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第2部 背徳のパトス
#8 杏里と這い寄るもの
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最初会ったとき、杏里は小田切のことを、多少ぶっきらぼうなところはあるが、優しい人だ、と思った。
だが、一緒に暮らし始めると、次第にそうではないことがわかってきた。
小田切は保護者というより、”管理者”だった。
生活を共にするうちに、杏里を管理するクールな一面を前面に出すようになってきたのである。
その小田切が、ここまで感情を顕わにするのは珍しいことだった。
「とにかく、部屋を替えさせよう。このままじゃひどすぎる」
部屋に立ち込める血と体液の濃厚な匂いに顔をしかめて小田切がいい、ナースコールのボタンを押した。
すぐに看護師がやってきた。
杏里を担当している、あのボーイッシュでスリムな女性である。
「失礼します」
昨日と比べると、顔つきが明るくなり、目に浮かぶ表情も穏やかなものになっている。
「どうかしましたか?」
「ついさっき来てみたら、この有様だ。誰かが娘にひどい悪戯をしたらしい」
仏頂面で小田切がいい、看護師に場所を空ける。
中に一歩足を踏み入れ、部屋のありさまを一瞥するなり、その場に棒立ちになった。
「ひ、ひどい・・・。何ですか、これ?」
口を両手で覆い、悲鳴を押さえている。
恐怖で目を見開いていた。
その看護師の様子に、杏里は茫然となった。
芝居とはとても思えない。
張本人の癖に、この人、何も覚えていないのだ。
杏里を電動マッサージ器で責め立てたこと、杏里の顔に性器をこすりつけて、悶えたことを・・・。
「け、警察、呼びますか?」
杏里の無残な姿を気の毒そうに見やって、小声でたずねた。
杏里は裸のままだった。
乳房の再建はほぼ終わりに近づいているが、体のあちこちにまだ乾いた血や精液がこびりついている。
いかにも暴行されました、といった印象を、見る者に与えているに違いない。
「そんなもの呼んだら、困るのはあんたたちのほうだぞ」
小田切が立ち竦む看護師を見て、呆れたようにいう。
「部屋を替えてくれるだけでいい。それから、これでは退院は無理だ。入院をもう一日伸ばすよう、医者に頼んでくれ」
「も、もちろんです」
真っ青な顔でうなずいて、あわただしく看護師が出て行くと、
「彼女も加害者だったんだろう?」
禁煙パイプをジャケットの胸ポケットから取り出しながら、小田切が訊いた。
「う、うん・・・」
杏里はうなずいた。
しゃがれてはいるが、ようやく声を出せるようになっていた。
呼吸器官にまで、やっと再生が及び始めたのだ。
「だろうな。だが、彼女の様子を見れば、おまえがいかに立派に任務を果たしたか、よくわかるよ」
小田切が満足そうな顔をする。
「彼女、記憶を、失くしている・・・?」
信じられない、といった口調で、杏里は訊いた。
「ああ、たいていの者はそうだ。人間は、おまえに死の衝動(タナトス)を生の衝動(エロス)に転化されるとき、一緒にそのときの記憶も消されてしまうのさ」
杏里は黙り込んだ。
不公平だ、と思う。
加害者はすべてを忘れてしまうのに、被害者である私には、澱(おり)のように穢れた記憶が蓄積されていくなんて。
「それが”タナトス”なんだよ」
杏里の心中を見抜いたように、小田切がいった。
「冬美に連絡を取ってみる。”あれ”が現れたとなると、もうおまえだけでは対処できないからな」
「あれって、何なんですか?」
まだ残る喉の痛みに耐えながら、杏里は声を出した。
小田切の言葉が、ゆうべのあの奇妙な男のことを指しているのは明らかだった。
暗くて顔は見えなかったが、背の高い、華奢な感じのする体つきをしていた。
そしてあの不気味な性器・・・。
あの人は、ただの医師や患者ではなかったのだろうか?
私の胸に変な痣をつけたのは、あの人だということなのか・・・?
「冬美が説明してくれるよ。ここから先はタナトスではなく、パトスの領域だ」
そういい残すと、禁煙パイプをくわえ、スマホ片手に小田切は病室を出て行った。
パトス?
杏里は首をかしげた。
また聞き慣れない単語が出てきた。
パトスって、いったい何のことだろう?
部屋を移り、入浴を済ませてしばらく眠ると、体はほとんど元通りになっていた。
小田切はいなくなっていた。
杏里は新しい病衣の前をおそるおそるはだけてみた。
張りのある、こんもりと盛り上がったふたつの乳房が現れた。
触ってみる。
弾力も申し分ない。
しっかり胸にくっついている。
少しいじると、乳首が立ってきた。
気持ち、いい・・・。
ため息が漏れた。
健康に戻った証拠だった。
自然と笑みがこぼれた。
よかった。
すっかり治ってる・・・。
着替えたばかりのパンティも脱いでみる。
スマホを股の間に置く。
スマホケースの裏側の鏡に性器を映して、観察した。
どこにも異常はないようだ。
入口の襞を開いて内部を確かめてみたが、綺麗なピンク色に戻っていた。
何気なくクリトリスに指が触れたとたん、痺れるような快感を覚えて、
杏里は思わず切ないため息を漏らした。
傷が治っただけでなく、感度が上がっている気がした。
恥ずかしくなって、あわてて下着を穿き直し、病衣の前を紐できつく縛る。
「杏里、来たよー」
ドアが開く音とともに、のん気な声が聞こえてきたのはそのときだった。
重人と冬美が部屋の入口に立っていた。
その後ろに小田切の長身が見える。
杏里は耳まで赤くして、シーツをひっかぶった。
危ないところだった。
「またまた大変だったんだってね」
ベッドの脇に椅子を引き寄せて坐ると、栗栖重人が杏里の額に手を当てた。
「じゃ、少し睡眠療法しとこうか」
その言葉と同時に、重人の掌から温かい波動が流れ出し、杏里の全身に広がっていった。
どのくらい眠ったのか。
目を覚ますと、小田切と冬美の会話が耳に入ってきた。
「どうだ。間違いないか」
「ええ。これは、”刻印(スティグマ)”。彼らと接触した証だわ」
「派遣してもらえそうか」
「それが・・・実のところ、この地域にはパトスは正式には実装されていないのよ。まだ試験段階とかで」
「実験体でもいい。もし本当にあれがこの町に潜入しているとしたら、杏里だけでは太刀打ちできない」
「それはそうでしょう。タナトスは元来、探知機みたいなもので、戦闘能力は備えていないんだから」
「武器になるものといえば、この不死身の肉体だけだからな」
「あの・・・」
思い切って、杏里は声をかけた。
「その、”彼ら”とか”あれ”って、何なんですか?」
「あらやだ、起きてたの?」
冬美が目を見開いて、杏里を振り返った。
きょうも夏物のスーツが、メリハリの効いた体によく似合っている。
水谷冬美は隣町にある若葉台中学の理科の教師である。
が、それは表向きの顔で、その本業は、小田切と同じタナトスのサポーターらしい。
小田切の話によると、今はこの町に、来栖重人と一緒に住んでいるとのことだった。
「笹原さん、ちょっと見ないうちに、ずいぶん変わったわね。大人っぽくなったっていうか・・・。すごく、綺麗になった」
杏里の額にかかったほつれ毛を細い指先で払い、優しく微笑みながら、冬美はそんなことをいった。
「正直に、エロくなったといえよ。杏里の浄化能力は日に日に上がってるんだ。おそらく、飢えている者から見れば、この子は性腺刺激ホルモンの塊みたいなものなんだろうな」
小田切のつっこみは、相変らず優しさのかけらもない。
性腺刺激ホルモンのかたまり・・・。
ひどいいわれようだった。
「教えてください」
杏里の声が尖った。
「ごめんなさい。”あれ”の話だったわね」
冬美が美しい顔を曇らせた。
「”あれ”は、人に似て人でない者。私達は仮に”外来種”と呼んでいる」
窓の外に視線を投げると、淡々とした口調で話し始めた。
「この世界には、私たち人類に混じって、別の種族が住んでいる。それが、外来種」
別の、種族?
杏里はぽかんと口を半開きにした。
何の話をしているのだろう?
「笹原さん、あなたがゆうべ遭遇したのは、その外来種の中の一匹なの」
冬美が説明を再開した。
「セイヨウタンポポしかり、ミシシッピアカミミガメしかり、外来種は得てして、原種の生物に比べ、環境への適応もうまく、繁殖力も強い。”彼ら”も同じ。私たちホモ・サピエンスをしのぐ身体能力と繁殖力を持ち、爆発的に増えていく。彼らがいつから人間社会に紛れ込んでいたのか、今となってはもうわからない。でも、アフリカでは村の住人のほとんどが、彼らにすり替わられてしまった所もあると聞いているわ。幸いにして、この日本ではまだそれほどでもないけどね」
「外来種・・・?」
あまりにも突拍子のない話の内容に、杏里は狐につままれたような顔になった。
人類にとっての、外来種・・・。
そんなものが存在するとしたら、それはいったい何なのか。
小田切が説明を引き継いだ。
「やつらの正体が何かは、わからない。エイリアンなのか、ミュータントなのか、今のところ”上”が調査中としかいいようがない。とにかく、わかっているのは、やつらが人間以上に凶暴で、むちゃくちゃタフな生き物らしいってことだけだ。早く手を打たないと、アフリカの村どころか、早晩、世界中から人類が駆逐されてしまうだろう、といわれている」
エイリアン? ミュータント?
ありえない。
しかし、杏里は実際にこの眼で見ていた。
あの若者。
いわれてみれば、彼はあまりにも人間離れしていた。
あれは、異星人や新人類というより・・・。
「悪魔」
杏里はつぶやいた。
だが、一緒に暮らし始めると、次第にそうではないことがわかってきた。
小田切は保護者というより、”管理者”だった。
生活を共にするうちに、杏里を管理するクールな一面を前面に出すようになってきたのである。
その小田切が、ここまで感情を顕わにするのは珍しいことだった。
「とにかく、部屋を替えさせよう。このままじゃひどすぎる」
部屋に立ち込める血と体液の濃厚な匂いに顔をしかめて小田切がいい、ナースコールのボタンを押した。
すぐに看護師がやってきた。
杏里を担当している、あのボーイッシュでスリムな女性である。
「失礼します」
昨日と比べると、顔つきが明るくなり、目に浮かぶ表情も穏やかなものになっている。
「どうかしましたか?」
「ついさっき来てみたら、この有様だ。誰かが娘にひどい悪戯をしたらしい」
仏頂面で小田切がいい、看護師に場所を空ける。
中に一歩足を踏み入れ、部屋のありさまを一瞥するなり、その場に棒立ちになった。
「ひ、ひどい・・・。何ですか、これ?」
口を両手で覆い、悲鳴を押さえている。
恐怖で目を見開いていた。
その看護師の様子に、杏里は茫然となった。
芝居とはとても思えない。
張本人の癖に、この人、何も覚えていないのだ。
杏里を電動マッサージ器で責め立てたこと、杏里の顔に性器をこすりつけて、悶えたことを・・・。
「け、警察、呼びますか?」
杏里の無残な姿を気の毒そうに見やって、小声でたずねた。
杏里は裸のままだった。
乳房の再建はほぼ終わりに近づいているが、体のあちこちにまだ乾いた血や精液がこびりついている。
いかにも暴行されました、といった印象を、見る者に与えているに違いない。
「そんなもの呼んだら、困るのはあんたたちのほうだぞ」
小田切が立ち竦む看護師を見て、呆れたようにいう。
「部屋を替えてくれるだけでいい。それから、これでは退院は無理だ。入院をもう一日伸ばすよう、医者に頼んでくれ」
「も、もちろんです」
真っ青な顔でうなずいて、あわただしく看護師が出て行くと、
「彼女も加害者だったんだろう?」
禁煙パイプをジャケットの胸ポケットから取り出しながら、小田切が訊いた。
「う、うん・・・」
杏里はうなずいた。
しゃがれてはいるが、ようやく声を出せるようになっていた。
呼吸器官にまで、やっと再生が及び始めたのだ。
「だろうな。だが、彼女の様子を見れば、おまえがいかに立派に任務を果たしたか、よくわかるよ」
小田切が満足そうな顔をする。
「彼女、記憶を、失くしている・・・?」
信じられない、といった口調で、杏里は訊いた。
「ああ、たいていの者はそうだ。人間は、おまえに死の衝動(タナトス)を生の衝動(エロス)に転化されるとき、一緒にそのときの記憶も消されてしまうのさ」
杏里は黙り込んだ。
不公平だ、と思う。
加害者はすべてを忘れてしまうのに、被害者である私には、澱(おり)のように穢れた記憶が蓄積されていくなんて。
「それが”タナトス”なんだよ」
杏里の心中を見抜いたように、小田切がいった。
「冬美に連絡を取ってみる。”あれ”が現れたとなると、もうおまえだけでは対処できないからな」
「あれって、何なんですか?」
まだ残る喉の痛みに耐えながら、杏里は声を出した。
小田切の言葉が、ゆうべのあの奇妙な男のことを指しているのは明らかだった。
暗くて顔は見えなかったが、背の高い、華奢な感じのする体つきをしていた。
そしてあの不気味な性器・・・。
あの人は、ただの医師や患者ではなかったのだろうか?
私の胸に変な痣をつけたのは、あの人だということなのか・・・?
「冬美が説明してくれるよ。ここから先はタナトスではなく、パトスの領域だ」
そういい残すと、禁煙パイプをくわえ、スマホ片手に小田切は病室を出て行った。
パトス?
杏里は首をかしげた。
また聞き慣れない単語が出てきた。
パトスって、いったい何のことだろう?
部屋を移り、入浴を済ませてしばらく眠ると、体はほとんど元通りになっていた。
小田切はいなくなっていた。
杏里は新しい病衣の前をおそるおそるはだけてみた。
張りのある、こんもりと盛り上がったふたつの乳房が現れた。
触ってみる。
弾力も申し分ない。
しっかり胸にくっついている。
少しいじると、乳首が立ってきた。
気持ち、いい・・・。
ため息が漏れた。
健康に戻った証拠だった。
自然と笑みがこぼれた。
よかった。
すっかり治ってる・・・。
着替えたばかりのパンティも脱いでみる。
スマホを股の間に置く。
スマホケースの裏側の鏡に性器を映して、観察した。
どこにも異常はないようだ。
入口の襞を開いて内部を確かめてみたが、綺麗なピンク色に戻っていた。
何気なくクリトリスに指が触れたとたん、痺れるような快感を覚えて、
杏里は思わず切ないため息を漏らした。
傷が治っただけでなく、感度が上がっている気がした。
恥ずかしくなって、あわてて下着を穿き直し、病衣の前を紐できつく縛る。
「杏里、来たよー」
ドアが開く音とともに、のん気な声が聞こえてきたのはそのときだった。
重人と冬美が部屋の入口に立っていた。
その後ろに小田切の長身が見える。
杏里は耳まで赤くして、シーツをひっかぶった。
危ないところだった。
「またまた大変だったんだってね」
ベッドの脇に椅子を引き寄せて坐ると、栗栖重人が杏里の額に手を当てた。
「じゃ、少し睡眠療法しとこうか」
その言葉と同時に、重人の掌から温かい波動が流れ出し、杏里の全身に広がっていった。
どのくらい眠ったのか。
目を覚ますと、小田切と冬美の会話が耳に入ってきた。
「どうだ。間違いないか」
「ええ。これは、”刻印(スティグマ)”。彼らと接触した証だわ」
「派遣してもらえそうか」
「それが・・・実のところ、この地域にはパトスは正式には実装されていないのよ。まだ試験段階とかで」
「実験体でもいい。もし本当にあれがこの町に潜入しているとしたら、杏里だけでは太刀打ちできない」
「それはそうでしょう。タナトスは元来、探知機みたいなもので、戦闘能力は備えていないんだから」
「武器になるものといえば、この不死身の肉体だけだからな」
「あの・・・」
思い切って、杏里は声をかけた。
「その、”彼ら”とか”あれ”って、何なんですか?」
「あらやだ、起きてたの?」
冬美が目を見開いて、杏里を振り返った。
きょうも夏物のスーツが、メリハリの効いた体によく似合っている。
水谷冬美は隣町にある若葉台中学の理科の教師である。
が、それは表向きの顔で、その本業は、小田切と同じタナトスのサポーターらしい。
小田切の話によると、今はこの町に、来栖重人と一緒に住んでいるとのことだった。
「笹原さん、ちょっと見ないうちに、ずいぶん変わったわね。大人っぽくなったっていうか・・・。すごく、綺麗になった」
杏里の額にかかったほつれ毛を細い指先で払い、優しく微笑みながら、冬美はそんなことをいった。
「正直に、エロくなったといえよ。杏里の浄化能力は日に日に上がってるんだ。おそらく、飢えている者から見れば、この子は性腺刺激ホルモンの塊みたいなものなんだろうな」
小田切のつっこみは、相変らず優しさのかけらもない。
性腺刺激ホルモンのかたまり・・・。
ひどいいわれようだった。
「教えてください」
杏里の声が尖った。
「ごめんなさい。”あれ”の話だったわね」
冬美が美しい顔を曇らせた。
「”あれ”は、人に似て人でない者。私達は仮に”外来種”と呼んでいる」
窓の外に視線を投げると、淡々とした口調で話し始めた。
「この世界には、私たち人類に混じって、別の種族が住んでいる。それが、外来種」
別の、種族?
杏里はぽかんと口を半開きにした。
何の話をしているのだろう?
「笹原さん、あなたがゆうべ遭遇したのは、その外来種の中の一匹なの」
冬美が説明を再開した。
「セイヨウタンポポしかり、ミシシッピアカミミガメしかり、外来種は得てして、原種の生物に比べ、環境への適応もうまく、繁殖力も強い。”彼ら”も同じ。私たちホモ・サピエンスをしのぐ身体能力と繁殖力を持ち、爆発的に増えていく。彼らがいつから人間社会に紛れ込んでいたのか、今となってはもうわからない。でも、アフリカでは村の住人のほとんどが、彼らにすり替わられてしまった所もあると聞いているわ。幸いにして、この日本ではまだそれほどでもないけどね」
「外来種・・・?」
あまりにも突拍子のない話の内容に、杏里は狐につままれたような顔になった。
人類にとっての、外来種・・・。
そんなものが存在するとしたら、それはいったい何なのか。
小田切が説明を引き継いだ。
「やつらの正体が何かは、わからない。エイリアンなのか、ミュータントなのか、今のところ”上”が調査中としかいいようがない。とにかく、わかっているのは、やつらが人間以上に凶暴で、むちゃくちゃタフな生き物らしいってことだけだ。早く手を打たないと、アフリカの村どころか、早晩、世界中から人類が駆逐されてしまうだろう、といわれている」
エイリアン? ミュータント?
ありえない。
しかし、杏里は実際にこの眼で見ていた。
あの若者。
いわれてみれば、彼はあまりにも人間離れしていた。
あれは、異星人や新人類というより・・・。
「悪魔」
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