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女神に頼まれて村作りをしてみた
なんでもありの異世界
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この世界に来て二週間。俺は一つ大きな疑問を抱えている。それは植えたトマトが既に収穫できるまでになっていることだ。
「いくらなんでも早すぎるだろ…」
「あ?こっちじゃこんなもんだ。ほら、収穫しに行くぞ。有限トマトだがかなりの量が取れるはずだ」
流石は異世界。常識は通用しないという訳だ。畑に向かおうとするとアールが川から戻ってきていた。
「今日は川のまわりの環境を見てきましたが動物が多かったですね。狩猟でもいたら格好の狩場ですよ」
最近アールは釣りをせずに川の環境を整えたりまわりを確認していたりする。なんでも環境がすぐに壊れやすい川だから釣りばかりをしていられないらしい。
「狩猟か……バンなら拳で行けそうだな」
「行けますね。拳で語る人ですし」
二人で話をしているとバンが一翔を呼ぶ声が聞こえた。量が多く一人では持てなかったんだろう。
「それじゃトマトを収穫してくるわ」
「おせーぞ。まぁ良い、はやく収穫するぞ。一人じゃ持てないわ」
「おぉ、本当に沢山だな。これは期待できるぞ」
二人は籠いっぱいにトマトを詰め込んで村に戻った。
「おぉ、本当に沢山ですね流石トマト」
「だろ?早速換金するか」
「どうやって換金するんだ?」
「む、失礼な。マニトン位あるわ」
マニトン?また聞いたことのない名前がとびだしてきた。
「あぁ、マニトンというのは色々な物を換金する機械です。魔力を使って審査、換金、転送をこなす優れものでしてね。一家に一台ある位には普及してます」
つまり地球ではデータ上で誰でも出品できる訳だがこちらでは魔力で管理をし、誰でもできるようになっているらしい。
「換金が終わったら早速新しい倉庫をたてよう」
「建てるってそんな簡単に言うなよ…」
「それも説明します。この世界では建物を建てる時にはこれも魔力の力で自動的に積み立てられます。その間そこには近づけません。それも魔力の力です」なんでもありかこの世界は……。まぁ女神が降臨する世界だし仕方ないか。
「あれ?バンは?」
「早速換金しに行きましたよ」
「そっか……。すげぇなこの世界は」
「魔力のない世界でしたっけ?大変そうですね」
「案外楽だったぞ。魔力のかわりに科学が発達してたからな」
「科学ですかー。良いですねぇ、この世界もあるにはあるんですがまだ空の上の惑星に住める程度で…」どこまでもこの世界は恐ろしい、そう確信した。
「換金終わったぞ~、早速建てよう」
「場所は決めてるのか?」
「今の倉庫の隣に作ろうかと思ってる」
「あー、良いな。それじゃやり方知らないけど頑張ってくれ」
「頑張るのは俺じゃないがな」
三人はそのまま倉庫の隣に行った。そこでバンが設計図を取り出す。
「この設計図を置いて……それっと」バンの手から光が飛び出し設計図目掛け放たれる。恐らくゲームでいう右クリック的な仕組みなのだろう。
「これで後は待てばできる。もう今日は宅配物を受けとるだけだな」
「そうか…」一翔は一つだけ疑問を抱えていた。それはアールが来て少し経った時の事、ふと女神……ミーアについて話した。しかしアールは覚えていなかった。少ししたら思い出したが本人曰くは「ずっと旅をしていて神なんてものを考える暇も無かった」と言っていたが全体的にミーアが信仰されているなら辛い時にこそ女神を思い出すはずじゃないだろうか。不自然に抜け落ちた女神の記憶が何かあるのではないかとここ数日考えているがようやく一つの結論に辿り着いた。
「女神ミーアは実際本人が思ってるほど信仰されていないんじゃないだろうか」そう呟きながら点状を眺める。今度会ったら教えてやろう。お前はあまり信仰されてないから頑張れって。うん、そうしよう。
「おーい。くつろいでるところ悪いけど倉庫ができたから見に行くぞ」
「お、もう出来たのか?まだ一時間だぞ」
「そんなもんだ」やっぱり異世界は凄い。これで異世界特有の魔王とか戦争がなければ完璧だな。
「んなこたどーでも良いからさっさと行くぞ」
「はいはい。今行くから」
「あ、やっと来ましたか。見事なもんですよこれは。木造とは言え早いですし」
「で、あの煙突はなんなんだ?薪ストーブでもあるのか?」
「あれか?あれはな…聞いて驚け、半分飾りだ」
「いや飾りかよ!」
村作り進歩率1.0% 次回は事件の予感……
「いくらなんでも早すぎるだろ…」
「あ?こっちじゃこんなもんだ。ほら、収穫しに行くぞ。有限トマトだがかなりの量が取れるはずだ」
流石は異世界。常識は通用しないという訳だ。畑に向かおうとするとアールが川から戻ってきていた。
「今日は川のまわりの環境を見てきましたが動物が多かったですね。狩猟でもいたら格好の狩場ですよ」
最近アールは釣りをせずに川の環境を整えたりまわりを確認していたりする。なんでも環境がすぐに壊れやすい川だから釣りばかりをしていられないらしい。
「狩猟か……バンなら拳で行けそうだな」
「行けますね。拳で語る人ですし」
二人で話をしているとバンが一翔を呼ぶ声が聞こえた。量が多く一人では持てなかったんだろう。
「それじゃトマトを収穫してくるわ」
「おせーぞ。まぁ良い、はやく収穫するぞ。一人じゃ持てないわ」
「おぉ、本当に沢山だな。これは期待できるぞ」
二人は籠いっぱいにトマトを詰め込んで村に戻った。
「おぉ、本当に沢山ですね流石トマト」
「だろ?早速換金するか」
「どうやって換金するんだ?」
「む、失礼な。マニトン位あるわ」
マニトン?また聞いたことのない名前がとびだしてきた。
「あぁ、マニトンというのは色々な物を換金する機械です。魔力を使って審査、換金、転送をこなす優れものでしてね。一家に一台ある位には普及してます」
つまり地球ではデータ上で誰でも出品できる訳だがこちらでは魔力で管理をし、誰でもできるようになっているらしい。
「換金が終わったら早速新しい倉庫をたてよう」
「建てるってそんな簡単に言うなよ…」
「それも説明します。この世界では建物を建てる時にはこれも魔力の力で自動的に積み立てられます。その間そこには近づけません。それも魔力の力です」なんでもありかこの世界は……。まぁ女神が降臨する世界だし仕方ないか。
「あれ?バンは?」
「早速換金しに行きましたよ」
「そっか……。すげぇなこの世界は」
「魔力のない世界でしたっけ?大変そうですね」
「案外楽だったぞ。魔力のかわりに科学が発達してたからな」
「科学ですかー。良いですねぇ、この世界もあるにはあるんですがまだ空の上の惑星に住める程度で…」どこまでもこの世界は恐ろしい、そう確信した。
「換金終わったぞ~、早速建てよう」
「場所は決めてるのか?」
「今の倉庫の隣に作ろうかと思ってる」
「あー、良いな。それじゃやり方知らないけど頑張ってくれ」
「頑張るのは俺じゃないがな」
三人はそのまま倉庫の隣に行った。そこでバンが設計図を取り出す。
「この設計図を置いて……それっと」バンの手から光が飛び出し設計図目掛け放たれる。恐らくゲームでいう右クリック的な仕組みなのだろう。
「これで後は待てばできる。もう今日は宅配物を受けとるだけだな」
「そうか…」一翔は一つだけ疑問を抱えていた。それはアールが来て少し経った時の事、ふと女神……ミーアについて話した。しかしアールは覚えていなかった。少ししたら思い出したが本人曰くは「ずっと旅をしていて神なんてものを考える暇も無かった」と言っていたが全体的にミーアが信仰されているなら辛い時にこそ女神を思い出すはずじゃないだろうか。不自然に抜け落ちた女神の記憶が何かあるのではないかとここ数日考えているがようやく一つの結論に辿り着いた。
「女神ミーアは実際本人が思ってるほど信仰されていないんじゃないだろうか」そう呟きながら点状を眺める。今度会ったら教えてやろう。お前はあまり信仰されてないから頑張れって。うん、そうしよう。
「おーい。くつろいでるところ悪いけど倉庫ができたから見に行くぞ」
「お、もう出来たのか?まだ一時間だぞ」
「そんなもんだ」やっぱり異世界は凄い。これで異世界特有の魔王とか戦争がなければ完璧だな。
「んなこたどーでも良いからさっさと行くぞ」
「はいはい。今行くから」
「あ、やっと来ましたか。見事なもんですよこれは。木造とは言え早いですし」
「で、あの煙突はなんなんだ?薪ストーブでもあるのか?」
「あれか?あれはな…聞いて驚け、半分飾りだ」
「いや飾りかよ!」
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