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70:熱い夜の始まり

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子供達が部屋に引き上げると、カールはいそいそとセガールと手を繋いで、自分達の部屋へと向かった。セガールは少し早めの夏季休暇中で、明後日まで休みらしいから、少しくらいははっちゃけても大丈夫だろう。溜まりまくっているし、何より、セガールが恋しくて仕方がなかった。1秒でも早くセガールに触れたくて堪らない。

2人の部屋に入った途端、カールはセガールに胸倉を掴まれて引き寄せられ、歯がぶつかりそうな勢いでキスをされた。セガールの熱い舌が口内に入ってきて、めちゃくちゃに口内を舐め回される。間近にあるセガールの淡い緑色の瞳には、火傷しそうな程の熱が篭っていて、それを見ているだけで、興奮で背筋がゾクゾクしてくる。
セガールがカールの舌を舐め回しながら、カールの早くも微妙に勃起しちゃってるペニスをパジャマのズボンの上から撫で回し始めた。
セガールの唇が離れたと思った次の瞬間、セガールがその場にしゃがみながら、勢いよくカールのズボンとパンツを引きずり下ろした。ぶるんっと勃起したカールのペニスが飛び出たかと思えば、セガールがカールを目だけで見上げながら、むしゃぶりつくような勢いでカールのペニスを口に咥えた。
ペニスの皮を器用に唇で剥き、剥き出しになった敏感な亀頭を舌で円を描くように舐め回される。カールのペニスはすぐに完全にガチガチに勃起した。
セガールが咥えていたカールのペニスから口を離したかと思えば、ねっとりとペニス全体を舐められる。陰嚢まで丁寧に舐められて、口に咥えた後、ちゅーっぽっと絶妙な力加減で吸いながら口から離された。
セガールが再びぱくんと、カールの先走りが滲む亀頭を咥えて、目だけでカールを見上げて、ペチペチとカールの太腿を軽く叩いた。

カールは興奮するがままに、セガールの頭を両手で掴み、セガールの口を犯すように腰を振って、ペニスを抜き差しし始めた。セガールの熱い口内が気持ちよくて、興奮して、本当に堪らない。できるだけ深く入り過ぎないように気をつけながらセガールの口にペニスを抜き差ししていると、セガールが頬を窄めるようにして、じゅるるるっとカールのペニスを吸ってきた。同時に陰嚢をふにふにと揉まれて、カールは我慢しきれず、低く唸って、セガールの喉奥に精液を叩きつけるようにして、セガールの口内に射精した。
航海中はオナニーができなかったので、本当にめちゃくちゃ溜まっている。久しぶりの精液が勢いよく尿道を飛び出していく感覚も、精液を全て吸い取るようにペニスを吸われるのも、気持ちよくて堪らない。

カールが射精しても萎えていないペニスをセガールの口から引き抜くと、セガールがカールを見上げて、大きく口を開けた。セガールの赤い舌の上に、ジェル状に近い白濁した精液が見える。セガールが見せつけるように、口を閉じて、ごくんとカールの精液を飲み下した。
自分の唇を舐めるセガールが最高にいやらしくて、本当に堪らない。

勃起したままの濡れたペニスをセガールの頬に擦りつけると、セガールが目を細めて、ねろーっとカールのペニスに舌を這わせた。

カールは興奮しまくって、膝立ちのセガールの身体を肩に担ぎ上げ、ベッドに向かい、ベッドのヘッドボードの上に置きっぱなしの消音魔導具を起動させた。
雑に掛け布団を床に落とし、セガールをシーツの上に下ろすと、急いでベッドの下の紙袋を取り出して、ローションのボトルと浄化剤が入った小さな袋を取り出し、シーツの上に放り投げた。

セガールが性急な仕草でパジャマを脱ぎ始めたので、カールも中途半端に脱げているズボンとパンツを脱ぎ、パジャマのシャツも脱ぎ捨てた。
全裸になったセガールを見下ろせば、セガールのペニスも勃起して、ズル剥けの亀頭が先走りでてらてらと鈍く光っていた。
カールがセガールに覆いかぶさり、食らいつくような勢いでセガールの唇を吸うと、セガールがカールの肩を掴んで、ころんと体勢を入れ替えた。
セガールに押し倒されている状態のまま、自分の精液の味がするセガールの口内をめちゃくちゃに舐め回す。技巧なんてない。ただ、セガールの唾液の味と自分の精液の味が混ざったいやらしいセガールの熱い口内を味わうことしか考えられない。

セガールがぬるぬると舌を絡め合わせながら、カールの身体を撫で回し始めた。カールも夢中でキスをしながら、セガールの熱い肌を撫で回す。
セガールのムッキリとした肉厚の尻肉を両手で掴み、腰を下ろさせると、勃起したペニス同士が触れ合った。そのまま、2人揃って腰をくねらせ、ペニスを擦りつけ合う。

セガールが顔を離し、カールの耳朶を咥え、耳朶をねっとりと下から上へと舐め上げた。耳の上の方に噛みつかれて、耳元でセガールが囁いた。


「今夜は眠れないと思え」

「……最高!」


カールが笑うと、セガールがクックッとカールの耳元で笑い、耳から首筋へと舌を移動させた。熱いセガールの舌が首の太い血管をなぞるように這い、くっきり浮き出た喉仏にやんわりと噛みつかれる。まるでセガールに捕食されているみたいで、酷く興奮する。
セガールの手がカールの胸筋を撫で回し、セガールの舌が鎖骨へと移動して、鎖骨にも噛みつかれる。鎖骨の中心にじゅうっと強く吸いつかれた。間違いなく痕が残っている。カールを目だけで見つめてくるセガールを見つめながら、カールはゾクゾクする興奮に口角を上げた。

セガールが赤い舌を伸ばして、カールの乳首をチロチロと舐めながら、反対側の乳首をきゅっと摘んで、くりくりと絶妙な力加減で弄ってくる。気持ちよくて興奮して堪らない。なんだか今からカールがセガールに抱かれるみたいな気がしてくる。それはそれでアリだと思いながら、カールはセガールの巧みな舌使いと指使いに堪らず喘いだ。

セガールに両方の乳首を弄られまくった後、セガールがじんわりと汗をかいているカールの肌を舐めながら、時折強く吸いつき、カールの肌に痕を残していく。
下腹部や内腿にも何度も吸いつかれて、ガチガチに勃起しているペニスの裏筋をねっとりと舐め上げられた。

カールは堪らなくなって、身体を起こし、セガールの肩を掴んで、勢いよくセガールの身体をシーツの上に押し倒した。セガールの唇に強く吸いついて、めちゃくちゃに口内を舐め回し、セガールのうっすら汗が滲む熱い首筋に舌を這わせる。セガールが掠れた息を吐きながら、カールの髪を両手でくしゃくしゃとかき混ぜた。
首の太い血管に舌を這わせれば、ドクンドクンと速くて大きな脈動を感じる。喉仏に吸いつき、鎖骨を舐めながら、セガールの胸筋を揉みしだく。掌に、既にピンと勃っているセガールの乳首の存在を感じる。カールはセガールの汗を味わいながら、セガールの乳首へと舌を這わせた。乳頭をチロチロと舌先で擽り、小さめの乳輪ごと口に含んで、じゅうっと強く吸えば、セガールが気持ちよさそうに喘いだ。口に含んだ乳首を舌で転がすように舐め回し、反対側の乳首も指で摘んでくりくりと弄る。

カールの伸びた前髪をセガールがやんわりとかき上げた。目だけでセガールの顔を見れば、セガールは興奮しきった顔をしていて、目がギラギラと輝いていた。まるで飢えた獣の瞳みたいだ。飢えているのはカールも一緒である。
カールはセガールの両方の乳首を気が済むまで舐めると、何度もセガールの胸元に吸いついて、いくつも痕を残した。

カールの頭を撫でるセガールの手を取り、ねっとりとセガールの指を1本ずつ舐めていく。指の股を舐めれば、セガールが獰猛な笑みを浮かべた。掌もねっとり舐め回し、手首の比較的柔らかい肌に吸いついて、そこにも痕を残す。

セガールの両手を舐めまくってから、再びセガールの胸元に顔を埋め、盛り上がった胸筋の谷間に吸いついて痕を残し、そのまま下へと舌を這わせていく。バキバキに割れている腹筋を舐め、臍の穴に舌先を突っ込んで擽り、なだらかな毛の生えた下腹部に何度も吸いついて痕を残す。

セガールの右足を掴んで義足を外そうとすると、セガールが左足でカールの頭をやんわりと押した。


「まだ外すな」

「舐めたいです」

「まだ駄目だ」


仕方がないので、渋々セガールの義足を外すのを諦め、カールはセガールの左足を掴んで、セガールの足の甲にキスをして、親指から順番にセガールの足の指を舐め始めた。全部の指を舐め回し、毛の流れに逆らうように脛を舐め上げ、膝を舐め回し、膝裏にも舌を這わせ、内腿へと舌を移動させていく。内腿に吸いつく度に、セガールの内腿がビクビクッと震える。
カールは興奮するがままに、セガールの内腿に強く噛みついた。

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