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第54話 久遠晴天
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あの騒動から三日が過ぎた。
「やっぱり、あの飛行船は破壊しておくべきだった……」
私はルビコン川で釣り糸を垂れながらつぶやく。
「うん? なんか言ったか、ナビー?」
隣で同じように釣りをしていた秋葉蒼が私の独り言に反応する。
「ううん、なんでもない」
エサだけ取られた釣り針を引き上げなら答える。
そして、またエサを付けて川の中に放り込む。
「ははは、ナビーは魚にエサやりしてるんだよな、優しいな、ナビーは」
と、魚を釣り上げながら秋葉が笑う。
うるさい、この釣り師め……。
苦々しく思いながら、彼の釣り上げた魚を横目で見る。
みろり色の綺麗なお魚……。
「くっそぉ……」
聞えないように小さくつぶやく。
そして、またキラキラ光る川面をじっと見つめる。
で、話を戻して、ヒンデンブルク広場の飛行船の話。
あれはすぐに破壊しておかなければならなかった。
そう、私は大事なことを失念していた。
みんなが日本に帰ったら、見つかり次第殺されるよ。
だって、私たちの旅客機は撃墜されたんだから。
自国の旅客機を撃墜したなんて国民に知れたら大変、必ず口封じをしてくるよ……。
私もそうだけど、みんなもまた日本には帰れないんだよね。
「困ったなぁ……」
魚が飛び跳ねて小さな波紋を川面につくる。
私はそれに合わせて、釣竿をちょんちょんとして魚を誘う。
ヒンデンブルク広場の飛行船の調査は始まっている……。
ほどなくして、私たちがなぜ、この世界に来てしまったのか判明する事だろう……。
そして、そこから逆算して帰る方法の模索に入ると……。
そこからはそう簡単には行かないだろうけど、みんなって結構優秀だからね、なんとかしてしまうかもしれない……。
そこで、日本に帰りましょう! って、なったら、私はどうすればいいんだろう?
私は帰らないにしても、そのままみんなを見送る?
帰ったら殺されるのに?
じゃぁ、止める?
なんて?
旅客機は撃墜されたんだから、帰ったら今度こそ殺されるよ、って?
そんな話し、誰も信じないよ……。
私はハイジャック犯の武地京哉でこうこう、こういう理由で殺されます、って、説得しない限り無理だよ……。
「死んでもいや」
「うん?」
「なんでもない、独り言」
そう、私がハイジャック犯だなんて死んでも言えない。
そういう理由からヒンデンブルク広場のあの飛行船は破壊しておかなければならかったのだ……。
「うーん……」
でも、もう遅い……。
あとは、私がハイジャック犯だとばれない範囲で妨害するしかないけど……。
あのロボ、シャペルは何かに使えないかな?
シャペルは今でも地下デッキのあの場所にいる。
ちゃんと、シャペルも通れるように瓦礫を撤去したにもかかわらず、彼はそこから出ようとしない……。
たぶん、あの小さなお花が心配なんだと思う……。
まっ、シャペルが寂しくないように、たまには遊びに行ってやるよ。
「とおりゃああ!」
と、タイミングを見計らって、思いっきり釣竿を引き上げる。
すると、みろり色の魚が水面から飛び出し、日の光を受けキラキラと反射しながら空高く舞い上がる。
そして、放物線を描いて私の頭を飛び越え背後の地面の上に落ちる。
「やったぁ!」
と、私は立ち上がり、大喜びで魚のもとへ走っていく。
「おお、今のは見事だった……」
秋葉が感心して言う。
「えへへ……」
ちょっと、照れ笑い。
そして、20センチくらいお魚を持ってバケツのところまで行く。
それにお魚を入れ、逃げないように木の板をフタ代わりにして、さらにその上に手頃な石を置く。
「よし! つぎつぎ!」
そして、また釣り針にエサを付けて川の中に放り込む。
ちなみに、どうして私たちが釣りをしているかと言うと、それは、もちろん、現地の人たちから買う食べ物はどれも生臭くておいしくないからだ。
やっぱり新鮮なのが一番だよね。
彼らから買う食べ物は基本的に加工品だけ、パンとかベーコンとかチーズとか、あと塩とかコショウとか。
それ以外の肉、魚、野菜の調達はこれまで通り、私たち狩猟班の仕事となっていた。
「ノルマはあと10匹くらいか……、もう少しだ、頑張ろうぜ、ナビー」
「うん、蒼……」
と、私と秋葉は釣りに集中する。
何しろ、私たち狩猟班は今人手が足らない。
秋葉もこれが終わったら、別の作業が待っている……。
午前中に釣りを終わらせなければならい。
で、人手が足らない理由は、もちろん、あれ……。
「そっと、運べ!」
「それじゃ、佐野頼む」
「うい」
私は視線を左、川上のほうに向ける。
「石灰岩は足りてるか?」
「こっちの足場はもう使わないよな?」
「切石の搬入が遅れているぞ、なにやってんだ」
見えるのは作りかけの橋、アーチ状の石橋だ。
急ピッチで石橋の建造が進められており、男子たちのほとんどがその作業にかり出されていた。
名前は、そう、ブリッジ・オブ・エンパイアだ。
全長は30メートルくらい。
今は両岸部分が終わって、真ん中部分の作業に入っている。
組木で覆われてよく見えないけど、だいたい作業は大詰めって感じだ。
まぁ、思ったよりは早いけど、こっちの仕事も大変だから早く終わらせてほしい……。
でも、石橋の建造が終わったら今度はあっちの作業が待ってるんだよね。
と、溜息をつきつつルビコン川の対岸に目をやる。
石橋から伸びる道の先……。
そこには、そこそこ大きな広場が作られていた。
石橋建造用の木材調達のために伐採された場所だけど、次はそこに市場、交易所を作る予定になっていた。
その広場ではすでに現地の人たちが訪れて交易をはじめている。
ゴザを敷いて品物を並べているのが見える。
その前に綾原とか南条といった参謀班の面々と通訳のエシュリンが立っており、なにやら交渉事をしているのが遠目でもわかった。
おそらく、あれ、紙幣が出来たから、その説明をしているものと思われる。
見せてもらったけど、出来はいい。
私の横顔とか楽しそうに草原を駆け回る私とかが上手に描かれていた。
「よし! こんなものかな、ありがとな、ナビー!」
と、考え事をしているあいだに釣りのノルマは終わったみたい。
「うん、お疲れ様、蒼」
私も立ち上がり、おしりに付いた砂やほこりを手で払う。
次はみんなのお昼の準備をしなきゃ……。
忙しい……。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「ナビーフィユリナ、おまえもだそうだ」
と、昼食を終えて次の作業に入ろうとしたら東園寺公彦に呼び止められた。
「はい?」
「第一発見者のナビーにも来て欲しいって、人見くんが」
東園寺のうしろにいた福井真美がそう補足する。
「彰吾がぁ?」
首を傾げる。
「うん、飛行船の件で大事な話をあるんだって」
さらに、その隣にいた徳永美衣子がそう説明する。
飛行船……。
それを聞いて顔をしかめてしまう。
「それじゃ、いこっか、ナビー」
と、和泉春月が先頭をきって歩きだす。
「いくぞ」
「うん、いこ」
「ヒンデンブルク広場に向かいましょう」
東園寺や福井、徳永がそのあとに続く。
よく見ると、みんな班長だね。
人見彰吾が各班の班長にだけ話があるって……。
考えられるのはひとつしかないよね……。
帰る方法がわかったってこと。
「ナビーフィユリナ、早くしろ」
「あ、うん……」
憂鬱な気持ちで彼らのあとを小走りで追う。
「はぁ……」
どうやって妨害してやろう。
いや、私の考えが正しければ、私の協力なくして元の世界には帰れないはず。
正確にはハイジャック犯の武地京哉の協力が必要、つまり、私が秘密を守り通す事がみんなの命を守る事に繋がる……。
なぁんだ、いつも通りでいいんじゃん!
ちょっと、気が楽になった。
私はナビーフィユリナ・ファラウェイ、ハイジャック犯の武地京哉じゃない、そうだ、そうだ、知らんぷりしてよっと。
そして、私たち5人は人見彰吾が待つ飛行船のデッキの入り口に到着する。
「やっぱり、あの飛行船は破壊しておくべきだった……」
私はルビコン川で釣り糸を垂れながらつぶやく。
「うん? なんか言ったか、ナビー?」
隣で同じように釣りをしていた秋葉蒼が私の独り言に反応する。
「ううん、なんでもない」
エサだけ取られた釣り針を引き上げなら答える。
そして、またエサを付けて川の中に放り込む。
「ははは、ナビーは魚にエサやりしてるんだよな、優しいな、ナビーは」
と、魚を釣り上げながら秋葉が笑う。
うるさい、この釣り師め……。
苦々しく思いながら、彼の釣り上げた魚を横目で見る。
みろり色の綺麗なお魚……。
「くっそぉ……」
聞えないように小さくつぶやく。
そして、またキラキラ光る川面をじっと見つめる。
で、話を戻して、ヒンデンブルク広場の飛行船の話。
あれはすぐに破壊しておかなければならなかった。
そう、私は大事なことを失念していた。
みんなが日本に帰ったら、見つかり次第殺されるよ。
だって、私たちの旅客機は撃墜されたんだから。
自国の旅客機を撃墜したなんて国民に知れたら大変、必ず口封じをしてくるよ……。
私もそうだけど、みんなもまた日本には帰れないんだよね。
「困ったなぁ……」
魚が飛び跳ねて小さな波紋を川面につくる。
私はそれに合わせて、釣竿をちょんちょんとして魚を誘う。
ヒンデンブルク広場の飛行船の調査は始まっている……。
ほどなくして、私たちがなぜ、この世界に来てしまったのか判明する事だろう……。
そして、そこから逆算して帰る方法の模索に入ると……。
そこからはそう簡単には行かないだろうけど、みんなって結構優秀だからね、なんとかしてしまうかもしれない……。
そこで、日本に帰りましょう! って、なったら、私はどうすればいいんだろう?
私は帰らないにしても、そのままみんなを見送る?
帰ったら殺されるのに?
じゃぁ、止める?
なんて?
旅客機は撃墜されたんだから、帰ったら今度こそ殺されるよ、って?
そんな話し、誰も信じないよ……。
私はハイジャック犯の武地京哉でこうこう、こういう理由で殺されます、って、説得しない限り無理だよ……。
「死んでもいや」
「うん?」
「なんでもない、独り言」
そう、私がハイジャック犯だなんて死んでも言えない。
そういう理由からヒンデンブルク広場のあの飛行船は破壊しておかなければならかったのだ……。
「うーん……」
でも、もう遅い……。
あとは、私がハイジャック犯だとばれない範囲で妨害するしかないけど……。
あのロボ、シャペルは何かに使えないかな?
シャペルは今でも地下デッキのあの場所にいる。
ちゃんと、シャペルも通れるように瓦礫を撤去したにもかかわらず、彼はそこから出ようとしない……。
たぶん、あの小さなお花が心配なんだと思う……。
まっ、シャペルが寂しくないように、たまには遊びに行ってやるよ。
「とおりゃああ!」
と、タイミングを見計らって、思いっきり釣竿を引き上げる。
すると、みろり色の魚が水面から飛び出し、日の光を受けキラキラと反射しながら空高く舞い上がる。
そして、放物線を描いて私の頭を飛び越え背後の地面の上に落ちる。
「やったぁ!」
と、私は立ち上がり、大喜びで魚のもとへ走っていく。
「おお、今のは見事だった……」
秋葉が感心して言う。
「えへへ……」
ちょっと、照れ笑い。
そして、20センチくらいお魚を持ってバケツのところまで行く。
それにお魚を入れ、逃げないように木の板をフタ代わりにして、さらにその上に手頃な石を置く。
「よし! つぎつぎ!」
そして、また釣り針にエサを付けて川の中に放り込む。
ちなみに、どうして私たちが釣りをしているかと言うと、それは、もちろん、現地の人たちから買う食べ物はどれも生臭くておいしくないからだ。
やっぱり新鮮なのが一番だよね。
彼らから買う食べ物は基本的に加工品だけ、パンとかベーコンとかチーズとか、あと塩とかコショウとか。
それ以外の肉、魚、野菜の調達はこれまで通り、私たち狩猟班の仕事となっていた。
「ノルマはあと10匹くらいか……、もう少しだ、頑張ろうぜ、ナビー」
「うん、蒼……」
と、私と秋葉は釣りに集中する。
何しろ、私たち狩猟班は今人手が足らない。
秋葉もこれが終わったら、別の作業が待っている……。
午前中に釣りを終わらせなければならい。
で、人手が足らない理由は、もちろん、あれ……。
「そっと、運べ!」
「それじゃ、佐野頼む」
「うい」
私は視線を左、川上のほうに向ける。
「石灰岩は足りてるか?」
「こっちの足場はもう使わないよな?」
「切石の搬入が遅れているぞ、なにやってんだ」
見えるのは作りかけの橋、アーチ状の石橋だ。
急ピッチで石橋の建造が進められており、男子たちのほとんどがその作業にかり出されていた。
名前は、そう、ブリッジ・オブ・エンパイアだ。
全長は30メートルくらい。
今は両岸部分が終わって、真ん中部分の作業に入っている。
組木で覆われてよく見えないけど、だいたい作業は大詰めって感じだ。
まぁ、思ったよりは早いけど、こっちの仕事も大変だから早く終わらせてほしい……。
でも、石橋の建造が終わったら今度はあっちの作業が待ってるんだよね。
と、溜息をつきつつルビコン川の対岸に目をやる。
石橋から伸びる道の先……。
そこには、そこそこ大きな広場が作られていた。
石橋建造用の木材調達のために伐採された場所だけど、次はそこに市場、交易所を作る予定になっていた。
その広場ではすでに現地の人たちが訪れて交易をはじめている。
ゴザを敷いて品物を並べているのが見える。
その前に綾原とか南条といった参謀班の面々と通訳のエシュリンが立っており、なにやら交渉事をしているのが遠目でもわかった。
おそらく、あれ、紙幣が出来たから、その説明をしているものと思われる。
見せてもらったけど、出来はいい。
私の横顔とか楽しそうに草原を駆け回る私とかが上手に描かれていた。
「よし! こんなものかな、ありがとな、ナビー!」
と、考え事をしているあいだに釣りのノルマは終わったみたい。
「うん、お疲れ様、蒼」
私も立ち上がり、おしりに付いた砂やほこりを手で払う。
次はみんなのお昼の準備をしなきゃ……。
忙しい……。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「ナビーフィユリナ、おまえもだそうだ」
と、昼食を終えて次の作業に入ろうとしたら東園寺公彦に呼び止められた。
「はい?」
「第一発見者のナビーにも来て欲しいって、人見くんが」
東園寺のうしろにいた福井真美がそう補足する。
「彰吾がぁ?」
首を傾げる。
「うん、飛行船の件で大事な話をあるんだって」
さらに、その隣にいた徳永美衣子がそう説明する。
飛行船……。
それを聞いて顔をしかめてしまう。
「それじゃ、いこっか、ナビー」
と、和泉春月が先頭をきって歩きだす。
「いくぞ」
「うん、いこ」
「ヒンデンブルク広場に向かいましょう」
東園寺や福井、徳永がそのあとに続く。
よく見ると、みんな班長だね。
人見彰吾が各班の班長にだけ話があるって……。
考えられるのはひとつしかないよね……。
帰る方法がわかったってこと。
「ナビーフィユリナ、早くしろ」
「あ、うん……」
憂鬱な気持ちで彼らのあとを小走りで追う。
「はぁ……」
どうやって妨害してやろう。
いや、私の考えが正しければ、私の協力なくして元の世界には帰れないはず。
正確にはハイジャック犯の武地京哉の協力が必要、つまり、私が秘密を守り通す事がみんなの命を守る事に繋がる……。
なぁんだ、いつも通りでいいんじゃん!
ちょっと、気が楽になった。
私はナビーフィユリナ・ファラウェイ、ハイジャック犯の武地京哉じゃない、そうだ、そうだ、知らんぷりしてよっと。
そして、私たち5人は人見彰吾が待つ飛行船のデッキの入り口に到着する。
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