46 / 319
ウロボロス④
しおりを挟む
小人たちの存在に気づいているのかいないのか、颯太は平然と咀嚼を続けている。
が、不思議と気持ち悪いという印象はない。
ひとつには、颯太の変わりようが磁石のように乙都の注意を惹きつけているからかもしれなかった。
二重写しのように浮き上がっていた精悍な少年の面影は、今は颯太の躰に戻って貼りついたように消えている。
だが、その分、明らかに颯太は若返ったようだった。
全体の外観はそんなに変わっていないものの、皺が減り、肌に艶が戻っている。
信じられないことだけど、この人、小人たちを摂取することで、10歳は若返ったのではなかろうか。
「見ないで…」
舐めるような颯太の視線を感じて、乙都は反射的に剥き出しの乳房を両手で隠した。
右と左の肉丘を両手で握りしめるように掴むと、快感で脊髄が痺れたように疼いた。
自分のものながら、乳房には芯がなく、マシュマロを掴んだかのように、底抜けに柔らかかった。
ふと見ると、両方とも、人差し指と中指の間から、薔薇色の乳首が飛び出している。
その根元を乙都は二本の指のつけ根で締めつけ、乙都は颯太に見せつけるかのように突出させているのだった。
乳首はふたつとも、恥ずかしいほど大きくなってしまっている。
颯太の視線が、その突起物に釘づけになるのがわかった。
「どうしたの? オト? 汗びっしょりだよ」
落ち着いた口調で、颯太がたずねてきた。
「それに、その格好・・・まるで・・・」
いつのまにか立場が逆転してしまっている。
小人たちを食べ終えた颯太は、かつてないほど落ち着き払っている。
射精を済ませ、いわゆる”賢者タイム”に入って、冷静になれたということか。
そんな颯太に対し、皮肉なことに、今度は乙都のほうが興奮状態から抜け出せないでいるのだ。
疼くのは乳首だけではなかった。
乙都は、無意識のうちに閉じた内腿を擦り合わせている。
ショーツのその部分はすっかり湿ってしまっている。
肉襞のすき間からにじみ出る分泌物で、ぬるぬるなのだ。
体内の空洞に甘い蜜が溢れ返っているのがわかる。
蜜が溜まると空虚が意識されてきて、そこを何かで埋めたくてたまらなくなるのが、欲情した時の常だった。
手っ取り早く空虚を埋める方法はいくつかある。
たとえば、あれ…。
乙都の餓えた眼が、颯太の股間に留まった。
カテーテルを差し込まれた薔薇色の棒は、役目を終えてもなお、肉でできた塔のように逞しく聳え立っている。
勃起前からは予想もつかないほどの、とても60歳とは思えぬ逞しさだ。
あのチューブをもぎとって、颯太の上にまたがり、曝け出されたあのいやらしい茎を…。
妄想で乳房を握る手に力がこもる。
と、乙都の尋常ならざる視線に気づいたのか、からかうような口調で、颯太が言った。
「オト、もしかして、僕のこと、誘ってる?」
「ち、違いますっ。何を根拠に、そんなっ」
いきなり心の中を言い当てられ、乙都は激しくかぶりを振った。
動揺のあまり、鎖骨のあたりまで赤くなる。
「じゃあ、どうして服を・・・? それに、この匂いは…何?」
「やめてっ。それ以上言わないでっ」
乙都は半泣きになって、あわただしく乳房をブラの中に押し込み、震える指でナース服のボタンをかけた。
颯太に欲情した自分を気づかれてしまったのだ。
なぜそうなったのか、自分でもわからないのに、颯太は乙都が立てる雌の匂いまで嗅ぎ取ってしまったらしい。
「うれしいよ。でも、ごめん」
べそをかくような表情で、颯太が弁解を始めた。
「でも、さっきも言ったけど、僕からは君に触れられないんだ。そんなことをしたら、セクハラになってしまうからね。そうなったら、僕はこの病院を追い出されてしまうだろう。それは困る」
言いながらも、誘惑的な下半身を隠そうとしないのは、乙都への嫌がらせだろうか。
それとも、挑発か。
「お薬」
おのれの空虚を埋めたかもしれないその肉の茎から顏を逸らし、乙都はやっとのことで声を絞り出した。
「約束です。気が済んだなら、今度こそ、お薬を飲んでいただけませんか」
が、不思議と気持ち悪いという印象はない。
ひとつには、颯太の変わりようが磁石のように乙都の注意を惹きつけているからかもしれなかった。
二重写しのように浮き上がっていた精悍な少年の面影は、今は颯太の躰に戻って貼りついたように消えている。
だが、その分、明らかに颯太は若返ったようだった。
全体の外観はそんなに変わっていないものの、皺が減り、肌に艶が戻っている。
信じられないことだけど、この人、小人たちを摂取することで、10歳は若返ったのではなかろうか。
「見ないで…」
舐めるような颯太の視線を感じて、乙都は反射的に剥き出しの乳房を両手で隠した。
右と左の肉丘を両手で握りしめるように掴むと、快感で脊髄が痺れたように疼いた。
自分のものながら、乳房には芯がなく、マシュマロを掴んだかのように、底抜けに柔らかかった。
ふと見ると、両方とも、人差し指と中指の間から、薔薇色の乳首が飛び出している。
その根元を乙都は二本の指のつけ根で締めつけ、乙都は颯太に見せつけるかのように突出させているのだった。
乳首はふたつとも、恥ずかしいほど大きくなってしまっている。
颯太の視線が、その突起物に釘づけになるのがわかった。
「どうしたの? オト? 汗びっしょりだよ」
落ち着いた口調で、颯太がたずねてきた。
「それに、その格好・・・まるで・・・」
いつのまにか立場が逆転してしまっている。
小人たちを食べ終えた颯太は、かつてないほど落ち着き払っている。
射精を済ませ、いわゆる”賢者タイム”に入って、冷静になれたということか。
そんな颯太に対し、皮肉なことに、今度は乙都のほうが興奮状態から抜け出せないでいるのだ。
疼くのは乳首だけではなかった。
乙都は、無意識のうちに閉じた内腿を擦り合わせている。
ショーツのその部分はすっかり湿ってしまっている。
肉襞のすき間からにじみ出る分泌物で、ぬるぬるなのだ。
体内の空洞に甘い蜜が溢れ返っているのがわかる。
蜜が溜まると空虚が意識されてきて、そこを何かで埋めたくてたまらなくなるのが、欲情した時の常だった。
手っ取り早く空虚を埋める方法はいくつかある。
たとえば、あれ…。
乙都の餓えた眼が、颯太の股間に留まった。
カテーテルを差し込まれた薔薇色の棒は、役目を終えてもなお、肉でできた塔のように逞しく聳え立っている。
勃起前からは予想もつかないほどの、とても60歳とは思えぬ逞しさだ。
あのチューブをもぎとって、颯太の上にまたがり、曝け出されたあのいやらしい茎を…。
妄想で乳房を握る手に力がこもる。
と、乙都の尋常ならざる視線に気づいたのか、からかうような口調で、颯太が言った。
「オト、もしかして、僕のこと、誘ってる?」
「ち、違いますっ。何を根拠に、そんなっ」
いきなり心の中を言い当てられ、乙都は激しくかぶりを振った。
動揺のあまり、鎖骨のあたりまで赤くなる。
「じゃあ、どうして服を・・・? それに、この匂いは…何?」
「やめてっ。それ以上言わないでっ」
乙都は半泣きになって、あわただしく乳房をブラの中に押し込み、震える指でナース服のボタンをかけた。
颯太に欲情した自分を気づかれてしまったのだ。
なぜそうなったのか、自分でもわからないのに、颯太は乙都が立てる雌の匂いまで嗅ぎ取ってしまったらしい。
「うれしいよ。でも、ごめん」
べそをかくような表情で、颯太が弁解を始めた。
「でも、さっきも言ったけど、僕からは君に触れられないんだ。そんなことをしたら、セクハラになってしまうからね。そうなったら、僕はこの病院を追い出されてしまうだろう。それは困る」
言いながらも、誘惑的な下半身を隠そうとしないのは、乙都への嫌がらせだろうか。
それとも、挑発か。
「お薬」
おのれの空虚を埋めたかもしれないその肉の茎から顏を逸らし、乙都はやっとのことで声を絞り出した。
「約束です。気が済んだなら、今度こそ、お薬を飲んでいただけませんか」
5
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜
桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。
上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。
「私も……私も交配したい」
太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる