異世界転生して謎のリングをアソコに装着したらエロ魔導士になりましたとさ

戸影絵麻

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#118 浮遊都市ポラリスの秘密⑱

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「ちょっと待っててね。服、取ってくるから」

 そう言い残し、いったん裸体の山に姿を消すと、しばらくして戦闘服を身にまとったソフィアが戻ってきた。

「これでよし。準備完了」

 背中に愛剣グランディルを背負い、左手には丸い盾を装備している。

 盾はさっき、買い物の途中、ビレバンの隣にあった防具屋で購入したものだ。

 真円形の中に星がちりばめられていて、なかなかおしゃれなデザインである。

 盾を構えるソフィアの後ろにくっついて歩き出すと、案の定、四方八方から手が伸びてきた。

 ゾンビの大群の中を進むような感じ、とでもいえばいいだろうか。

 横から手を出してくるやつは、その都度ソフィアが盾と蹴りではねのけてくれるからいいようなものの、背後から襲ってこられると始末が悪い。

 私はぬるぬるした手でむき出しの裸の尻を何度も触られ、そのたびに悲鳴を上げて飛び上がらなければならなかった。

「38メートルっていうと、このへんかな」

 ステージにかなり近づいたところで、ソフィアがつぶやいた。

「うん。ありがとう。後はコボちゃん次第なんだけど」

「コボちゃん?」

「そう。彼にバリアの解除を頼んであるの。でもあの子、いったいどこへ行ったのかしら?」

 ここまで来ると、ドームの中がよく見える。

 真ん中にバリア担当の少女が両手で傘の柄を支えて仁王立ちになり、その周囲で残りの二人がキレのいい動きで踊り狂っている。

 両肘をせわしく突き出したり、上半身を激しく反り返らせたり、腰を卑猥にくねらせたりと、見るからに忙しそうである。

 アラクネは、と見ると、いよいよ攻撃態勢に入るつもりなのだろう、機関銃みたいなものに取りついて、その銃口を今しもこちらに向けようとしていた。

「あ、あれじゃない?」

 ソフィアの声に顔を上げると、コボちゃんが裸体の山の中から浮上するところだった。

 どうやら裸の買い物客の中に潜り込んで、女性客の痴態でも観賞しながら油を売っていたようだ。

「んもう! いつまでかかってるのよ! あのエロジジイ!」

 憤慨する私を、

「まあまあ」

 とソフィアがなだめた。

「百年も棺桶生活してたんだから、少しくらいのことは大目に見てあげなよ」

「んー、そういえばそうだね」

 コボちゃんはステージの裾にたどり着くと、蜜を求めるモンシロチョウくらいの速度で、ふわふわとドームに接近していく。

 その間にも準備が済んだのか、アラクネが腹這いになり、ドームと床の境目から機関銃の銃身を突き出した。

「コボちゃん、早く!」

 ソフィアが叫ぶ。

 私は迷った。

 機関銃を狙って乳首ミサイルを発射するのは、簡単だ。

 しかしそれは、今となってはあまりにも危険すぎる。

 なんせステージの周りは、裸の老若男女の大群に埋め尽くされているのだ。

 下手にあの機関銃が爆発でも起こしたら、それこそ犠牲者が何人出るかわからない。

 ここはやはり、水属性のエロ魔法、ラブジュース・トルネード、略してラブトレ…いや、よく考えたら、ラブトレは略語としておかしいから、ラブネードしかないだろう。

 うん。ラブネード。

 これ、レモネードみたいでなかなかいいじゃない。

 ソフィアの叫び声が聞こえたのか、機関銃がこちらを向いた。

 照準器の向こうで、仮面をつけたアラクネがニタリと笑うのが見えた。

 と。

 何の前触れもなく、

 ダダダダダッ!

 雨あられと銃弾が飛んできた。

「つっ!」

 カンカンカンカン!

 ソフィアが盾を構え、それを見事に跳ね返す。

 銃声が途絶えた隙に盾の陰から顔を出してみると、うまい具合にコボちゃんがドームに到着しようとしていた。

 ラルクの推測は正しかったようだ。

 その小さな幽霊は、微光を発するドームの壁を、何の苦もなくすうっと通り抜けてしまった。

「よし、行け! エロジジイ!」

 私はビスチェの胸カバーをずらした。

 丸いカバーを回転させると、ブラの部分だけが回って、トップレスになる仕組みである。

「きゃあ」

 ソフィアが目を輝かせ、私の胸をガン見してきた。

 ロケットみたいな乳房がふたつ、待ちかねたようにぶるんと飛び出し、空気にさらされぶるぶる震えている。

 エクハリの影響で、びんびんに勃起したままの乳首を、ドームの中心よりやや上方に向けてやる。

 と、次の瞬間、だしぬけにドームが消えた。

 ステージを覆っていた照明のわずかな反射がなくなったことで、それとわかったのだ。

 BGMが切れた。

 オタオタする3人のアイドル。

 きょとんとした顔で、天井を見上げるアラクネ。

 真ん中のバリア係は、すぼんでしまったコウモリ傘を、不思議そうな顔でしげしげと眺めている。

 やるじゃん、コボちゃん。

 私は心の中で快哉を叫んだ。

 スカートめくりのほかに、非力なコボちゃんにできること。

 それはボタンを押すことだ。

 コボちゃんは、コウモリ傘のワンタッチボタンを、念力で押したに違いない。

 おし。

 いよいよ私の番だ。

「ソフィア、手伝って」

 私は股を広げ、思いっきり腰を前へ突き出した。

「私のおっぱいを、こうするの!」

 そして、やにわに胸を揉み始めた。

「揉めばいいのね!」

 待ってましたとばかりに、ソフィアが乳房にむしゃぶりついてきた。

 その巧みな指技に、どんどん快感が高まっていく。

 それに呼応して、体に中心に灼熱のマグマが沸き上がる。

「ああ、くふ、ひい」

 私はあえいだ。

「舐め舐めしてあげる」

 私のアクメ顔を上目遣いに見つめながら、ソフィアが可愛い舌で、左の乳首をチロチロ舐め始めた。

 舐めると思えばちゅうちゅう音を立てて吸うから、私は早くも、あん、ふう、い、いきそうになる。

 私の蜜壺の中は、もう煮えたぎるマグマであふれんばかり。

「あふ、だめ、そんな」

 身をくねらせておねだりすると、ソフィアが左の乳首も同時に指で責め始めた。

「気持ち、いい?」

 ちゅうちゅうチュバチュバしながら、顔を上げて、意地悪く訊いてくるソフィア。

「くううん…はあ…そんなお口で、舐められたら…」

 耐えきれず、ついつい熱い吐息を漏らした時。

 満を持して、新魔法が発動した。



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