婚活男の理想の結婚

丸井まー(旧:まー)

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72:若干の後悔と幸せ

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セガールはカールを煽りまくったのを若干後悔していた。鍛えている若い男の性欲を舐めていた。単純に溜まりまくっていたというのもあるのだろうが、もう何回中に出されたか分からない。

イキ過ぎてぐったりと力が入らないセガールの中で、まだカールのペニスが暴れ回っている。俯せに寝転がったセガールに覆いかぶさり、カールがセガールのうなじを舐め回しながら、結腸をぐりぐりぐりぐりとペニスで強く刺激してくる。気持ちよ過ぎて、もういっそ辛いレベルである。
高まり過ぎた快感がまた弾け飛んで、セガールは掠れた声を上げながら、ビクンビクンッと身体を震わせた。射精し過ぎて、もう勃起もしないのに、イッてしまう。射精を伴う絶頂とは違う、後を引く長い絶頂感が怖い程気持ちがいい。

カールがセガールの肩に強く噛みつきながら、低く呻いて、ぐいぐいとセガールの尻に下腹部を押しつけるように、奥深くを突き上げてきた。中でカールのペニスがピクピクと微かに震えている。また中に出された。その事に充足感を覚えるが、そろそろ本気でヤバい。

セガールは掠れた声でカールの名前を呼んだ。


「カール」

「はい」

「も、むりだ」

「あー……もしかして、ヤリ過ぎました?」

「あぁ」

「ありゃま。とりあえず抜きますね」

「はっ、っあぁ……」


カールのペニスが抜けていく感覚すら気持よ過ぎて本当にヤバい。ころんと身体をひっくり返された。イキ過ぎたせいで、おしっこを漏らしてしまった。羞恥心がぶわっと込み上げてくる。

シーツの上を見たカールが、セガールの顔に何度もキスをしてから、べろーっとセガールの頬を舐めた。


「明日は布団干しますね」

「恥ずかし過ぎて死にそう」

「まぁまぁ。死にませんよ。すいません。手加減忘れてました。腰は大丈夫ですか」

「クッソ痛い」

「あちゃー。マジでヤリ過ぎましたね。とりあえず風呂に行きましょうか」


カールがぐったりと力が入らないセガールの身体を器用におんぶした。
義足は外されて、切断面を散々舐めまくられたし、そもそも義足をつけていても、多分腰が痛すぎてまともに歩けないだろう。ものすごく気持ちよかったが、ものすごく腰と、カールのペニスで擦られまくったアナルがじんじん痛い。
煽った自覚はあるが、それにしたってヤリ過ぎである。

カールがセガールをおんぶしたまま、静かに階下の風呂場に移動した。
カールが、指先1本動かすのも怠いセガールの身体をしっかりと洗い、閉じ切らないアナルの中にも指を突っ込んで、中から自分の精液を掻き出した。浄化剤を入れようにも、長時間カールのペニスを咥えこんでいたセガールのアナルはすぐには閉じきらず、浄化剤を入れることができない。
セガールは、最悪、明日はトイレの住人になることを覚悟した。煽りまくった自分が悪い。

自分の身体も手早く洗ったカールに抱っこされて、身体を洗う間に溜めていたお湯に浸かる。疲れきった身体がじんわりと温もっていく。

カールがセガールの肩にキスをして、やんわりとセガールの下腹部を撫でた。


「殆ど出せたと思うんですけど、部屋に戻ったら浄化剤入れましょうね」

「まだなんか入ってる気がする」

「そういうこと言われると俺の愚息が元気になります」

「嘘だろ……お前絶倫か」

「絶倫なんですかね?普通じゃないですか?」

「いやいやいやいや。何発出したと思ってんだ」

「えー?五発までは覚えてますけど、数えてないなぁ」

「絶倫認定だ」

「マジですか。明日動けそうです?」

「無理。腰が死んでる」

「ありゃー。本気でヤリ過ぎちゃいましたね。明日はベッドでゆっくりしててください。あ、マットレスは干すから……んー。リディーのベッドを借りましょう」

「俺の羞恥心が死んだ」

「俺はめちゃくちゃ興奮したんで大丈夫です」


ちゅっ、ちゅっと、肩やうなじにキスをしてくるカールの頭を、力が入らない手で撫でながら、セガールは小さく溜め息を吐いた。
帰還直後のカールとセックスをする時は、最低でも三発は口で抜いてからヤろう。じゃないとセガールの身が持たない。
この歳でお漏らしまでしてしまったし、明日、子供達になんて言い訳したらいいのか、全く思いつかない。
セガールはうとうとしながら、言い訳はカールに丸投げすると決めた。

セガールが眠そうにしているからか、カールがセガールの身体を抱き上げて、浴槽の中で立ち上がった。器用にセガールの身体を横抱きにすると、浴槽から出て、脱衣場に移動した。

カールがかぷっと優しくセガールの鼻先に噛みついた。


「眠いなら寝てていいですよ」

「ん」


セガールは唇に柔らかいカールの唇の感触を感じながら、そのまま深い眠りに落ちた。




------
翌朝。
セガールが目覚めると、リディオの部屋のベッドの中だった。腰がクッソ痛い。あとアナルもじんじんする。腹は下してないようだから、セガールが寝た後にカールが浄化剤を入れてくれたのだろう。
怠い身体を起こして、のろのろとベッドのヘッドボードの上の時計を見ると、もう昼前が近い。

セガールが欠伸をしながら、痛む身体をのろのろと起こすと、静かに部屋のドアが開き、カールが顔を出した。


「あ、おはようございます」

「……おはよう」

「あー。声もガラガラですね。蜂蜜入りのホットミルクを作ってきます。子供達には、昨日酒を飲んではしゃぎ過ぎて暴れた結果、腰を痛めたって言ってありますから大丈夫です」

「大丈夫なのかそれ」

「シェリーは呆れてましたけど、まぁ大丈夫です。マットレスも酒を派手に零したってことにしてあります」

「ん」

「帰還直後はヤリ過ぎないように気をつけますねー。やー。昨日は本当に興奮し過ぎてヤバかったんで」

「カール」

「はい」

「トイレ」

「はーい。おんぶしますね」

「ん」


セガールが両手を伸ばすと、カールが背を向けて、セガールの身体をおぶった。
そのまま階下のトイレに向かって歩き始める。


「重くないか」

「まぁ普通に重いです。身体を鍛えておいてよかったです」

「腰とあそこも鍛えられないかね」

「いやぁ、どうでしょう。まぁ、今日一日俺にお世話されてください。子供達は、遊びに来たリール君と一緒に街の図書館に行ってますんで」

「そうか。あー。今日は図書館に行く約束してたんだった」

「らしいですねー。まぁ、リール君が一緒だから大丈夫ですよ」

「そうだな」

「夕方までには帰るように言ってあるんで、2人でゆっくりしときましょ」

「あぁ」


トイレに着いたので、カールに下ろしてもらい、カールがトイレの個室から出てから、セガールは用を足した。
トイレの水を流してから、トイレの外のカールに声をかけると、カールがドアを開けて、またセガールの身体をおんぶした。

居間に移動して、静かにソファーに下ろされる。カールがゆるく笑って、ホットミルクを作ってくると言って、台所へと向かった。
セガールはぱたんと横に倒れて、ふぅと息を吐いた。開けた窓から、心地よい風が室内に入ってきている。
腰はクッソ痛いが、なんだか幸せだ。
カールが側にいる。それだけで満足である。明日は子供達も一緒に、どこかへ出かけよう。山にピクニックもいいし、港へカールの船を見に行くのもいい。服を買いに行くのもありだ。
セガールの腹が、くぅーっと小さく鳴った。

戻ってきたカールが、ホットミルクの他に、軽めの朝食も持ってきてくれた。デザートにカールの土産のドライフルーツもある。気が利くカールに、ちょっと胸がときめく。

セガールがソファーでホットミルクを飲み、軽めの朝食を食べていると、隣に座って珈琲を飲んでいるカールが、のほほんと笑った。


「なんかいいですねー。こういう時間も」

「あぁ」


軽めの食事を終えると、カールは自分の昼食を作ると言って、台所へ向かった。
セガールはよたよたとした足取りでカールについていって、昼食を作り始めたカールの背中にくっついた。


「腰痛いんじゃないですか?」

「痛いが問題ない」

「キツくなったら、ちゃんと言ってくださいよ」

「あぁ。目玉焼きだけ俺も食う」

「はぁーい。マーマレードのサンドイッチも作ります?」

「あぁ。小さめのにしてくれ」

「了解であります。俺のはがっつりハムとチーズとレタスで。ハム大盛りにしちゃいます」

「ははっ。そんなに挟んで口に入るのか?」

「多分?」


セガールはカールの肩に顎を乗せて、クックッと笑った。
穏やかな空気が流れていて、とても心地いい。
今朝の子供達の話をしてくれるカールの声に耳をすませながら、セガールはゆるく口角を上げた。


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