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第5話 純真無垢
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やがて陽は沈み、焚き火の周辺以外は闇に包まれる。
「救助、来ないね……」
「まだ発見されてないだけだろ、まず、ヘリが来るはず」
「飛行機も飛んでないし、ここどこなんだろう……」
「そうとう山奥なんだろうな、このまま発見されないんじゃいのか……」
「諦めるのはまだ早いだろ……」
と、時間とともに高校生たちの元気がなくなっていく。
「やっぱりさ、誰か助けを呼びに行ったほうが早いんじゃないのか?」
あの昼間に喧嘩をしていた山本とかいう男がそう提案する。
「どこにだ、山本、それに誰が行く、こんな右も左もわからないような森の中を誰が行くというんだ……」
それに対して、東園寺がうんざりした口調で答える。
「それだったら、俺らが行くよ、公彦さん」
「ああ、いいトレーニングになる」
と、坊主頭の二人組みが言う。
「おお、ホントにか、さすが野球部だぜ、気合が違う!」
「うん、有馬くんと清瀬くんなら大丈夫そう」
「私たちが行くより、二人に行ってもらったほうが安全だよね!」
みんなが歓声を上げる。
「そんなもの、俺と人見が5分で却下した案だ……、二人を行かせるとして、水や食料はどうする? 二、三食分だけ持たせて行かせるのか? そんなわけにはいかないだろ……、なら、全部持たせるか? そのあと俺たちはどうする? 飲まず食わずでじっとしているのか? 無理だろう、救助が何日後になるかわからんのに……、俺たちがやる事は、まず、生き残るための基盤作りだ、明日は、水、食料の目処をつける、話はそれからだ……」
と、東園寺が淡々を話す。
確かに昼間集めた食料、水は、おおよそ二、三日分の量しかなかった。
「い、いや、でもさ、目処がつかなかったら? このままだと全滅だよ、だったら、元気なうちに二人には走ってもらって、それで救助隊を呼んできてもらったほうが助かる確率は高いと思うんだ……」
「ギャンブルはしない、そういう方針だ。だいたい、命懸けで山道を走破してクラスメイトを救いましたってか? そんな美談はいらん」
「い、いや、でもさ……」
と、山本が食い下がる。
「山本、下を見てみろ」
銀縁メガネの男、人見が地面の草を指さし言う。
「草……? それが、どうした、人見……?」
山本だけじゃなく、俺たちも地面の草を見る。
「植生を見れば、ひと目でわかる、ここは日本じゃない。俺もここが日本だと確信できれば、二人に行ってもらう事にはやぶさかではない、日本ならどんな山奥でも50キロも行けばどこかの集落に辿り着くからな。だか、ここはそうじゃない、何百キロ行っても民家一つない可能性もある、あったとしても言葉も通じない、そんな状況下で二人を行かせるわけにはいかない」
植生ねぇ……。
俺は見慣れない、鈴のような形の小さな白い花びらを見る。
「ここ日本じゃないの?」
「じゃぁ、どこ? 外国……、私、パスポート持って来てないよ?」
「な、なんで、日本じゃないの……、いきなり、そんな……」
と、みんなが地面に生えている草を見ながら口々につぶやく。
にしても、ここが日本じゃないとかって、こいつ頭いかれてんのか? どうやって、奈良上空から、あんな短時間で海外に行くんだよ……。
あれだ、流行の外来種だ……。
「一つ、安心出来る材料があるとすれば……」
今度は空を指さす。
「それはここが地球で、そして北半球のどこかだという事は確実だ」
何を言っているんだ、こいつは……。
俺たちは空を見上げる……。
「うわ……、なにこの星空……」
「天の川って初めてみたかも……」
「なんか、宇宙にいるみたい……」
夜空に光が溢れる……。
それは星に手が届きそうな、どこまで深く、透きとおるような星空……。
宇宙に落ちていきそうだ……、立体的な深い宇宙、俺は無意識に両手を空にかざす。
「スピカ、デネボラ、アークトゥルス、こぐま座におおぐま座、かんむり座、それに金星まである、どれも普段見慣れたものばかりだ……」
光量が半端ない。
天の川の光で星座が消える……、おそらくそこにあるだろう、いて座やかんむり座が見えない……。
例えるなら、すべての星々がいつもより数十倍近づいたような、そんな印象だった。
「時刻と星の位置から推測すると、緯度、経度ともに元々居た場所と同じ、ここが日本だという事を指し示す、だが、ここは日本ではない、そこが不思議なところではあるが……」
と、補足する。
「日本じゃないよ、こんな星みたことない」
「うん、違う、身体が浮きそう……」
「じゃぁ、なんだろうな……」
空を見上げながら口々に感想を言い合う。
「そういう事だ、山本。しかし、おまえの案も選択肢の一つとして残しておく、いずれ決断する時が来るかもしれん、その時まで我慢しろ」
と、東園寺が声をかける。
「あ、ああ……」
山本は納得したのか上の空で返事をする。
「今日は俺と人見が寝ずの番をする。他は身体を休めて明日に備えてくれ」
と、しばらく星を眺めたあとに東園寺が焚き火に薪を放り込みながら言う。
「それじゃ、毛布や、その代わりになりそうな物をみんなに配りましょうか……」
と、徳永と綾原が立ち上がる。
それに呼応して他の女子たちも立ち上がり作業を開始する。
夏目もそっちに行ったので、俺も仕方なくそれを手伝う事にした。
とりあえず、毛布の山と衣服の山から適当にそれらを見繕って高校生たちに配っていく。
しかし、ここが日本じゃないかと、なんの冗談だよ……。
まぁ、俺が気を失っているあいだに、グライダーして遠くに飛んでいった可能性も捨て切れんが……。
「ありがとね」
「いえ、いえ、どうぞ」
俺は考え事をしながら作業を続ける。
仮にグライダーしたとして、どのあたりまで飛べる?
四国か? いや、空気の澄み具合から見てもっと人里離れた場所、なら種子島か?
そんな馬鹿な、さすがにそれは……。
「上着みたいなのはないかな? ちょっと寒くて……」
「探してみます、お待ちください……」
俺は衣服の山からジャンバーみたいなものを探す。
なんにしても、グライダーして飛んだのなら、救助は相当遅れるな……。
今頃、救助隊は必死に奈良の山奥を探しているだろうから……。
俺は澄み渡った空を見上げる。
ヘリや航空機は一切見えなく、山向こうの街明かりもない。
少なくてもここが奈良の山奥ではないという事の証明にはなるか……。
「それじゃ、ナビーはこっちね」
と、夏目が毛布を敷いてくれる。
「ありがとうございます、夏目さん……」
「そんなかしこまらなくても、翼でいいわよ、ナビー」
最長でも五日だと思っていたが、もっとかかるかもしれないな……。
それまで、この少女を演じ続けなければならないのか……。
とにかく、俺がハイジャック犯だとばれたらおしまいだ、散々拷問された挙句殺される……。
俺は思い出して身震いする。
そうだな、ちょっとキャラ付けするか……。
こんな子がハイジャック犯なわけがない、ってキャラがいい。
なら、純心無垢、天真爛漫、ウィットに富んだ明るい優しい女の子か? よし、それだな、それで行こう。
「どっこいしょういち」
俺はそう言いながら毛布の上に座る。
「お、おやじギャグ……?」
「な、ナビー?」
「お、おっさんみたいな事を言うのね、あなた……」
と、周りの女子たちが口々に言う。
やばい、いきなりばれたかも、なんでだ……。
「しょ、小学生なんだよね?」
と、近くの子が聞いてくる。
「あ、ああ、あ、あたりまえだのクラッカー……」
俺は激しく動揺しながらも、それでもウィットに富んだ明るい少女を演じ続ける。
「な、なにこれ、おっさんなの、あなたおっさんなの!? ドロンするの、今度はドロンするのね!?」
「え、いや、違うでしょ、病気よ、頭打ったのよ!!」
「つ、墜落の時に!? どど、どうしよう!?」
大騒ぎになる……。
「もう……、そんなわけないでしょ……、気を遣っているのよ、その子なりに……、みんなが暗い顔しているからね、みんなももう大人なんだから、しっかりしないと駄目よ……」
と、綾原が毛布を被り直して言う。
「そ、そっか、ごめん……」
「そうだよね、私たちがちゃんとしないと、ナビーが不安になるよね……」
「うん、気付かなかった、ごめんなさい……」
みんなが口々に謝罪してくる。
「それじゃ、もう休もうね、ナビー」
と、夏目が毛布をかけてくれる。
「うん……」
こうして一日目が終わる……。
「救助、来ないね……」
「まだ発見されてないだけだろ、まず、ヘリが来るはず」
「飛行機も飛んでないし、ここどこなんだろう……」
「そうとう山奥なんだろうな、このまま発見されないんじゃいのか……」
「諦めるのはまだ早いだろ……」
と、時間とともに高校生たちの元気がなくなっていく。
「やっぱりさ、誰か助けを呼びに行ったほうが早いんじゃないのか?」
あの昼間に喧嘩をしていた山本とかいう男がそう提案する。
「どこにだ、山本、それに誰が行く、こんな右も左もわからないような森の中を誰が行くというんだ……」
それに対して、東園寺がうんざりした口調で答える。
「それだったら、俺らが行くよ、公彦さん」
「ああ、いいトレーニングになる」
と、坊主頭の二人組みが言う。
「おお、ホントにか、さすが野球部だぜ、気合が違う!」
「うん、有馬くんと清瀬くんなら大丈夫そう」
「私たちが行くより、二人に行ってもらったほうが安全だよね!」
みんなが歓声を上げる。
「そんなもの、俺と人見が5分で却下した案だ……、二人を行かせるとして、水や食料はどうする? 二、三食分だけ持たせて行かせるのか? そんなわけにはいかないだろ……、なら、全部持たせるか? そのあと俺たちはどうする? 飲まず食わずでじっとしているのか? 無理だろう、救助が何日後になるかわからんのに……、俺たちがやる事は、まず、生き残るための基盤作りだ、明日は、水、食料の目処をつける、話はそれからだ……」
と、東園寺が淡々を話す。
確かに昼間集めた食料、水は、おおよそ二、三日分の量しかなかった。
「い、いや、でもさ、目処がつかなかったら? このままだと全滅だよ、だったら、元気なうちに二人には走ってもらって、それで救助隊を呼んできてもらったほうが助かる確率は高いと思うんだ……」
「ギャンブルはしない、そういう方針だ。だいたい、命懸けで山道を走破してクラスメイトを救いましたってか? そんな美談はいらん」
「い、いや、でもさ……」
と、山本が食い下がる。
「山本、下を見てみろ」
銀縁メガネの男、人見が地面の草を指さし言う。
「草……? それが、どうした、人見……?」
山本だけじゃなく、俺たちも地面の草を見る。
「植生を見れば、ひと目でわかる、ここは日本じゃない。俺もここが日本だと確信できれば、二人に行ってもらう事にはやぶさかではない、日本ならどんな山奥でも50キロも行けばどこかの集落に辿り着くからな。だか、ここはそうじゃない、何百キロ行っても民家一つない可能性もある、あったとしても言葉も通じない、そんな状況下で二人を行かせるわけにはいかない」
植生ねぇ……。
俺は見慣れない、鈴のような形の小さな白い花びらを見る。
「ここ日本じゃないの?」
「じゃぁ、どこ? 外国……、私、パスポート持って来てないよ?」
「な、なんで、日本じゃないの……、いきなり、そんな……」
と、みんなが地面に生えている草を見ながら口々につぶやく。
にしても、ここが日本じゃないとかって、こいつ頭いかれてんのか? どうやって、奈良上空から、あんな短時間で海外に行くんだよ……。
あれだ、流行の外来種だ……。
「一つ、安心出来る材料があるとすれば……」
今度は空を指さす。
「それはここが地球で、そして北半球のどこかだという事は確実だ」
何を言っているんだ、こいつは……。
俺たちは空を見上げる……。
「うわ……、なにこの星空……」
「天の川って初めてみたかも……」
「なんか、宇宙にいるみたい……」
夜空に光が溢れる……。
それは星に手が届きそうな、どこまで深く、透きとおるような星空……。
宇宙に落ちていきそうだ……、立体的な深い宇宙、俺は無意識に両手を空にかざす。
「スピカ、デネボラ、アークトゥルス、こぐま座におおぐま座、かんむり座、それに金星まである、どれも普段見慣れたものばかりだ……」
光量が半端ない。
天の川の光で星座が消える……、おそらくそこにあるだろう、いて座やかんむり座が見えない……。
例えるなら、すべての星々がいつもより数十倍近づいたような、そんな印象だった。
「時刻と星の位置から推測すると、緯度、経度ともに元々居た場所と同じ、ここが日本だという事を指し示す、だが、ここは日本ではない、そこが不思議なところではあるが……」
と、補足する。
「日本じゃないよ、こんな星みたことない」
「うん、違う、身体が浮きそう……」
「じゃぁ、なんだろうな……」
空を見上げながら口々に感想を言い合う。
「そういう事だ、山本。しかし、おまえの案も選択肢の一つとして残しておく、いずれ決断する時が来るかもしれん、その時まで我慢しろ」
と、東園寺が声をかける。
「あ、ああ……」
山本は納得したのか上の空で返事をする。
「今日は俺と人見が寝ずの番をする。他は身体を休めて明日に備えてくれ」
と、しばらく星を眺めたあとに東園寺が焚き火に薪を放り込みながら言う。
「それじゃ、毛布や、その代わりになりそうな物をみんなに配りましょうか……」
と、徳永と綾原が立ち上がる。
それに呼応して他の女子たちも立ち上がり作業を開始する。
夏目もそっちに行ったので、俺も仕方なくそれを手伝う事にした。
とりあえず、毛布の山と衣服の山から適当にそれらを見繕って高校生たちに配っていく。
しかし、ここが日本じゃないかと、なんの冗談だよ……。
まぁ、俺が気を失っているあいだに、グライダーして遠くに飛んでいった可能性も捨て切れんが……。
「ありがとね」
「いえ、いえ、どうぞ」
俺は考え事をしながら作業を続ける。
仮にグライダーしたとして、どのあたりまで飛べる?
四国か? いや、空気の澄み具合から見てもっと人里離れた場所、なら種子島か?
そんな馬鹿な、さすがにそれは……。
「上着みたいなのはないかな? ちょっと寒くて……」
「探してみます、お待ちください……」
俺は衣服の山からジャンバーみたいなものを探す。
なんにしても、グライダーして飛んだのなら、救助は相当遅れるな……。
今頃、救助隊は必死に奈良の山奥を探しているだろうから……。
俺は澄み渡った空を見上げる。
ヘリや航空機は一切見えなく、山向こうの街明かりもない。
少なくてもここが奈良の山奥ではないという事の証明にはなるか……。
「それじゃ、ナビーはこっちね」
と、夏目が毛布を敷いてくれる。
「ありがとうございます、夏目さん……」
「そんなかしこまらなくても、翼でいいわよ、ナビー」
最長でも五日だと思っていたが、もっとかかるかもしれないな……。
それまで、この少女を演じ続けなければならないのか……。
とにかく、俺がハイジャック犯だとばれたらおしまいだ、散々拷問された挙句殺される……。
俺は思い出して身震いする。
そうだな、ちょっとキャラ付けするか……。
こんな子がハイジャック犯なわけがない、ってキャラがいい。
なら、純心無垢、天真爛漫、ウィットに富んだ明るい優しい女の子か? よし、それだな、それで行こう。
「どっこいしょういち」
俺はそう言いながら毛布の上に座る。
「お、おやじギャグ……?」
「な、ナビー?」
「お、おっさんみたいな事を言うのね、あなた……」
と、周りの女子たちが口々に言う。
やばい、いきなりばれたかも、なんでだ……。
「しょ、小学生なんだよね?」
と、近くの子が聞いてくる。
「あ、ああ、あ、あたりまえだのクラッカー……」
俺は激しく動揺しながらも、それでもウィットに富んだ明るい少女を演じ続ける。
「な、なにこれ、おっさんなの、あなたおっさんなの!? ドロンするの、今度はドロンするのね!?」
「え、いや、違うでしょ、病気よ、頭打ったのよ!!」
「つ、墜落の時に!? どど、どうしよう!?」
大騒ぎになる……。
「もう……、そんなわけないでしょ……、気を遣っているのよ、その子なりに……、みんなが暗い顔しているからね、みんなももう大人なんだから、しっかりしないと駄目よ……」
と、綾原が毛布を被り直して言う。
「そ、そっか、ごめん……」
「そうだよね、私たちがちゃんとしないと、ナビーが不安になるよね……」
「うん、気付かなかった、ごめんなさい……」
みんなが口々に謝罪してくる。
「それじゃ、もう休もうね、ナビー」
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