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#238 最終決戦②

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 魔王のペニスは、恐ろしいほど太くて長かった。

 身体がまっぷたつに裂けるかと思ったほどだ。

 だが、まずいことに、痛かったのは最初の挿入時だけで、痛みはすぐに激烈な快感に変わった。

 まるで真下から電信柱でも突っ込まれたような感じだった。

 身体が上昇していき、足が大地を離れるのがわかった。

 分割スクリーンに目をやると、バニーガール姿の初子を腰に乗せ、魔王がのっしのっしと歩き出していた。

 自重で身体が沈み込み、膣がペニスをずるずる咥え込んでいく。

 子宮壁に亀頭がめり込む感触に、

「はああっ! いいっ!」

 思わずはしたない嬌声を上げた時、暗黒の塔の開口部から、もう一体の巨人が姿を現した。

 むむむ。

 確かに金剛力士像は、2体で1対になっている。

 だからといって、魔王までふたりとは、これはいったいどういうことだ?

「兄者、独リ占メはドウカト思ゾ」

 新手の仁王像が、怒ったように言う。

「拙者モ仲間ニ入レテクレマイカ」

 兄者?

 ってことは、魔王って双子の兄弟ってこと?

 初子と兄の生本番を目の当たりにして、弟君のほうも、すっかり勃起しているようだ。

 その戦艦大和の主砲のようなペニスは、まっすぐ初子=私を狙っている。

「オウヨ。望ムトコロジャ。弟ヨ」

 兄貴がうなずき、身体の角度を変えた。

 初子を四つん這いにすると、髪の毛を引っ張り、顔を上に向けさせる。

 ぐんぐん近づいてきた弟魔王のペニスが、顏に当たった。

「咥エロ」

 歯を食いしばっても無駄だった。

 口をこじ開けて、鋼鉄の棒のようなペニスが入ってくる。

「翔子! どうしたんだ? エロ魔法を使うんだ! そのままじゃ、初子もろともバラバラにされてしまうぞ!」

 遠くでラルクの声がした。

 わかってるよ、そんなこと。

 私は夢中で弟魔王のペニスをしゃぶりながら、考えた。

 ラルクの言う通りだってことは、この私がいちばんよくわかってる。

 2対1では、あまりにも分が悪すぎる。

 ここはエロ魔法で相手を怯ませ、その隙に距離を取って体勢を立て直すべきなのだ。

 でも、もう、無理だった。

 なぜってー。

 気持ちよすぎて、頭が全然働かないんだもの…。

 

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