【完結】愛する人には裏の顔がありました

風子

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ライドの回想

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「まぁライド様!お待ちしておりましたわ」

「随分と勝手なことをしてくれましたね?
王女殿下」

「そんなに怖い顔をしないでちょうだい。
私とライド様の結婚は幼い頃より決まっていたことですのに」

「はっ、ご冗談を。
私は何度もお断りしてきたはずです」

「そもそも断ることなんてできるかしら?
あなたは公爵家、私はこの国の王女ですのよ」

「陛下にはすでに納得していただいた話です。今更何を仰っているのですか?」

「あら、陛下は私の好きにしていいと言いましたわ。
留学されて、いつお戻りになるか分からなかった為に延期されていただけのこと。
こうして帰ってこられたのですからもう延ばす必要もないでしょう?」

「オリビア王女、私には婚約者がすでにおります」

「そのような話は聞いておりません。
公爵家が婚約をする場合、王家に申し出なければならないはずだわ。
私は全く聞いておりませんわ」

「ええ、ですから本日陛下との謁見のお許しをいただいております」

「誰なの?マゼルダ・シルヴィスなの?
彼女との噂があるそうだけど」

「まさか。マゼルダ嬢などあり得ません」

「ならば誰だと言うのです?
‥‥あの三度捨てられた子爵家の破談女なんてことはないわよね?」

「王女殿下といえども私の愛する婚約者を侮辱する発言は聞き捨てなりませんね」

「どういうことなの?子爵家よ!
ロベールトン家に嫁げる器ではないでしょう!
あんな平凡そうな子が公爵家など無理よ。
釣り合う子ではないわ、三度も浮気をされ婚約破棄をしている人なのよ!
誰も認めないわ」

ははははっ

「⁈‥何」

オリビア王女は怪訝な顔をする。
一体何故ここで笑うのか理解できない王女に対して、美しいライドの顔がニヤリと不気味に笑う。

「王女殿下にはお教え致しましょう」

立ち上がると王女の耳元でそっと呟く。

「!!あなた‥」

王女は目を見開き驚きを隠せない表情をする。

「私は自分が欲しいものは必ず手に入れる主義です。
彼女は平凡ではない。
私に釣り合うなら彼女しかいないでしょう」

「何故そこまで‥?
ライド様が入れ込むほどの女ではないでしょう?
しがない子爵家の娘、私のひと声で潰すことも命を奪うことも簡単よ」

「たとえ王女殿下に命を奪われようとも、私は氷漬けにしてでも彼女を側に置きますよ。
まぁ、そんなことを黙って見てるつもりはありませんが」

「‥‥そこまで執着する理由はどこにあるの?
見た目も家柄も、ライド様が執着する人間に思えないわ」

納得できない王女は今なお信じられないと口にする。

「私からすれば誰よりも美しくそして芯の強い魅力的な人ですよ。
私のことを一番理解できる人であり、底知れない闇もある。
彼女ほど興味をそそる女性はいません」

「あんなどこにでもいるような」

「それ以上は看過できませんよ、オリビア王女」

「なっ‥‥」

「そうそう、オリビア王女殿下にも良い縁談がございます。
私などよりずっとお似合いの方でございます」

「!!何を言い出すのよ、ライド様に相応しいのは私しかおりませんのに冗談もほどほどになさい!
あなたは王家を支える公爵家、自分勝手が許されるものではないわ!
分かっているはずよね?」

「もちろん承知しております。
我が公爵家は王家を支え、この国に利益になることを常に優先に考えております」

「ならば」

「ですから申し上げているのですよ、王女殿下。
ご理解いただけてないですか?」

「‥‥」

「これから陛下との謁見ですので詳しい話はその後でいたしましょう。
では失礼致します」

「‥‥」

ギィィィッ
バタン‥





切り札は常に用意してある。
誰であろうと私の邪魔をするのならその一手を使う。
陛下とて娘の我儘を許してはいられない局面となるだろう。
私にとってミリーは大切な人だ。
私が幸せになる為には失うことができない。




ミリーとの出会いは私の十歳の誕生日だった。
友人であるヘンリーが私の誕生日会に妹を連れてきたことがきっかけだった。




私は公爵家の嫡子として幼い頃から厳しい教育を受け育った。
感情を顔に出さないように父親からはいつも注意され、子供といえど足を掬われるような事はするなと教えられた。
両親の愛などというものは感じたこともない。


十歳の誕生日には同年代の子供も親も大勢公爵家に招待されていた。
表向きは私の誕生日だったが、両親にとってはまだ幼い弟を皆にお披露目することが目的だった。


当時私は公爵夫人からよく暴力を振るわれ日常的な虐待があった。
父は見て見ぬふりだった。
庇ってくれていたのはスーザンやトーマスをはじめ、公爵家の使用人達だった。

ある日、スーザンが泣きながら私を抱きしめ話してくれた。

「坊ちゃんにこんな酷い仕打ちをするなんて絶対に許せません。
私ども使用人は皆坊ちゃんの味方です。
これから私が本当の事をお教えします。
坊ちゃんがあの二人に遠慮して我慢することなどないんです!」

私は全てを知った。


父と夫人はなかなか子供ができず、そのせいか喧嘩が絶えなかった。
そんな時、公爵家に新しいメイドが入り、スーザンは教育係として彼女を妹のように可愛がっていたそうだ。
名はアイリス。
彼女はとても器量良しで皆からも可愛がられる存在だった。
そんなアイリスを父は気に入り、ついには手をつけ子供ができた。
それが私だった。

子供ができなかったことで世間の目を気にしていた二人は、私を嫡子とし夫人が生んだ子として世間には公表された。
だが夫人にとっては屈辱だった。
下っ端のメイドが生んだ子を自分の子にすることに強い嫌悪感を抱き私への虐待が日常的になった。

そして秘密が漏れることを恐れた夫人は、実の母であるアイリスを殺害し使用人達には口外することを禁じた。

厳しい教育と両親からの仕打ちに幼い私の心は折れ、生きる気力など無かった。
心の拠り所はスーザンやトーマスの使用人達だけだった。

そんな私の姿を見てスーザンは言った。

「坊ちゃんの為なら公爵家の使用人一同、命をかけてあの二人に復讐致します。
坊ちゃんへの度重なる仕打ち、アイリスの無念を晴らしてやりたいのです」

彼らの思いを心の支えにして私は耐えた。
必ずあいつらを引き摺り下ろし、実の母を無惨に殺したあいつらに鉄槌を下すと‥。


そう決めてから寝る間も惜しんで勉学に励み、広い人脈を作るために公式の場には必ず出向いた。
同年代の優秀な者にも目星を付け、その一人が子爵家のヘンリー・エルグストだった。
彼は私がひとこと言えばすぐに何のことか察する能力に長けていた。
機転が利く彼の賢さは今後の私に必要な存在だと思い、親しい関係を築くことにした‥‥。


幼い頃からの教育の賜物で、私は誰が相手であろうと感情の起伏を見せず、常に同じ笑顔で接することがうまかった。
すべての努力は‥一日も早く父親を引き摺り下ろす為‥‥。


だが二人の間に男の子が生まれた。
夫人はたいそう可愛がり、跡取りはその息子だと息巻いていた。
けれど世間では私が長男。
九歳も離れた弟が家を継ぐ前に全員を追い出してやればいい。
私のやることは変わらない。
世間での私の評価が上がるほど、父達は私を追いやることができなくなっていた。
神童、神に愛された美しい子として私の地位は確固たるものになっていった。


そして十歳の誕生日。
令嬢達は私の為に列をなしていた。
どの令嬢も私が微笑めば、顔を赤らめ「ライド様は私がお好きですの?」などと勘違いし、令嬢同士で喧嘩が始まることもあった。
人を欺くことは簡単だ。
とくに令嬢ならば優しい言葉をかけて微笑んでいればいい。

見たこともない実の母親に似ていることが武器のひとつとなった。


「おんなじ笑い方を作るのが上手ですね」

見れば招待した覚えのないピンク色の髪の少女。
私よりずっと幼い。

「誰だ?お前は」

「私はミリディよ。ヘンリーお兄様の妹なの」

「ヘンリーの?ヘンリーに妹がいたのか?」

ヘンリーとは一番気の合う友人となっていた。
けれど妹がいるなんて話は一度も聞いたことがなく驚いた。

「ミリディか、かわいい名前だね」

「お兄さんおんなじ笑い方してるけど、あの赤いリボンの子と青いリボンの子は嫌いでしょ?
あと、あのおじさんも嫌いでしょ?」

「なんで?」

「だってさ、笑う時右のまゆが上がってたし、右足も一歩下げてたからあんまり近づきたくないのかなって思ったの。
でもおもしろそうな話の時は髪の毛をさわってたよ」

「‥‥へぇ」

「ミリディ!!また勝手にうろついて!
兄様から離れたらダメだと言っただろう!」

遠くから彼女を見つけて駆けてくるヘンリーは、普段の冷静沈着な姿が嘘のように焦っている。

「ヘンリーに妹がいたんだな」

「ああ、すまない。勝手に連れて来てしまって。
家で残しておくのも心配で。
この通り逃げ足の速い奴でね」

「かまわないよ。ずいぶんとかわいい妹だね」

彼女の洞察力は素晴らしい。
こんなに幼いのに的確だ。

彼女は使えそうだ‥‥役に立ちそうだ‥‥。


「さぁミリディ、もう帰ろう。
ライド、すまないがもう帰らせてもらうよ」

「遠慮しないでゆっくりしていってくれ。
何なら二人でまた近いうちに遊びに来てくれないか?
彼女がとてもかわいらしくて気に入ったんだ」

「!!何言ってんだよ、妹はもう連れてこないさ」

ヘンリーの様子がまったく違う。
妹を庇って私に見せないように背に隠す。

「ねぇミリディ?君はとってもかわいいから一緒に遊びたいな」

覗き込むと、

「お兄さんうそつく時鼻をさわってるよ」

「ミリディ!ライドになんてこと言うんだ、やめろ」

あははははっ
笑いが止まらなくなった。
私自身が気付いていないことを、この短い時間で言い当てた。

令嬢達が誰一人疑わなかった私の笑顔でさえ、作りものだと言い、好き嫌いまで言い当てる。
大したガキだ。
ヘンリーの妹なら兄妹そろって使える。
随分と優秀な家系だ。


それから私は度々二人を招いた。
ヘンリーは妹を連れてくることをひどく嫌がったが、私の強い要望には応えねばならない。
彼らは子爵家、私は公爵家の嫡子だ。
ミリディは会うほどに魅力を増す少女だった。
三つも下なのに時々大人顔負けの発言をするし、可愛らしさと賢さが共存していた。
よく見れば珍しいピンク色の髪も、濃いブルーの大きな瞳も綺麗で器量良しだ。
色白で鼻筋も通っている。
小さな赤い唇は可愛らしい。
気づけばヘンリーよりもミリディに会いたくなっていた。

「ねぇミリディ。私だけミリーと呼んでいいかな?」

「いいよ。だってライド様本当に嬉しそうな顔してるから」

本当の顔‥‥?




「坊ちゃんはミリディ様と一緒におられると本当に嬉しそうですね。
ミリディ様といると幸せなんですね」

言われて初めて気づく。
私はミリーといると幸せなんだ。
私の幸せはミリーといることなんだ。
ミリーが私の幸せなんだ。

ならば幸せでいる為には一生ミリーを側に置いておくしかない。
ミリーが離れていったら私は不幸になるんだ‥‥。

「ミリー、僕のお嫁さんになってくれる?」

何度も同じことを聞いた。

「うん、なるよ」

そう言われる度に安心して心が満たされた。


年頃になったミリーは一段と綺麗になった。
このままでは縁談も増えるだろう。
誰かに取られるのではないかと焦りがでた。

一刻も早く婚約を申し込みたい気持ちはあったが、公爵家の婚約は王家の承認が必要になるうえに、王家側からはオリビア王女の婚約者としての打診があった。
もちろん断っていたが、父はそんな私を疎んでいた。
父よりも優秀だと評判が上がっていることにも警戒し、夫人も弟に家督を継がせたい為、ついには勝手に隣国への留学を決められた。
それも無期限で私を追いやる手筈を取っていた。
表向きは公爵家の跡取りとして見識を深める為だともっともらしい理由だったが、裏は違う。
邪魔なだけだ。




ミリーのことは公爵家の皆に頼むしかなかった。
決して彼女を婚約させないこと。
万が一の時は必ず阻止するように命じていた。
私が戻るまで彼女を守るようにと。

留学したことで幸い王家からの縁談話は消えた。

隣国でも人脈を作り、父より私の味方を増やす努力を惜しまなかった。
ただ懸念していたことが現実となる。
ミリーに婚約者ができた。
連絡が入る度、対策をとる必要があった。
婚約を破棄させる為には誰もが納得するような理由を作らねばならなかった。
三度目の婚約者が決まったと知らせが届いてから、私は国に戻る決意をした。

もうこれ以上は私も待つことはできない。
戻ることを父に反対されようとも、父に遠慮する必要もないほどに力もつけた。
これからは誰にも邪魔させない。
私がミリーと離れることはない。
私はようやくこれから幸せになるんだ。
ミリーが隣にいてくれることで、私はようやく幸せを手に入れられるのだから。
誰にも‥‥たとえそれが国王だろうと王女だろうと、相手がどんな奴だとしても私からミリーを引き離そうとする奴は許さない。
私の幸せは奪わせない。

やっとここまできた。
長い道のりだったがミリーに愛を伝えられた。
彼女が私の愛を受け入れ結婚してくれると言った。

ミリーには可愛らしいウエディングドレスがよく似合うだろう。
想像するだけで心は満たされる。
誰より幸せな花嫁にすると誓える。

早くくだらない仕事は片付けて、盛大な結婚式を執り行わなければならない。

父を失墜させ私が当主となりミリーは公爵夫人だ。
スーザン達も大喜びするだろう。
皆が私の愛するミリーを気に入っているのだから。

邪魔者は全て潰すだけだ。


















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