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第42話 ピザタイム
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長良さんからキッチリと叱られた後、黙々と鑑定作業を進めていると、マキマキさんがこちらへ近づき、そっと耳打ちをしてきた。
「私のビンタだと、顎の関節が外れていましたよ……」
「………………」
今後も、ビンタは長良さんにお願いしよう……。
結局、今回手に入れたアイテムの多くは、買取りに出すことになった。
手元に残すものとしては、盾、槍、嗅覚の宝石、目覚ましの首飾り、木登りの腕輪だ。
特に判断を迷ったマジックアイテムだが、皆との話し合いの結果、異性にモテたり、耳閉感から守られたりしても大して意味はないだろうということから、その大部分を買い取りへと回した。
また、金属の武器に関しては、鋳直してまで手に入れたい装備が思い浮かばなかったため、槍以外は全て売ることに。
合計で300万円と少しで買い取ってもらったが、やはりワニの方が儲かる。ゴブリンではなく、コボルドやオークの集落だともっと儲かるのだろうか。
……ちなみに、ゴブリンの郷土料理は買い取ってはもらえなかった。
◻︎◻︎◻︎
朝。
夏休みの過ごし方についてあちこちで話題が飛び交う中、ホームルームが始まるまでのわずかな時間を何となく過ごしていると、クラスメイトの一人がこちらに話しかけてきた。
「伊吹って、学校のスキル説明会に参加してたよな?」
「あ、え? うん。参加したよ」
近隣の学生冒険者を集めて合同開催された、自分にとってあまり益のなかった説明会だ。
「あの後って、まだダンジョンに行ってる?」
何だろう? 彼もダンジョンに興味が出たのだろうか。
うちの学校は、地元では上位の進学校だ。普通に大学へ行き、普通にイイ会社、イイ職業に就くことが当たり前なので、わざわざ危険な冒険者に興味を抱く生徒は極めて少ない。
ただ中には、十代で大金を稼ごうとしたり、未知なる医薬品の研究をしたいと思う、変わり種も居なくはないが。
「うん、まだ通ってるよ。なんかあった?」
「だったらさ、夏休みの初めに、俺をダンジョンへ連れてってくれね?」
単にダンジョンやスキルに興味を持っただけなのだろうか?
それとも──
「何かあったの?」
「何かあった……か……。いやー、すげえカッコ悪い理由なんだけどさ、こないだのテストが散々でさ……。目指してた大学も怪しいと言うか。……いやいや、もちろんこれからも頑張る気ではいるんだけど」
なるほど。他の道も見ておきたい。あるいはダンジョン系の学部を視野に入れたか、そんな話だろう。
南駿大学の特殊領域学科のように、ダンジョンに特化した学部以外にも、ダンジョンに関係した学部を持つ大学は増えてきている。多少でもダンジョン経験があった方が、入学に有利となるのだろう。
「静岡のダンジョンじゃダメなの?」
ダンジョン攻略の本場である、静岡のダンジョンなら、新規冒険者向けのツアーも頻繁に開催されているはずだ。
「あっちのは親に黙って参加しづらいからさ……」
なるほど。あのツアーへの参加は、親の同意が必要なのか。確かにそれだと参加しづらいかもな。
「スキルを得て、それを確認するくらいなら、一人でも大丈夫だよ?」
「できればモンスターとの戦闘も観たいかなって……」
まぁ、戦闘を体験することなく、ダンジョンへ潜ったとは言えないよな。
ふむ。
「なら一度、会社の人に話してみるよ。俺も一人でダンジョンに行ってないからさ」
「え!? 伊吹って企業なの?」
「企業とは違うよ。冒険者だけの会社に勤めてるんだ」
「そっか……。まぁ、どちらにせよ凄えな」
「……じゃあ一度尋ねてみるから、昼頃にまた返答するよ」
「よろしく頼む」
自分も最初は誰かに付き添ってほしかったなあ……。
◻︎◻︎◻︎
【マキ:構いませんよ】
【長:私も問題ありません。仮面をしていれば身バレはしないでしょうし】
【中:はい、問題ないです】
【大:OK】
【小:大丈夫です】
休み時間にスマホを使って皆に連絡をすると、誰からも反対意見は出ず、クラスメイトのダンジョン見学に付き合ってもらえることになった。
皆の都合が悪ければ、自分一人で案内するつもりだったので大変ありがたい。
「って事で次の土曜に、ダンジョンを案内するよ。特に必要なものはないけど、汗をかいたりするので着替えとタオルは持参した方がいい。……あとはレンタル装備代の500円かな?」
「おおお、マジかー! いやほんとありがとう! うおおおおお!!! ワクワクしてきたー!」
昼休憩の時間に、先ほどのクラスメイト『浅井』に、ダンジョン見学へ連れて行ける旨を伝えると、少し大袈裟と思うほどの喜び方をされた。
「お? 何の話をしてんの?」
別のクラスメイトが浅井に声をかける。
「今度の土曜日、伊吹にダンジョンへ連れてってもらえるんだよ」
「え、なにそれ楽しそうなんだけど……。俺も今から言えば参加できるの?」
「あ、え、いや、大丈夫だと思うけど、ちょっと確認するよ」
突然の参加希望に戸惑いつつも、もう一度メッセージを送ってみる。
【もう一人参加希望者が増えたんだけど、それって大丈夫そう?】
【長:私は大丈夫ですよ。何人来ても構いません】
【マキ:同じくー!】
【大:問題ないっすよ】
【中:大丈夫っす】
【小:OK】
スマホから顔を上げて、追加の参加が可能であることを告げようとすると──
「なになに!? お前らダンジョンいくの? 八宮の?」
「お前、静岡のダンジョン行ったことあるんだろ?」
「ほんの少しだよ。モンスター倒したりはしてねえし」
「私も予備校漬けになる前に、夏休みの思い出作りたいんだけど!」
「ちょっと待って! リカもダンジョン連れてってもらうの!?」
「ライさま来るの? あ、そうじゃないんだ?」
「なら私は時空魔法を覚えたい!」
もしかして、ここにいる全員がダンジョン見学希望者なのだろうか……。
先ほど長良さんに『何人来ても構わない』と言われたが、流石にこの人数は……。
◻︎◻︎◻︎
「今日は一日、よろしくお願いします」
「「よろしくお願いしまーす」」
ダンジョンへ入ってすぐの場所に集合しているのは、うちのクラスメイト10名と、別の学校の女子生徒2名の、計12名からなる高校生たちだ。
初めは浅井のみをダンジョンへ案内するはずだったのだが、あれよあれよと希望者は増え、ウチのクラスからは男女5名ずつ。そしてマキマキさんの中学時代の同級生が2名参加することになった。
浅井一人であったのなら、簡単な魔物を倒してもらうような企画でも良かったのだが、ここまで大人数になるとそれも難しい。そこで、今日は我々『異界薬理機構』の活動をすぐ近くから見てもらい、ダンジョン内での活動とは如何なるものかを、その目で確かめてもらうツアーとなった。
また今回、彼らが一番楽しみにしているであろう『スキルの確認』は、全ての狩りを終え、ココへ戻ってきてから行うことにした。
なぜなら、下手に面白げなスキルを得てしまった場合、それを使って戦闘に参加しようとする恐れがあるからだ。
我々もさほどダンジョンに慣れ親しんでいるわけではないので、イレギュラーが発生する確率をなるべく減らしておこうという、長良さんからの発案だった。
「ええと、うちのメンバーを紹介します。左から順に大野さん、中村さん、小野さん」
……そう。
長良さんは、スキル鑑定を一番最後に回す案と併せて、身バレ防止のため、お互いをコードネームで呼び合うことも提案してきた。
三人衆にはドイツ語で「大」「中」「小」の意味を持つコードネームを付け、その長良さんはというと──
「こちらの女性が『ミス・ブラックフレア』さん。お隣が『クイーン・オブ・ファントム』さんです……」
「「……ブッ!」」
マキマキさんの幼馴染が吹き出した。
そりゃあそうだろう。彼女たちはマキマキさんの正体を知っているから、笑ってしまうのも無理はない。
「そして私が伊吹です。どうぞよろしく……」
今日の三人衆は、ハチマキに穴を開けたようなものを顔に巻いている。亀忍者的な覆面だ。
だがクラスメイトが何人もいる中で、いまさら顔を隠すこともできないため、自分だけが素顔を晒しているのだが、どうにも釈然としない。
「「よろしくお願いしまーす!」」
クラスメイトたちの元気な声が、緑深いダンジョンに響き渡った。
◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎
「私のビンタだと、顎の関節が外れていましたよ……」
「………………」
今後も、ビンタは長良さんにお願いしよう……。
結局、今回手に入れたアイテムの多くは、買取りに出すことになった。
手元に残すものとしては、盾、槍、嗅覚の宝石、目覚ましの首飾り、木登りの腕輪だ。
特に判断を迷ったマジックアイテムだが、皆との話し合いの結果、異性にモテたり、耳閉感から守られたりしても大して意味はないだろうということから、その大部分を買い取りへと回した。
また、金属の武器に関しては、鋳直してまで手に入れたい装備が思い浮かばなかったため、槍以外は全て売ることに。
合計で300万円と少しで買い取ってもらったが、やはりワニの方が儲かる。ゴブリンではなく、コボルドやオークの集落だともっと儲かるのだろうか。
……ちなみに、ゴブリンの郷土料理は買い取ってはもらえなかった。
◻︎◻︎◻︎
朝。
夏休みの過ごし方についてあちこちで話題が飛び交う中、ホームルームが始まるまでのわずかな時間を何となく過ごしていると、クラスメイトの一人がこちらに話しかけてきた。
「伊吹って、学校のスキル説明会に参加してたよな?」
「あ、え? うん。参加したよ」
近隣の学生冒険者を集めて合同開催された、自分にとってあまり益のなかった説明会だ。
「あの後って、まだダンジョンに行ってる?」
何だろう? 彼もダンジョンに興味が出たのだろうか。
うちの学校は、地元では上位の進学校だ。普通に大学へ行き、普通にイイ会社、イイ職業に就くことが当たり前なので、わざわざ危険な冒険者に興味を抱く生徒は極めて少ない。
ただ中には、十代で大金を稼ごうとしたり、未知なる医薬品の研究をしたいと思う、変わり種も居なくはないが。
「うん、まだ通ってるよ。なんかあった?」
「だったらさ、夏休みの初めに、俺をダンジョンへ連れてってくれね?」
単にダンジョンやスキルに興味を持っただけなのだろうか?
それとも──
「何かあったの?」
「何かあった……か……。いやー、すげえカッコ悪い理由なんだけどさ、こないだのテストが散々でさ……。目指してた大学も怪しいと言うか。……いやいや、もちろんこれからも頑張る気ではいるんだけど」
なるほど。他の道も見ておきたい。あるいはダンジョン系の学部を視野に入れたか、そんな話だろう。
南駿大学の特殊領域学科のように、ダンジョンに特化した学部以外にも、ダンジョンに関係した学部を持つ大学は増えてきている。多少でもダンジョン経験があった方が、入学に有利となるのだろう。
「静岡のダンジョンじゃダメなの?」
ダンジョン攻略の本場である、静岡のダンジョンなら、新規冒険者向けのツアーも頻繁に開催されているはずだ。
「あっちのは親に黙って参加しづらいからさ……」
なるほど。あのツアーへの参加は、親の同意が必要なのか。確かにそれだと参加しづらいかもな。
「スキルを得て、それを確認するくらいなら、一人でも大丈夫だよ?」
「できればモンスターとの戦闘も観たいかなって……」
まぁ、戦闘を体験することなく、ダンジョンへ潜ったとは言えないよな。
ふむ。
「なら一度、会社の人に話してみるよ。俺も一人でダンジョンに行ってないからさ」
「え!? 伊吹って企業なの?」
「企業とは違うよ。冒険者だけの会社に勤めてるんだ」
「そっか……。まぁ、どちらにせよ凄えな」
「……じゃあ一度尋ねてみるから、昼頃にまた返答するよ」
「よろしく頼む」
自分も最初は誰かに付き添ってほしかったなあ……。
◻︎◻︎◻︎
【マキ:構いませんよ】
【長:私も問題ありません。仮面をしていれば身バレはしないでしょうし】
【中:はい、問題ないです】
【大:OK】
【小:大丈夫です】
休み時間にスマホを使って皆に連絡をすると、誰からも反対意見は出ず、クラスメイトのダンジョン見学に付き合ってもらえることになった。
皆の都合が悪ければ、自分一人で案内するつもりだったので大変ありがたい。
「って事で次の土曜に、ダンジョンを案内するよ。特に必要なものはないけど、汗をかいたりするので着替えとタオルは持参した方がいい。……あとはレンタル装備代の500円かな?」
「おおお、マジかー! いやほんとありがとう! うおおおおお!!! ワクワクしてきたー!」
昼休憩の時間に、先ほどのクラスメイト『浅井』に、ダンジョン見学へ連れて行ける旨を伝えると、少し大袈裟と思うほどの喜び方をされた。
「お? 何の話をしてんの?」
別のクラスメイトが浅井に声をかける。
「今度の土曜日、伊吹にダンジョンへ連れてってもらえるんだよ」
「え、なにそれ楽しそうなんだけど……。俺も今から言えば参加できるの?」
「あ、え、いや、大丈夫だと思うけど、ちょっと確認するよ」
突然の参加希望に戸惑いつつも、もう一度メッセージを送ってみる。
【もう一人参加希望者が増えたんだけど、それって大丈夫そう?】
【長:私は大丈夫ですよ。何人来ても構いません】
【マキ:同じくー!】
【大:問題ないっすよ】
【中:大丈夫っす】
【小:OK】
スマホから顔を上げて、追加の参加が可能であることを告げようとすると──
「なになに!? お前らダンジョンいくの? 八宮の?」
「お前、静岡のダンジョン行ったことあるんだろ?」
「ほんの少しだよ。モンスター倒したりはしてねえし」
「私も予備校漬けになる前に、夏休みの思い出作りたいんだけど!」
「ちょっと待って! リカもダンジョン連れてってもらうの!?」
「ライさま来るの? あ、そうじゃないんだ?」
「なら私は時空魔法を覚えたい!」
もしかして、ここにいる全員がダンジョン見学希望者なのだろうか……。
先ほど長良さんに『何人来ても構わない』と言われたが、流石にこの人数は……。
◻︎◻︎◻︎
「今日は一日、よろしくお願いします」
「「よろしくお願いしまーす」」
ダンジョンへ入ってすぐの場所に集合しているのは、うちのクラスメイト10名と、別の学校の女子生徒2名の、計12名からなる高校生たちだ。
初めは浅井のみをダンジョンへ案内するはずだったのだが、あれよあれよと希望者は増え、ウチのクラスからは男女5名ずつ。そしてマキマキさんの中学時代の同級生が2名参加することになった。
浅井一人であったのなら、簡単な魔物を倒してもらうような企画でも良かったのだが、ここまで大人数になるとそれも難しい。そこで、今日は我々『異界薬理機構』の活動をすぐ近くから見てもらい、ダンジョン内での活動とは如何なるものかを、その目で確かめてもらうツアーとなった。
また今回、彼らが一番楽しみにしているであろう『スキルの確認』は、全ての狩りを終え、ココへ戻ってきてから行うことにした。
なぜなら、下手に面白げなスキルを得てしまった場合、それを使って戦闘に参加しようとする恐れがあるからだ。
我々もさほどダンジョンに慣れ親しんでいるわけではないので、イレギュラーが発生する確率をなるべく減らしておこうという、長良さんからの発案だった。
「ええと、うちのメンバーを紹介します。左から順に大野さん、中村さん、小野さん」
……そう。
長良さんは、スキル鑑定を一番最後に回す案と併せて、身バレ防止のため、お互いをコードネームで呼び合うことも提案してきた。
三人衆にはドイツ語で「大」「中」「小」の意味を持つコードネームを付け、その長良さんはというと──
「こちらの女性が『ミス・ブラックフレア』さん。お隣が『クイーン・オブ・ファントム』さんです……」
「「……ブッ!」」
マキマキさんの幼馴染が吹き出した。
そりゃあそうだろう。彼女たちはマキマキさんの正体を知っているから、笑ってしまうのも無理はない。
「そして私が伊吹です。どうぞよろしく……」
今日の三人衆は、ハチマキに穴を開けたようなものを顔に巻いている。亀忍者的な覆面だ。
だがクラスメイトが何人もいる中で、いまさら顔を隠すこともできないため、自分だけが素顔を晒しているのだが、どうにも釈然としない。
「「よろしくお願いしまーす!」」
クラスメイトたちの元気な声が、緑深いダンジョンに響き渡った。
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