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13:お揃いの腕輪
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店休日の朝。バーニーはいつもの休みの日より早めに起こされた。無言でバーニーの身体を揺さぶって起こしたアーリンは、既にお洒落服に着替えていた。バーニーが見立てて買ったものなのだが、とてもよく似合っている。男前度が四割増しって感じだ。
朝から目の保養だなぁと思いつつ、バーニーはのろのろと起き上がった。
「おはよー。アーリン」
「……おはよう」
「朝飯食ったら腕輪屋に行こうかー。専門店があるんだよね」
「行く」
「うん。あ、ついでにさ。義姉ちゃんの出産祝いを見に行かない? まだもうちょい先だけど、いいのがないか見ておきたいんだよねー」
「あぁ」
「んじゃ、着替えるかねぇ」
バーニーは欠伸をしながらベッドから下り、寝間着を脱いで下着一枚の姿で衣装箪笥の中を見た。
アーリンの方を見れば、今日はクリーム色のシャツに深い赤色のセーターを着ている。下は黒いズボンに焦げ茶色のブーツだ。
なんとなくアーリンに色味を合わせようかなぁと思い、暖色系の服を引っ張りだす。
濃い茶色のズボンを穿き、白いシャツを着て、オレンジがかった明るい赤色のセーターを着る。ブーツは明るめの茶色を選んだ。お洒落するのが好きなので、ブーツだけで色やデザイン違いが四足はある。
コートとマフラーを持ってアーリンと階下に向かい、顔を洗って髭を剃り、賑やかに朝食を食べたら、髪をちょっと弄ってからコートを着てマフラーを巻く。アーリンのマフラーは、今日はバーニーのものを持ってきた。出かけるついでに、アーリンのマフラーも買おう。
家を出ると、冷たい風が頬を撫でた。あと一か月もすれば新年を迎える。新年を迎えて十日後が誕生日なので、あと少しで26歳になる。ふと、アーリンの誕生日が気になった。
バーニーは少しでも暖を取ろうとアーリンにくっついて歩きながら、アーリンに問いかけた。
「アーリンって誕生日はいつなの? 俺は新年迎えて十日後」
「……春の終わり頃。四の月の二十五日目」
「へぇー。いい季節だね。過ごしやすい時期だ。食べ物も美味しいものがいっぱいだしね。誕生日のお祝いに、なんか欲しいものない?」
「え?」
「ん? うちは家族の誕生日の日はご馳走とケーキ作って、贈り物するんだけど、アーリンの家は違った感じ?」
「……あぁ。……祝ってもらったことはない」
「へぇー。ご家庭によって違うもんなんだなぁ。来年は祝うからそのつもりで!」
「……あ、あぁ」
「あ、あそこ。あの店が腕輪専門店だよ。どうせ買うなら格好いいのにしよう。めちゃくちゃ格好いいの! アーリンに似合うやつ!」
「あ、あぁ」
バーニーはアーリンと一緒に腕輪専門店に入ると、男物が置いてあるコーナーを探した。結婚する時は特注することが多いが、恋人なら既製品を買うのが一般的だ。別れる恋人達もそれなりに多いので。
バーニーよりもアーリンの方がちょっと腕が太いので、同じデザインのサイズ違いを探さなくてはいけない。
男物のコーナーを端から端まで見ていき、バーニーは、鷹をモチーフに飾り彫りしてある腕輪を手に取った。
鷹は凛々しくて格好いいアーリンのイメージとよく合う。飾り彫りが細かくて丁寧だし、サイズもバーニーとアーリンの両方の分があった。試しにアーリンに着けてもらえば、中々にいい感じである。
アーリンは装飾品の類は着けていない。他にもペンダントやピアスなどで飾っても楽しそうだ。
腕輪を弄っているアーリンに、バーニーはワクワクしながら声をかけた。
「アーリン。アーリンって装飾品着けるのは好き?」
「……着けたことがない」
「ちょっと着けてみない? まずはペンダントあたりから。ピアスは穴が開いてないし。似合うの探しに行こうよ!」
「…………似合わない、と思う」
「そんなことないよー。ちゃんとバッチリ似合うの選ぶしね! とりあえず腕輪はこれでいいかな?」
「あぁ。……格好いい。……けど、私には、似合わない」
「え? めちゃくちゃ似合ってるよ? 凛とした雰囲気がちょーいい感じ!」
「……そ、そうか」
「うん。じゃあ、会計して次の店に行こっか」
「……あぁ」
お揃いの腕輪を買うと、腕輪専門店を出て、比較的近くにある装飾品専門店へと向かう。値段がピンキリな店で、バーニー達でも気軽に買えるようなものも扱っている。
バーニーは、月をモチーフにした銀飾りがついたペンダントを、マフラーを外したアーリンに着けてもらった。アーリンは明るく賑やかな太陽というよりも穏やかで静かな月のイメージだから、選んだペンダントはいい感じに似合っていた。
「ちょーいい感じ。邪魔くさくない?」
「……少し、違和感……」
「んー。そのうち慣れるかな? これ、すっごく似合ってるから買っていい?」
「じ、自分で……」
「えー。せっかくだし、俺が買いたーい。あ、なんなら、アーリンも俺に選んでよ。似合うかな? ってやつ」
「…………センスがない」
「大丈夫大丈夫。何事も挑戦だよー」
アーリンがちょっと困っているような空気を発したが、アーリンがバーニーにどんなものを選ぶのか興味があったので、バーニーはニコニコ笑って、ペンダントを選び始めたアーリンを見守った。
アーリンが選んだものは、猫をモチーフにした銀飾りがついたペンダントだった。可愛いのだが、何故猫を選んだのだろうか。
「可愛いね。それ。俺って猫っぽい?」
「…………目が」
「目?」
「……日向ぼっこしている猫みたいで……」
「あー。なるほど? 着けてみていい?」
「あ、あぁ」
「似合う?」
「……に、似合う……と、思う……」
「ふふー。ありがと。アーリン」
なんだか新鮮で楽しい。ちょっとデートっぽい感じがして、懐かしい気分になる。二年前に別れた彼氏とも、こうしてお互いに装飾品を選び合ったりしたものだ。
会計をしてから店を出て、早速ペンダントを着けてみる。眠そうな顔をした猫の銀飾りが可愛い。バーニー的には割と好きなデザインだ。
アーリンもペンダントを着けてくれた。なんだかちょっと気分がいい。
バーニーはニッと笑って、アーリンに問いかけた。
「そろそろ昼時だけど、色んなスープが楽しめるスープ専門店と、色んな揚げ物が楽しめる揚げ物専門店、どっちに行きたい?」
「…………揚げ物」
「いいよー。こっちだよ。肉や魚だけじゃなくて、色んな旬の野菜も食べられるんだ。メニュー見るだけでも楽しいよ!」
「……あぁ」
アーリンがどこか機嫌よさげにほんの少しだけ目を細めた。
バーニーは殆ど一人で喋りながら、揚げ物専門店へと向かった。
美味しい揚げ物で腹がいっぱいになると、今度は出産祝いの品を見に行く。少し考えて、赤ちゃん用品専門店へと向かった。
姉の出産祝いには、一人目の時は赤ちゃん用の毛布を、二人目の時は赤ちゃん用のシーツを数枚贈った。義姉には何がいいだろうか。
二人で赤ちゃん用品専門店の店内を見て回っていると、猪系のアーリン大好き女の子と遭遇した。
女の子がパァッと顔を輝かせて、バッと近づいてきた。
「アーリンさん! こんにちは! 私、お姉ちゃんの出産祝いを見に来たんです! こんな所で会えるだなんて運命ですね! あの! これからデートしませんか!?」
「…………」
アーリンが無言で腕輪を着けている左腕を見せた。腕輪を見た女の子が驚いたように目を見開いて、ぶわっと泣き出した。
「相手は誰なんですか!? ひどいわ! 私が一番最初に好きになったのに!!」
「いやー? それはどうだろうね? お嬢さん、お嬢さん。とりあえず落ち着こうね?」
「どこの女ですか!? そんなものっ! 外してやるっ! アーリンさんとお揃いの腕輪を着けるのは私です!!」
女の子が泣きながらアーリンの左腕を掴もうとしたので、アーリンが素早く左腕を上げ、後ずさった。
「相手は! 誰なのよ!!」
アーリンが無言でバーニーを指差した。女の子が驚いたように目を見開き、バッとこっちを向いて、バーニーの左腕を見た。
女の子の顔が歪み、吐き捨てるように叫んだ。
「男同士なんて気持ち悪いっ! 最っ底!!」
女の子がバタバタと走り去っていった。これで一番のストレスの原因はなくなるだろう。女の子が多分友達とかに言い触らすだろうから、暫くは街でちょっとした噂になるかもしれない。
バーニーは別に知らない人からどう思われようと気にしないが、アーリンは大丈夫だろうか。
「アーリン。大丈夫?」
「……問題ない。……早く噂が広まればいい」
「そっかー。まぁ、アーリンが気にならないならいいよ。んじゃ、気を取り直して、義姉ちゃんの出産祝いを選ぼうか」
「あぁ」
バーニーはアーリンと出産祝いの贈り物を見て回りながら、チラッとアーリンを見た。なんとなく機嫌がいい雰囲気である。多分だけど、あの女の子がかなり苦手でストレスだったのだろう。
アーリンのモテ対策は上手くいきそうだ。女性客が減るかもしれないが、それはそれで構わない。常連客はそれなりにいるし、特に問題はない。
バーニーはアーリンと一緒に店内をぐるぐる見て回り、いくつか良さそうなものを見つけた。男の子か女の子かまだ分からないので、買うのは生まれてからだ。
バーニーは赤ちゃん用品専門店を出ると、オレンジのケーキが美味しいと評判の喫茶店へアーリンを誘い、夕食まで楽しんでから家へと帰った。
朝から目の保養だなぁと思いつつ、バーニーはのろのろと起き上がった。
「おはよー。アーリン」
「……おはよう」
「朝飯食ったら腕輪屋に行こうかー。専門店があるんだよね」
「行く」
「うん。あ、ついでにさ。義姉ちゃんの出産祝いを見に行かない? まだもうちょい先だけど、いいのがないか見ておきたいんだよねー」
「あぁ」
「んじゃ、着替えるかねぇ」
バーニーは欠伸をしながらベッドから下り、寝間着を脱いで下着一枚の姿で衣装箪笥の中を見た。
アーリンの方を見れば、今日はクリーム色のシャツに深い赤色のセーターを着ている。下は黒いズボンに焦げ茶色のブーツだ。
なんとなくアーリンに色味を合わせようかなぁと思い、暖色系の服を引っ張りだす。
濃い茶色のズボンを穿き、白いシャツを着て、オレンジがかった明るい赤色のセーターを着る。ブーツは明るめの茶色を選んだ。お洒落するのが好きなので、ブーツだけで色やデザイン違いが四足はある。
コートとマフラーを持ってアーリンと階下に向かい、顔を洗って髭を剃り、賑やかに朝食を食べたら、髪をちょっと弄ってからコートを着てマフラーを巻く。アーリンのマフラーは、今日はバーニーのものを持ってきた。出かけるついでに、アーリンのマフラーも買おう。
家を出ると、冷たい風が頬を撫でた。あと一か月もすれば新年を迎える。新年を迎えて十日後が誕生日なので、あと少しで26歳になる。ふと、アーリンの誕生日が気になった。
バーニーは少しでも暖を取ろうとアーリンにくっついて歩きながら、アーリンに問いかけた。
「アーリンって誕生日はいつなの? 俺は新年迎えて十日後」
「……春の終わり頃。四の月の二十五日目」
「へぇー。いい季節だね。過ごしやすい時期だ。食べ物も美味しいものがいっぱいだしね。誕生日のお祝いに、なんか欲しいものない?」
「え?」
「ん? うちは家族の誕生日の日はご馳走とケーキ作って、贈り物するんだけど、アーリンの家は違った感じ?」
「……あぁ。……祝ってもらったことはない」
「へぇー。ご家庭によって違うもんなんだなぁ。来年は祝うからそのつもりで!」
「……あ、あぁ」
「あ、あそこ。あの店が腕輪専門店だよ。どうせ買うなら格好いいのにしよう。めちゃくちゃ格好いいの! アーリンに似合うやつ!」
「あ、あぁ」
バーニーはアーリンと一緒に腕輪専門店に入ると、男物が置いてあるコーナーを探した。結婚する時は特注することが多いが、恋人なら既製品を買うのが一般的だ。別れる恋人達もそれなりに多いので。
バーニーよりもアーリンの方がちょっと腕が太いので、同じデザインのサイズ違いを探さなくてはいけない。
男物のコーナーを端から端まで見ていき、バーニーは、鷹をモチーフに飾り彫りしてある腕輪を手に取った。
鷹は凛々しくて格好いいアーリンのイメージとよく合う。飾り彫りが細かくて丁寧だし、サイズもバーニーとアーリンの両方の分があった。試しにアーリンに着けてもらえば、中々にいい感じである。
アーリンは装飾品の類は着けていない。他にもペンダントやピアスなどで飾っても楽しそうだ。
腕輪を弄っているアーリンに、バーニーはワクワクしながら声をかけた。
「アーリン。アーリンって装飾品着けるのは好き?」
「……着けたことがない」
「ちょっと着けてみない? まずはペンダントあたりから。ピアスは穴が開いてないし。似合うの探しに行こうよ!」
「…………似合わない、と思う」
「そんなことないよー。ちゃんとバッチリ似合うの選ぶしね! とりあえず腕輪はこれでいいかな?」
「あぁ。……格好いい。……けど、私には、似合わない」
「え? めちゃくちゃ似合ってるよ? 凛とした雰囲気がちょーいい感じ!」
「……そ、そうか」
「うん。じゃあ、会計して次の店に行こっか」
「……あぁ」
お揃いの腕輪を買うと、腕輪専門店を出て、比較的近くにある装飾品専門店へと向かう。値段がピンキリな店で、バーニー達でも気軽に買えるようなものも扱っている。
バーニーは、月をモチーフにした銀飾りがついたペンダントを、マフラーを外したアーリンに着けてもらった。アーリンは明るく賑やかな太陽というよりも穏やかで静かな月のイメージだから、選んだペンダントはいい感じに似合っていた。
「ちょーいい感じ。邪魔くさくない?」
「……少し、違和感……」
「んー。そのうち慣れるかな? これ、すっごく似合ってるから買っていい?」
「じ、自分で……」
「えー。せっかくだし、俺が買いたーい。あ、なんなら、アーリンも俺に選んでよ。似合うかな? ってやつ」
「…………センスがない」
「大丈夫大丈夫。何事も挑戦だよー」
アーリンがちょっと困っているような空気を発したが、アーリンがバーニーにどんなものを選ぶのか興味があったので、バーニーはニコニコ笑って、ペンダントを選び始めたアーリンを見守った。
アーリンが選んだものは、猫をモチーフにした銀飾りがついたペンダントだった。可愛いのだが、何故猫を選んだのだろうか。
「可愛いね。それ。俺って猫っぽい?」
「…………目が」
「目?」
「……日向ぼっこしている猫みたいで……」
「あー。なるほど? 着けてみていい?」
「あ、あぁ」
「似合う?」
「……に、似合う……と、思う……」
「ふふー。ありがと。アーリン」
なんだか新鮮で楽しい。ちょっとデートっぽい感じがして、懐かしい気分になる。二年前に別れた彼氏とも、こうしてお互いに装飾品を選び合ったりしたものだ。
会計をしてから店を出て、早速ペンダントを着けてみる。眠そうな顔をした猫の銀飾りが可愛い。バーニー的には割と好きなデザインだ。
アーリンもペンダントを着けてくれた。なんだかちょっと気分がいい。
バーニーはニッと笑って、アーリンに問いかけた。
「そろそろ昼時だけど、色んなスープが楽しめるスープ専門店と、色んな揚げ物が楽しめる揚げ物専門店、どっちに行きたい?」
「…………揚げ物」
「いいよー。こっちだよ。肉や魚だけじゃなくて、色んな旬の野菜も食べられるんだ。メニュー見るだけでも楽しいよ!」
「……あぁ」
アーリンがどこか機嫌よさげにほんの少しだけ目を細めた。
バーニーは殆ど一人で喋りながら、揚げ物専門店へと向かった。
美味しい揚げ物で腹がいっぱいになると、今度は出産祝いの品を見に行く。少し考えて、赤ちゃん用品専門店へと向かった。
姉の出産祝いには、一人目の時は赤ちゃん用の毛布を、二人目の時は赤ちゃん用のシーツを数枚贈った。義姉には何がいいだろうか。
二人で赤ちゃん用品専門店の店内を見て回っていると、猪系のアーリン大好き女の子と遭遇した。
女の子がパァッと顔を輝かせて、バッと近づいてきた。
「アーリンさん! こんにちは! 私、お姉ちゃんの出産祝いを見に来たんです! こんな所で会えるだなんて運命ですね! あの! これからデートしませんか!?」
「…………」
アーリンが無言で腕輪を着けている左腕を見せた。腕輪を見た女の子が驚いたように目を見開いて、ぶわっと泣き出した。
「相手は誰なんですか!? ひどいわ! 私が一番最初に好きになったのに!!」
「いやー? それはどうだろうね? お嬢さん、お嬢さん。とりあえず落ち着こうね?」
「どこの女ですか!? そんなものっ! 外してやるっ! アーリンさんとお揃いの腕輪を着けるのは私です!!」
女の子が泣きながらアーリンの左腕を掴もうとしたので、アーリンが素早く左腕を上げ、後ずさった。
「相手は! 誰なのよ!!」
アーリンが無言でバーニーを指差した。女の子が驚いたように目を見開き、バッとこっちを向いて、バーニーの左腕を見た。
女の子の顔が歪み、吐き捨てるように叫んだ。
「男同士なんて気持ち悪いっ! 最っ底!!」
女の子がバタバタと走り去っていった。これで一番のストレスの原因はなくなるだろう。女の子が多分友達とかに言い触らすだろうから、暫くは街でちょっとした噂になるかもしれない。
バーニーは別に知らない人からどう思われようと気にしないが、アーリンは大丈夫だろうか。
「アーリン。大丈夫?」
「……問題ない。……早く噂が広まればいい」
「そっかー。まぁ、アーリンが気にならないならいいよ。んじゃ、気を取り直して、義姉ちゃんの出産祝いを選ぼうか」
「あぁ」
バーニーはアーリンと出産祝いの贈り物を見て回りながら、チラッとアーリンを見た。なんとなく機嫌がいい雰囲気である。多分だけど、あの女の子がかなり苦手でストレスだったのだろう。
アーリンのモテ対策は上手くいきそうだ。女性客が減るかもしれないが、それはそれで構わない。常連客はそれなりにいるし、特に問題はない。
バーニーはアーリンと一緒に店内をぐるぐる見て回り、いくつか良さそうなものを見つけた。男の子か女の子かまだ分からないので、買うのは生まれてからだ。
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