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4話
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塵取りで集めているときに風が吹いて埃が飛んでいく。それを見て、ルージュはため息を吐いた。
前世の記憶があるため、便利な道具がないこの世界では掃除も少し大変だ。ない物を欲しいと願っても無理な話しのため、飛んでしまった埃を拾っては紙袋に入れていく。
窓を閉めれば飛んではいかないのだが、ずっと風が吹いているわけでもなかったため窓を閉めようという考えはなかった。
すべての掃除が終わると、外はすでに暗くなっていた。床の泥を水拭きをして取ろうと考えていたが、夕食が遅くなることから諦める。ログハウスにある、唯一の明かりになる燭台の上の蝋燭にもともと置いてあったマッチで火をつけた。
蝋燭の明かりで照らせる範囲は限られている。燭台を持って、一度床の泥を確認する。
朝に水拭きをするとしても、汚れが落ちるのかを確認する必要があった。しゃがんで人差し指で触れてみると、驚くことにその乾いた泥が手につくことはなかった。
それはすでに拭いたあとだったようで、泥がついてから拭くまでに時間がかかったことにより、泥が木にしみこんでしまったようだ。
ログハウス内は靴のままで歩くのだから、汚れが取れないのならと諦めることにした。どうせ外から戻ってくれば汚れてしまうのだから、これくらいの汚れは仕方がないだろう。
掃除も換気も終わり窓を全て閉めると、街で購入した食器類を取り出した。紙袋二つは食料だが、一つだけは違った。落としてしまっても割れることのない木材でできた食器類で、フォークなども木材だ。唯一包丁だけが木材ではない。
もともとログハウスにあった食器を使えばいいのだけれど、誰が使ったのか分からないものを使いたくはないだろう。全て二つずつ購入し、使わないものは薪が置かれている棚の上に置く。
置いてあった食器の数も少ないので、購入した食器を置くスペースは十分にあった。これから使う食器は台所に置いて、宝石箱を手に取る。
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