女子力なんてなくてよかったのに。

椿

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第1話

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  私、愛優(あゆ)は真面目でしっかり者なキャラだ。

  それは中学校に入学したばかりの頃だった。授業中に定規で紙を切った。それだけなのに、ある男子に、「え、女子力ないね」と言われた。確かに周りの子はハサミで切っているが、別にいいじゃないか、と思った。私は真面目でノリも良くないけど、そんなの皆には迷惑かかってないしいいじゃないか。そんな考えがあったにもかかわらず、ある日私は成(せい)に恋をしてしまう。

  彼のことは小学校の頃から知っている。しかも、よく遊ぶ人の中の1人だ。最初、私はドキッとした時、まさかね、と思っていた。しかしその気持ちは時が経つにつれて大きくなっていった。(そんな…人を好きになんてなりたくなかったのに…)

  私は小学校の時に付き合っていた男の子がいた。両思いだと思ってうれしかった。しかし、ある日、「え、俺たち付き合ってないよ。」そう言われた。周りにいいふらしたのは君なのに…。なんで私がこんなにも惨めな気持ちにならないといけないの?

  その日から、恋なんてしたくないと思っていた。しかし、恋に落ちてしまった。また、あんな思いはしたくないのに…。これからどうしよう…。
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