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3章 3つ巴ベース編
34話 剛健隊
しおりを挟む剛健隊の男に連行?された俺は事情聴取的な事を受けて釈放された。
無事疑惑は解けたらしい。
何をしてたとか?今までどこにいたとか?その豚はしっかりテイムしているのかとか?
30分くらいは経った気がする。
途中からは報告を受けたのだろう剛健隊の隊長まで参加してきた。
「今回の事は迷惑かけてすまない。剛健隊の隊長として謝罪する。お前も謝れ!」
剛健隊の隊長が俺に頭を下げる。
「間違って悪かった」
俺を連行してきた男も隊長に倣い頭を下げる。
最初は少し腹もたったが、こう潔く謝れては怒りも消える。
「いや、気にしてないから大丈夫だ」
隊長曰く、最近街で強盗や恐喝などが犯罪が多発しており、殺人も多く起きているらしい。
そのため、剛健隊は街をパトロールしているらしい。
そこで図書館から出てくる俺を見つけ、物騒な題名の本を持っていたため連行に至ったらしい。
まぁ、怪しいよな
変な豚の魔物を連れた黒服の男だからな
「お詫びにとは言わないが聞きたい事は何でも聞いてくれ」
隊長が俺に提案してくれた。本当に誠実な男だ。
白いマントの中には警官服っぽいのが見える。元警官だろうか?
「うーん、分からないとは思うがこの本を知っているか?」
俺はダメ元でカバンから"最強への道"を取り出し、隊長に見せる。
「うん?少し借りていいか?」
何か知っているのだろうか、隊長は本を手に取り中身をパラパラとめくった。そして、一瞬を目を細める。何か知っているのだろうか?そう思っていると
「なるほどな。この本は"魔書"のようだな」
「魔書?」
聞き慣れない単語が出てきたな
「簡単に言えば魔道具の本だ。特徴とすれば始めに開いた者、所有者にしか中身が読めない。だから俺には白紙の本にしか見えないわけだ。ちなみに魔道具や異界の物はステータスが見えるから、それで見分ける方法もある。」
知らなかった。この本が魔道具だったなんて
しかも、ステータスで判断する方法があった事も初耳すぎる。
「そんな方法があったのか…」
「あぁ、だからどこにあるかは分からない。助けになれなくてすまない」
「いや、全然いい。十分助かった」
"ステータス"俺は試しに本に向かって念じてみた。
【最強への道 1部】
全3部。伝説の冒険王"アイギス"が残した魔書。
魔書に記された訓練を途中で諦めた者は精神が崩壊し、廃人と化す呪いがかけられた本。国により禁書指定され地深くに封印されている。
また本は互いに引き寄せられるため、ページの一部を千切ることで離れた本のありかを探すことが可能。
背筋が冷たくなるのを感じた。
ってか探す方法も載せてくれてるし、某大ヒット漫画に出てくるピ○ルカードみたいだな
でも……廃人か
やっぱ2部いらないかとしれない。
俺が"最強への道"の少し悩んでいると
「隊長殿ここにおられたんですね」
すると後ろの通路から同じく白いマントを纏った眼鏡をかけた50代後半くらいのおばさんがやってきた。
このベースのメンバーなのだろう
「あぁ、山根さん。すまない」
「いえ、会議まではまだ時間があるので大丈夫です。この方は?」
「えーと、今日この街に来たフリーのハンターの秋君だ」
俺は隊長に紹介されたため軽く会釈する。
「初めまして、私は副隊長の山根といいます。」
うん?副隊長?
隊長はおそらくかなり実力者だろう事が分かるが、この女性から武の強さは感じないが
「山根さんは、隊員の全般的な管理、治療などを担当してくれている。俺は戦闘には自信があるが頭はからっきしでな。山根さんには助けられている。」
「なるほど、すまなかった」
疑問が顔に出てたのだろう。隊長が説明してくれる。
「ふふふふ、いいのよ。私はただのおばちゃんだからね」
「いえいえ、山根さんはまだまだお若いぞ」
「あらまぁ、隊長は口がお上手ね」
一体何を見せられているのだろうか?ちなみに山根さんは美魔女とかではなくただのおばちゃんって感じの見た目だ。
その後、俺は隊長の会議の時間まで疑問点を解消すべくいろいろ聞いてみた。
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