聖獣に転生した僕は推しの悪役令嬢を幸せに導く〜ヒロインなんてやっつけちゃうもんね〜

ネコフク

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19、帰ってきたよ

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『はにょ~』

 あれから(14話)なぜか震えているアリアーナ父にふかふかのクッションを敷き詰められたバスケットに入れられ、パカポコと馬車で王宮に。出迎えた王太子妃にモフられつつ聖獣御殿に着いたのは深夜近かった。

『坊や良かったー!!』

 余程心配したのかママンが懐に抱き涙と鼻水で僕の毛をベショベショにしたのはさすがにちょっと・・・・・・

 気持ちは凄く伝わるからされるがままにしてたけど、せっかくアリアーナ推しの家で綺麗にしてもらったのにと少ししょんぼり。

 ママンが落ち着いた頃にパパンがクリーン魔法でキレイキレイしてくれたよ。魔法ってホント便利!

 まあ聖獣はお風呂を自分で準備出来ないからね。基本クリーン魔法でちょちょいとしちゃう。でも僕はお風呂が好きだからときたま王族専用のお風呂で侍女さん達にアワアワしてもらうけどね。

 深夜はさすがに子供が起きてるのはつらい時間帯。目がしょぼしょぼしてきたので話は明日にと寝床にダイブする。今日はくっついて寝る気分だったのかにいちゃんがぴったりくっついてきて、その温かさと昼間の疲れで即落ちしたよ。






 一夜明けパパンとママンが王宮に行っている間、にいちゃんとゴロゴロダラダラしながら互いに昨日の出来事を話していた。

『いやホントマジで驚いたんだからな』

 僕がいなくなっているのに気づいたのは目的地の泉に着いた時。ママンの背中に黒い物体が無いのに気づいて大慌てでもと来た道を戻ったらしいけど、遅くない!?僕結構序盤でぽーんコロコロぼてっとしましたけど?軽いのと爆走のテンションで気づかなかったですと?ソーデスカ

 あかん。これは二度目があるやつだ。もう走るママンには乗らないでおこうと今ここに誓う。

 その後見つからない僕にテンパったママンが、王太子妃の執務室の窓を破りながら侵入して騒ぎになったらしい。

『へ~この首輪ってそんな機能があったんだね』

『おうよ。一つで王都の屋敷が買える値段らしいぜ』

『はにょ!?』

 何それ怖っ、魔導具ってそんなにお高いの!?と青くなったら王太子妃が「聖獣仕様なのと地図で居場所が分かるようにしたり、成長に合せてサイズが変わったりと色々詰め込んだらそうなったの♡」って言ってたって。やだぁ歩く身代金じゃないか。

『そこでパパンの予知だ』

『はにょ~予知?』

 にいちゃんが言うにはパパンが急に「ピーンときた」と言い、予知を披露したらしい。でもよりにもよって僕が犬用離乳食とにらめっこしている場面を予知るなんて・・・・・・パパンの予知ってどうなってるの!?
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