俺と先生の愛ある託卵生活

丸井まー(旧:まー)

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39:イチャイチャ

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クリスは空腹で目が覚めた。
室内は暗く、今が何時頃か分からない。隣ではニーファがクリスにくっついて、ぐっすり眠っている。ニーファの頭を優しく撫でると、クリスはニーファを起こさないように静かに起き上がった。サイドテーブルの上の時計を見ると、午前4時過ぎであった。
ベッドから下りて、適当に放り投げていたズボンと下着を探す。下着をつけ、ズボンを穿こうとしたが、どうせまた脱ぐことになると思い、シャツだけ適当に羽織った。

台所に行き、魔導冷蔵庫を開ける。マーサが来てくれたのだろう。魔導冷蔵庫の中にはいくつも料理があった。サンドイッチと深い皿に入っているトウモロコシのスープを取り出す。スープは鍋に中身を移し、いつでも温められるようにした。サンドイッチを一切れだけ掴んで齧る。具として挟んである厚切りのハムの塩気が疲れた身体に沁みる。
サンドイッチを持って食卓に移動すると、食卓の上にもいくつも料理が乗った皿やそのままで食べられる果物等があった。ついでに精力剤と疲労回復薬と思われる瓶が2本あり、小さなメモ紙が置かれている。そこには薬の用法用量が記されており、台所に戻りグラスと軽量カップを取って引き返し、早速メモ紙を見ながら薬を注いで飲んだ。苦味がひどく、顔をしかめる。これではニーファにキスをした時に、ニーファまで苦い思いをすることになる。ニーファを長く1人にしたくない為、急いで洗面所に行き、歯磨きをした。寝室に戻る前に台所に寄り、買い置きの飴を一つ口に含んで寝室に戻った。
寝室の中は精液や甘い花の蜜のような匂いが充満している感じがする。換気したいが寒くなるだろうし、どうせまたすぐ匂うようになるのだ。クリスは気にしないことにした。室内は空調をつけていなかったので、ひんやりする。クリスはシャツと下着を脱いで、いそいそと温かいベッドの中に潜り込んだ。
温かい眠るニーファを抱き締める。

(起きたら食事をとらせないと……)

ニーファの眠りの邪魔にならない程度にニーファの背中を撫でる。あれだけ汗をかいたというのに何故かベタつかない、すべすべの肌の感触をしれっと楽しむ。クリスはニーファが起きるまで、ぼんやりしていた。






ーーーーーー
ニーファが腕の中でもぞもぞ動いた。
顔にかかっていた髪を整えてやると、ニーファが目を開けた。寝起きだから、ぼーっとしているニーファの唇にキスをした。


「おはよう」

「…………」


ニーファはいつもと違い返事をしなかった。ただやんわり抱き締めるクリスに更に強くくっつく。常ならぬ態度に不安になる。
とりあえず食事をとらせようと声をかけるが、ニーファは無言でクリスにくっつくだけである。背中を優しく擦りながら、髪をかきあげ、ニーファの額にキスをした。顔のあちこちにもキスをする。


「ニーファ君。ご飯食べよう」


もう一度声をかけると、小さく頷いた。その事にほっとして、ニーファを促して起き上がる。しかし、ベッドの上に座った状態で無言で抱きつかれる。クリスの首に回ったニーファの腕に触れると、更に強くしがみつかれた。少し苦しい。宥めるように背中や腕を擦る。


「ニーファ君。サンドイッチをとってくるよ」


そう言いながら頭を撫でるが、中々離してくれない。根気よく声をかけながら、ニーファの体に触れていると、10分程してようやくニーファが離してくれた。頭を撫でながらニーファの唇にキスをして、急いで全裸のまま台所に向かい、サンドイッチだけ取って寝室に引き返す。ニーファはベッドの上に座り込んで俯いていた。
まずは水分をとらせようとマグカップに冷えたヤカンの水を注いで手渡そうとするが、ニーファは受け取ろうともしない。ちょっと困ったクリスは、ふと思い立ってマグカップに口をつけた。水を少し含んで、俯くニーファの頬に優しく触れて顔を上げさせ、指で口を開かせて口移しで水を飲ませる。こくん、とニーファが水を飲んだ。それから何度も口移しで少しずつ水を与えた。
サンドイッチを食べさせやすく手で小さくちぎろうとするが、あまりうまくいかなかったので、噛みちぎって、そのままニーファに口移しで食べさせる。舌を使って口のなかに入れると、ニーファは静かに咀嚼して飲み込んだ。自分も合間に咀嚼して飲み込みながら、時間をかけてニーファに食べさせた。皿の上のサンドイッチが無くなると、再び口移しで水を飲ませた。ニーファはされるがままである。その様子に不安になって、マーサに連絡しようか悩む。

(もう少し様子をみよう……)

クリスはニーファを強く抱き締めた。ニーファの腕が背中に回る。そのまま、ごろんと二人でベッドに寝転がる。片手でニーファに布団をかけてやる。少し冷えているニーファの足を温めてやるように足を絡めた。熱を分け合うように裸の身体を擦りつける。
どう声をかけたらいいか、分からない。今ニーファは何を考えているのだろうか。何も察する事ができない自分が腹立たしい。

とりあえずクリスに強くしがみつくニーファの背中を優しく撫でてみる。

(……セックスするか)

精力剤がどのくらいで効くか分からないが、まあ一回くらいはできるだろう。クリスは回復の早さには少し自信があるが、別に絶倫というわけではない。若干不安があるが、このまま抱き締めているだけでいいのか、判断に困る。それならいっそのことセックスした方がマシな気がしてきた。


「ニーファ君。キスさせて」


クリスにしがみつくニーファに、そう声をかけるとクリスの首辺りに埋めていた顔を上げてくれた。すかさずニーファの唇にキスをする。ちゅっ、ちゅっと何度も吸いつき、ニーファの唇を舐める。背中を撫でていた手で頬を優しく撫で、キスをしながら顔にかかる髪を優しく耳にかけてやる。そのまま、現れた形のいい耳を優しく撫でる。ニーファの小さく開けた口に舌を入れ、上顎や歯列をねっとり舐めて舌を絡める。いつも程積極的ではないが、それでも、ちゃんとニーファも舌を絡めてくれた。耳に触れていた手を徐々に下に下ろす。頬に触れ、首に触れ、肩に触れる。腋の辺りに触れると、擽ったかったのか、ニーファが少し身動ぎした。
そういえば、触れて擽ったい所は性感帯であるという話を昔酒の席で聞いたことがある。クリスは横になって向かい合っていた体勢をごろんと変え、ニーファを仰向けにした。背中に回るニーファの腕をやんわり握って移動させ、万歳させる。ニーファの毛のないつるつるの腋が露になる。ニーファの頬に一度キスをして、腋に顔を埋めた。ゆっくりと下から上に舐め上げる。


「……あっ……」


ニーファが小さく震えて声を漏らした。つるつるの腋は舐めると肌の感触が舌に楽しい。汗をかいて風呂にまだ入っていないからか、塩っぱい味がする。クリスはねっとり腋を舐め回した。ニーファが体をくねらせる。反対側の腋もクリスが満足するまで舐め回した。気がすんで腋から顔を上げ、ニーファの顔を見ると真っ赤になって荒い息を吐いていた。自分の股間をニーファの股間に擦りつけると、完全にではないが確かに勃起している。ニーファの新たな性感帯発見である。

クリスはニーファの首筋に顔を埋め、ねっとり舐めた。昨夜つけた痕をなぞるように吸いつく。形のいい鎖骨にも唇で触れ、舐めたり軽く歯を立てたりする。手は乳首を優しく指先で転がしていた。ニーファが小さく声を漏らしながら、体をくねらせる。本人が意識してか無意識かは分からないが、ニーファに股がるクリスの股間に自分の股間を擦りつけるように腰を動かしていた。
じわじわ興奮して勃起してきた。内心ほっとしながら、ニーファの乳首を口に含み可愛がりつつ、腰や尻を優しく撫で回す。ニーファの両方の乳首がピンと立ち、クリスの唾液で濡れてテラテラいやらしく光る頃になってようやく口を離した。そのまま舐めたり、吸って痕をつけながら下に下がっていく。臍にキスしてから、一度体を起こし、ニーファの足を大きく広げさせてその間におさまる。再び臍にキスをして、腰骨を舐め、完全に勃起しているニーファの股間に顔を埋めた。根元から先っぽまで、ねっとり舐めあげながら、指でぐっちょり濡れているニーファのアナルを優しくマッサージするように揉む。粘着質な音がする。先走りの滲んだペニスの先っぽを咥え舐め回しながら、指を1本ゆっくりと根本まで入れる。眠る前まで繋がっていたからだろうが、既に柔らかい。ぐるぐる拡げるように動かした後、ものは試しと3本、指を揃えてゆっくり入れてみた。無事入った。ニーファが痛くないようにゆっくり動かす。目だけ視線を上げてニーファの様子を見ながら、徐々に指の動きを速める。ニーファの喘ぎ声が大きくなる。腹の中からの分泌液が更に増え、クリスの手首まで濡らす頃になって、ニーファが大きく震えてアナルに入れたクリスの指を締めつけながら、クリスの口の中に射精した。
何回かに分けてニーファの精液を飲み込むと、股間から顔を上げた。ニーファは大きく呼吸しながら蕩けた顔をしている。
指を引き抜き、手についている液体を自分のペニスに塗りつけて、ひくつくアナルに先っぽを擦りつけ、ゆっくりと挿れる。


「……あぁ……」


ニーファが気持ち良さそうな声を上げた。
ゆっくり出し入れしながら、徐々に速く動いていく。ニーファのペニスがまた勃起したので、腰を振りながらニーファのペニスを手でしごく。
先っぽを擦るときゅっと更にアナルで締めつけられる。ただでさえ締まりがいいのに、更に締めつけられると射精感が急速に高まる。クリスは歯を食いしばってそれに耐え、腹の中で前立腺を中心に擦るように腰を動かした。


「あっ、はっ、あっあっあっ……」


ニーファがよがって声をあげながら体を震わせる。腰の動きと共にニーファのソレを擦る速さを速める。ニーファが仰け反るようにして全身を震わせて射精した。クリスもニーファがイク時の締めつけで奥に射精する。ニーファの尻に下腹部を押しつけて、ゆるゆると動き、全部出しきった。
大きく息を吐いて、荒い息を吐くニーファに覆い被さる。唇に触れるだけのキスをしたら、ニーファがクリスの首に腕を回した。

(……ヤバい……眠い……)

クリスはゆっくりアナルの中からペニスを引き抜くと、ニーファを抱き締めながら横に寝転がった。眠気に耐えながら、ニーファの頭を優しく撫でる。ニーファの顔を覗くと、ニーファもうとうとし始めていた。

(寝て起きたら食事させて風呂に入れよう……)

クリスは最中に適当に蹴り飛ばしていた布団をニーファにかけると、そのまま眠ってしまった。
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