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第7部 蹂躙のヤヌス
#68 凌辱と破壊①
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美里は冷たい目で、床に倒れた全裸の少女を見下ろしていた。
小柄ながらに完ぺきな裸身を誇る、アイドルのような顔立ちの美少女だ。
杏里は完全に意識を失ってしまっている。
畳の上に手足を投げ出し、股間から大量の鮮血をあふれさせ、身体中を汗と粘液でてらてらと光らせている。
下腹がひくひく波打っていることや、豊かな胸がゆっくりと上下していることから、かろうじてまだ生きているとわかる程度だ。
「しぶとい子だったわね」
ひとりつぶやきながら、美里はスーツを脱ぎ始めている。
上着をベッドの上に放り投げると、片足ずつあげて、長いタイトスカートを脱ぐ。
暑苦しいストッキングも過ぎ捨てると、ブラウスのボタンに手をかけた。
その下から現れたのは、穴だらけの異様な肌だ。
噴火口を思わせる大小の醜い穴が、身体中を覆っている。
臍の上まである大きなパンティを脱ぎ、木綿のスポーツブラを取り去った。
ブラジャーの下には、乳房がない。
代わりにカルデラのように醜悪な穴がふたつ、口を開いているだけだった。
「悪いわね、杏里ちゃん。この醜い身体を治すには、あなたのエキスがどうしても必要なの」
タナトスの試作品として生まれ変わり、もう何年も経つ。
その間に、美里の身体は恐ろしい速さで劣化していった。
攻撃と防御を兼ね備えた代償なのか。
劣化した細胞がどんどん増殖して、肉体を醜い化け物に変えていってしまったのだ。
それを止めるには、同じタナトスの肉体から、生命のエキスを奪うしかない。
そう考えて、学園支配を思い立った。
邪魔なパトスとトレーナーを殺し、学校中の生徒を支配してしまえば、異常に気づいた委員会が必ず新たなタナトスを派遣してくるに違いない。
そう踏んだのである。
そうしてやってきたのが、杏里だった。
まだタナトスとしては駆け出しなのに、タナトスの頂点に立つほど、優れた資質を持つ少女。
美里にとっては願ってもない獲物である。
「やっとあなたと、本当にふたりきりになれたわね」
美里は髪に手をやった。
ストレートヘアをつかんで、一気に引きはがす。
その下から、つるつるの頭部が現れた。
少し先の尖った、細長い、砲弾のような形をした、まったく無毛の頭である。
ウィッグをベッドに上に放り投げると、美里は杏里の脚と脚の間に跪いた。
身体中の穴という穴から、半透明の”何か”が伸び出してきている。
美里の周囲で揺蕩うそれは、エクトプラズムで構成された触手のようなものだった。
獲物に触れると実体化して力をふるう、美里が外来種から受け継いだ異形の攻撃手段である。
「舐めてあげる。あなたのエキスを、身体が干からびるまで、吸って吸って、吸いまくってあげる」
美里の薄い唇が、笑みの形に歪んだ。
次に開いた時、その口から飛び出てきたのは、軟体動物のウミウシに似た分厚く長い舌べらだった。
先に開いた丸い穴は、明らかにもうひとつの口のようだ。
美しい杏里の裸身に、美里の醜く爛れた肉体が徐々に覆いかぶさっていく。
が、杏里は微動だにしない。
めくるめく快楽の嵐に翻弄され、意識が消し飛び、ほとんど廃人と化してしまっているのだ。
美里の舌が、杏里の太腿に届いた。
ぬめぬめと光る真っ白な肌を、ゾロリと音を立てて舐め上げる。
こうして、新たなる凌辱が始まった。
小柄ながらに完ぺきな裸身を誇る、アイドルのような顔立ちの美少女だ。
杏里は完全に意識を失ってしまっている。
畳の上に手足を投げ出し、股間から大量の鮮血をあふれさせ、身体中を汗と粘液でてらてらと光らせている。
下腹がひくひく波打っていることや、豊かな胸がゆっくりと上下していることから、かろうじてまだ生きているとわかる程度だ。
「しぶとい子だったわね」
ひとりつぶやきながら、美里はスーツを脱ぎ始めている。
上着をベッドの上に放り投げると、片足ずつあげて、長いタイトスカートを脱ぐ。
暑苦しいストッキングも過ぎ捨てると、ブラウスのボタンに手をかけた。
その下から現れたのは、穴だらけの異様な肌だ。
噴火口を思わせる大小の醜い穴が、身体中を覆っている。
臍の上まである大きなパンティを脱ぎ、木綿のスポーツブラを取り去った。
ブラジャーの下には、乳房がない。
代わりにカルデラのように醜悪な穴がふたつ、口を開いているだけだった。
「悪いわね、杏里ちゃん。この醜い身体を治すには、あなたのエキスがどうしても必要なの」
タナトスの試作品として生まれ変わり、もう何年も経つ。
その間に、美里の身体は恐ろしい速さで劣化していった。
攻撃と防御を兼ね備えた代償なのか。
劣化した細胞がどんどん増殖して、肉体を醜い化け物に変えていってしまったのだ。
それを止めるには、同じタナトスの肉体から、生命のエキスを奪うしかない。
そう考えて、学園支配を思い立った。
邪魔なパトスとトレーナーを殺し、学校中の生徒を支配してしまえば、異常に気づいた委員会が必ず新たなタナトスを派遣してくるに違いない。
そう踏んだのである。
そうしてやってきたのが、杏里だった。
まだタナトスとしては駆け出しなのに、タナトスの頂点に立つほど、優れた資質を持つ少女。
美里にとっては願ってもない獲物である。
「やっとあなたと、本当にふたりきりになれたわね」
美里は髪に手をやった。
ストレートヘアをつかんで、一気に引きはがす。
その下から、つるつるの頭部が現れた。
少し先の尖った、細長い、砲弾のような形をした、まったく無毛の頭である。
ウィッグをベッドに上に放り投げると、美里は杏里の脚と脚の間に跪いた。
身体中の穴という穴から、半透明の”何か”が伸び出してきている。
美里の周囲で揺蕩うそれは、エクトプラズムで構成された触手のようなものだった。
獲物に触れると実体化して力をふるう、美里が外来種から受け継いだ異形の攻撃手段である。
「舐めてあげる。あなたのエキスを、身体が干からびるまで、吸って吸って、吸いまくってあげる」
美里の薄い唇が、笑みの形に歪んだ。
次に開いた時、その口から飛び出てきたのは、軟体動物のウミウシに似た分厚く長い舌べらだった。
先に開いた丸い穴は、明らかにもうひとつの口のようだ。
美しい杏里の裸身に、美里の醜く爛れた肉体が徐々に覆いかぶさっていく。
が、杏里は微動だにしない。
めくるめく快楽の嵐に翻弄され、意識が消し飛び、ほとんど廃人と化してしまっているのだ。
美里の舌が、杏里の太腿に届いた。
ぬめぬめと光る真っ白な肌を、ゾロリと音を立てて舐め上げる。
こうして、新たなる凌辱が始まった。
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