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裏話
小話1
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小話は本編や番外編のストーリーには関係無い設定だったものを物語化しています。
この設定の話を本編や番外編に入れ込んでしまうとおかしくなってしまうので。
というわけで小話スタート
↓↓↓↓↓
これはマユリカが産まれた頃まで遡る。
ここ某王国は至って平和な国。
魔法というファンタジーなものは無い。あったらサリエルやティリエルがズガンと一発でお花畑を駆逐していただろう。
しかし魔法の代わり精霊や妖精が存在しており、精霊は人々に恵みをもたらす存在として敬われ、教会は精霊を主とし日々祈りを捧げている。
では妖精は?
火や水、土や風など自然から生まれる精霊とは違い、妖精は花や木々から生まれる。その特性も他者に恩恵や弊害を与えるだけの精霊に対し、妖精は少しの幸運と大小様々な迷惑行為を気分で行う存在。
チェンジリングと言われる赤ちゃんの取り替えや道を迷わせ遠く離れた場所に捨て置くなど受けた方はたまったものではない行為を行う。
しかも人間には見えない為防ぎようがなく、はた迷惑な存在として恐れられている。
ただ幸いにも妖精は誕生した場所から移動する事が殆んど無い為、被害は稀だ。
そんな国にある侯爵家に数日前可愛い女の子が産まれ屋敷中喜びに満ちている所に、何か楽しい事があるんじゃないかと2匹の妖精がふよふよと屋敷の中に入り込み、人に見えない事をいい事にメイドのスカートを捲ってみたり顔の真ん前で服を脱ぎ体をくねらせるなどセクハラやり放題。とんだ痴妖精である。
『キャハハ』
『おもしろーい』
『すっぽんぽんで鼻に座っちゃえー』
(※妖精の身長は10cm)
『ぶぶーっ』
『そして擦り付けちゃえー』
『ボクたち妖精だから擦り付けるのがないよぉ』
(※妖精は無性別)
『じゃああの偉そうな人間からもいでつけちゃう?』
『もいでもボクたちには大きすぎてつけれないよー』
『たしかにー』
股間をペチペチと妖精にされ諦められた偉そうな人間(侯爵)は気づいてないが、男性として危機一髪だったぞ。
『それよりもあの赤ちゃんの魂珍しい色してるよ』
『ほんとだー色が混じってるー』
囲いがある小さなベッドですやすや眠る赤ん坊にふよふよと近づき覗き込み魂の色合いを眺める。妖精の目に映るその塊は黄味がかった白に臙脂がマーブル模様を成すように揺らいでいる。
「おお・・・今日もマユリカは可愛いな」
「ふふっ旦那様ったら会いにくるたびに言ってらっしゃいますね」
「私とサーシャの可愛い可愛い娘だぞ。それは何度も言うさ」
「まあ」
はははふふふと幸せオーラを出しまくる大人よりも2匹の興味は珍しい魂を持つ赤ん坊にくぎ付けだった。
『マユリカだって』
『いい赤ちゃん見つけたね』
『この魂の色、絶対面白いことがあるハズ』
『あるハズー。だからこの子のそばで遊んじゃお』
『うんうん他の妖精にもあげなーい』
『そうと決まればあそこのおっぱいでぼよんぼよんするー』
『ぼよんぼよん♪』
妖精は面白い事が大好きで欲望に忠実。目を付けられたら最後、妖精が飽きるまでストーカーの如くへばり付きちょっかいをかける。
こうして生後数日でマユリカは痴妖精に目を付けられてしまう。しかも2匹に。し・か・もセクハラ妖精ときたもんだ。
その影響は侯爵家にラッキースケベとして現れる事となる。
この設定の話を本編や番外編に入れ込んでしまうとおかしくなってしまうので。
というわけで小話スタート
↓↓↓↓↓
これはマユリカが産まれた頃まで遡る。
ここ某王国は至って平和な国。
魔法というファンタジーなものは無い。あったらサリエルやティリエルがズガンと一発でお花畑を駆逐していただろう。
しかし魔法の代わり精霊や妖精が存在しており、精霊は人々に恵みをもたらす存在として敬われ、教会は精霊を主とし日々祈りを捧げている。
では妖精は?
火や水、土や風など自然から生まれる精霊とは違い、妖精は花や木々から生まれる。その特性も他者に恩恵や弊害を与えるだけの精霊に対し、妖精は少しの幸運と大小様々な迷惑行為を気分で行う存在。
チェンジリングと言われる赤ちゃんの取り替えや道を迷わせ遠く離れた場所に捨て置くなど受けた方はたまったものではない行為を行う。
しかも人間には見えない為防ぎようがなく、はた迷惑な存在として恐れられている。
ただ幸いにも妖精は誕生した場所から移動する事が殆んど無い為、被害は稀だ。
そんな国にある侯爵家に数日前可愛い女の子が産まれ屋敷中喜びに満ちている所に、何か楽しい事があるんじゃないかと2匹の妖精がふよふよと屋敷の中に入り込み、人に見えない事をいい事にメイドのスカートを捲ってみたり顔の真ん前で服を脱ぎ体をくねらせるなどセクハラやり放題。とんだ痴妖精である。
『キャハハ』
『おもしろーい』
『すっぽんぽんで鼻に座っちゃえー』
(※妖精の身長は10cm)
『ぶぶーっ』
『そして擦り付けちゃえー』
『ボクたち妖精だから擦り付けるのがないよぉ』
(※妖精は無性別)
『じゃああの偉そうな人間からもいでつけちゃう?』
『もいでもボクたちには大きすぎてつけれないよー』
『たしかにー』
股間をペチペチと妖精にされ諦められた偉そうな人間(侯爵)は気づいてないが、男性として危機一髪だったぞ。
『それよりもあの赤ちゃんの魂珍しい色してるよ』
『ほんとだー色が混じってるー』
囲いがある小さなベッドですやすや眠る赤ん坊にふよふよと近づき覗き込み魂の色合いを眺める。妖精の目に映るその塊は黄味がかった白に臙脂がマーブル模様を成すように揺らいでいる。
「おお・・・今日もマユリカは可愛いな」
「ふふっ旦那様ったら会いにくるたびに言ってらっしゃいますね」
「私とサーシャの可愛い可愛い娘だぞ。それは何度も言うさ」
「まあ」
はははふふふと幸せオーラを出しまくる大人よりも2匹の興味は珍しい魂を持つ赤ん坊にくぎ付けだった。
『マユリカだって』
『いい赤ちゃん見つけたね』
『この魂の色、絶対面白いことがあるハズ』
『あるハズー。だからこの子のそばで遊んじゃお』
『うんうん他の妖精にもあげなーい』
『そうと決まればあそこのおっぱいでぼよんぼよんするー』
『ぼよんぼよん♪』
妖精は面白い事が大好きで欲望に忠実。目を付けられたら最後、妖精が飽きるまでストーカーの如くへばり付きちょっかいをかける。
こうして生後数日でマユリカは痴妖精に目を付けられてしまう。しかも2匹に。し・か・もセクハラ妖精ときたもんだ。
その影響は侯爵家にラッキースケベとして現れる事となる。
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