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#420話 探し物②
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私の死体…?
ってことは、この子は幽霊なのか?
ともあれ。
彼女の話を俺なりにまとめると、ざっとこんなふうになる。
川本真由が殺されたのは、きのうの夕方のことだという。
部活を終えて帰宅しようとしたところを、後ろから鈍器のようなもので殴られ、旧校舎に連れ込まれたのだ。
犯人は真由を裸にしてレイプすると、心臓をナイフでひと突きしてとどめを刺し、最後に乳首を切り取って持ち去った…。
とこういうわけらしいのだが、そんな事件、初耳である。
新聞にも出ていなかったし、ニュースでもやってない。
第一、校内でそんな残虐な事件が起きたなら、今頃全校集会か何かがあってもいはずだ。
なのに。きょうもごく平穏な半日だったのである。
その疑問を口にすると、あっさり真由は答えたものだった。
「それはまだ私の死体が見つかっていないから。でも、もうそろそろ見つかるはずだから、そうしたら、私の話が真実だってわかるよね?」
そういえば、旧校舎はきょうの午後から取り壊し作業が始まると担任の長谷部が今朝のSHRで言っていた。
だから絶対近寄らないようにと。
「レイプされて殺されたのも悔しいけど、何より乳首を盗られたことが我慢ならないの。どうせなら、綺麗な身体のまま、死にたかった」
弁当箱の中の真由が、頬を膨らませてつぶやいた。
いや、正確にいうと、真由の幽霊か。
「そ、それで、犯人は、誰なんだ?」
半信半疑だったけど、一応聞いてみた。
「そんなのわかんない。だってそいつ、ずっと目出し帽みたいなものかぶってて顔隠してたし、服も黒っぽいジャージ姿だったし」
「あ、あのさ、乳首探すより、どっちかっていうと、その犯人探すほうが先じゃね?」
「乳首を盗ったのは犯人なんだから、そんなのどっちでも一緒でしょ?」
「そ、そりゃ、そうだけど」
まだ成仏してないせいか、真由の幽霊は、とにかく乳首に執着が強いようだ。
でも、もっとわからないのは、どうして俺なのか、ということである。
この美少女とぼっちの俺では、同じ学校の生徒という以外、接点なんてまるでない。
「相田君は、私に似てるから」
少し目を伏せて、真由が答えた。
「友達いなくて、いつもひとりで…。これは、そんなあなたにしかできないミッションなんだよ。わかるかな?」
ってことは、この子は幽霊なのか?
ともあれ。
彼女の話を俺なりにまとめると、ざっとこんなふうになる。
川本真由が殺されたのは、きのうの夕方のことだという。
部活を終えて帰宅しようとしたところを、後ろから鈍器のようなもので殴られ、旧校舎に連れ込まれたのだ。
犯人は真由を裸にしてレイプすると、心臓をナイフでひと突きしてとどめを刺し、最後に乳首を切り取って持ち去った…。
とこういうわけらしいのだが、そんな事件、初耳である。
新聞にも出ていなかったし、ニュースでもやってない。
第一、校内でそんな残虐な事件が起きたなら、今頃全校集会か何かがあってもいはずだ。
なのに。きょうもごく平穏な半日だったのである。
その疑問を口にすると、あっさり真由は答えたものだった。
「それはまだ私の死体が見つかっていないから。でも、もうそろそろ見つかるはずだから、そうしたら、私の話が真実だってわかるよね?」
そういえば、旧校舎はきょうの午後から取り壊し作業が始まると担任の長谷部が今朝のSHRで言っていた。
だから絶対近寄らないようにと。
「レイプされて殺されたのも悔しいけど、何より乳首を盗られたことが我慢ならないの。どうせなら、綺麗な身体のまま、死にたかった」
弁当箱の中の真由が、頬を膨らませてつぶやいた。
いや、正確にいうと、真由の幽霊か。
「そ、それで、犯人は、誰なんだ?」
半信半疑だったけど、一応聞いてみた。
「そんなのわかんない。だってそいつ、ずっと目出し帽みたいなものかぶってて顔隠してたし、服も黒っぽいジャージ姿だったし」
「あ、あのさ、乳首探すより、どっちかっていうと、その犯人探すほうが先じゃね?」
「乳首を盗ったのは犯人なんだから、そんなのどっちでも一緒でしょ?」
「そ、そりゃ、そうだけど」
まだ成仏してないせいか、真由の幽霊は、とにかく乳首に執着が強いようだ。
でも、もっとわからないのは、どうして俺なのか、ということである。
この美少女とぼっちの俺では、同じ学校の生徒という以外、接点なんてまるでない。
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