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第8部 妄執のハーデス
#118 流出⑦
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零の目的が杏里に苦痛を与えることにあるのなら、それは全くの逆効果だった。
いくら細いといっても、杏里を貫いているのは腕である。
腕の太さは、当然、男性のペニスやバイブに比べればかなりのものだ。
「あ、あ、あ、あ」
杏里のあえぎが激しくなる。
打ち振る髪の先から汗の粒が飛ぶ。
左右で大きさの違う乳房が、リズミカルに上下に揺れ始める。
驚異的な回復力で滑らかさを取り戻した平らな下腹が、官能の疼きにひくひくと波打っていた。
極太のバイブの上に跨って、それを膣の奥深くまで咥え込んだ時のような快感が、杏里の脳を半ば痺れさせていた。
やがてゆっくりと、杏里の腰が動き始めた。
尻をうねるようにローリングさせ、零の右手を積極的に膣が咥え込んでいくのだ。
両手が使えるなら、自らの手で乳首をまさぐり、指で乳首を責め苛みたいところだった。
が、それが叶わぬ今、杏里は膣に全神経を集中させていた。
秘肉を収縮させ、零の腕を締めつけた。
淫汁がとめどなく湧き出しては、その白い腕をべっとりと濡らしていく。
「なんて子なの!」
零の声に、更なる怒りがこもった。
「どうやら、ばらばらにでもしないと、苦痛を感じてはくれないようね」
そう吐き捨てるように言うなり、杏里の身体を支えた右腕を、床に向けて強く振り下ろした。
突然顎から床に叩きつけられ、杏里の口から血潮と折れた前歯が飛び散った。
身体の下で、せっかく再生した乳房が潰れる嫌な音が響く。
右の頬と上半身を床に押しつけ、杏里は尻だけを高く突き出す姿勢になっている。
もちろん、会陰部にはまだ零の右手が肘近くまで埋まったままだ。
その腕を、ずるずると零が引き出し始めた。
その拍子に、湯気の立つ淫汁が、ごぼっと音を立ててこぼれ出た。
引き出された零の右腕は、ローションでも塗りたくったようにてらてらと光沢を帯びている。
その手が何か、白い風船のようなものをつかんでいた。
魚の浮き袋によく似たそれは、杏里の股間からゴムのように長く伸びている。
子宮だった。
零が杏里の子宮を外に引きずり出したのだ。
手の中の白い器官を、愛おしげに撫で回す零。
そのたびに、高く掲げた杏里の尻が快感にぴくぴくと震え、開きっ放しの膣口から新たな淫汁を吐き出した。
「いただくわ」
手首を軽くひねり、零が子宮を杏里の身体から引きちぎる。
手元に絡みついてきた肉の紐のような輸卵管を丁寧に解きほぐすと、丸くまとめて本体と一緒に大きく開けた口の中に放り込む。
静まり返った空間に、咀嚼音に続き、食べたものを嚥下する音が不気味に響く。
「今度は手足かな」
子宮を食べ終えた零が、四つん這いになった杏里に近づき、後ろから腕をねじり上げようとした。
「手足をもいでダルマさんにして、それからじっくり解剖してあげる」
その時だった。
杏里の身体の下から別の手が伸び、だしぬけに零の左手首をつかんだ。
「なに?」
零の目が驚愕に見開かれる。
杏里がごろりと横に転がった。
そして。
「今度はこっちの番なんだよ」
その下から、由羅の赤く血走った眼が現れた。
いくら細いといっても、杏里を貫いているのは腕である。
腕の太さは、当然、男性のペニスやバイブに比べればかなりのものだ。
「あ、あ、あ、あ」
杏里のあえぎが激しくなる。
打ち振る髪の先から汗の粒が飛ぶ。
左右で大きさの違う乳房が、リズミカルに上下に揺れ始める。
驚異的な回復力で滑らかさを取り戻した平らな下腹が、官能の疼きにひくひくと波打っていた。
極太のバイブの上に跨って、それを膣の奥深くまで咥え込んだ時のような快感が、杏里の脳を半ば痺れさせていた。
やがてゆっくりと、杏里の腰が動き始めた。
尻をうねるようにローリングさせ、零の右手を積極的に膣が咥え込んでいくのだ。
両手が使えるなら、自らの手で乳首をまさぐり、指で乳首を責め苛みたいところだった。
が、それが叶わぬ今、杏里は膣に全神経を集中させていた。
秘肉を収縮させ、零の腕を締めつけた。
淫汁がとめどなく湧き出しては、その白い腕をべっとりと濡らしていく。
「なんて子なの!」
零の声に、更なる怒りがこもった。
「どうやら、ばらばらにでもしないと、苦痛を感じてはくれないようね」
そう吐き捨てるように言うなり、杏里の身体を支えた右腕を、床に向けて強く振り下ろした。
突然顎から床に叩きつけられ、杏里の口から血潮と折れた前歯が飛び散った。
身体の下で、せっかく再生した乳房が潰れる嫌な音が響く。
右の頬と上半身を床に押しつけ、杏里は尻だけを高く突き出す姿勢になっている。
もちろん、会陰部にはまだ零の右手が肘近くまで埋まったままだ。
その腕を、ずるずると零が引き出し始めた。
その拍子に、湯気の立つ淫汁が、ごぼっと音を立ててこぼれ出た。
引き出された零の右腕は、ローションでも塗りたくったようにてらてらと光沢を帯びている。
その手が何か、白い風船のようなものをつかんでいた。
魚の浮き袋によく似たそれは、杏里の股間からゴムのように長く伸びている。
子宮だった。
零が杏里の子宮を外に引きずり出したのだ。
手の中の白い器官を、愛おしげに撫で回す零。
そのたびに、高く掲げた杏里の尻が快感にぴくぴくと震え、開きっ放しの膣口から新たな淫汁を吐き出した。
「いただくわ」
手首を軽くひねり、零が子宮を杏里の身体から引きちぎる。
手元に絡みついてきた肉の紐のような輸卵管を丁寧に解きほぐすと、丸くまとめて本体と一緒に大きく開けた口の中に放り込む。
静まり返った空間に、咀嚼音に続き、食べたものを嚥下する音が不気味に響く。
「今度は手足かな」
子宮を食べ終えた零が、四つん這いになった杏里に近づき、後ろから腕をねじり上げようとした。
「手足をもいでダルマさんにして、それからじっくり解剖してあげる」
その時だった。
杏里の身体の下から別の手が伸び、だしぬけに零の左手首をつかんだ。
「なに?」
零の目が驚愕に見開かれる。
杏里がごろりと横に転がった。
そして。
「今度はこっちの番なんだよ」
その下から、由羅の赤く血走った眼が現れた。
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