引きこもりの従兄を更生させるはずが、逆に”女”にさせられちゃいましたとさ! てへっ

戸影絵麻

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#68 史上最低の戦い②

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 できるだけセクシーな格好で、と教授は言った。

 熟考の末、私が選んだのは、中学時代入っていた部活で着ていたテニスウェアである。

 テニス部は中1の終わり頃辞めてしまったため、当然ユニフォームは中1の身体に合わせたものだ。

 だから高2の私が着ると、スク水同様大変なことになる。

 上はぱつんぱつんで、胸元が開きっ放しであるうえ、丈も短く否が応でもへそが出る。

 スカートは危険領域をとっくに突破しており、何もしなくてもパンツが見えてしまうほどの短さだ。

 もちろん、アンダーウェアなどという小賢しいシロモノはこの際却下である。

 このテニスルックの破壊力を倍増するには、下に生パンティを穿く以外にないからだ。

 そんなイケナイ格好に白のハイソックスを装備すると、私はママチャリに飛び乗った。

「この夜中にそんなナリで外出して! 痴漢に襲われても知らないわよ」

 と母は止めたけど、なんせ報酬20万である。

 これをゲットするためなら、ビキニの水着で自転車に乗るのもやぶさかではないというものだ。

 自転車をこぎながら、教授との会話を反芻する。

 教授の依頼は、奇妙なものだった。

「邦彦を射精させてほしいんだよ」

 苦渋を声ににじませながら、教授は言ったのだ。

「自分ではもう出せない。邦彦はそう言い張るんだ。これ以上は、美咲ちゃんがいないと無理だって」

 この前は、邦彦を射精させたばかりに私は出禁になったはずである。

 それを今度は、逆に射精させろとはどういうことだろう?

 それに、「これ以上」とか、「もう」ってのはどういう意味なのか。

 邦彦のやつ、親父さんを前にして、いったい何をやってるんだか。

 そして、極めつけは、私の何気ない問いに対する教授の返答だった。

「邦彦が射精しないと、何か困ったことがあるんですか?」

 冗談交じりにたずねると、教授はまじめな口調でこう答えたのだ。

「ああ、大ありだ。その場合、おそらく日本…いや、世界が滅ぶことになるだろう」

 

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