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グラス侯爵領編
224話 嫉妬されるほど、私は愛されているということだね?
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『――ブリアックさんを、辱めるのはやめてください』
伝声管を通して伝えられる隣室の様子に私たち親子は聞き入っていた。ソノコの凛とした声が響く。
ソノコが哀悼席に着くとの話を聞いて、私はすぐに引き留めに行った。だが、目の前で部屋に入るのを見送る形になってしまった。連れ戻すこともできたが、私が行動へ移す前に母がそれを制した。そして言葉なくすぐに哀悼食卓部屋の隣へ。広間の様子を拾えるしかけがある部屋だ。
すぐに父とテオフィルも来た。テオフィルが指示したらしく、私たちの朝食もそちらへ静かに運び込まれる。食べるような気持ちにはなれなかったが、私たちにとっても哀悼食卓には違いなかった。だれもが音声を聞きながら黙して食べる。
『――ここは哀悼席です。どうか、ともに悼んでください。ブリアックさんは、亡くなりました』
母が、泣いた。いや、本人の矜持のためにそうは言わないでおこう。食卓布巾をさっと顔に当て、しばし動きを止めていただけだ。
十代のころから私も面識のあるノエルの『悲しいよ』というつぶやきが、私たちの気持ちを代弁する。それに、ほっとしたことは否めない。
そう、どんな言葉を使ったとしても、彼らはブリアックの友人として最初にやって来た者たちだ。
悲しんでくれているのだ。それが、ただうれしかった。
『――ちょっと。ちょっとなんなのよ! なに納得してんのよ、あんたたち!』
なので、その後に――響き渡ったジゼルの声が、やけに耳についた。母は無表情になり、父は眉根を寄せ、テオフィルは無関心そうに食事を続けていた。
ジゼルの口上が終わる前に母は立ち上がり、部屋を出る。私もそれに続こうとしたが、目の前でぴしゃりとドアを閉められてしまった。
『――あなたに「お母様」と呼ぶ許可を与えたことはありませんわ、デュビュイさん』
舞台女優のように朗々とした声が伝声管を揺らす。ように、ではない。母は元はと言えばラキルソンセン国の女優だった。熱烈な信奉者だった父にほだされて、異国まで嫁いで来たのはグラス領では公然たる事実だった。きっと母にとってここぞという舞台なのだろう。私が締め出されたのは、横槍を入れるなということだろうか。
私は席に戻るほどには状況を軽く見ていなかったので、閉められた扉を所在なく見つめて隣室の音声に耳を傾けていた。母がジゼルへ去るように告げ、静まり返る。
『……ブランディーヌ奥様。でも、あたしはいずれ、オリヴィエの妻になる女です』
『どこまでもお顔の塗りが厚い方ね。オリヴィエにはこちらのかわいい方がいらっしゃるのよ。これは主人も承知している婚約です』
『でも、オリヴィエはあたしを選びます』
『まあ、お話にならないわ』
私はドアノブに手をかけたが、テオフィルの「兄さん」という鋭い声が呼び止めた。
「――今兄さんが行ったら泥沼化するに決まってるでしょ。週刊誌へネタ提供しないでよ。せっかく母さんが張り切ってるんだから任せておきなよ」
その通りなのだが。十四も年下の弟に諭されるとは、私もなかなか浮足立っている。父が見かねたように「座っていなさい、食べてしまおう」と言ったので、渋々ながらそれに従った。
「――あたしはグラス侯爵夫人になるのよ!」
そのジゼルの言葉は伝声管を通したものではなかった。扉の向こうから「放して! 痛いわよ!」と遠ざかる声が聞こえる。どうやら警備の者たちがジゼルを捕らえ、野外へ放逐しようとしているようだ。
「――オリヴィエ! オリヴィエ、どこにいるの⁉ 助けてちょうだい、愛しているわ!」
ぞっとする言葉に、思わずフォークを取り落とした。過去の様々な記憶が、まぜこぜになって脳内を駆け巡る。――いやだ。そんな愛はいらない。
……かつて、彼女とその言葉をささやき合った過去がある。忌まわしい。ただひたすら。結局あれらは愛ではなくて、泥臭いただの欲だった。
「愛しているわ、オリヴィエ!」
その声は遠く小さかったのにはっきりと耳に届いた。いくつかの判別できない言葉の応酬。そして去っていく金切り声。
――あの言葉を信じていたこともあった。若くて、私は愚かだった。社会的地位や金銭。彼女が愛しているのはそれだけ。
それに気づけないくらい、私は当時、彼女に盲目だった。錯覚だった。私が彼女に見出していたものは、すべて。
そして、彼女が私に見出していたものは、すべてブリアックも持っていた。より多く。だれでもいいのだ。そう気づいたときには、私は傷つき過ぎていた。
どうしてあの手招きに応じてしまったのか。ひとえに私の心の弱さだ。若さゆえの経験のなさのせいにするのは、ただの逃げだろう……わかっている。
私には私を律する余地があったし、私はそれをしなかった。残った苦みとともに、その傷跡は消えない。
グラスの水を飲み干した。渇きが癒えたのに渇いていた。私はもう一度席を立った。今度は父とテオフィルは、なにも言わなかった。
「――あの、みなさん。騒がしい席にしてしまってごめんなさい」
ソノコの声が扉の外側から聞こえた。その周囲で労うような言葉が聞こえる。
「いやあ、お嬢さん。あなたにあのジゼルとやり合えるだけの図太さがあってよかったよ」
「違いない。普通の御令嬢だったら泣いて退場しただろうよ」
「それって褒めてます?」
私は足早に扉へ近づいて開けた。ソノコはこちらに背を向けて、哀悼客を見送るためにともに正面入口へと歩を進めている。母もそれに続いていた。私がそれに合流しようと近づくと、ノエルが私に気づいた。
「――来てくださって、ありがとうございました。ブリアックさんのこと、いっしょに思えてよかった」
開け放たれた正面入口から、ソノコの言葉のように心地良い風が吹き込んで来た。本心からそのように言っているのは、この場にいるだれもが感じたことだろう。私は誇らしかった。この女性を好きになれたことを。この女性から好きになってもらえたことを。
「――おお、オリヴィエ。見送りあんがと」
「えっ」
アナトルが私の姿を見て言ったことに、ソノコは驚いて振り向き私を見た。そして固まる。私はその隣に立つため近づいた――が、ソノコは身を翻した。
「――ソノコ⁉」
ときどき、彼女はとても素早い。散らされた鳩のように正面玄関の階段を舞い降りて……逃げた。
「……あはははははははは!」
ノエルが腹を抱えて笑い転げる。私はあっけにとられ、母に「お行きなさい!」と肩を叩かれるまで硬直していた。なんだ、いったいなんなんだ。ソノコ。予想外の言動ばかりだ、あなたは。
東の庭園の花垣に隠れながら移動しているのがわかった。ときどき少しだけ頭頂が見える。幼少期にブリアックと追い駆け回ったことを思い出した。先回りするのはとても容易だった。なにせ、実家の庭だ。
「捕まえた」
「ぎゃあああああああああああああああああああ‼」
後ろから抱きかかえると化け物に遭遇したような声をあげられた。さすがにそれはないだろう。近くにいた庭師が驚いてこちらを向いたが、私たちの姿を確認したら納得したように職務へ戻った。私は腕に力を込めたまま、一番近い東屋へとソノコを運ぶ。捕らえられた小動物のように彼女はぷるぷる震えていた。
「――なぜ、私から逃げるの。ソノコ」
並んで座り、しっかりとその肩を抱いたまま私は尋ねる。ソノコは屠殺前の鶏のような表情をしている。視線があちらこちらと定まらない。私はもう一度「ソノコ」と声をかけた。
「――はいっ‼」
「理由を聞かせてほしい。どうして今日は、私の姿を見たら逃げるの?」
「えええええええとあの、言語化しにくい、なんとも言えない、やんごとなき事由が」
「うん、それを教えて?」
根気強く同じ問答を繰り返した。決して腕の力は緩めない。もしかしてと思い「……まさか、ジゼルのこと?」と尋ねると、硬直していた体がさらに停止した。
「……まさかとは思うけれど。信じたの? 彼女の言葉を」
言いたいだけ言ってくれた。私や両親にとっては、唾棄すべき言葉の数々だ。……しかし、ソノコは初めて彼女に会ったのだ。そのことに留意していなかった。
「ソノコ。惑わされないでほしい。あの女性が述べたことは、すべて狂言だ」
「――でも!」
ソノコが反論の色をにじませた声をあげる。私は少しだけ手の力を落とした。
「ジゼルさんは、たぶんGとかで! わたし、70のBで!」
「ナナジュー・ノ・ビーとは」
「それに、腰回りも貧弱で!」
「健康的だと思うが」
「ちびで、平たい顔族だし!」
「……あなたの種族はそういう自嘲的呼称なの?」
「――わたし、ジゼルさんみたいに、美人じゃないし!」
ソノコは、そう言うと泣いた。私は愛おしくてその頭を抱いた。
「……オリヴィエ様の隣には、ぜったいジゼルさんの方が」
笑みがこぼれてしまう。私はソノコを膝に抱き上げて「私もあなたが好きだよ、ソノコ」と言った。
伝声管を通して伝えられる隣室の様子に私たち親子は聞き入っていた。ソノコの凛とした声が響く。
ソノコが哀悼席に着くとの話を聞いて、私はすぐに引き留めに行った。だが、目の前で部屋に入るのを見送る形になってしまった。連れ戻すこともできたが、私が行動へ移す前に母がそれを制した。そして言葉なくすぐに哀悼食卓部屋の隣へ。広間の様子を拾えるしかけがある部屋だ。
すぐに父とテオフィルも来た。テオフィルが指示したらしく、私たちの朝食もそちらへ静かに運び込まれる。食べるような気持ちにはなれなかったが、私たちにとっても哀悼食卓には違いなかった。だれもが音声を聞きながら黙して食べる。
『――ここは哀悼席です。どうか、ともに悼んでください。ブリアックさんは、亡くなりました』
母が、泣いた。いや、本人の矜持のためにそうは言わないでおこう。食卓布巾をさっと顔に当て、しばし動きを止めていただけだ。
十代のころから私も面識のあるノエルの『悲しいよ』というつぶやきが、私たちの気持ちを代弁する。それに、ほっとしたことは否めない。
そう、どんな言葉を使ったとしても、彼らはブリアックの友人として最初にやって来た者たちだ。
悲しんでくれているのだ。それが、ただうれしかった。
『――ちょっと。ちょっとなんなのよ! なに納得してんのよ、あんたたち!』
なので、その後に――響き渡ったジゼルの声が、やけに耳についた。母は無表情になり、父は眉根を寄せ、テオフィルは無関心そうに食事を続けていた。
ジゼルの口上が終わる前に母は立ち上がり、部屋を出る。私もそれに続こうとしたが、目の前でぴしゃりとドアを閉められてしまった。
『――あなたに「お母様」と呼ぶ許可を与えたことはありませんわ、デュビュイさん』
舞台女優のように朗々とした声が伝声管を揺らす。ように、ではない。母は元はと言えばラキルソンセン国の女優だった。熱烈な信奉者だった父にほだされて、異国まで嫁いで来たのはグラス領では公然たる事実だった。きっと母にとってここぞという舞台なのだろう。私が締め出されたのは、横槍を入れるなということだろうか。
私は席に戻るほどには状況を軽く見ていなかったので、閉められた扉を所在なく見つめて隣室の音声に耳を傾けていた。母がジゼルへ去るように告げ、静まり返る。
『……ブランディーヌ奥様。でも、あたしはいずれ、オリヴィエの妻になる女です』
『どこまでもお顔の塗りが厚い方ね。オリヴィエにはこちらのかわいい方がいらっしゃるのよ。これは主人も承知している婚約です』
『でも、オリヴィエはあたしを選びます』
『まあ、お話にならないわ』
私はドアノブに手をかけたが、テオフィルの「兄さん」という鋭い声が呼び止めた。
「――今兄さんが行ったら泥沼化するに決まってるでしょ。週刊誌へネタ提供しないでよ。せっかく母さんが張り切ってるんだから任せておきなよ」
その通りなのだが。十四も年下の弟に諭されるとは、私もなかなか浮足立っている。父が見かねたように「座っていなさい、食べてしまおう」と言ったので、渋々ながらそれに従った。
「――あたしはグラス侯爵夫人になるのよ!」
そのジゼルの言葉は伝声管を通したものではなかった。扉の向こうから「放して! 痛いわよ!」と遠ざかる声が聞こえる。どうやら警備の者たちがジゼルを捕らえ、野外へ放逐しようとしているようだ。
「――オリヴィエ! オリヴィエ、どこにいるの⁉ 助けてちょうだい、愛しているわ!」
ぞっとする言葉に、思わずフォークを取り落とした。過去の様々な記憶が、まぜこぜになって脳内を駆け巡る。――いやだ。そんな愛はいらない。
……かつて、彼女とその言葉をささやき合った過去がある。忌まわしい。ただひたすら。結局あれらは愛ではなくて、泥臭いただの欲だった。
「愛しているわ、オリヴィエ!」
その声は遠く小さかったのにはっきりと耳に届いた。いくつかの判別できない言葉の応酬。そして去っていく金切り声。
――あの言葉を信じていたこともあった。若くて、私は愚かだった。社会的地位や金銭。彼女が愛しているのはそれだけ。
それに気づけないくらい、私は当時、彼女に盲目だった。錯覚だった。私が彼女に見出していたものは、すべて。
そして、彼女が私に見出していたものは、すべてブリアックも持っていた。より多く。だれでもいいのだ。そう気づいたときには、私は傷つき過ぎていた。
どうしてあの手招きに応じてしまったのか。ひとえに私の心の弱さだ。若さゆえの経験のなさのせいにするのは、ただの逃げだろう……わかっている。
私には私を律する余地があったし、私はそれをしなかった。残った苦みとともに、その傷跡は消えない。
グラスの水を飲み干した。渇きが癒えたのに渇いていた。私はもう一度席を立った。今度は父とテオフィルは、なにも言わなかった。
「――あの、みなさん。騒がしい席にしてしまってごめんなさい」
ソノコの声が扉の外側から聞こえた。その周囲で労うような言葉が聞こえる。
「いやあ、お嬢さん。あなたにあのジゼルとやり合えるだけの図太さがあってよかったよ」
「違いない。普通の御令嬢だったら泣いて退場しただろうよ」
「それって褒めてます?」
私は足早に扉へ近づいて開けた。ソノコはこちらに背を向けて、哀悼客を見送るためにともに正面入口へと歩を進めている。母もそれに続いていた。私がそれに合流しようと近づくと、ノエルが私に気づいた。
「――来てくださって、ありがとうございました。ブリアックさんのこと、いっしょに思えてよかった」
開け放たれた正面入口から、ソノコの言葉のように心地良い風が吹き込んで来た。本心からそのように言っているのは、この場にいるだれもが感じたことだろう。私は誇らしかった。この女性を好きになれたことを。この女性から好きになってもらえたことを。
「――おお、オリヴィエ。見送りあんがと」
「えっ」
アナトルが私の姿を見て言ったことに、ソノコは驚いて振り向き私を見た。そして固まる。私はその隣に立つため近づいた――が、ソノコは身を翻した。
「――ソノコ⁉」
ときどき、彼女はとても素早い。散らされた鳩のように正面玄関の階段を舞い降りて……逃げた。
「……あはははははははは!」
ノエルが腹を抱えて笑い転げる。私はあっけにとられ、母に「お行きなさい!」と肩を叩かれるまで硬直していた。なんだ、いったいなんなんだ。ソノコ。予想外の言動ばかりだ、あなたは。
東の庭園の花垣に隠れながら移動しているのがわかった。ときどき少しだけ頭頂が見える。幼少期にブリアックと追い駆け回ったことを思い出した。先回りするのはとても容易だった。なにせ、実家の庭だ。
「捕まえた」
「ぎゃあああああああああああああああああああ‼」
後ろから抱きかかえると化け物に遭遇したような声をあげられた。さすがにそれはないだろう。近くにいた庭師が驚いてこちらを向いたが、私たちの姿を確認したら納得したように職務へ戻った。私は腕に力を込めたまま、一番近い東屋へとソノコを運ぶ。捕らえられた小動物のように彼女はぷるぷる震えていた。
「――なぜ、私から逃げるの。ソノコ」
並んで座り、しっかりとその肩を抱いたまま私は尋ねる。ソノコは屠殺前の鶏のような表情をしている。視線があちらこちらと定まらない。私はもう一度「ソノコ」と声をかけた。
「――はいっ‼」
「理由を聞かせてほしい。どうして今日は、私の姿を見たら逃げるの?」
「えええええええとあの、言語化しにくい、なんとも言えない、やんごとなき事由が」
「うん、それを教えて?」
根気強く同じ問答を繰り返した。決して腕の力は緩めない。もしかしてと思い「……まさか、ジゼルのこと?」と尋ねると、硬直していた体がさらに停止した。
「……まさかとは思うけれど。信じたの? 彼女の言葉を」
言いたいだけ言ってくれた。私や両親にとっては、唾棄すべき言葉の数々だ。……しかし、ソノコは初めて彼女に会ったのだ。そのことに留意していなかった。
「ソノコ。惑わされないでほしい。あの女性が述べたことは、すべて狂言だ」
「――でも!」
ソノコが反論の色をにじませた声をあげる。私は少しだけ手の力を落とした。
「ジゼルさんは、たぶんGとかで! わたし、70のBで!」
「ナナジュー・ノ・ビーとは」
「それに、腰回りも貧弱で!」
「健康的だと思うが」
「ちびで、平たい顔族だし!」
「……あなたの種族はそういう自嘲的呼称なの?」
「――わたし、ジゼルさんみたいに、美人じゃないし!」
ソノコは、そう言うと泣いた。私は愛おしくてその頭を抱いた。
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