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第2部 背徳のパトス
#9 杏里と明かされた真実
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「悪魔、か」
小田切がつぶやいた。
「いわれてみれば、そうなのかもしれないな。実際に接触したおまえがいうなら、それが正しいのかも」
「そうね。ちょっとマンガっぽいけど、異星人よりはありそうね」
と、冬美も同意する。
「もちろん、その"悪魔”なる存在がいかなるものなのか、って謎は依然として残るわけなんだけど」
「悪魔の定義ね。難しい問題だな」
小田切が無精ひげの残る顎に手をやって、考え込む、
「仮に、その"外来種"とやらが実在するとして、それと私・・・タナトスと、どういう関係があるんですか」
杏里がたずねると、それまで隅っこの椅子に座って三人のやり取りに聞き耳を立てていた重人が、
「あ、そうか」
と突然手を打って叫んだ。
「何?」
杏里は重人を見た。
黒縁眼鏡の、年の割に幼い顔が、珍しく真剣な表情をたたえている。
「タナトスのもうひとつの使命って、それだったんだね。つまり、その外来種とやらを見つけ出すこと」
「その通りよ」
重人の頭に優しく手を置いて、冬美がうなずいた。
「外来種は外見上、人間にそっくりなの。見ただけではわからない。もちろん、人間並みに知能も高いし、言葉もしゃべるから、見つけるのは容易ではないの。人間と交配も可能だしね。区別する方法があるとすれば、それは・・・」
「やつらと交わる、すなわちセックスすることだ」
いいにくい部分を小田切が引き取った。
「ただし、人間の女性では色々問題がある。やつらとのセックスは激しすぎて、時としてパートーナーに死をもたらすといわれているし、そもそも妊娠でもしたら、やつらの繁殖に手を貸すことになってしまうからだ。が、その点、もともと生殖能力を持たないタナトスなら安心だ。体も丈夫だし、絶対に妊娠もしない」
「そこで"上”は、タナトスにマーキング能力を装備することにしたの。外来種と肉体的な接触を図ると、体にその印が残るように・・・」
「それが、この痣、ですか?」
杏里は病衣をはだけて、改めて胸の痣を見た。
指で擦ってみる。
それは皮膚の内側から浮かび上がってきているようで、いくら擦っても取れなかった。
「おまえたちタナトスは、特に性欲の旺盛な者を強烈に誘引する能力を持っている。繁殖力の強い外来種なら、真っ先に目をつけてくるはずだ。"上"は、そう考えたのさ」
「さっきから出てくるその"上"って・・・?」
「政府と民間が共同でつくった第三セクターの機関みたいなものね。目的は、国民の精神的安定性の維持と、外来種の排除。もっとも。後者は最近になって加わったものだけれど」
「そもそもの始まりは、子供たちの自殺防止対策だったんだ。この超少子化の時代、子供は国の一番の宝だ。何があろうとこれ以上減らすわけにはいかない。タナトスは、子どもの世界からいじめや自殺をなくすために生み出されたのさ。それがある程度有効だとわかって、のちに全年齢を対象としたプロジェクトに拡大されたというわけだな」
生み出された・・・。
杏里は他の何よりもその言葉に引っかかった。
「私は、その、クローン人間みたいなものなんですか? それとも、ロボット?」
「クローン技術というのは確かに実用化されているが、たとえそれで人間の複製をつくったとしても、オリジナルと同じだけの成長期間が必要になってしまう。それではとても間に合わない。だからおまえはクローンではない。もちろん機械でないことは、色々な目に遭ってきたおまえがいちばんよく知っているだろう」
「じゃ、いったい・・・?」
「知らないほうがいいと思う」
杏里の言葉を、冬美が遮った。
なぜだか、辛そうな表情をしていた。
「少なくとも、あなたが自分という存在に誇りを持てないでいる、今はね」
杏里は首をすくめた。
聞くのが恐くなったのだ。
「ボクもなんだかそれ以上聞きたくなくなったよ」
元気のない声で、重人がいった。
「きっとヒュプノスも同じなんだよね」
「そうね」
冬美が少年のボブカットの頭を撫でて、うなずいた。
「ふたりがもう少し強くなったら、そのとき教えてあげる」
「私の姉さん・・・姉さんも、タナトスだったの?」
ふと思いついて、杏里は訊いた。
当時小学生だった杏里には、よくわからなかった。
だが、今思うと、姉の良子は外から帰ってくるとき、いつもボロボロだった。
相当ないじめを受けていたのかもしれなかった。
そして、最後には父の子を孕み、自ら命を絶ったのだ。
「タナトスは死ねない。だから自殺した彼女は普通の人間だ。元はといえば、おまえを社会に適応させるためにつくられた擬似家族の構成員だったんだが、おそらくタナトスであるおまえの影響を強く受け過ぎたのだろう。おまえを愛するあまり、擬似タナトス体質とでもいったものになっていたのかもしれない」
「・・・じゃ、姉さんの死は、私のせい・・?」
ショックだった。
杏里の瞳に涙の粒が盛り上がった。
わずか三年間の記憶の中で、杏里に唯一優しかった良子姉さん。
その姉さんが、私の体質の影響で、いじめられたり、性的虐待を受けていたのだとしたら・・・?
「それは考えすぎよ」
すぐさま冬美が否定した。
「彼女は彼女の人生を生きた。たとえ短くても、それは彼女自身が選んだ道だわ」
「だな。それに杏里、おまえは人間じゃない。たとえは悪いが、玩具で遊んでいて、子供が怪我をしたとする。その場合、玩具が子供のことを気遣って胸を痛める必要があるか?」
「そんなひどいいい方しないで!」
杏里は声を荒げた。
猛烈に怒りがこみ上げてきていた。
私はモノじゃない!
痛みも悲しみもちゃんと感じることができる。
たとえ本当の姉妹ではなかったにしろ、良子姉さんは、私にとってかけがえのない人だったのだ。
その死を悲しんで何が悪い?
「あのな、杏里。俺は別におまえの存在自体を否定しているわけじゃない」
小田切が、杏里の瞳を正面からじっと見つめ、子供にいい聞かせるような調子でいった。
「おまえにはちゃんと感情もあるし、心もある。それは認めるし、人間以上によくがんばってると思う。だが、物理的にも法的にもおまえは人とはいえないんだ。たとえばおまえは今一応中学二年生で、十四歳ということになっているが、生物学的には三歳にすぎない。だが、精神年齢は逆に人間でいえば二十歳に近い。そんなアンバランスなタナトスという存在に慣れるためには、まず己の非人間性を認識する必要があるんだよ。俺の言葉は確かに残酷に聞こえるだろうが、俺は事実しかいわないことにしている。おまえに強くなってもらうためにも、な」
肉体的には三歳で、精神年齢は二十歳?
杏里はますます混乱した。
わけがわからなかった。
が、小田切に感じた怒りはひとまず沈静化していた。
「最後にひとつ、教えて」
しばしの沈黙の後、いった。
「パトスって、何?」
「パトスは、あなたたちの仲間。タナトスをレーダー、ヒュプノスを回復役(ヒーラー)とするなら、パトスはアタッカー。つまり」
冬美が答えた。
「あなたが見つけた外来種を駆除する存在、それがパトスなの」
アタッカー?
駆除?
どんな人物なのだろう?
「この地方にはまだ未実装なんだけど、試験中の個体が近くにいるから、早速手配してみるわ。一匹でも野放しにすると外来種は爆発的に増えるし、それに何よりも、笹原さん、あなたの身が危ないからね」
「そうなんだ」
冬美の言葉に小田切がうなずいた。
小田切がつぶやいた。
「いわれてみれば、そうなのかもしれないな。実際に接触したおまえがいうなら、それが正しいのかも」
「そうね。ちょっとマンガっぽいけど、異星人よりはありそうね」
と、冬美も同意する。
「もちろん、その"悪魔”なる存在がいかなるものなのか、って謎は依然として残るわけなんだけど」
「悪魔の定義ね。難しい問題だな」
小田切が無精ひげの残る顎に手をやって、考え込む、
「仮に、その"外来種"とやらが実在するとして、それと私・・・タナトスと、どういう関係があるんですか」
杏里がたずねると、それまで隅っこの椅子に座って三人のやり取りに聞き耳を立てていた重人が、
「あ、そうか」
と突然手を打って叫んだ。
「何?」
杏里は重人を見た。
黒縁眼鏡の、年の割に幼い顔が、珍しく真剣な表情をたたえている。
「タナトスのもうひとつの使命って、それだったんだね。つまり、その外来種とやらを見つけ出すこと」
「その通りよ」
重人の頭に優しく手を置いて、冬美がうなずいた。
「外来種は外見上、人間にそっくりなの。見ただけではわからない。もちろん、人間並みに知能も高いし、言葉もしゃべるから、見つけるのは容易ではないの。人間と交配も可能だしね。区別する方法があるとすれば、それは・・・」
「やつらと交わる、すなわちセックスすることだ」
いいにくい部分を小田切が引き取った。
「ただし、人間の女性では色々問題がある。やつらとのセックスは激しすぎて、時としてパートーナーに死をもたらすといわれているし、そもそも妊娠でもしたら、やつらの繁殖に手を貸すことになってしまうからだ。が、その点、もともと生殖能力を持たないタナトスなら安心だ。体も丈夫だし、絶対に妊娠もしない」
「そこで"上”は、タナトスにマーキング能力を装備することにしたの。外来種と肉体的な接触を図ると、体にその印が残るように・・・」
「それが、この痣、ですか?」
杏里は病衣をはだけて、改めて胸の痣を見た。
指で擦ってみる。
それは皮膚の内側から浮かび上がってきているようで、いくら擦っても取れなかった。
「おまえたちタナトスは、特に性欲の旺盛な者を強烈に誘引する能力を持っている。繁殖力の強い外来種なら、真っ先に目をつけてくるはずだ。"上"は、そう考えたのさ」
「さっきから出てくるその"上"って・・・?」
「政府と民間が共同でつくった第三セクターの機関みたいなものね。目的は、国民の精神的安定性の維持と、外来種の排除。もっとも。後者は最近になって加わったものだけれど」
「そもそもの始まりは、子供たちの自殺防止対策だったんだ。この超少子化の時代、子供は国の一番の宝だ。何があろうとこれ以上減らすわけにはいかない。タナトスは、子どもの世界からいじめや自殺をなくすために生み出されたのさ。それがある程度有効だとわかって、のちに全年齢を対象としたプロジェクトに拡大されたというわけだな」
生み出された・・・。
杏里は他の何よりもその言葉に引っかかった。
「私は、その、クローン人間みたいなものなんですか? それとも、ロボット?」
「クローン技術というのは確かに実用化されているが、たとえそれで人間の複製をつくったとしても、オリジナルと同じだけの成長期間が必要になってしまう。それではとても間に合わない。だからおまえはクローンではない。もちろん機械でないことは、色々な目に遭ってきたおまえがいちばんよく知っているだろう」
「じゃ、いったい・・・?」
「知らないほうがいいと思う」
杏里の言葉を、冬美が遮った。
なぜだか、辛そうな表情をしていた。
「少なくとも、あなたが自分という存在に誇りを持てないでいる、今はね」
杏里は首をすくめた。
聞くのが恐くなったのだ。
「ボクもなんだかそれ以上聞きたくなくなったよ」
元気のない声で、重人がいった。
「きっとヒュプノスも同じなんだよね」
「そうね」
冬美が少年のボブカットの頭を撫でて、うなずいた。
「ふたりがもう少し強くなったら、そのとき教えてあげる」
「私の姉さん・・・姉さんも、タナトスだったの?」
ふと思いついて、杏里は訊いた。
当時小学生だった杏里には、よくわからなかった。
だが、今思うと、姉の良子は外から帰ってくるとき、いつもボロボロだった。
相当ないじめを受けていたのかもしれなかった。
そして、最後には父の子を孕み、自ら命を絶ったのだ。
「タナトスは死ねない。だから自殺した彼女は普通の人間だ。元はといえば、おまえを社会に適応させるためにつくられた擬似家族の構成員だったんだが、おそらくタナトスであるおまえの影響を強く受け過ぎたのだろう。おまえを愛するあまり、擬似タナトス体質とでもいったものになっていたのかもしれない」
「・・・じゃ、姉さんの死は、私のせい・・?」
ショックだった。
杏里の瞳に涙の粒が盛り上がった。
わずか三年間の記憶の中で、杏里に唯一優しかった良子姉さん。
その姉さんが、私の体質の影響で、いじめられたり、性的虐待を受けていたのだとしたら・・・?
「それは考えすぎよ」
すぐさま冬美が否定した。
「彼女は彼女の人生を生きた。たとえ短くても、それは彼女自身が選んだ道だわ」
「だな。それに杏里、おまえは人間じゃない。たとえは悪いが、玩具で遊んでいて、子供が怪我をしたとする。その場合、玩具が子供のことを気遣って胸を痛める必要があるか?」
「そんなひどいいい方しないで!」
杏里は声を荒げた。
猛烈に怒りがこみ上げてきていた。
私はモノじゃない!
痛みも悲しみもちゃんと感じることができる。
たとえ本当の姉妹ではなかったにしろ、良子姉さんは、私にとってかけがえのない人だったのだ。
その死を悲しんで何が悪い?
「あのな、杏里。俺は別におまえの存在自体を否定しているわけじゃない」
小田切が、杏里の瞳を正面からじっと見つめ、子供にいい聞かせるような調子でいった。
「おまえにはちゃんと感情もあるし、心もある。それは認めるし、人間以上によくがんばってると思う。だが、物理的にも法的にもおまえは人とはいえないんだ。たとえばおまえは今一応中学二年生で、十四歳ということになっているが、生物学的には三歳にすぎない。だが、精神年齢は逆に人間でいえば二十歳に近い。そんなアンバランスなタナトスという存在に慣れるためには、まず己の非人間性を認識する必要があるんだよ。俺の言葉は確かに残酷に聞こえるだろうが、俺は事実しかいわないことにしている。おまえに強くなってもらうためにも、な」
肉体的には三歳で、精神年齢は二十歳?
杏里はますます混乱した。
わけがわからなかった。
が、小田切に感じた怒りはひとまず沈静化していた。
「最後にひとつ、教えて」
しばしの沈黙の後、いった。
「パトスって、何?」
「パトスは、あなたたちの仲間。タナトスをレーダー、ヒュプノスを回復役(ヒーラー)とするなら、パトスはアタッカー。つまり」
冬美が答えた。
「あなたが見つけた外来種を駆除する存在、それがパトスなの」
アタッカー?
駆除?
どんな人物なのだろう?
「この地方にはまだ未実装なんだけど、試験中の個体が近くにいるから、早速手配してみるわ。一匹でも野放しにすると外来種は爆発的に増えるし、それに何よりも、笹原さん、あなたの身が危ないからね」
「そうなんだ」
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