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『三田園子』という人
164話 たぶん人生で一番気疲れしました
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こんにちは。園子です。自分のマンションの部屋に戻ってから、三日が経ちました。
大家さんとは昨日お会いしてご挨拶できました。とてもうさんくさそうな感じで応対されまして、それはもう、しかたがないこととはいえちょっと胸に来ました。お隣の方からも幽霊を見るような感じで接されまして。いろいろ詮索されるよりはいいのかもしれないですけれど。今後どうなるにせよ、この部屋は引き揚げることになりそうです。ちょっとね。五年住みました。それなりにいい住人でいたつもりだったけれど。世間の目、厳しい。
今日は元職場の病院と連絡を取りたいと思います。と思ってすでに二時間が経過しました。今まだ忙しい時間帯だからね、しかたがないね。十二時半ごろ。お昼、お昼休み。そのタイミングなら。ええきっと。いい感じに患者さんもはけてるし。たぶん河野課長はデスクで愛妻弁当のお昼休憩をされてるし。いける。うん。たぶん。
医事課の直通電話にしようかと思ったんですけど、もう職員ではないだろうし、そこはちゃんと筋を通さなきゃだめだろうなあと思って、代表電話にしました。総合受付の上村さんがワンコールどころか半コールで『はいっ!』と出て、ご年配の患者さんにはときどき聞き取ってもらえないらしいソプラノボイスで病院名を告げました。
「――あの……お世話になっております。わたくし、三田と申します。お昼の時間に恐縮ですが、医事課の河野課長はご在席でしょうか?」
『はいっ! 河野課長ですねっ! ……みたさm……ぇええっ⁉ 三田さんですかっ⁉』
そっこーバレました。はい。あわてて内線でつないでくれました。
『――三田ちゃん⁉ ちょっと、三田ちゃんかい⁉』
「……はい、ご迷惑をおかけしております、三田です」
『うわぁ、うわぁ、三田ちゃんの声だ! 生きてたんだねえ! よかった、よかった‼』
河野課長はうわぁ、うわぁを繰り返して、周囲にいらした方が『えっ、三田さん?』と言ったのが聞こえました。うわぁ、おおごとになっちゃう……。
『あのね、あのね、僕が話聞いちゃうとね、たぶん忘れたりしちゃうからね? 三田ちゃん、今日時間ある? こっち来れる?』
「はい、もし河野課長のご予定さえよければ……」
『いいに決まってるでしょ!』
ちょっと保留で待たされてから『十五時半! 総合受付に声かけて!』と言われました。承知しました。
菓子折りは……医事課、総務、看護部、医局、リハ、それにお掃除の方たちの休憩所へ。総合受付の上村さんにはちっちゃいクッキーの包み、売店の方と食堂のマダムたちへは、仕事で履き潰せそうなソックスを人数分それぞれ包んでもらいました。愛ちゃんのお家から移動する前に、高崎でぜんぶ揃えました。はい。
そしていざ――出陣! ……重い。タクシーをたのみました。こっち来るときは愛ちゃんが半分持ってくれたからね。ありがとう愛ちゃん。
三十分前に着きました。まずは総合受付へ。大量の荷物といっしょに近づくわたしを、マスク越しでもすぐ上村さんは気づいてくれました。河野課長へ連絡する前にクッキーを渡して、「先にリハと売店とかにご挨拶してきていいですか?」と、四つの菓子折りをとりあえず預かってもらいました。外リハにたぶん高野リハ長いらっしゃるし。
お掃除の方の詰め所にまず顔を出しましたが、当然お仕事中でみなさん出払っています。ので、テーブルに菓子折りを置いて、一筆便箋でお世話になりました云々、と書いて残して来ました。そして売店と食堂へ。ぎょっとされました。お客様がたくさんいらっしゃるので、とりあえずご挨拶しソックスをお渡しして失礼。で、外来リハビリへ。
自動ドアをくぐって中に入り、様子を伺います。午後だからちょっと患者さんの波も収まっていました。ので、受け付け付近でたたずんでいたわたしに気づいてくださった方が「はーい!」と走ってきてくださいました。小さっ!
「おひさしぶりです……あの、ご挨拶に来ました。元医事課の三田です」
「えーーー⁉ 三田さん⁉」
148センチのPTの宮崎さんです。この小さい体で理学療法士やってるんですよ。すごいですよね。わたしでもだっこできそうなくらい小柄なのに、めっちゃ大きい患者さんのリハ担当してたりするんですよ。マスクも小顔のサイズよりはるかに大きくて目以外見えない。なのにリハ技師とかギャップがすごい。かっこいいよね。
高野リハ長は訪看のステーションに行かれているということで、不在でした。みなさんでどうぞ、と菓子折りを渡して、「お世話になりました」と言うと、宮崎さんは「ときどき、ニュース検索とかしてました。気になって。ご無事でよかった」と涙ぐんでくれました。うっとわたしも泣きそうになりました。「どうされてたんですか?」と聞かれたけれど、「ちょっと、ぜんぶはお話しできないんですけど。五体満足でやっておりました」とだけ答えました。他の技師さんに呼ばれたので、宮崎さんは後ろ髪引かれるような感じで去って行かれました。
総合受付に戻ると、ひょろっとした白衣のメガネ男性が所在なさげに立っていました。河野課長です。おもいっきり腰を折って、「本当に、不義理をいたしました」とわたしは言いました。
「うわぁ、うわぁ、三田ちゃんだねえ。よかった、よかったねえ!」
患者さんたちが注目しているので、とりあえず医事課への菓子折りをお渡ししました。「あとの菓子折り、どこへの?」と聞かれたので、「総務課と、看護部と、医局です」と言いました。
「じゃあちょうどいいね。半分持つよ」
「いえ! いえ! これは! さすがにわたしが!」
なにがちょうどいいかわからなかったですが、すぐわかりました。連れて行かれたのは医事課ではなくて、看護部長室でした。はい。
みなさん、おそろいで。看護部長はもちろんのこと、顧問、副部長、事務長、総務部次長、課長、医局秘書さん。理事長は学会出席で出張中だそうです。でも医局秘書さんがLINEしたので、わたしが来たことはご存じとのことです。医院長はさすがに診療中なので来れないと。来なくていいです。はい。
それぞれの部署に問題なく菓子折りをお渡しできました。いやー、よかったですねー。このまま帰りたいですねー。ムリですねー。
「で、三田さん。どうしてたの?」
ひとりがけソファに座らされて。ロングソファふたつに、みなさんが座ってわたしをガン見している中。看護部の鈴木顧問のそのひとことから尋問が始まりました。たぶん寿命を十六年くらい削りました。はい。
もちろん、みなさん心配してくださってのことです。とりあえずわたしは、「時系列でお話ししますね」と言って、ことの起こりから説明しました。
「あの、去年、英国の女王様が亡くなられましたよね? あのご葬儀を、ネット中継で見ていて……」
深夜に終わったので、そのまま寝付いてしまったこと。起きたらぜんぜん知らない、日本語が使われていない土地にいたこと。移動した記憶はなく、誘拐等であったとしても、犯人らしい人とは会ったことがないこと。なんとかその土地で、いろいろな人に助けられて生活して、もう日本に戻ることはできないかもと思っていたこと。ちょっと、当時のことを思い出して喉が詰まって、すぐ隣に座っていらした看護部副部長が脈をとってくれました。
時系列と言いながら、あんまりそうならなかったんですけれど。信じてもらえないことは覚悟しながら、固有名詞は出さないようにして、これまでのことをお伝えしました。
「……ひっしに生きていました。おかげさまで、五体満足です。長距離の移動をしているときに、いっしょに行動していた人たちとはぐれました。そして、気づいたら、福岡の天神にいました。……信じてもらえないとは思います。でも、わたしにはそうとしか言えないんです」
わたしがそこまで言うと、みなさん微妙な表情でそれぞれ視線を交わしました。総務課長が「なんか、その、居たところの手がかりみたいの、ないの?」とおっしゃいました。
「これ……わたしが、その土地で文字や言葉を覚えるために集めていた、新聞記事です」
必要かも、と思って持ってきた、ファピー記事のスクラップブックを開いてローテーブルへ載せました。身を乗り出してみなさん覗き込まれます。医局秘書の江川さんが「写真もらってもいいです?」とおっしゃったので「どうぞ」と言いました。三枚くらい撮られました。
「――理事長が、フランス語っぽいけど違うって言ってます」
「えっ、もしかして実況してます⁉」
「あっはい、医局のグループLINEに」
かんべんしてください。事務長がノートを手に持ってパラパラと違うページをご覧になりました。そして「あれ、これ。写真ある」とおっしゃいました。
――オリヴィエ様といっしょに撮ってもらったチェキ! そういえばこのノートに挟んでいたんだった!
それもテーブルに載せられて。みなさんガン見。穴空くやめて。江川さんが無言でスマホをかまえて連写されました。
「……ほんとに、日本じゃないね」
「いやあ、なんだ。事実は小説よりも奇なりってやつですか」
「なんだろうねえ、三田さんにわからないなら、わからないんだろうけど」
「正直信じられないけれども、なんとも」
「男前ねえ、この人」
「ほんとに」
みなさんノートや写真を回し見しながら、口々に感想を述べられました。江川さんはせっせとスマホをスワイプされていました。そして「そのノート、香川先生と横山先生が見たいそうです。看護部で待っててほしいって」と医院長と副院長の名前をあげて言われました。かんべんしてください。てゆーか診察中にLINE確認してるんですか先生たち。
「で、木村理事長も見たいそうなので、全ページ写真撮ってPDFにしていいですか?」
「はい……どうぞ……」
もう煮るなり焼くなり。いろいろ削られましたが、とりあえず、元職場へのご挨拶は、なんとか終わりました。はい。帰りが遅くなったので、夜勤の守衛さんにもご挨拶できてよかったです。
コンビニスイーツを四つも買って、家でひとり打ち上げをしました。つかれた……。
大家さんとは昨日お会いしてご挨拶できました。とてもうさんくさそうな感じで応対されまして、それはもう、しかたがないこととはいえちょっと胸に来ました。お隣の方からも幽霊を見るような感じで接されまして。いろいろ詮索されるよりはいいのかもしれないですけれど。今後どうなるにせよ、この部屋は引き揚げることになりそうです。ちょっとね。五年住みました。それなりにいい住人でいたつもりだったけれど。世間の目、厳しい。
今日は元職場の病院と連絡を取りたいと思います。と思ってすでに二時間が経過しました。今まだ忙しい時間帯だからね、しかたがないね。十二時半ごろ。お昼、お昼休み。そのタイミングなら。ええきっと。いい感じに患者さんもはけてるし。たぶん河野課長はデスクで愛妻弁当のお昼休憩をされてるし。いける。うん。たぶん。
医事課の直通電話にしようかと思ったんですけど、もう職員ではないだろうし、そこはちゃんと筋を通さなきゃだめだろうなあと思って、代表電話にしました。総合受付の上村さんがワンコールどころか半コールで『はいっ!』と出て、ご年配の患者さんにはときどき聞き取ってもらえないらしいソプラノボイスで病院名を告げました。
「――あの……お世話になっております。わたくし、三田と申します。お昼の時間に恐縮ですが、医事課の河野課長はご在席でしょうか?」
『はいっ! 河野課長ですねっ! ……みたさm……ぇええっ⁉ 三田さんですかっ⁉』
そっこーバレました。はい。あわてて内線でつないでくれました。
『――三田ちゃん⁉ ちょっと、三田ちゃんかい⁉』
「……はい、ご迷惑をおかけしております、三田です」
『うわぁ、うわぁ、三田ちゃんの声だ! 生きてたんだねえ! よかった、よかった‼』
河野課長はうわぁ、うわぁを繰り返して、周囲にいらした方が『えっ、三田さん?』と言ったのが聞こえました。うわぁ、おおごとになっちゃう……。
『あのね、あのね、僕が話聞いちゃうとね、たぶん忘れたりしちゃうからね? 三田ちゃん、今日時間ある? こっち来れる?』
「はい、もし河野課長のご予定さえよければ……」
『いいに決まってるでしょ!』
ちょっと保留で待たされてから『十五時半! 総合受付に声かけて!』と言われました。承知しました。
菓子折りは……医事課、総務、看護部、医局、リハ、それにお掃除の方たちの休憩所へ。総合受付の上村さんにはちっちゃいクッキーの包み、売店の方と食堂のマダムたちへは、仕事で履き潰せそうなソックスを人数分それぞれ包んでもらいました。愛ちゃんのお家から移動する前に、高崎でぜんぶ揃えました。はい。
そしていざ――出陣! ……重い。タクシーをたのみました。こっち来るときは愛ちゃんが半分持ってくれたからね。ありがとう愛ちゃん。
三十分前に着きました。まずは総合受付へ。大量の荷物といっしょに近づくわたしを、マスク越しでもすぐ上村さんは気づいてくれました。河野課長へ連絡する前にクッキーを渡して、「先にリハと売店とかにご挨拶してきていいですか?」と、四つの菓子折りをとりあえず預かってもらいました。外リハにたぶん高野リハ長いらっしゃるし。
お掃除の方の詰め所にまず顔を出しましたが、当然お仕事中でみなさん出払っています。ので、テーブルに菓子折りを置いて、一筆便箋でお世話になりました云々、と書いて残して来ました。そして売店と食堂へ。ぎょっとされました。お客様がたくさんいらっしゃるので、とりあえずご挨拶しソックスをお渡しして失礼。で、外来リハビリへ。
自動ドアをくぐって中に入り、様子を伺います。午後だからちょっと患者さんの波も収まっていました。ので、受け付け付近でたたずんでいたわたしに気づいてくださった方が「はーい!」と走ってきてくださいました。小さっ!
「おひさしぶりです……あの、ご挨拶に来ました。元医事課の三田です」
「えーーー⁉ 三田さん⁉」
148センチのPTの宮崎さんです。この小さい体で理学療法士やってるんですよ。すごいですよね。わたしでもだっこできそうなくらい小柄なのに、めっちゃ大きい患者さんのリハ担当してたりするんですよ。マスクも小顔のサイズよりはるかに大きくて目以外見えない。なのにリハ技師とかギャップがすごい。かっこいいよね。
高野リハ長は訪看のステーションに行かれているということで、不在でした。みなさんでどうぞ、と菓子折りを渡して、「お世話になりました」と言うと、宮崎さんは「ときどき、ニュース検索とかしてました。気になって。ご無事でよかった」と涙ぐんでくれました。うっとわたしも泣きそうになりました。「どうされてたんですか?」と聞かれたけれど、「ちょっと、ぜんぶはお話しできないんですけど。五体満足でやっておりました」とだけ答えました。他の技師さんに呼ばれたので、宮崎さんは後ろ髪引かれるような感じで去って行かれました。
総合受付に戻ると、ひょろっとした白衣のメガネ男性が所在なさげに立っていました。河野課長です。おもいっきり腰を折って、「本当に、不義理をいたしました」とわたしは言いました。
「うわぁ、うわぁ、三田ちゃんだねえ。よかった、よかったねえ!」
患者さんたちが注目しているので、とりあえず医事課への菓子折りをお渡ししました。「あとの菓子折り、どこへの?」と聞かれたので、「総務課と、看護部と、医局です」と言いました。
「じゃあちょうどいいね。半分持つよ」
「いえ! いえ! これは! さすがにわたしが!」
なにがちょうどいいかわからなかったですが、すぐわかりました。連れて行かれたのは医事課ではなくて、看護部長室でした。はい。
みなさん、おそろいで。看護部長はもちろんのこと、顧問、副部長、事務長、総務部次長、課長、医局秘書さん。理事長は学会出席で出張中だそうです。でも医局秘書さんがLINEしたので、わたしが来たことはご存じとのことです。医院長はさすがに診療中なので来れないと。来なくていいです。はい。
それぞれの部署に問題なく菓子折りをお渡しできました。いやー、よかったですねー。このまま帰りたいですねー。ムリですねー。
「で、三田さん。どうしてたの?」
ひとりがけソファに座らされて。ロングソファふたつに、みなさんが座ってわたしをガン見している中。看護部の鈴木顧問のそのひとことから尋問が始まりました。たぶん寿命を十六年くらい削りました。はい。
もちろん、みなさん心配してくださってのことです。とりあえずわたしは、「時系列でお話ししますね」と言って、ことの起こりから説明しました。
「あの、去年、英国の女王様が亡くなられましたよね? あのご葬儀を、ネット中継で見ていて……」
深夜に終わったので、そのまま寝付いてしまったこと。起きたらぜんぜん知らない、日本語が使われていない土地にいたこと。移動した記憶はなく、誘拐等であったとしても、犯人らしい人とは会ったことがないこと。なんとかその土地で、いろいろな人に助けられて生活して、もう日本に戻ることはできないかもと思っていたこと。ちょっと、当時のことを思い出して喉が詰まって、すぐ隣に座っていらした看護部副部長が脈をとってくれました。
時系列と言いながら、あんまりそうならなかったんですけれど。信じてもらえないことは覚悟しながら、固有名詞は出さないようにして、これまでのことをお伝えしました。
「……ひっしに生きていました。おかげさまで、五体満足です。長距離の移動をしているときに、いっしょに行動していた人たちとはぐれました。そして、気づいたら、福岡の天神にいました。……信じてもらえないとは思います。でも、わたしにはそうとしか言えないんです」
わたしがそこまで言うと、みなさん微妙な表情でそれぞれ視線を交わしました。総務課長が「なんか、その、居たところの手がかりみたいの、ないの?」とおっしゃいました。
「これ……わたしが、その土地で文字や言葉を覚えるために集めていた、新聞記事です」
必要かも、と思って持ってきた、ファピー記事のスクラップブックを開いてローテーブルへ載せました。身を乗り出してみなさん覗き込まれます。医局秘書の江川さんが「写真もらってもいいです?」とおっしゃったので「どうぞ」と言いました。三枚くらい撮られました。
「――理事長が、フランス語っぽいけど違うって言ってます」
「えっ、もしかして実況してます⁉」
「あっはい、医局のグループLINEに」
かんべんしてください。事務長がノートを手に持ってパラパラと違うページをご覧になりました。そして「あれ、これ。写真ある」とおっしゃいました。
――オリヴィエ様といっしょに撮ってもらったチェキ! そういえばこのノートに挟んでいたんだった!
それもテーブルに載せられて。みなさんガン見。穴空くやめて。江川さんが無言でスマホをかまえて連写されました。
「……ほんとに、日本じゃないね」
「いやあ、なんだ。事実は小説よりも奇なりってやつですか」
「なんだろうねえ、三田さんにわからないなら、わからないんだろうけど」
「正直信じられないけれども、なんとも」
「男前ねえ、この人」
「ほんとに」
みなさんノートや写真を回し見しながら、口々に感想を述べられました。江川さんはせっせとスマホをスワイプされていました。そして「そのノート、香川先生と横山先生が見たいそうです。看護部で待っててほしいって」と医院長と副院長の名前をあげて言われました。かんべんしてください。てゆーか診察中にLINE確認してるんですか先生たち。
「で、木村理事長も見たいそうなので、全ページ写真撮ってPDFにしていいですか?」
「はい……どうぞ……」
もう煮るなり焼くなり。いろいろ削られましたが、とりあえず、元職場へのご挨拶は、なんとか終わりました。はい。帰りが遅くなったので、夜勤の守衛さんにもご挨拶できてよかったです。
コンビニスイーツを四つも買って、家でひとり打ち上げをしました。つかれた……。
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