20 / 29
19:釣りに行こう!
しおりを挟む
今日も気持ちよく晴れている。恵みの時期が終わり、じわじわと暑くなり始めている。
朝の日課を済ませてツェツェルと朝餉を作り、囲炉裏がある部屋でもりもり朝餉を食べていると、先に食べ終えたドゥルグンが白湯を飲みながら話しかけてきた。
「ナル。昼餉を食ったら山の川へ釣りに行くか?」
「ん。行きます! 美味しい魚が食べたいです!」
「ドゥルグン。釣りに行くなら、ついでに栗鼠用の罠を持っていけ。ナルが食うだろう」
「分かった。とと様」
「やった! 栗鼠! 食べたいです!」
「ゲレルも行くか?」
「行く!」
「ドゥルグン。釣りに行くのなら、燻製用の木の枝もとってきて。今日釣った分はあるけど、残りが心許ない。乾燥させなきゃいけないから多めにね」
「分かった。かか様」
「釣りは久しぶりです。楽しみー。かか様。他にいるものはありますか?」
「そうね。……汁物に使う香草を採ってきて。ドゥルグンが知っている」
「分かりました! にひっ。夕餉が楽しみです!」
「ふふっ。大きいのをたくさん釣ってきて」
「はい!」
ドゥルグンと山の中に行くのは初めてだ。楽しみでワクワクする。
ナルは朝餉を食べきると、ツェツェルと後片付けをしてから、うきうきと家の掃除をして、寝床にしている毛皮を庭に干した。
昼餉を食べたら、準備をして山へ向かって歩き始めた。ドゥルグンがナルを抱き上げようとしたのだが断った。足腰をしっかり鍛えておきたいので。
傾斜のある道なき道を歩くのは地味に骨が折れる。すぐに息が上がってきたが、楽しいので気にならない。
ほのかに水の匂いがしたかと思えば、茂みを抜けてすぐに開けたところに出た。そこそこ大きな川である。水面を覗いてみたら、深さもそれなりにありそうだ。水に触れれば、ひんやりとしていて気持ちがいい。
「ドゥルグン殿! 泳いだら楽しいですよね!!」
「駄目に決まっているだろう。ゲレルがいるし、他の者が来るかもしれない」
「えー。下着を着けてたらよくないですか? 下着姿ならば見た目は男ですよ。私」
「駄目だ。釣りで我慢しろ。その前に栗鼠の罠を仕掛ける」
「はぁい」
ドゥルグンがすんすんと空中の匂いを嗅ぎ、川の近くの藪の側にある木の下に栗鼠用の罠を置いた。これはドゥルグンが作ったものだ。ゲレルもドゥルグンに習いながら、自分で作った罠を仕掛けていた。
川の側の大きな石をひっくり返せば、足が多いうぞうぞした虫が鳥肌が立つくらいたくさんいた。
「うわ……ドゥルグン殿。虫を釣り針につけてください。触りたくないので」
「虫が嫌いなのか」
「足が多い虫は苦手です。気持ち悪くて」
「ふぅん。まぁいい。釣り竿を貸せ」
「お願いします」
「お前達は釣りをしていろ。俺は先に燻製に使う木の枝をとってくる」
「はぁい。ゲレル。いっぱい釣ろうね」
「うん!」
「なにかあれば叫べ。聞こえる範囲でしか動かない」
「分かりました!」
ドゥルグンが茂みの奥へと向かっていったので、餌をつけてくれた釣り糸を川に垂らす。釣りは兄とよくしていた。十五歳までは女として育てられていたが、三つ歳の離れた兄は、ナルが女だった時でも嬉々として釣りに連れて行ってくれていた。
早々と一匹目が釣れた。中々にデカい。食いでがありそうで嬉しい。
ナルはにひっと笑って、ゲレルに頼んで次の餌をつけてもらった。
ゲレルと二人で大物合わせて八匹の魚を釣り上げた頃に、木の枝を担いだドゥルグンが戻ってきた。
「ドゥルグン殿! 今のところ二人で八匹釣りました!」
「もうそんなに釣ったのか」
「ふふん。釣りは十歳になる前から兄としていたので、それなりに得意なのです!」
「お前の兄は変わっているのだな」
「私以上に自由人ですね!」
「どんな兄だ……俺も釣る。十五釣れたら栗鼠の罠を見て家に戻る」
「はぁい。大物狙っていきます!」
「まぁ、頑張れ」
ナルはドゥルグンに餌をつけてもらうと、再び釣り糸を川に垂らした。
三人だからか、すぐに合わせて十五匹が釣れた。ナルが最後に釣り上げた魚はかなりデカく、魚用の籠に入り切らないくらいだったので、ナルが担いで持って帰ることになった。
ドゥルグンに教えてもらいながら、ツェツェルから頼まれた香草を必要な分だけ摘んで、魚用の籠に入れた。
魚がいっぱいの籠をドゥルグンが背負い、栗鼠の罠を見に行く。栗鼠の罠には合わせて四匹の栗鼠がかかっていた。
「あに様! 俺の罠でも穫れた!」
「よかったな。ゲレル。罠の作り方が上達した証拠だ」
「すごいね。ゲレル。栗鼠って初めて見ましたけど、小さくて可愛いですね。そして何より美味しい! かか様に汁物にしてもらいましょう!」
「よし。では家に戻る。ナル。疲れたら言え。担ぐ」
「ドゥルグン殿、燻製用の木の枝も持ってるじゃないですか。ちゃんと自分で歩きますよ」
「ナルあに様が疲れたら俺が背負う」
「あははー。大丈夫だよ。ゲレル。体力にはそれなりに自信があるからね! まだ山の歩き方に慣れてないだけだよ」
「じゃあ、獣の姿で背中に乗っける」
「なにそれ魅力的! って、いやいやいや。駄目だよ。ゲレル。基本的に家族にしか獣の姿は見せないんでしょ? 誰かに見られたらどうするのさ」
「駄目? あに様」
「駄目だ。ナルの言うとおりだし、なによりナルは俺の嫁だ。乗せるのならば、俺に乗せる。ナルは大丈夫だろう。多分。ナルが疲れたようなら、魚を持ってやれ」
「分かった!」
「じゃあ、帰りましょうか。美味しい夕餉が待っています!」
「本当に食いしん坊だな。お前は」
「美味しいものを食べると幸せー! ってなりません? かか様のご飯はいつでも美味しいので、毎日幸せです!」
「ははっ! お前の幸せはお手軽でいいな」
「そうです?」
「帰ろう。そろそろナルの腹の虫が鳴き始める頃だ」
「もうお腹空いてます!」
「ナルあに様。あそこに生ってる李食べる?」
「食べるー! あ、私も木に登ろうかな。こう見えて木登りは得意なのですよ!」
「やめておけ。木が可哀想だ。ゲレル。とと様達の分も含めて、十三個だけ採れ。一つは食べながら帰る」
「はぁい」
ゲレルが少し離れた赤い実が生っている木に駆け寄って、するすると木に登り、すぐに戻ってきた。李は、実は小さいが甘酸っぱくて美味しい。
ナルは歩きながらドゥルグンに話しかけた。
「ドゥルグン殿。この種を庭に埋めたら、李の木が生えませんかね?」
「さぁ? うまくいけば生えるんじゃないか?」
「埋めてみます! とと様がいいよって言ってくれたら!」
「庭で李が採れたら嬉しい! 俺もナルあに様と一緒にとと様に頼んでみる!」
「好きにしろ。ナル。足元気をつけろ」
「はぁい。よっと。登りより下りの方が地味に足にきますね。不思議です」
「疲れたか」
「大丈夫です! 伊達に毎日走ってませんとも!」
「ナルあに様。基礎鍛錬? って俺もしたら筋肉もりもりになる?」
「なるんじゃないかな? 多分」
「ゲレル。山を駆け、獲物を狩っていたら、自然と必要な筋肉はつく。やりたいなら別にやっても構わんが、必要以外の筋肉をつけると身体が重くなるそうだぞ」
「んー。身軽に走れなくなるのは嫌だからしない」
「そうしろ」
「あ! 家が見えてきました! 早く帰って毛皮を取り込まなきゃ」
「この辺りからならいいか。少し走るぞ」
「はぁい!」
ナルはゆるやかな傾斜を駆け下りて家へと帰った。
釣りの成果をボトバルドとツェツェルに見せると、二人とも小さく笑ってくれた。ツェツェルには褒められた。今夜の夕餉に使う分以外の魚は、明日、燻して燻製にする。
栗鼠の捌き方を習い、ツェツェルに教えてもらいながら栗鼠の汁物を作った。
塩焼きにした魚も栗鼠の汁物も最高に美味しい。食後に食べた李も美味しかった。
ナルは満腹になるまで食べると、ほんとに幸せだなぁとのんびり白湯を飲んだ。
朝の日課を済ませてツェツェルと朝餉を作り、囲炉裏がある部屋でもりもり朝餉を食べていると、先に食べ終えたドゥルグンが白湯を飲みながら話しかけてきた。
「ナル。昼餉を食ったら山の川へ釣りに行くか?」
「ん。行きます! 美味しい魚が食べたいです!」
「ドゥルグン。釣りに行くなら、ついでに栗鼠用の罠を持っていけ。ナルが食うだろう」
「分かった。とと様」
「やった! 栗鼠! 食べたいです!」
「ゲレルも行くか?」
「行く!」
「ドゥルグン。釣りに行くのなら、燻製用の木の枝もとってきて。今日釣った分はあるけど、残りが心許ない。乾燥させなきゃいけないから多めにね」
「分かった。かか様」
「釣りは久しぶりです。楽しみー。かか様。他にいるものはありますか?」
「そうね。……汁物に使う香草を採ってきて。ドゥルグンが知っている」
「分かりました! にひっ。夕餉が楽しみです!」
「ふふっ。大きいのをたくさん釣ってきて」
「はい!」
ドゥルグンと山の中に行くのは初めてだ。楽しみでワクワクする。
ナルは朝餉を食べきると、ツェツェルと後片付けをしてから、うきうきと家の掃除をして、寝床にしている毛皮を庭に干した。
昼餉を食べたら、準備をして山へ向かって歩き始めた。ドゥルグンがナルを抱き上げようとしたのだが断った。足腰をしっかり鍛えておきたいので。
傾斜のある道なき道を歩くのは地味に骨が折れる。すぐに息が上がってきたが、楽しいので気にならない。
ほのかに水の匂いがしたかと思えば、茂みを抜けてすぐに開けたところに出た。そこそこ大きな川である。水面を覗いてみたら、深さもそれなりにありそうだ。水に触れれば、ひんやりとしていて気持ちがいい。
「ドゥルグン殿! 泳いだら楽しいですよね!!」
「駄目に決まっているだろう。ゲレルがいるし、他の者が来るかもしれない」
「えー。下着を着けてたらよくないですか? 下着姿ならば見た目は男ですよ。私」
「駄目だ。釣りで我慢しろ。その前に栗鼠の罠を仕掛ける」
「はぁい」
ドゥルグンがすんすんと空中の匂いを嗅ぎ、川の近くの藪の側にある木の下に栗鼠用の罠を置いた。これはドゥルグンが作ったものだ。ゲレルもドゥルグンに習いながら、自分で作った罠を仕掛けていた。
川の側の大きな石をひっくり返せば、足が多いうぞうぞした虫が鳥肌が立つくらいたくさんいた。
「うわ……ドゥルグン殿。虫を釣り針につけてください。触りたくないので」
「虫が嫌いなのか」
「足が多い虫は苦手です。気持ち悪くて」
「ふぅん。まぁいい。釣り竿を貸せ」
「お願いします」
「お前達は釣りをしていろ。俺は先に燻製に使う木の枝をとってくる」
「はぁい。ゲレル。いっぱい釣ろうね」
「うん!」
「なにかあれば叫べ。聞こえる範囲でしか動かない」
「分かりました!」
ドゥルグンが茂みの奥へと向かっていったので、餌をつけてくれた釣り糸を川に垂らす。釣りは兄とよくしていた。十五歳までは女として育てられていたが、三つ歳の離れた兄は、ナルが女だった時でも嬉々として釣りに連れて行ってくれていた。
早々と一匹目が釣れた。中々にデカい。食いでがありそうで嬉しい。
ナルはにひっと笑って、ゲレルに頼んで次の餌をつけてもらった。
ゲレルと二人で大物合わせて八匹の魚を釣り上げた頃に、木の枝を担いだドゥルグンが戻ってきた。
「ドゥルグン殿! 今のところ二人で八匹釣りました!」
「もうそんなに釣ったのか」
「ふふん。釣りは十歳になる前から兄としていたので、それなりに得意なのです!」
「お前の兄は変わっているのだな」
「私以上に自由人ですね!」
「どんな兄だ……俺も釣る。十五釣れたら栗鼠の罠を見て家に戻る」
「はぁい。大物狙っていきます!」
「まぁ、頑張れ」
ナルはドゥルグンに餌をつけてもらうと、再び釣り糸を川に垂らした。
三人だからか、すぐに合わせて十五匹が釣れた。ナルが最後に釣り上げた魚はかなりデカく、魚用の籠に入り切らないくらいだったので、ナルが担いで持って帰ることになった。
ドゥルグンに教えてもらいながら、ツェツェルから頼まれた香草を必要な分だけ摘んで、魚用の籠に入れた。
魚がいっぱいの籠をドゥルグンが背負い、栗鼠の罠を見に行く。栗鼠の罠には合わせて四匹の栗鼠がかかっていた。
「あに様! 俺の罠でも穫れた!」
「よかったな。ゲレル。罠の作り方が上達した証拠だ」
「すごいね。ゲレル。栗鼠って初めて見ましたけど、小さくて可愛いですね。そして何より美味しい! かか様に汁物にしてもらいましょう!」
「よし。では家に戻る。ナル。疲れたら言え。担ぐ」
「ドゥルグン殿、燻製用の木の枝も持ってるじゃないですか。ちゃんと自分で歩きますよ」
「ナルあに様が疲れたら俺が背負う」
「あははー。大丈夫だよ。ゲレル。体力にはそれなりに自信があるからね! まだ山の歩き方に慣れてないだけだよ」
「じゃあ、獣の姿で背中に乗っける」
「なにそれ魅力的! って、いやいやいや。駄目だよ。ゲレル。基本的に家族にしか獣の姿は見せないんでしょ? 誰かに見られたらどうするのさ」
「駄目? あに様」
「駄目だ。ナルの言うとおりだし、なによりナルは俺の嫁だ。乗せるのならば、俺に乗せる。ナルは大丈夫だろう。多分。ナルが疲れたようなら、魚を持ってやれ」
「分かった!」
「じゃあ、帰りましょうか。美味しい夕餉が待っています!」
「本当に食いしん坊だな。お前は」
「美味しいものを食べると幸せー! ってなりません? かか様のご飯はいつでも美味しいので、毎日幸せです!」
「ははっ! お前の幸せはお手軽でいいな」
「そうです?」
「帰ろう。そろそろナルの腹の虫が鳴き始める頃だ」
「もうお腹空いてます!」
「ナルあに様。あそこに生ってる李食べる?」
「食べるー! あ、私も木に登ろうかな。こう見えて木登りは得意なのですよ!」
「やめておけ。木が可哀想だ。ゲレル。とと様達の分も含めて、十三個だけ採れ。一つは食べながら帰る」
「はぁい」
ゲレルが少し離れた赤い実が生っている木に駆け寄って、するすると木に登り、すぐに戻ってきた。李は、実は小さいが甘酸っぱくて美味しい。
ナルは歩きながらドゥルグンに話しかけた。
「ドゥルグン殿。この種を庭に埋めたら、李の木が生えませんかね?」
「さぁ? うまくいけば生えるんじゃないか?」
「埋めてみます! とと様がいいよって言ってくれたら!」
「庭で李が採れたら嬉しい! 俺もナルあに様と一緒にとと様に頼んでみる!」
「好きにしろ。ナル。足元気をつけろ」
「はぁい。よっと。登りより下りの方が地味に足にきますね。不思議です」
「疲れたか」
「大丈夫です! 伊達に毎日走ってませんとも!」
「ナルあに様。基礎鍛錬? って俺もしたら筋肉もりもりになる?」
「なるんじゃないかな? 多分」
「ゲレル。山を駆け、獲物を狩っていたら、自然と必要な筋肉はつく。やりたいなら別にやっても構わんが、必要以外の筋肉をつけると身体が重くなるそうだぞ」
「んー。身軽に走れなくなるのは嫌だからしない」
「そうしろ」
「あ! 家が見えてきました! 早く帰って毛皮を取り込まなきゃ」
「この辺りからならいいか。少し走るぞ」
「はぁい!」
ナルはゆるやかな傾斜を駆け下りて家へと帰った。
釣りの成果をボトバルドとツェツェルに見せると、二人とも小さく笑ってくれた。ツェツェルには褒められた。今夜の夕餉に使う分以外の魚は、明日、燻して燻製にする。
栗鼠の捌き方を習い、ツェツェルに教えてもらいながら栗鼠の汁物を作った。
塩焼きにした魚も栗鼠の汁物も最高に美味しい。食後に食べた李も美味しかった。
ナルは満腹になるまで食べると、ほんとに幸せだなぁとのんびり白湯を飲んだ。
258
あなたにおすすめの小説
異世界オークションで売られた俺、落札したのは昔助けた狼でした
うんとこどっこいしょ
BL
異世界の闇オークションで商品として目覚めた青年・アキラ。
獣人族たちに値踏みされ、競りにかけられる恐怖の中、彼を千枚の金貨で落札したのは、銀灰色の髪を持つ狼の獣人・ロウだった。
怯えるアキラに、ロウは思いがけない言葉を告げる。
「やっと会えた。お前は俺の命の恩人だ」
戸惑うアキラの脳裏に蘇るのは、かつて雨の日に助けた一匹の子狼との記憶。
獣人世界を舞台に、命の恩人であるアキラと、一途に想い続けた狼獣人が紡ぐ、執着と溺愛の異世界BLロマンス。
第一章 完結
第二章 完結
第三章 完結
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜
レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」
魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。
彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。
幽閉王子は最強皇子に包まれる
皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。
表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。
オメガに転化したアルファ騎士は王の寵愛に戸惑う
hina
BL
国王を護るαの護衛騎士ルカは最近続く体調不良に悩まされていた。
それはビッチングによるものだった。
幼い頃から共に育ってきたαの国王イゼフといつからか身体の関係を持っていたが、それが原因とは思ってもみなかった。
国王から寵愛され戸惑うルカの行方は。
※不定期更新になります。
大工のおっさん、王様の側室になる
くろねこや
BL
庶民のオレが王様の側室に?!
そんなのアリかよ?!
オレ男だけど?!
王妃様に殺されちまう!
※『横書き』方向に設定してお読みください。
※異母兄を『義兄』と表記してしまっておりました。『兄』に修正しました。(1/18・22:50)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる