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73:シェリーの成人
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月日は穏やかに過ぎ去り、シェリーが成人の年を迎えた。
幸運にも、シェリーの誕生日の日に陸にいたので、今日はシェリーの成人祝いである。
シェリーは今年の冬にある図書館の採用試験を受ける予定だ。シェリーの新しい家庭教師は、少し変わっているが面白い人で、シェリーはいつも楽しく勉強をしている。恋人のリールも今年で高等学校を卒業し、冬に教員免許の試験を受ける予定である。2人の関係は良好で、傍から見ていて非常に微笑ましい。
リディオは初等学校に通い始めた。両親が男夫婦だから虐められやしないかとハラハラしていたのだが、幸いにも友達が何人もできて、今のところは学校が楽しいようである。毎日、楽しそうに走って学校に通っている。
カールは不在の時が多いが、その分セガールがしっかりと子供達とコミュニケーションをとって、見守ってくれているので、安心である。
カールはセガールと2人お揃いのエプロンを着けて、朝早くからご馳走作りに励んでいた。リールやマルク、新しい家庭教師のニーグ、アンナも招いて、今日はお昼にシェリーの成人祝いパーティーである。
子供達は、居間の飾り付けをやってくれている。
カールは下味をつけてオーブンで焼いた塊の牛肉を食べやすいように薄く切りながら、隣で揚げ物をしているセガールに話しかけた。
「なーんかあっという間の3年でしたねー」
「あぁ。お前も30過ぎるしな」
「あ、そういやそうですね」
「リディーがそろそろ剣を習いたいらしい」
「お。マジですか」
「あぁ。海軍に入りたいんだと」
「えー。んー。まぁ反対はしないかな。心配はするだろうけど」
「あぁ。俺達が教えられることを教えてやればいいだろう」
「鬼のセガール隊長から教えてもらったら、どんな時でも生きて帰れますよ」
「鬼畜のカール隊長もいるしな」
「鬼畜は勘弁して……せめて鬼がいいです」
「ははっ!ん。揚げ物終わり」
「いい匂い~。一個食べていいですか?」
「駄目。よし。あとは盛り付けだけだな。ケーキもそろそろ焼きあがるだろ」
「めちゃくちゃ腹減ってます」
「朝飯食っただろ」
「だって、すげぇいい匂いがしまくってるじゃないですか」
「まぁな。酒は軽めのものだけ出そう」
「はぁーい。夜は2人で蒸留酒飲みましょうよ」
「いいな。シェリーにも軽めのワインを飲ませてみるか。折角の成人祝いだ。甘めのやつなら飲めるだろ」
「そうですね。あ、シェリー」
喋りながら盛り付け等の作業をしていると、シェリーが顔を出した。シェリーはこの3年で背が伸びて、すらっとした背が高い美人さんになった。
少し大人っぽい深い青色のワンピースを着たシェリーが、カールに話しかけてきた。
「お父さん。髪やってよ。あと化粧も」
「別にいいけど、化粧はアンナ先生に手伝ってもらったら?」
「アンナちゃんが来るの、リールと同じタイミングじゃない。口紅だけでもやって」
「いいよー。じゃあ、セガールさん。ちょっと行ってきます」
「あぁ。ついでに、リディーに運ぶのを手伝ってくれるように伝えてくれ」
「了解であります」
カールはエプロンで手を拭いてから、シェリーと一緒に先に居間に行き、リディオに声をかけてから、シェリーの部屋へと向かった。
シェリーの部屋で、椅子に座ったシェリーの髪を結ってやる。
「いよいよ成人かぁ。あと何回、髪を結ってやれるかね」
「ずっと結ってくれていいわよ」
「ははっ!そのうちリール君のお役目になるよ」
「このワンピースでいいかしら。化粧濃くない?変じゃない?」
「大丈夫大丈夫。キレイだよ。よし。髪はできた。じゃあ、口紅だけ塗るな」
「うん。お願い」
カールはシェリーの正面に移動して、貝殻を模した容器に入った口紅を細い筆で掬い取った。これは今年のシェリーへの誕生日プレゼントで贈ったものだ。鮮やかな赤色が、シェリーによく似合っている。
化粧まで完璧に終えたシェリーは、初めて会った時とは違う、大人の女に一歩近づいた美しい女の子になった。
シェリーは去年にアンナから化粧を習って、たまに化粧をするようになった。どんどん大人に近づいていっている気がして、少しだけ寂しかったが、それでもリールの為に頑張るシェリーがいじらしくて、大変可愛いと思う。
シェリーと話しながら居間に向かうと、パーティーの準備が整っていた。抱きついてきたリディオを抱きとめると、リディオがニコニコと笑った。
「お父さん。準備できたー」
「お疲れー。ありがとな。リディー」
リディオも背が伸びて、毎日外を走り回っているから、服から露出しているところは健康的に日焼けしている。食べるのが大好きなので、ちょっとぷくぷくしているが、可愛いのでよしである。
カールが、リディオの柔らかい頬をぷにぷに突くと、リディオが擽ったそうに笑った。
玄関の呼び鈴が鳴り、着けたままだったエプロンを外して、皆で玄関に向かうと、リールがやって来た。
リールも背が伸びて、カールよりも少し低いくらいになっている。ひょろりとした身体つきだが、顔立ちは初対面の時よりも大人びたものになっている。
リールがいつも通り礼儀正しく挨拶をした後、シェリーに小さめの花束を渡した。シェリーがパァッと顔を輝かせて、嬉しそうに笑った。
「ありがとう。リール」
「お誕生日おめでとう。シェリー」
「ふふっ。ありがと」
3年ちょっと付き合っているのに、まだまだ初々しい感じの若い2人にほっこりする。
マルク達もやって来たら、早速パーティーの始まりである。
マルクもアンナもまだまだ元気だ。マルクは今は別の子供の家庭教師をしている。中々にやんちゃな子らしく、大変だが、楽しいらしい。アンナも今でも現役の産婆として働いている。そのうちシェリーの子供も取り上げたいわぁなんて笑っていた。
新しい家庭教師のニーグは、おっとりとした感じの見た目だが、昆虫がとにかく大好きで、昆虫に関する話題を振ると、話が止まらなくなる。たまに、リディオとリディオの友達を連れて、近くの山に昆虫探しに行って遊んだりしている。
賑やかなパーティーが始まった。
皆がシェリーの成人を祝ってくれて、本当に嬉しい。カールはセガールに寄り添って、感極まって泣きそうなセガールの手を握った。
「セガールさん。泣くのは結婚式まで我慢ですよ。結婚式では俺も号泣するんで」
「まだ考えたくない」
「まぁまぁ。あと数年先の話ですよ」
「リディオもいつか大人になるなぁ」
「そうですねぇ。子供の成長って早いもんですね」
「あぁ。……シェリーは本当にキレイになった」
「そうですね。恋する乙女は可愛いもんですから」
「そうだな」
セガールが穏やかな顔で笑った。
リールの隣でマルク達とわいわいお喋りをしているシェリーを眺めながら、カールはゆるく口角を上げた。
本当に幸せな一時である。子供だったシェリーが、どんどん大人になっていくのは、少し寂しいが、同時に嬉しい。
きっと何年もしないうちに、家族が増えるのだろう。益々、家の中が賑やかになる予想に、カールは小さく笑った。
終始、皆笑顔だったパーティーが終わると、リールも後片付けを手伝ってくれた。
帰り際に、リールがシェリーの唇に触れるだけのキスをしていたのは、見なかったフリをした。咄嗟にセガールの目を手で覆ったのは、我ながらいい仕事をしたと思う。
真っ赤な顔でリールを見送ったシェリーが、きゃー!と歓声を上げながら、カールに抱きついてきた。
「ヤバい!どうしよう!お父さん!」
「喜んどけばいいと思うよ!」
「あーー!もう!今夜は寝れる気がしない!!」
「……何があったんだ?」
「「秘密」」
「おい。カール」
「秘密でーす。ねー。シェリー」
「ねー」
カールはシェリーをくっつけたまま、弾けるように笑った。
流石に、まだセガールには、シェリーとリールがキスをした事は言えない。多分、発狂するだろうから。
カールは誤魔化すように、不思議そうな顔をしているセガールの唇に触れるだけのキスをして、家族皆で家の中に入った。
幸運にも、シェリーの誕生日の日に陸にいたので、今日はシェリーの成人祝いである。
シェリーは今年の冬にある図書館の採用試験を受ける予定だ。シェリーの新しい家庭教師は、少し変わっているが面白い人で、シェリーはいつも楽しく勉強をしている。恋人のリールも今年で高等学校を卒業し、冬に教員免許の試験を受ける予定である。2人の関係は良好で、傍から見ていて非常に微笑ましい。
リディオは初等学校に通い始めた。両親が男夫婦だから虐められやしないかとハラハラしていたのだが、幸いにも友達が何人もできて、今のところは学校が楽しいようである。毎日、楽しそうに走って学校に通っている。
カールは不在の時が多いが、その分セガールがしっかりと子供達とコミュニケーションをとって、見守ってくれているので、安心である。
カールはセガールと2人お揃いのエプロンを着けて、朝早くからご馳走作りに励んでいた。リールやマルク、新しい家庭教師のニーグ、アンナも招いて、今日はお昼にシェリーの成人祝いパーティーである。
子供達は、居間の飾り付けをやってくれている。
カールは下味をつけてオーブンで焼いた塊の牛肉を食べやすいように薄く切りながら、隣で揚げ物をしているセガールに話しかけた。
「なーんかあっという間の3年でしたねー」
「あぁ。お前も30過ぎるしな」
「あ、そういやそうですね」
「リディーがそろそろ剣を習いたいらしい」
「お。マジですか」
「あぁ。海軍に入りたいんだと」
「えー。んー。まぁ反対はしないかな。心配はするだろうけど」
「あぁ。俺達が教えられることを教えてやればいいだろう」
「鬼のセガール隊長から教えてもらったら、どんな時でも生きて帰れますよ」
「鬼畜のカール隊長もいるしな」
「鬼畜は勘弁して……せめて鬼がいいです」
「ははっ!ん。揚げ物終わり」
「いい匂い~。一個食べていいですか?」
「駄目。よし。あとは盛り付けだけだな。ケーキもそろそろ焼きあがるだろ」
「めちゃくちゃ腹減ってます」
「朝飯食っただろ」
「だって、すげぇいい匂いがしまくってるじゃないですか」
「まぁな。酒は軽めのものだけ出そう」
「はぁーい。夜は2人で蒸留酒飲みましょうよ」
「いいな。シェリーにも軽めのワインを飲ませてみるか。折角の成人祝いだ。甘めのやつなら飲めるだろ」
「そうですね。あ、シェリー」
喋りながら盛り付け等の作業をしていると、シェリーが顔を出した。シェリーはこの3年で背が伸びて、すらっとした背が高い美人さんになった。
少し大人っぽい深い青色のワンピースを着たシェリーが、カールに話しかけてきた。
「お父さん。髪やってよ。あと化粧も」
「別にいいけど、化粧はアンナ先生に手伝ってもらったら?」
「アンナちゃんが来るの、リールと同じタイミングじゃない。口紅だけでもやって」
「いいよー。じゃあ、セガールさん。ちょっと行ってきます」
「あぁ。ついでに、リディーに運ぶのを手伝ってくれるように伝えてくれ」
「了解であります」
カールはエプロンで手を拭いてから、シェリーと一緒に先に居間に行き、リディオに声をかけてから、シェリーの部屋へと向かった。
シェリーの部屋で、椅子に座ったシェリーの髪を結ってやる。
「いよいよ成人かぁ。あと何回、髪を結ってやれるかね」
「ずっと結ってくれていいわよ」
「ははっ!そのうちリール君のお役目になるよ」
「このワンピースでいいかしら。化粧濃くない?変じゃない?」
「大丈夫大丈夫。キレイだよ。よし。髪はできた。じゃあ、口紅だけ塗るな」
「うん。お願い」
カールはシェリーの正面に移動して、貝殻を模した容器に入った口紅を細い筆で掬い取った。これは今年のシェリーへの誕生日プレゼントで贈ったものだ。鮮やかな赤色が、シェリーによく似合っている。
化粧まで完璧に終えたシェリーは、初めて会った時とは違う、大人の女に一歩近づいた美しい女の子になった。
シェリーは去年にアンナから化粧を習って、たまに化粧をするようになった。どんどん大人に近づいていっている気がして、少しだけ寂しかったが、それでもリールの為に頑張るシェリーがいじらしくて、大変可愛いと思う。
シェリーと話しながら居間に向かうと、パーティーの準備が整っていた。抱きついてきたリディオを抱きとめると、リディオがニコニコと笑った。
「お父さん。準備できたー」
「お疲れー。ありがとな。リディー」
リディオも背が伸びて、毎日外を走り回っているから、服から露出しているところは健康的に日焼けしている。食べるのが大好きなので、ちょっとぷくぷくしているが、可愛いのでよしである。
カールが、リディオの柔らかい頬をぷにぷに突くと、リディオが擽ったそうに笑った。
玄関の呼び鈴が鳴り、着けたままだったエプロンを外して、皆で玄関に向かうと、リールがやって来た。
リールも背が伸びて、カールよりも少し低いくらいになっている。ひょろりとした身体つきだが、顔立ちは初対面の時よりも大人びたものになっている。
リールがいつも通り礼儀正しく挨拶をした後、シェリーに小さめの花束を渡した。シェリーがパァッと顔を輝かせて、嬉しそうに笑った。
「ありがとう。リール」
「お誕生日おめでとう。シェリー」
「ふふっ。ありがと」
3年ちょっと付き合っているのに、まだまだ初々しい感じの若い2人にほっこりする。
マルク達もやって来たら、早速パーティーの始まりである。
マルクもアンナもまだまだ元気だ。マルクは今は別の子供の家庭教師をしている。中々にやんちゃな子らしく、大変だが、楽しいらしい。アンナも今でも現役の産婆として働いている。そのうちシェリーの子供も取り上げたいわぁなんて笑っていた。
新しい家庭教師のニーグは、おっとりとした感じの見た目だが、昆虫がとにかく大好きで、昆虫に関する話題を振ると、話が止まらなくなる。たまに、リディオとリディオの友達を連れて、近くの山に昆虫探しに行って遊んだりしている。
賑やかなパーティーが始まった。
皆がシェリーの成人を祝ってくれて、本当に嬉しい。カールはセガールに寄り添って、感極まって泣きそうなセガールの手を握った。
「セガールさん。泣くのは結婚式まで我慢ですよ。結婚式では俺も号泣するんで」
「まだ考えたくない」
「まぁまぁ。あと数年先の話ですよ」
「リディオもいつか大人になるなぁ」
「そうですねぇ。子供の成長って早いもんですね」
「あぁ。……シェリーは本当にキレイになった」
「そうですね。恋する乙女は可愛いもんですから」
「そうだな」
セガールが穏やかな顔で笑った。
リールの隣でマルク達とわいわいお喋りをしているシェリーを眺めながら、カールはゆるく口角を上げた。
本当に幸せな一時である。子供だったシェリーが、どんどん大人になっていくのは、少し寂しいが、同時に嬉しい。
きっと何年もしないうちに、家族が増えるのだろう。益々、家の中が賑やかになる予想に、カールは小さく笑った。
終始、皆笑顔だったパーティーが終わると、リールも後片付けを手伝ってくれた。
帰り際に、リールがシェリーの唇に触れるだけのキスをしていたのは、見なかったフリをした。咄嗟にセガールの目を手で覆ったのは、我ながらいい仕事をしたと思う。
真っ赤な顔でリールを見送ったシェリーが、きゃー!と歓声を上げながら、カールに抱きついてきた。
「ヤバい!どうしよう!お父さん!」
「喜んどけばいいと思うよ!」
「あーー!もう!今夜は寝れる気がしない!!」
「……何があったんだ?」
「「秘密」」
「おい。カール」
「秘密でーす。ねー。シェリー」
「ねー」
カールはシェリーをくっつけたまま、弾けるように笑った。
流石に、まだセガールには、シェリーとリールがキスをした事は言えない。多分、発狂するだろうから。
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