パンストおじさん、異世界でどっぴゅん☆

丸井まー(旧:まー)

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5:ワーウルフの山

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ゴー!ゴー!パンストー!
あはん♡いやん♡パンストー!
パンストー被ればー(キラッ☆)
魔法がー使えるー(えろっ☆)
えっちなー(へいっ☆)
魔法でー(いえいっ☆)
悪をたっおせ~(どっぴゅんどっぴゅん☆)
ゴー!ゴー!パンストー!
あはん♡いやん♡パンストー!
いっぱい出しちゃうぅぅ(はずかちぃぃ~☆)
それゆけ!パンストおじーさんー(ゔをっきん☆)


「……なんだその珍妙な歌は。ていうか、歌?歌なのか?」

「どゅふふ。パンストおじさんのテーマソング!魔法少女にはキャッチーなテーマソングが付きものだよね~」

「魔法少女とやらが何かは分からないがとりあえず謝れ。魔法少女に謝れ。まずもって少女じゃないだろうが変態」

「どゅふふ……魔法が使える素敵なおじさんだよ!ゔをっきん☆」

「気持ちが悪い」


『ゴブリンの森』を無事に浄化して空を飛び続けること4日。勇者一行は次の浄化予定地点である『ワーウルフの山』へと近づいている。通称『ワーウルフの山』には様々な小物の魔物が数多くいるが、中でも厄介なのがワーウルフである。数がそれなりに多く、ゴブリンよりもずっと頭がいい。戦闘力も高く、山の中には他の魔物も蔓延っていることを考えると、前回のように簡単にはいかないだろう。
その事をパンストおじさんにもキチンと説明したのだが、第一王子の説明を聞いたパンストおじさんは小躍りをして喜んだ。『けもちん!けもちん!けもちんキターーーー!!』意味が分からない。分かりたくもない。気持ちが悪い。
意味不明な歌をご機嫌に歌う、緊張感が全くないパンストおじさんに第一王子がげんなりする中、騎竜は目的地である山中に降り立った。

第一王子は死んだ魚よりも濁った目をして山頂目指して道なき道を進んでいた。
これまでに起こったことを簡潔に記す。

「ひゃっほーい!!スライムオナホー!!あっふぅ!ひんやり感が癖になるぅぅぅ!!」
現れたスライムに飛びつき、ペニスを挿入してカクカク腰を振って射精するパンストおじさん。

「触手きたーーーー!あぁん!乳首もちんぽも吸われるぅぅぅ!そんなに入ってきちゃったらケツマン壊れちゃぅぅぅん!!」
現れた触手の塊に自ら大の字で飛び込み、うねうね動く触手に犯され射精するパンストおじさん。

「どゅふふっ!うさちゃんちんぽいいよぉ!!高速ピストンで死んじゃうぅぅぅ!!」
兎に角が生えたような魔物に例の気持ちが悪い呪文?を唱えた後に好きなだけ四つん這いで犯された後、繋がったまま無駄に器用に仰向けの状態になってから射精するパンストおじさん。

「馬さん!おちんぽ!あっふぅ!!死んじゃうっ!イッちゃう!!あん!あん!ずこずこしゅごいぃぃぃぃ!!」
バイコーンに赤ん坊がおしめを替えるような体勢で犯され射精するパンストおじさん。

「あっふん!木にイカされちゃうぅん!いいよぉ!もっとずぼずぼしてぇぇぇぇ!!」
ドリアードの枝に犯され射精するパンストおじさん。ドリアードの枝……生殖器じゃないだろう?多分。意味が分からない。

「やぁぁぁん!オーガちんぽいいっ!!奥までごりゅごりゅされるぅぅぅ!!いいよぉ!イッちゃうぅぅぅ!!」
気持ちが悪い呪文で発情したオーガに犯され射精するパンストおじさん。

これだけでもお腹いっぱいで胸焼けするのに、この他にもいくつもの魔物と積極的に性行為をするパンストおじさんを見続けて、第一王子の精神はゴリゴリと削られた。パンストおじさんはいつでもノリノリで元気に喘いでいる。楽しそうで何よりだ。気持ちが悪い。

第一王子はげっそりとした顔で、歩きにくい山道を無駄に器用にスキップしているパンストおじさんに声をかけた。


「うんざりする程浄化していたが、大丈夫なのか?本番はこれからだぞ。少し休むか」

「どぅふふふ……おじさんは神様からハイパー絶倫アーンド体力無尽蔵にしてもらってるから無問題!いくらでもどっぴゅんできちゃうよーん!」

「……そうか」

「どぅふっ。精液でお腹ちゃぽちゃぽ……出すから見ててー」

「誰が見るか」


無理矢理繁みに追いやったパンストおじさんが魔物に出されまくった精液を排出している間、少しの休憩である。背嚢から水筒を取り出し、其々水分補給をしていると、第一王子の近くにいた将軍が水筒を放り投げ、素早く剣の柄を握り、剣を抜いた。どうやら本命がきたようである。第一王子も水筒を手放し、すぐに剣を抜いた。

太い剣を持ったワーウルフ達が次々と現れる。ワーウルフ達の咆哮が周囲に響き渡った。パンストおじさんはまだ繁みにいる。位置的にまだ無事な筈だが、パンストおじさんを守らなければ。第一王子は襲いかかってくるワーウルフの剣を自分の剣で受け止めながら、大きな声を出した。


「パンストおじさんは!?」

「無事です!!」


魔術師長の声がすぐに聞こえた。何体ものワーウルフ達と混戦状態になる。第一王子は馬鹿みたいに膂力があるワーウルフと必死に抗戦した。


「どゅふふー。お・ま・た・せ☆」


パンストおじさんの緊張感がない声が聞こえた。目の前のワーウルフから目を反らせず、第一王子は声だけでパンストおじさんの無事を確認した。


「はぁー。スッキリしたー。じゃあ、いっくよー!」


パンストおじさんが視界の隅に入る。
パンストおじさんが両足を肩幅より少し大きめに広げて立ち、仰け反るようにしてピンク色の可愛らしいデザインのパンツに包まれた股間を突き出した。両手を上げ、頭の後ろで組み、腰をカクカク振りながら、パンストおじさんが高らかに叫ぶ。


「勃ち上がれーい!おちんち~ん!ゔをっきん☆」


パンストおじさんの股間が光りだした。何度見ても素直に気持ちが悪い。すぐにワーウルフ達の様子が変わり始める。


「あ、そ~れ!ゔをっきん☆ゔをっきん☆がんばれがんばれ~☆」


パンストおじさんの股間の光りがどんどん強くなっていく。ワーウルフ達が剣を手放し、自分の股間を押さえだした。よくよく見なくても分かる。自慰をしている。こうなったらパンストおじさんの独壇場である。第一王子はワーウルフ達を警戒しながらも、じりじりとパンストおじさんの近くに近寄った。
繁みが揺れ、一際大きな個体が現れた。ワーウルフのボスで間違いない。ワーウルフのボスは涎を垂らしながら、毛に包まれたペニスを勃起させ、血走った目で真っ直ぐにパンストおじさんへと近づいてくる。
パンストおじさんが腰をカクカク振って股間を突き上げながら、楽しそうな笑い声を上げた。


「どゅふふ!けもちんキターーー!!けーもちん!けーもちん!皆大好きけーもちん!!」

「好きなのはお前だけだろう」


うっかりボソッと口に出てしまった第一王子である。心底気持ちが悪い。パンストおじさんが謎の気持ちが悪い呪文を倡えたら、その瞬間から変態劇場が開幕するので、頼り甲斐がある気もするのだが、やはり気持ちが悪い。

パンストおじさんがワーウルフのボスに背を向け、その場で四つん這いになった。肩を地面につけ、自分でだらしない尻肉を広げ、尻をふりふりと左右に振る。


「わんちゃーん。おちんちんよしよしの時間だよー?」

「気持ちが悪い」


ワーウルフのボスがすぐさまパンストおじさんのだらしない尻に飛びつき、ベロベロとパンストおじさんのアナルを舐め始めた。パンストおじさんが嬉しそうに腰をくねらせながら喘ぐ。


「あぁっ!いいよぉ!いいよぉ!いい子だねぇ!気持ちいいよぉ!」

「ぐるぐるぐるっ」


パンストおじさんに褒められて、ワーウルフのボスがまるで飼い犬のように尻尾を振った。他のワーウルフ達は何故だか羨ましそうにその様子を見ている。自分のペニスをしこしこしながら。

パンストおじさんが後ろ手にワーウルフのボスの頭を撫でると、ワーウルフのボスの尻尾が煩いくらい激しく左右に動く。なんだこれ。
パンストおじさんが器用に仰向けに寝転がり、自分の膝裏を持って、尻を浮かせた。


「おっぱいもペロペロしていいよぉ。おちんちんもよしよししてあげるぅ」

「わふぅーーーーん!」

「うんうん。嬉しいねぇ。どゅっふ!けもちん入ってきたぁぁん!」


ワーウルフのボスがパンストおじさんの身体に覆いかぶさり、エゲツない程太くて長い毛に包まれたペニスをパンストおじさんのアナルに突き入れた。パンストおじさんのブラジャーを鼻先でずらし、茶褐色のぷっくりと肥大したパンストおじさんの乳首をペロペロ舐めながら、カクカク激しく腰を振っている。激しく動くワーウルフの腰にパンストおじさんが両脚を絡めた。


「あぁっ!いいっ!いいっ!奥まであたるぅぅっ!!もっと!もっと!ごりゅごりゅしてぇぇぇ!!」

「はっはっはっはっはっ……」

「あぁん!あん!あっ!あはっ!いいっ!いいっ!イッちゃう!けもちんでイッちゃうぅぅ!!」

「ぐるぐるぐるっわぉぉぉぉーーーーん!!」

「あぁっ!!すごいっ!すごいっ!種付けされてるぅぅぅ!あぁぁぁぁっ!イッッくぅぅぅぅ!!」


パンストおじさんがワーウルフのボスの頭を抱きしめ、ワーウルフのボスの腰に両脚を絡めて叫んだ。射精したのだろう。ワーウルフのボスが泡のように消え去った。周囲のワーウルフ達もたちまち消えていく。
だらしなく四肢を投げ出したパンストおじさんが、荒い息を吐きながら呟いた。


「けもちん、おかわりプリーズ」

「ないわ」

「えー。じゃあ、精液出すとこ見ててよ」

「嫌だ。断る。見ない」

「出すよー。うりゃあ!あっふ!見られるのも気持ちいいぃぃぃ。恥ずかちぃぃぃよぉぉぉぉ」


見ないと言っているのに、再び赤ん坊がおしめを替えるような体勢になり、ぶゅるぶゅるぅぅっと大量の精液をアナルからひり出すパンストおじさん。毎回これである。何故かパンストおじさんは魔物に中出しされた後に出された精液をひり出すところを見せたがる。気持ちが悪い。

なんにせよ、『ワーウルフの山』は浄化完了である。第一王子の精神はゴリゴリ削られまくったが、負傷者もいない。
次に目指すは魔王城に次いで難易度が高い『ドラゴンの谷』だ。気を引き締めなければいけない。


「どゅっふふふふ……精液いっぱいおもらししちゃった☆見た?見た?」

「気持ちが悪い」


次回!
『ドラゴンの谷』パンストおじさん絶体絶命!?の巻。

(つづく)

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