59 / 400
#57 仮面の企み①
しおりを挟む
「見ないで!」
必死にパンティをずり上げながら、琴子は叫んだ。
秘所はすでにぐちょぐちょに濡れていて、穿き直したパンティが濡れるのがわかった。
粘液にまみれた指をTシャツの裾で拭い、急いで立ち上がろうとしたところに、和夫が言った。
「何をあわててるんだい? ひとりでオナニーなんて、むなしいだろ? 俺がもっと気持ちいいことしてやるよ」
「馬鹿なこと言わないの! 私とあなたは親子なのよ!」
つい語気が荒くなる。
「今更なんだよ」
和夫が前に立ち、琴子の胸に手を伸ばしてきた。
「やめなさい! 触らないで!」
気がつくと、琴子は虫でも払いのけるように、その手を叩いていた。
「かあさん・・・」
仮面の口元が引きつった。
「あれだけ赤の他人に身体中触らせといて、それはないだろう? ふん、さては、俺のこの顔が気に入らないんだな? 親子だからとかそんなの二の次なんじゃないのか? ただこのマスクの顔がきもくてならないんだろ?」
「・・・・・・」
図星だった。
実の息子との性行為。
それにももちろん抵抗感は強い。
和夫は行きずりの安田や鶴松老人たちとは、立場が違うのだ、
が、以前の和夫が相手であれば、タガの外れた今の琴子なら、ひょっとしたら息子に抱かれるのも厭わなかったかもしれない。
しかし、あの顔は、やはり怖いー。
虫唾が走るほど、気味が悪くてならなかった。
今となっては、包帯のほうがまだマシだったと思わざるを得ない。
「なんなら、このマスク、取ってやろうか?」
憎々しげな口調で、和夫が言った。
「あんたがこの俺の顔を、どれだけ滅茶苦茶にしたか、見せてやろうか?」
「和夫・・・」
琴子は絶句した。
それと同時に、現在自分が置かれている状況を、改めて痛感させられる思いだった。
そうだー。
私ったら、何をいい気になって、対等の口をきいていたのだろう。
オナニーの現場を押さえられて、つい、自分を見失ってしまっていたようだ・・・。
十分、わかっているはずなのにー。
私は、この子には逆らえない。
だってまだ、償いは済んでいないのだから・・・。
「わかったわ」
琴子はうなだれた。
「お願いだから、マスクは取らないで。その代わり、あなたの言う通りにする」
「やっと思い出してくれたんだ。俺との約束」
和夫が陰湿な笑い声を立てた。
「かあさん、あんたは一生、俺の奴隷なんだよ。さっきみたいに逆らっちゃダメなんだ」
「それで・・・何をすれば、いいの? 舐めてあげれば、気が済むのかしら?」
和夫のパジャマの前は、はち切れんばかりに盛り上がっている。
それこそ勃起したペニスの形がわかるほどだ。
「何だよ、その投げやりな言い方。まだわかってないらしいな。自分の立場が」
不機嫌そうに和夫が言った。
「ごめんなさい・・・そんなつもりは・・・。私はただ、あなたのそれが・・・」
「いいから、テーブルの上に乗れ」
怒気を含んだ声で、命令された。
「テーブルの上に座って、俺のほうを見て股を開くんだ」
「な、何をしようっていうの・・・?」
恐怖で声が震えた。
今にも失禁しそうだった。
琴子にとって、デスマスクの和夫は、それほど恐ろしかったのだ。
「これを使ってやるよ」
和夫が背中に隠していた左手を突き出した。
その手に握られているものをひと目見て、琴子は耳のつけ根まで真っ赤になった。
「和夫、あなた、どこでそれを・・・?」
「あんたたちの寝室だよ。好きだったんだろ? これでやられるの?」
マスクに開いた眼をぎらつかせて、舌なめずりするような口調で、和夫が言った。
必死にパンティをずり上げながら、琴子は叫んだ。
秘所はすでにぐちょぐちょに濡れていて、穿き直したパンティが濡れるのがわかった。
粘液にまみれた指をTシャツの裾で拭い、急いで立ち上がろうとしたところに、和夫が言った。
「何をあわててるんだい? ひとりでオナニーなんて、むなしいだろ? 俺がもっと気持ちいいことしてやるよ」
「馬鹿なこと言わないの! 私とあなたは親子なのよ!」
つい語気が荒くなる。
「今更なんだよ」
和夫が前に立ち、琴子の胸に手を伸ばしてきた。
「やめなさい! 触らないで!」
気がつくと、琴子は虫でも払いのけるように、その手を叩いていた。
「かあさん・・・」
仮面の口元が引きつった。
「あれだけ赤の他人に身体中触らせといて、それはないだろう? ふん、さては、俺のこの顔が気に入らないんだな? 親子だからとかそんなの二の次なんじゃないのか? ただこのマスクの顔がきもくてならないんだろ?」
「・・・・・・」
図星だった。
実の息子との性行為。
それにももちろん抵抗感は強い。
和夫は行きずりの安田や鶴松老人たちとは、立場が違うのだ、
が、以前の和夫が相手であれば、タガの外れた今の琴子なら、ひょっとしたら息子に抱かれるのも厭わなかったかもしれない。
しかし、あの顔は、やはり怖いー。
虫唾が走るほど、気味が悪くてならなかった。
今となっては、包帯のほうがまだマシだったと思わざるを得ない。
「なんなら、このマスク、取ってやろうか?」
憎々しげな口調で、和夫が言った。
「あんたがこの俺の顔を、どれだけ滅茶苦茶にしたか、見せてやろうか?」
「和夫・・・」
琴子は絶句した。
それと同時に、現在自分が置かれている状況を、改めて痛感させられる思いだった。
そうだー。
私ったら、何をいい気になって、対等の口をきいていたのだろう。
オナニーの現場を押さえられて、つい、自分を見失ってしまっていたようだ・・・。
十分、わかっているはずなのにー。
私は、この子には逆らえない。
だってまだ、償いは済んでいないのだから・・・。
「わかったわ」
琴子はうなだれた。
「お願いだから、マスクは取らないで。その代わり、あなたの言う通りにする」
「やっと思い出してくれたんだ。俺との約束」
和夫が陰湿な笑い声を立てた。
「かあさん、あんたは一生、俺の奴隷なんだよ。さっきみたいに逆らっちゃダメなんだ」
「それで・・・何をすれば、いいの? 舐めてあげれば、気が済むのかしら?」
和夫のパジャマの前は、はち切れんばかりに盛り上がっている。
それこそ勃起したペニスの形がわかるほどだ。
「何だよ、その投げやりな言い方。まだわかってないらしいな。自分の立場が」
不機嫌そうに和夫が言った。
「ごめんなさい・・・そんなつもりは・・・。私はただ、あなたのそれが・・・」
「いいから、テーブルの上に乗れ」
怒気を含んだ声で、命令された。
「テーブルの上に座って、俺のほうを見て股を開くんだ」
「な、何をしようっていうの・・・?」
恐怖で声が震えた。
今にも失禁しそうだった。
琴子にとって、デスマスクの和夫は、それほど恐ろしかったのだ。
「これを使ってやるよ」
和夫が背中に隠していた左手を突き出した。
その手に握られているものをひと目見て、琴子は耳のつけ根まで真っ赤になった。
「和夫、あなた、どこでそれを・・・?」
「あんたたちの寝室だよ。好きだったんだろ? これでやられるの?」
マスクに開いた眼をぎらつかせて、舌なめずりするような口調で、和夫が言った。
1
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる