジンと痺れる感覚が強くなる。ツンとする匂いと、汗の匂い。目を開けばすぐ側にに男の目がある。
月みたいな、青い瞳。
「奥まで入ったろ……すっげキツい……」
噛みつくようなキスをされる。身体が溶けそうに熱い。ドアの向こうで足音が通り過ぎていく。
「ん……はぁっ……クチュ……ん……」
繋がったままのソレと、キスの刺激が、熱と溶け合う。
不意に、魔術師の指先が、俺のモノをなぞる、
「……ん……う……ッ」
「お前、本当に……」
指先がかたくなったソレを撫で回す。
「いいカラダしてんなぁ……」
「……ぅあ……ッ」
全身が震える。
さらに足を抱えられ、重力で男のモノがより内部に侵入してくる。貫く刺激が走る。
男は俺の身体をドアへと押し付けて中を乱暴に掻き回す。ドアが軋む音と、グチュグチャと卑猥な音が部屋に響く。
「……ッああ……ッ!!」
押し寄せてくる刺激に耐えかねて達し、白濁の液を撒き散らす。だけど男は構わず攻め立てる。
「も……ッ……ああ……ほんとに……やめ……ッ……ぅうん……ッ」
男は、俺の身体に猛るモノを捻じ込みながら、頬を両の手で包む。
「オレにも、イカせろよ……」
低く囁くと、身体を沈め、ねっとりと深いキスをされる。キツく抱きしめられ、奥を叩くように乱されて、気が遠のく。
刹那、お腹の中で脈打ち震える刺激。ドクドクと流れていく感触。
「……っ……あ……」
唇が離れ、唾液が糸をひく。抱えた足を乱暴に解放され、バランスを崩す。フラフラする身体を、男の腕が支える。
ゆっくりと刺さっていたソレが引き抜かれる。
「……ぅ……っ……あ……」
ビクンッと身体が跳ねる。熱の名残と、トロリとしたものが肌を伝う。
男が、俺の乱れた髪を払い除け、顎へ手を掛ける。
「バイバイ」
身体はその先の感触と刺激を待っている。
唇が触れる。吸い取られる感覚。
もう、苦しさすらも鈍くなってる。
これで、本当に終わりなのかもしれない。
身動きもできないまま、ぼんやりと思った。
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