最強の魔導書とともに異世界を生きていく

hibari

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26.考察してみるby神月蒼

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家へと戻り大広間に集まる。

「襲ってきた奴らはどういう奴らだったんだ?」

「えっと、龍人族の九垓、エルフ族のシルファ、人間のクローン」

「龍人族⁈存在してたんだ。伝説とばかり思ってた」

ルシアは驚く

「龍人族にも驚くがエルフ族まで」

「驚くことなのか?」

「エルフ族は滅多に縄張りの森からは出てこないからな」

「へー」

「伝説とされている龍人族、外との関わりを拒むエルフ族か」

「接点なんてあるのかなあ」

「そうなるとクローンという人間が鍵となるのかもしれないな」

「蒼様職業は?」

「龍人族が武闘家、エルフ族が魔導師、人間が魔導師の召喚士」

「召喚士……すみません少し席を外させていただいてもよろしいでしょうか?」

「え、あ、どうぞ」

「ありがとうございます」

許可とらなくていいって言ってるのになあ

「はぁ~」
「はぁ~」

ため息を吐くとロウガと被る。

「ロウガはどうしたんだ?」

「龍人族に敵わなかった…」

「え⁈そうなに強いのか。流石は龍帝の称号を持つ龍人」

「 龍帝⁈」

「うそでしょ、龍人族ってだけでやばいのに龍帝の称号まで」

え、え、

「ちょっと俺にも分かるように説明してくれ」

「そうだな。龍人族が現れたその時代は生命が滅ぶという危機に直面していた。しかしその時に現れた一人の龍人族によってその危機を脱した。と言われているな」

「一人でって強すぎないか」

「それ以降龍人族が現れたという記述はどの古文書にもないらしい」

「ロウガー!無事でよかったよー」

俺は凹んでいるロウガを抱きしめる。

「おう、ありがとうな…トトとクロウに助けられたからな」

「うん?なぁクロウ」

「うん?」

「どうして龍帝の称号があるってわかったんだ」

「さあな、流石にそいうことはトトの方が詳しいだろ」

「そうか」

ドンドンドン

玄関の扉を叩く音がする。

「誰か来たみたい。私見てくるわ」

ルシアが部屋を出て行く。

「あー俺の頭じゃ無理だー頭から煙が出てる気がする。」

「出てないから安心しろ。蒼から言ったことだろう?」

「クロウは気にならないのかよー」

「なるけどな」

「だろう?」

「蒼ー!」

ルシアが部屋に入ってきた。

「ルミナーレの上層部の人達が来てる」

「何の用事で?」

「襲撃ついてみたいだけど」

「それならここに来てもらおう」

「じゃあ連れてくるわ」

「おお、頼んだ」

「トトに伝えてくる」

クロウは座っていたソフアから立ち上がりトトの部屋へと向かった。

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