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11:恵みの時期の準備
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もうすぐ恵みの時期が近い。恵みの時期とは、約三十日程雨が続く時期のことだ。恵みの時期のお陰で、山でも草原でも豊かな水が得られる。
とはいえ、恵みの時期は雨が降る日が非常に多く、中々狩りや畑仕事ができない。草原では小雨程度ならば狩りをしていたが、山は天気が変わりやすいらしく、原則的に恵みの時期の狩りは禁じられているそうだ。山に慣れている獣人でも危険を伴うかららしい。
恵みの時期は家に引き篭もることが多いので、事前に食料の備蓄をする。また、外の仕事ができないからこそ、家でできる仕事を集中的にやる時期でもある。
ナルはツェツェルと一緒に山の中に来ていた。家族の服を作るのに使う大事なものを採りに来た。
傾斜のある道なき道を進み、大きな白い木が何本も生えている所に着いた。
ツェツェルが木の幹にナイフで切り込みを入れ、べりべりっと木の皮を剥がし始めた。この木の皮を小川に三日程浸して叩くと繊維状に解れる。それを乾かしたもので糸を紡ぎ、糸を染め、布を織る。
ナルはツェツェルに教えてもらいながら、べりべりっと木の皮を剥いだ。
必要最低限の分をとると、木の皮を担いで家に戻る。家から程近い小川の水に木の皮を浸けたら、あとは三日後に取りに来る。
ツェツェルがナルの方を向いて口を開いた。
「ナルは何色に染める?」
「んー。山の木々の葉っぱみたいな緑がいいです。服に施す刺繍はそれよりちょっと濃い緑かなぁ。ドゥルグン殿が着るやつだから、狩りをしやすい色がいいかなぁと」
「ふふっ。確かにいい色の選択。緑に染めたいのなら、シャリンク草がいい。ちょうど近くにたくさん生えている所がある。今から採りに行く」
「はい! 糸の紡ぎ方や染め方も里と同じなのかな?」
「さぁ? 里では何を紡いで糸にするの」
「主に羊の毛ですね」
「だったら、多分やり方がだいぶ違うかもしれない」
「へぇー。何事も挑戦が大事! ご指導よろしくお願いいたします!」
「いいよ。ナルは勤勉で働き者だ」
「いやぁ。新しい暮らしがほんとに楽しくて。草原と山じゃ、やっぱ違うことが多いから、毎日がすごく新鮮で楽しいです」
「ふふっ。ドゥルグンはよき嫁殿をもらった」
「そうですか? まだまだ未熟者なので、がんがん色んなことを教わりたいです」
「うん。私が教えられることは教えよう」
小さく笑うツェツェルと一緒にシャリンク草なるものを採りに行った。必要な分だけ採って、家へと帰る。これは一度乾燥させて使うものらしい。生のものでも染め物に使えるが、乾燥させてからの方がきれいに色が出るそうだ。
毎日、色んなことを教えてもらっている。本当にすごく楽しい。
ナルはご機嫌に糸の紡ぎ方や染め方の話をしつつ、家へと帰った。
家に帰り着くと、ででーんと家の前にものすごく大きな獣が置いてあった。顔がめちゃくちゃ怖いし、何気なく手を見れば爪がものすごい。
側にいるドゥルグンに近寄り、なんとなくドゥルグンの後ろに隠れて、置いてあるデッカい獣を見た。
「ドゥルグン殿。これはなんて獣なんです?」
「熊だ。それなりに賢くて執念深い獣だ。熊は捨てるところがない。恵みの時期の前に狩れてよかった」
「うへぇ。なんかおっかない」
「獣人でも熊を相手にする時は本気を出さねば殺される。お前は絶対に熊と遭遇しないようにしろ。まぁ、そもそも一人で山には行かせないが」
「こんなのと遭遇したら死ぬ自信しかないです。山って色んなものが採れるけど、おっかない獣もいるんですね」
「恵みの時期が終わったら、兎でも狩りに行くか? お前の弓の腕前なら、山の中でも兎くらいなら穫れるだろう」
「行きます! 行きたいです! すっごく楽しみにしてます!」
「ははっ! ゲレルもそろそろ山を歩き回って獲物の見つけ方や仕留め方を本格的に学ぶ年頃だ。一緒に学んだらいい」
「恵みの時期が終わった後が楽しみです! それはそうと、この熊とやらはどうするんですか?」
「肉は干し肉にする。脂や肝は薬になる。毛皮は鞣して家で使う。実りの時期の後は雪の時期だ。ナルがいるから防寒のための備えは多い方がいい」
「ゆき?」
「雨のように空から降ってくる小さな氷みたいなものだ。美しいが、とても危険なものでもある。雪の時期がくる頃に詳しく教える」
「はい。お願いいたします」
「とと様。そろそろ捌こう」
「あぁ」
「ナル。ナルはシャリンク草の下処理をしてから夕餉の支度をしよう」
「はい! かか様!」
「ゲレルは捌き方を見て覚えろ」
「はい。とと様」
熊を捌くところはちょっと見てみたい気もするが、狩りをして獲物を捌いて処理するのは、ここでも男の仕事みたいだ。
それなりに鍛えてはいるが、ナルでは力が足りない部分も出てくるだろう。ドゥルグンの嫁として、まずは家のことを完璧にできるようにならねば。
ナルはツェツェルと一緒にシャリンク草を洗ってから、庭先に紐を張って干した。
今日の夕餉で熊肉を食べられることになった。熊は大きいから一頭でも干し肉にしたら十分な量ができる。バトボルドが『試しに食べてみろ』と言って、脂がのっている美味しそうな部位をくれた。
ツェツェルに教えてもらいながら、一緒に熊肉の汁物を作る。野性味溢れる香りがするが、それがなんとも美味しそうである。
味見をさせてもらったら、すごく美味しかった。ちょっと癖があるが、それが逆にいい。
夕餉の時間を楽しみにしながら、ナルはツェツェルと他の料理も手早く作り上げた。
美味しい料理で満腹になるとツェツェルと二人で後片付けをして、囲炉裏の側でツェツェルからこちらの刺繍を習う。
今は練習用として、ドゥルグンの手拭いを作っている。今のうちに基本の刺繍ができるようになったら、恵みの時期に糸を紡いだりして、雪の時期にドゥルグンの服を作れる。どうせ作るのなら、よりよいものを作りたい。
ちくちく刺繍をしていると、ツェツェルが小さく笑った。
「オヨーンもナルくらい真面目に刺繍をやってくれたらよかったのに」
「オヨーンって、ドゥルグン殿のお姉さんですよね」
「そう。ドゥルグンとは二つ違い。あの子は機織りも刺繍も好きじゃなくて、すぐにサボっていたから、嫁にいけないんじゃないかとずっとハラハラしていた。嫁にいく心構えを何度言い聞かせたことか」
「あー。私も似たようなことを母に言われてましたね」
「ふふっ。ナルは十五までは女の子だったのだろう? お転婆そうだ」
「お転婆でしたねぇ。兄と一緒に馬に乗ったり、果物を採りに木に登ったりしてました。その度に母から叱られていました。『危ないことをするじゃありません!』って」
「あなたも親になったら分かる。子のことはいつでも心配するのが親というもの」
「そうなんですね。早くできないかなぁ。ドゥルグン殿に似た方がいいですね。優しくて格好いい子になりそうです」
「あなたに似ても優しくて真面目な子になる。子は授かりものだ。焦らず神様から贈られるのを待てばいい」
「はい。あ、かか様。ここ、ちょっと分かんないです」
「ここは、ここに針を通して、ここから出す。こっちに針を通して、今度はここに出す。それを三回する」
「ありがとうございます。教え方がすごく丁寧だから本当に助かってます」
「ふふっ。真面目で勤勉な子だから教え甲斐がある」
寝る時間になるまでツェツェルと刺繍をしていた。ドゥルグンやバトボルド達は狩りで使う刃物の手入れや罠を作っていた。
ドゥルグンと一緒に部屋に向かい、いそいそと服を脱いで風呂場へ向かう。のんびり温泉に浸かったら、身体を拭いてから、全裸のままドゥルグンに抱き上げられた。
なんとなくドゥルグンの頭に頬擦りすると、ドゥルグンがこちらを見上げて、ナルの口元をペロッと舐めた。閨のお誘いである。ナルはにひっと笑って、ドゥルグンのふわふわふにふにの耳をやんわり弄った。
とはいえ、恵みの時期は雨が降る日が非常に多く、中々狩りや畑仕事ができない。草原では小雨程度ならば狩りをしていたが、山は天気が変わりやすいらしく、原則的に恵みの時期の狩りは禁じられているそうだ。山に慣れている獣人でも危険を伴うかららしい。
恵みの時期は家に引き篭もることが多いので、事前に食料の備蓄をする。また、外の仕事ができないからこそ、家でできる仕事を集中的にやる時期でもある。
ナルはツェツェルと一緒に山の中に来ていた。家族の服を作るのに使う大事なものを採りに来た。
傾斜のある道なき道を進み、大きな白い木が何本も生えている所に着いた。
ツェツェルが木の幹にナイフで切り込みを入れ、べりべりっと木の皮を剥がし始めた。この木の皮を小川に三日程浸して叩くと繊維状に解れる。それを乾かしたもので糸を紡ぎ、糸を染め、布を織る。
ナルはツェツェルに教えてもらいながら、べりべりっと木の皮を剥いだ。
必要最低限の分をとると、木の皮を担いで家に戻る。家から程近い小川の水に木の皮を浸けたら、あとは三日後に取りに来る。
ツェツェルがナルの方を向いて口を開いた。
「ナルは何色に染める?」
「んー。山の木々の葉っぱみたいな緑がいいです。服に施す刺繍はそれよりちょっと濃い緑かなぁ。ドゥルグン殿が着るやつだから、狩りをしやすい色がいいかなぁと」
「ふふっ。確かにいい色の選択。緑に染めたいのなら、シャリンク草がいい。ちょうど近くにたくさん生えている所がある。今から採りに行く」
「はい! 糸の紡ぎ方や染め方も里と同じなのかな?」
「さぁ? 里では何を紡いで糸にするの」
「主に羊の毛ですね」
「だったら、多分やり方がだいぶ違うかもしれない」
「へぇー。何事も挑戦が大事! ご指導よろしくお願いいたします!」
「いいよ。ナルは勤勉で働き者だ」
「いやぁ。新しい暮らしがほんとに楽しくて。草原と山じゃ、やっぱ違うことが多いから、毎日がすごく新鮮で楽しいです」
「ふふっ。ドゥルグンはよき嫁殿をもらった」
「そうですか? まだまだ未熟者なので、がんがん色んなことを教わりたいです」
「うん。私が教えられることは教えよう」
小さく笑うツェツェルと一緒にシャリンク草なるものを採りに行った。必要な分だけ採って、家へと帰る。これは一度乾燥させて使うものらしい。生のものでも染め物に使えるが、乾燥させてからの方がきれいに色が出るそうだ。
毎日、色んなことを教えてもらっている。本当にすごく楽しい。
ナルはご機嫌に糸の紡ぎ方や染め方の話をしつつ、家へと帰った。
家に帰り着くと、ででーんと家の前にものすごく大きな獣が置いてあった。顔がめちゃくちゃ怖いし、何気なく手を見れば爪がものすごい。
側にいるドゥルグンに近寄り、なんとなくドゥルグンの後ろに隠れて、置いてあるデッカい獣を見た。
「ドゥルグン殿。これはなんて獣なんです?」
「熊だ。それなりに賢くて執念深い獣だ。熊は捨てるところがない。恵みの時期の前に狩れてよかった」
「うへぇ。なんかおっかない」
「獣人でも熊を相手にする時は本気を出さねば殺される。お前は絶対に熊と遭遇しないようにしろ。まぁ、そもそも一人で山には行かせないが」
「こんなのと遭遇したら死ぬ自信しかないです。山って色んなものが採れるけど、おっかない獣もいるんですね」
「恵みの時期が終わったら、兎でも狩りに行くか? お前の弓の腕前なら、山の中でも兎くらいなら穫れるだろう」
「行きます! 行きたいです! すっごく楽しみにしてます!」
「ははっ! ゲレルもそろそろ山を歩き回って獲物の見つけ方や仕留め方を本格的に学ぶ年頃だ。一緒に学んだらいい」
「恵みの時期が終わった後が楽しみです! それはそうと、この熊とやらはどうするんですか?」
「肉は干し肉にする。脂や肝は薬になる。毛皮は鞣して家で使う。実りの時期の後は雪の時期だ。ナルがいるから防寒のための備えは多い方がいい」
「ゆき?」
「雨のように空から降ってくる小さな氷みたいなものだ。美しいが、とても危険なものでもある。雪の時期がくる頃に詳しく教える」
「はい。お願いいたします」
「とと様。そろそろ捌こう」
「あぁ」
「ナル。ナルはシャリンク草の下処理をしてから夕餉の支度をしよう」
「はい! かか様!」
「ゲレルは捌き方を見て覚えろ」
「はい。とと様」
熊を捌くところはちょっと見てみたい気もするが、狩りをして獲物を捌いて処理するのは、ここでも男の仕事みたいだ。
それなりに鍛えてはいるが、ナルでは力が足りない部分も出てくるだろう。ドゥルグンの嫁として、まずは家のことを完璧にできるようにならねば。
ナルはツェツェルと一緒にシャリンク草を洗ってから、庭先に紐を張って干した。
今日の夕餉で熊肉を食べられることになった。熊は大きいから一頭でも干し肉にしたら十分な量ができる。バトボルドが『試しに食べてみろ』と言って、脂がのっている美味しそうな部位をくれた。
ツェツェルに教えてもらいながら、一緒に熊肉の汁物を作る。野性味溢れる香りがするが、それがなんとも美味しそうである。
味見をさせてもらったら、すごく美味しかった。ちょっと癖があるが、それが逆にいい。
夕餉の時間を楽しみにしながら、ナルはツェツェルと他の料理も手早く作り上げた。
美味しい料理で満腹になるとツェツェルと二人で後片付けをして、囲炉裏の側でツェツェルからこちらの刺繍を習う。
今は練習用として、ドゥルグンの手拭いを作っている。今のうちに基本の刺繍ができるようになったら、恵みの時期に糸を紡いだりして、雪の時期にドゥルグンの服を作れる。どうせ作るのなら、よりよいものを作りたい。
ちくちく刺繍をしていると、ツェツェルが小さく笑った。
「オヨーンもナルくらい真面目に刺繍をやってくれたらよかったのに」
「オヨーンって、ドゥルグン殿のお姉さんですよね」
「そう。ドゥルグンとは二つ違い。あの子は機織りも刺繍も好きじゃなくて、すぐにサボっていたから、嫁にいけないんじゃないかとずっとハラハラしていた。嫁にいく心構えを何度言い聞かせたことか」
「あー。私も似たようなことを母に言われてましたね」
「ふふっ。ナルは十五までは女の子だったのだろう? お転婆そうだ」
「お転婆でしたねぇ。兄と一緒に馬に乗ったり、果物を採りに木に登ったりしてました。その度に母から叱られていました。『危ないことをするじゃありません!』って」
「あなたも親になったら分かる。子のことはいつでも心配するのが親というもの」
「そうなんですね。早くできないかなぁ。ドゥルグン殿に似た方がいいですね。優しくて格好いい子になりそうです」
「あなたに似ても優しくて真面目な子になる。子は授かりものだ。焦らず神様から贈られるのを待てばいい」
「はい。あ、かか様。ここ、ちょっと分かんないです」
「ここは、ここに針を通して、ここから出す。こっちに針を通して、今度はここに出す。それを三回する」
「ありがとうございます。教え方がすごく丁寧だから本当に助かってます」
「ふふっ。真面目で勤勉な子だから教え甲斐がある」
寝る時間になるまでツェツェルと刺繍をしていた。ドゥルグンやバトボルド達は狩りで使う刃物の手入れや罠を作っていた。
ドゥルグンと一緒に部屋に向かい、いそいそと服を脱いで風呂場へ向かう。のんびり温泉に浸かったら、身体を拭いてから、全裸のままドゥルグンに抱き上げられた。
なんとなくドゥルグンの頭に頬擦りすると、ドゥルグンがこちらを見上げて、ナルの口元をペロッと舐めた。閨のお誘いである。ナルはにひっと笑って、ドゥルグンのふわふわふにふにの耳をやんわり弄った。
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