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38:神子様4人のぶっちゃけトーク
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ジャンを伴侶にして8年目に突入した春先。
久しぶりにサンガレアのマーサの所に、特に何もないが神子が4人とも集まった。
たまには神子だけで酒でも飲むか、ということになり、マーサの隠れ家で真っ昼間から酒盛りの真っ最中である。ざっくりとした近況報告が終わると、どんどんぶっちゃけ話になっていく。
「ねー。兄さんさぁ。クラウディオ分隊長とジャンさん以外には伴侶つくらないの?」
「2人もいれば十分だからな。つくる気はまるでないよ。俺は定期的にマーサの相手もしてるからな。これ以上は身体が持たない。そういうリーは?」
「俺ー?んー。いや、実はわりと最近ジンとヤっちゃったんだよね」
「マジか。火の王と?友達って言ってなかったか?」
「リーは女の子大好きだろ?なんでまた、そんなことになったんだ?」
「やー、ジンは確かに友達なんだけど、一緒に酒飲んでる時になんかそういう雰囲気になっちゃった……みたいな?」
「ねぇねぇ。リー。火の王はぶっちゃけどんな感じなの?ベッドの中で」
「ちょー情熱的でめちゃくちゃ激しかった。姉さんとはまた違った感じでめちゃくちゃ良かったんだよねー」
「へー」
「あ、でもさ。火の民って1度愛したらよく言えば一途、悪く言えば粘着質というか束縛体質というか。まぁそんな感じの人多いじゃない。大丈夫なの?結構前に、リーは百合ごっこしてくれる女の子の伴侶欲しいとか言ってたじゃん」
「そーなんだけどー。なんかセックスしてからさー。情が深くなっちゃってる感じなんだよね」
「リーが?火の王が?」
「……両方かな?」
「ついにリーにも春がきたかー」
「いいわねぇ、なんか」
「えへっ。このまま子供できたら産んでもいいかなー、みたいな?」
「お前、子供を自分で産むのは怖すぎて無理とか言ってただろ?」
「そうなんだけどー。でも兄さんもマルクも産んでるしなぁ、ジンの子供なら産んでもいいかなぁ、って最近考えてる感じ」
「あ、そうそう。子供の話題で思い出したんだけど、私そろそろまた子供を産もうと思うのよ」
「お。ついに9人目か」
「ミーシャ含めポンポン8人産んだだろ?今度は何人くらいの予定なんだ?」
「今のところは……そうねぇ、まぁとりあえず4人かなぁ。ほら、私今孫も育ててるからさ。できたらねー、また8人くらい産みたいけど、ちょっとキツいかなぁって思って」
「確かにな。……俺もそろそろもう1人くらい欲しいんだよなぁ」
「マルクはずっとそれ言ってるな」
「だって、アーダルベルト産んで以来全然妊娠しないんだ。俺としてはもう1人か2人、子供か欲しいんだよ」
「まぁなー。俺もクラウディオとジャンの子供欲しいわ」
「こういう時って土の神子が羨ましくなるんだよな。土の神子って望んだら即妊娠できるじゃないか」
「まぁ、そういう特性なもんで」
「兄さん兄さん」
「ん?なんだ?リー」
「ジャンさんとはさ、ずっと一緒に旅してるじゃない」
「うん」
「ぶっちゃけ、いつでも野外なの?」
「うん」
「え、兄さん宿とか泊まらないのか?常時野外セックスとかキツくないか?」
「いや?別に。宿より人気のない深い森とか山ん中の方が落ち着くし。それに野外だと適当な理由つけて騎乗位に持っていきやすいし」
「あれ?兄さん、そんなに騎乗位好きだっけ?どっちかと言えばバックの方が好きじゃない」
「いやまぁ、そうなんだけど。ジャン限定で騎乗位も好きなんだよなー」
「なんでジャンさん限定なの?」
「ぶっちゃけジャンって俺とするまで童貞だったんだわ」
「マジか」
「へぇー。あの見た目と物腰で。めちゃくちゃモテそうなのに」
「飛竜といる方が楽しかったのかしらね?」
「んー、多分そんな感じ。で、ジャンと初めてした時思ったんだよ。初な男マジ可愛い」
「分かる!!」
「そうなの?」
「へぇ」
「初な男をさー、自分好みに仕込むのってめちゃくちゃ楽しいよね!兄さん!」
「だよなっ!マーサ!」
「それでなんで騎乗位好きに繋がるんだ?」
「ジャンはすぐテクニックとか上達して、最近は結構余裕も出てきたんだけど。でも騎乗位だと未だに可愛い反応してくれるんだよ」
「ほうほう」
「俺さ、今ジャンをいかに喘がせるかってのにハマってて」
「あー、それでか。なんか最近やたら兄さんの騎乗位腰振りテクが上手いの」
「試行錯誤と研究してるんだよ。1人でな!」
「マジかー」
「騎乗位かー。アルジャーノはあんまり好きじゃないんだよなー。基本正常位かバックだけ」
「色んな種類の体位が載ってるエロ本があるけど貸そうか?マルク」
「……借りたい」
「いいわよー。明日にでもエロ本部屋から持ってきて渡すわ」
「助かるよ」
「色んな体位試した方が楽しいよな」
「俺さ、ジンにあれやってもらった!駅弁!」
「あー、俺もあるわ。あれいいよなー」
「あれ私じゃできないからねー。私がやろうにも背が低すぎて。やってもらうばっかなのよねー」
「駅弁ってなんだ?」
「こう挿れたまま立ち上がって、そのまま抱き上げた状態で腰を振るんだよ」
「あれよ。たまに歩きの飴売りとかいるじゃん」
「うん」
「飴の入った箱をさ、紐で首からぶら下げて、箱の下を手で支えてるでしょ?」
「あぁ」
「あんな感じで、受け身の方を抱き上げて、そのままの状態で腰振るのよ」
「分かったような?」
「まぁ、貸すエロ本にも載ってるから。実際見てみた方が早いわよ」
「ねー。皆って好きな体位とかあるの?俺はねー、立ちバック好きー」
「俺は基本バックだな。ジャン限定で騎乗位」
「そうねぇ。抱かれる時は対面座位かなぁ。抱くときは……やりやすいのは正常位だけど、好きなのはバックかしら。腰を振りやすいし。マルクは?」
「俺か?んー……正常位かなぁ。ほら、抱きつけるし、キスしてもらえるから」
「「「分かる!!」」」
「正常位も確かにいいのよねぇ」
「入れたままキスしやすいからなぁ」
「腰振りながら興奮して感じてる顔見るのも楽しいよねっ!」
「バックの方が単純に気持ちいいけど、興奮するのは正常位とか対面座位とかだよなー。相手の顔が見えるって、それだけで興奮するよな」
「そうなのよねぇ」
「普段とのギャップがある程興奮するよな」
「そーなんだよ!ジンって普段はクールな感じだからさ、興奮して俺に夢中になってる時ってば、めちゃくちゃクるんだよね!」
「わかるー。クラウディオもジャンも普段とはやっぱ違うからさー」
「ん?私は?」
「お前はいつでも楽しそうじゃん」
「だって楽しいもん」
「お前とセックスしてもさー、普段とセックスん時のテンションがあんまり変わらないっつーか。なんかノリが一緒っていうか」
「姉さんのセックスって普段の生活の延長って感じだよね」
「え、マジで?マジで?なんかショックなんですけど」
「まぁ、お前とするのは楽しいし気持ちいいぞ。ギャップ萌えはまるでないけど」
「そうそう」
「……なんだろう……この微妙な気持ち」
「あ、そうだよ!ねぇ。マルク」
「ん?」
「姉さんと1回やってみたら?体位を実地で教えてもらう、みたいな!」
「えー……」
「え、なにその微妙そうな顔」
「だって、マーサだし」
「私だしって何!?」
「めちゃくちゃ上手いぞ?」
「THE・土の神子!って感じだよ?」
「えー……」
「マルクってまだアナルやったことないのか?」
「ないけど」
「めっちゃ気持ちいいよ!」
「マジかー」
「マーサに開発してもらえば?」
「んー……んー……」
「ていうかさ、マルクって童貞?」
「……そうだけど」
「まぁ、俺も人間相手なら童貞だなぁ。つーか、体格差あって抱くのはキツい」
「まぁね。よく姉さんこっちのデカい男抱けるよね」
「そこはまぁ、工夫次第というか。基本皆協力的だし」
「ふーん」
「リーは童貞じゃないだろ?」
「うん。神子になる前は普通に彼女いたし」
「いいなぁ」
「私も女童貞なのよねー。若くてお肌ピチピチのおっぱいデカい可愛い女の子とセックスしたい……」
「諦めろ。後宮をつくらない以上、下手に女には手が出せないだろ」
「そーなのよー」
「あ!!俺いいこと思いついた!」
「なに?リー」
「ちょっと4人でやってみない?」
「「「マジか」」」
「絶対楽しいって!マルクもちゃっかり童貞卒業できるじゃん」
楽しそうに提案してくるリーの言葉に、3人は顔を見合わせた。
久しぶりにサンガレアのマーサの所に、特に何もないが神子が4人とも集まった。
たまには神子だけで酒でも飲むか、ということになり、マーサの隠れ家で真っ昼間から酒盛りの真っ最中である。ざっくりとした近況報告が終わると、どんどんぶっちゃけ話になっていく。
「ねー。兄さんさぁ。クラウディオ分隊長とジャンさん以外には伴侶つくらないの?」
「2人もいれば十分だからな。つくる気はまるでないよ。俺は定期的にマーサの相手もしてるからな。これ以上は身体が持たない。そういうリーは?」
「俺ー?んー。いや、実はわりと最近ジンとヤっちゃったんだよね」
「マジか。火の王と?友達って言ってなかったか?」
「リーは女の子大好きだろ?なんでまた、そんなことになったんだ?」
「やー、ジンは確かに友達なんだけど、一緒に酒飲んでる時になんかそういう雰囲気になっちゃった……みたいな?」
「ねぇねぇ。リー。火の王はぶっちゃけどんな感じなの?ベッドの中で」
「ちょー情熱的でめちゃくちゃ激しかった。姉さんとはまた違った感じでめちゃくちゃ良かったんだよねー」
「へー」
「あ、でもさ。火の民って1度愛したらよく言えば一途、悪く言えば粘着質というか束縛体質というか。まぁそんな感じの人多いじゃない。大丈夫なの?結構前に、リーは百合ごっこしてくれる女の子の伴侶欲しいとか言ってたじゃん」
「そーなんだけどー。なんかセックスしてからさー。情が深くなっちゃってる感じなんだよね」
「リーが?火の王が?」
「……両方かな?」
「ついにリーにも春がきたかー」
「いいわねぇ、なんか」
「えへっ。このまま子供できたら産んでもいいかなー、みたいな?」
「お前、子供を自分で産むのは怖すぎて無理とか言ってただろ?」
「そうなんだけどー。でも兄さんもマルクも産んでるしなぁ、ジンの子供なら産んでもいいかなぁ、って最近考えてる感じ」
「あ、そうそう。子供の話題で思い出したんだけど、私そろそろまた子供を産もうと思うのよ」
「お。ついに9人目か」
「ミーシャ含めポンポン8人産んだだろ?今度は何人くらいの予定なんだ?」
「今のところは……そうねぇ、まぁとりあえず4人かなぁ。ほら、私今孫も育ててるからさ。できたらねー、また8人くらい産みたいけど、ちょっとキツいかなぁって思って」
「確かにな。……俺もそろそろもう1人くらい欲しいんだよなぁ」
「マルクはずっとそれ言ってるな」
「だって、アーダルベルト産んで以来全然妊娠しないんだ。俺としてはもう1人か2人、子供か欲しいんだよ」
「まぁなー。俺もクラウディオとジャンの子供欲しいわ」
「こういう時って土の神子が羨ましくなるんだよな。土の神子って望んだら即妊娠できるじゃないか」
「まぁ、そういう特性なもんで」
「兄さん兄さん」
「ん?なんだ?リー」
「ジャンさんとはさ、ずっと一緒に旅してるじゃない」
「うん」
「ぶっちゃけ、いつでも野外なの?」
「うん」
「え、兄さん宿とか泊まらないのか?常時野外セックスとかキツくないか?」
「いや?別に。宿より人気のない深い森とか山ん中の方が落ち着くし。それに野外だと適当な理由つけて騎乗位に持っていきやすいし」
「あれ?兄さん、そんなに騎乗位好きだっけ?どっちかと言えばバックの方が好きじゃない」
「いやまぁ、そうなんだけど。ジャン限定で騎乗位も好きなんだよなー」
「なんでジャンさん限定なの?」
「ぶっちゃけジャンって俺とするまで童貞だったんだわ」
「マジか」
「へぇー。あの見た目と物腰で。めちゃくちゃモテそうなのに」
「飛竜といる方が楽しかったのかしらね?」
「んー、多分そんな感じ。で、ジャンと初めてした時思ったんだよ。初な男マジ可愛い」
「分かる!!」
「そうなの?」
「へぇ」
「初な男をさー、自分好みに仕込むのってめちゃくちゃ楽しいよね!兄さん!」
「だよなっ!マーサ!」
「それでなんで騎乗位好きに繋がるんだ?」
「ジャンはすぐテクニックとか上達して、最近は結構余裕も出てきたんだけど。でも騎乗位だと未だに可愛い反応してくれるんだよ」
「ほうほう」
「俺さ、今ジャンをいかに喘がせるかってのにハマってて」
「あー、それでか。なんか最近やたら兄さんの騎乗位腰振りテクが上手いの」
「試行錯誤と研究してるんだよ。1人でな!」
「マジかー」
「騎乗位かー。アルジャーノはあんまり好きじゃないんだよなー。基本正常位かバックだけ」
「色んな種類の体位が載ってるエロ本があるけど貸そうか?マルク」
「……借りたい」
「いいわよー。明日にでもエロ本部屋から持ってきて渡すわ」
「助かるよ」
「色んな体位試した方が楽しいよな」
「俺さ、ジンにあれやってもらった!駅弁!」
「あー、俺もあるわ。あれいいよなー」
「あれ私じゃできないからねー。私がやろうにも背が低すぎて。やってもらうばっかなのよねー」
「駅弁ってなんだ?」
「こう挿れたまま立ち上がって、そのまま抱き上げた状態で腰を振るんだよ」
「あれよ。たまに歩きの飴売りとかいるじゃん」
「うん」
「飴の入った箱をさ、紐で首からぶら下げて、箱の下を手で支えてるでしょ?」
「あぁ」
「あんな感じで、受け身の方を抱き上げて、そのままの状態で腰振るのよ」
「分かったような?」
「まぁ、貸すエロ本にも載ってるから。実際見てみた方が早いわよ」
「ねー。皆って好きな体位とかあるの?俺はねー、立ちバック好きー」
「俺は基本バックだな。ジャン限定で騎乗位」
「そうねぇ。抱かれる時は対面座位かなぁ。抱くときは……やりやすいのは正常位だけど、好きなのはバックかしら。腰を振りやすいし。マルクは?」
「俺か?んー……正常位かなぁ。ほら、抱きつけるし、キスしてもらえるから」
「「「分かる!!」」」
「正常位も確かにいいのよねぇ」
「入れたままキスしやすいからなぁ」
「腰振りながら興奮して感じてる顔見るのも楽しいよねっ!」
「バックの方が単純に気持ちいいけど、興奮するのは正常位とか対面座位とかだよなー。相手の顔が見えるって、それだけで興奮するよな」
「そうなのよねぇ」
「普段とのギャップがある程興奮するよな」
「そーなんだよ!ジンって普段はクールな感じだからさ、興奮して俺に夢中になってる時ってば、めちゃくちゃクるんだよね!」
「わかるー。クラウディオもジャンも普段とはやっぱ違うからさー」
「ん?私は?」
「お前はいつでも楽しそうじゃん」
「だって楽しいもん」
「お前とセックスしてもさー、普段とセックスん時のテンションがあんまり変わらないっつーか。なんかノリが一緒っていうか」
「姉さんのセックスって普段の生活の延長って感じだよね」
「え、マジで?マジで?なんかショックなんですけど」
「まぁ、お前とするのは楽しいし気持ちいいぞ。ギャップ萌えはまるでないけど」
「そうそう」
「……なんだろう……この微妙な気持ち」
「あ、そうだよ!ねぇ。マルク」
「ん?」
「姉さんと1回やってみたら?体位を実地で教えてもらう、みたいな!」
「えー……」
「え、なにその微妙そうな顔」
「だって、マーサだし」
「私だしって何!?」
「めちゃくちゃ上手いぞ?」
「THE・土の神子!って感じだよ?」
「えー……」
「マルクってまだアナルやったことないのか?」
「ないけど」
「めっちゃ気持ちいいよ!」
「マジかー」
「マーサに開発してもらえば?」
「んー……んー……」
「ていうかさ、マルクって童貞?」
「……そうだけど」
「まぁ、俺も人間相手なら童貞だなぁ。つーか、体格差あって抱くのはキツい」
「まぁね。よく姉さんこっちのデカい男抱けるよね」
「そこはまぁ、工夫次第というか。基本皆協力的だし」
「ふーん」
「リーは童貞じゃないだろ?」
「うん。神子になる前は普通に彼女いたし」
「いいなぁ」
「私も女童貞なのよねー。若くてお肌ピチピチのおっぱいデカい可愛い女の子とセックスしたい……」
「諦めろ。後宮をつくらない以上、下手に女には手が出せないだろ」
「そーなのよー」
「あ!!俺いいこと思いついた!」
「なに?リー」
「ちょっと4人でやってみない?」
「「「マジか」」」
「絶対楽しいって!マルクもちゃっかり童貞卒業できるじゃん」
楽しそうに提案してくるリーの言葉に、3人は顔を見合わせた。
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