35 / 123
#34 奇妙な潜伏生活⑥
しおりを挟む
「な、な・・・」
明は絶句した。
紗英の可愛い唇から、いきなり”射精”なるキラーワードが飛び出してきたのである。
できる。
寸時に思った。
なんなら、その言葉を反芻するだけでも、今すぐに・・・。
しかし、ふいに湧き上がったその背徳的な欲情とは裏腹に、
だめだ。
そう、自分を戒める声も、心の中では響いていた。
思いを寄せる少女の前で、射精だと?
全裸で正座してチンポを勃たせているだけでもおおごとなのに、この上更にまだ恥の上塗りをする気なのかー。
明と紗英が今置かれているのは、TV特撮ヒーローものの世界観が現実化したような状況である。
ヒーローものに、登場人物がヒロインに射精を要求されるなどという、そんな不条理なシーンなどあっていいはずがない。
そう思ったのだ。
が、現実は、明が夢想するほど、甘くはなかった。
「話には聞いてるんだけど、見たことないんだよねえ。男が射精するところって」
ロケットおっぱいを上腕部で支えるように腕組みをして、紗英が言う。
そりゃそうだろう、と明は思う。
どこの学校でも、そこまであからさまな性教育は行うまい。
そんなことしたら、一発でPTAが騒ぎ出し、SNSで大炎上だ・・・。
「ねえ、だめ?」
フリーズしていっこうに反応しない明に業を煮やしたのか、拗ねたような口調になって紗英が言った。
弱々しく横に首を振る明。
さすがにだめだ。
いくら俺がクズでも、そこまで堕ちる気には・・・。
そう思った、その瞬間だった。
「だったら、これは?」
紗英が突然、素早い動きで明の背後に回った。
?
振り向くよりも、早かった。
後ろから両手を伸ばしてきたかと思うと、紗英がやにわに指で明の乳首をつまんだのだ。
「きゅきゅうっ!」
突き抜ける快感に、明は歓喜の悲鳴を上げた。
身体の底からマグマが噴き上がり、どくんどくんと股間の肉バナナが脈動し始めた。
「イ、イッチャウッ!」
脳内スクリーンが爆発したかのように白熱し、明は正座したまま大きくのけぞった。
「きゃっ!」
静寂を切り裂く紗英の悲鳴を、
どびゅっ。
どびゅびゅびゅっ!
多量の何かが噴出する音が遮った。
明は絶句した。
紗英の可愛い唇から、いきなり”射精”なるキラーワードが飛び出してきたのである。
できる。
寸時に思った。
なんなら、その言葉を反芻するだけでも、今すぐに・・・。
しかし、ふいに湧き上がったその背徳的な欲情とは裏腹に、
だめだ。
そう、自分を戒める声も、心の中では響いていた。
思いを寄せる少女の前で、射精だと?
全裸で正座してチンポを勃たせているだけでもおおごとなのに、この上更にまだ恥の上塗りをする気なのかー。
明と紗英が今置かれているのは、TV特撮ヒーローものの世界観が現実化したような状況である。
ヒーローものに、登場人物がヒロインに射精を要求されるなどという、そんな不条理なシーンなどあっていいはずがない。
そう思ったのだ。
が、現実は、明が夢想するほど、甘くはなかった。
「話には聞いてるんだけど、見たことないんだよねえ。男が射精するところって」
ロケットおっぱいを上腕部で支えるように腕組みをして、紗英が言う。
そりゃそうだろう、と明は思う。
どこの学校でも、そこまであからさまな性教育は行うまい。
そんなことしたら、一発でPTAが騒ぎ出し、SNSで大炎上だ・・・。
「ねえ、だめ?」
フリーズしていっこうに反応しない明に業を煮やしたのか、拗ねたような口調になって紗英が言った。
弱々しく横に首を振る明。
さすがにだめだ。
いくら俺がクズでも、そこまで堕ちる気には・・・。
そう思った、その瞬間だった。
「だったら、これは?」
紗英が突然、素早い動きで明の背後に回った。
?
振り向くよりも、早かった。
後ろから両手を伸ばしてきたかと思うと、紗英がやにわに指で明の乳首をつまんだのだ。
「きゅきゅうっ!」
突き抜ける快感に、明は歓喜の悲鳴を上げた。
身体の底からマグマが噴き上がり、どくんどくんと股間の肉バナナが脈動し始めた。
「イ、イッチャウッ!」
脳内スクリーンが爆発したかのように白熱し、明は正座したまま大きくのけぞった。
「きゃっ!」
静寂を切り裂く紗英の悲鳴を、
どびゅっ。
どびゅびゅびゅっ!
多量の何かが噴出する音が遮った。
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる