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27:幸せな明日へ乾杯
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ウーゴは祖父クラウディオに相談した翌週の休日に、セオの家に来ていた。
昨夜はセオと一緒にセオ手製の美味しい夕食を食べた後、一緒に酒を飲んで、一緒にお風呂に入って、セックスを楽しんでからそのままピッタリくっついて眠りに落ちた。
もうじわじわ夏が近づいてきている。ウーゴは暑くて目が覚めた。汗ばんだ裸の身体を起こして、1度ベッドから降りて壁にかけてある空調のリモコンを弄って空調を入れた。ベッドに静かに腰かけて、小さなサイドテーブルの上の時計を見れば、まだ夜が明けてそう間がない。セオはまだぐっすり眠っている。セオの穏やかな寝顔が可愛くて、ウーゴは思わず頬を緩めた。セオを起こさないように静かにセオの隣に潜り込んで、セオの身体を緩く抱き締めた。ウーゴは二度寝をすることにして、眠るセオの唇に軽くキスをしてから目を閉じた。
ーーーーーー
頭を優しく撫でられる感触でウーゴは目を覚ました。目を閉じたまま優しい手に頭を擦りつけて懐いていると、クスクスと小さな笑い声が聞こえた。目を開けて手の主を見上げると、セオがウーゴを優しい目で見下ろして微笑んでいた。いつの間にかウーゴは裸のままのセオに膝枕されていた。ベッドの枕元に座って足を伸ばしているセオの太腿に頭を乗せ、くの字のような体勢で眠っていたようだ。腕はセオの腰に緩く絡めていた。
「おはよ。ウーゴ」
「……おはよ。足、痺れてない?」
「全然大丈夫」
「いつからこの体勢だった?」
「えー?15分くらい前?僕が起きたらウーゴが抱きついてきて、この体勢になってまた寝ちゃったよ。寝惚けてた?」
「……完全に寝惚けてた。全然記憶にないや」
「ふふっ。可愛いからいいけどね」
セオが楽しそうにクスクス笑うので、ウーゴもへらっと笑って、セオの太腿に頬擦りした。
「ははっ。髭がくすぐったいよ」
「うりゃー」
「はははっ。こらっ」
ウーゴがふざけて髭を擦りつけるようにセオの太腿を顎ですりすりすると、セオが笑ってウーゴの頭をぐちゃぐちゃに掻き回した。ウーゴも優しいセオの手の感触に笑い声をあげた。
あぁ。好きだなぁ。
ウーゴは心の底からそう思った。
ウーゴはセオの腰に絡めていた腕をほどいて、起き上がり、セオに向かってその場で正座した。
「ウーゴ?」
「セオ」
「なに?」
「好きです。結婚を前提に恋人になってください」
ウーゴは全裸のまま、そう言ってベッドの上でセオに向かって頭を下げた。所謂土下座状態である。
無言が寝室を支配した。土下座のままチラッとセオを見上げると、セオが目を見開いたまま固まっていた。
目覚まし時計のチクタクという小さな音だけが寝室に響いている。無言の時間が続く。ウーゴがじわじわ不安になって、情けなく眉毛を下げる頃になって、セオが真顔で口を開いた。
「……ウーゴ」
「はい」
「僕は超がつく程普通だよ」
「そんなことないよ。優しくて、可愛くて、料理上手で、セオの手は本当に魔法の手だ。セオに撫でてもらえるだけで俺めちゃくちゃ幸せだもん」
「……そんなことないよ……」
「そんなことあるよ。『誰か』にとってはセオは『普通』でも、『俺』にとってはセオは『特別』だ」
「ウーゴ……」
「俺はセオが好きだよ。残りの人生まるっとセオの側にいたい」
「…………」
「セオの人生含めた全てが欲しい」
「…………ウーゴ……」
セオが泣きそうに顔を歪めた。……ダメなんだろうか。ウーゴも不安が大きくなってきて、じんわり涙が滲んできた。
セオがその場に正座した。ウーゴと同じように頭を下げる。ウーゴが驚いて目を見開いていると、セオが涙で濡れた声を出した。
「……不束者ですが、お願いします」
「……は、ははっ……セオッ!」
ウーゴはガバッと頭を上げて、肩を震わせて泣いているセオの肩を掴んで頭を上げさせ、ぎゅっと強くセオを抱き締めた。
「……ウーゴ……」
「セオ、セオ、嬉しい……」
「……うん。僕も……」
ぐずぐず鼻を鳴らし始めたセオの頭を抱き締めたまま優しく撫でた。ウーゴもじんわり滲んでいた涙を溢した。嬉しくても涙って出るんだな、と暢気に思いながら、2人は落ち着くまでキツく抱き締め合って泣いていた。
ーーーーーー
ウーゴとセオが恋人になって3年目の秋に、ウーゴがプロポーズをして、翌年の夏の頭に結婚式を行った。
結婚後の2人は、中央の街の領館方面の街の入り口に程近い集合住宅の一室を借りて暮らし始めた。アイーダ・ロムルス夫婦の家と比較的近所である。アイーダとロムルスは予定通り結婚して、1年後には長男マルスが産まれていた。
フリオ達に結婚の報告をする時に、チラッとフリオから同居しないかと仄めかされたが、ウーゴはサクッと断った。主な理由はセオの通勤が大変になるからだ。セオは馬に1人では乗れないし、ウーゴは研究が佳境に入ると、どうしても勤務体系が不規則になる。毎日朝夕馬で送り迎えするのは現実問題厳しい。ちなみにアイーダも同じ理由で同居を断っていた。フリオは寂しいと拗ねていたが、エドガーが『2人きりなんて新婚さんに戻ったみたいだね』と慰めて、ついでにイチャイチャしていたので問題ない。いつまで経ってもウーゴ達の親は安定の万年熱々新婚夫婦である。それに孫のマルスが産まれてからは毎週のようにアイーダ達の家に2人揃って通っている。ついでに頻繁にウーゴ達の家にも顔を出している。ウーゴ達も初の甥っ子が可愛いので、手伝いがてら、よくアイーダ達の家に遊びに行っている。
ウーゴは相変わらず家事がヘタクソなので、フリオよろしくセオの家事の負担が減るよう、家庭用魔導製品の改造や新規開発に勤しむようになった。勿論、邪魔にならない範囲でセオのお手伝いは毎日している。
セオは優しくて、可愛くて、最高にエロくて堪らない。結婚して一緒に暮らすようになってから、益々セオに惚れ込む日々を送っている。
子供はいずれつくる予定である。施設で子供をつくるには多額の金銭が必要になる。セオは長く働いているので、一応1人はつくれるだけの貯金がある。しかし、できればもう少し2人だけの生活を楽しみたいので、子供をつくるのは早くても数年後の予定だ。
ウーゴは足取り軽くいつもよりも少し遅い時間に家に帰りついた。今日は1年目の結婚記念日である。酒好きの祖父クラウディオに聞いたセオ好みの美味しい蒸留酒を買って帰った。セオの喜ぶ顔を想像して、にへっとだらしなく笑いながら、ウーゴはご機嫌に自宅の玄関のドアを開けた。
「ただいまー」
玄関から入ってすぐの所でウーゴがそう言うと、奥の台所の方からセオの『おかえりー』という声が聞こえてきた。夕食のいい香りがウーゴのいる所にまで香ってきている。ゆるゆるに緩んだ顔で家の奥に足を進めると、台所からエプロンで手を拭きながらセオがパタパタと出てきた。セオがにっこり笑って抱きついてきたので、ウーゴはご機嫌にセオの身体を抱き締めた。
「おかえり、ウーゴ」
「ただいま、セオ」
ただいまのキスにしては長いキスをして、ウーゴはセオを抱き締めたまま、すりすりと額をセオの肩に擦りつけた。セオが笑いながらウーゴの頭を優しく撫でてくれる。これが2人の毎日の日課である。
ウーゴが満足するまでセオに撫でてもらうと、漸く身体を離して、セオにプレゼントを手渡した。酒屋でキレイに包装してもらった蒸留酒である。
「はい。これ、結婚記念日だから」
「わ、ありがと。ウーゴ。僕も用意してたんだ。すぐに持ってくるよ」
「ほんと?ありがと、セオ」
「ふふっ。ちょっと待ってて」
セオが嬉しそうに笑って、ウーゴの頬にキスをしてから、パタパタと寝室に向かって走っていった。セオはすぐに戻ってきた。やや細長い箱状のキレイに包装されたものを片手に。
「はい。結婚記念日のお祝い」
「ありがと!セオ!」
「折角だから同時に開ける?」
「うん」
ウーゴとセオは居間のテーブルに各々のプレゼントを置いて、同時に丁寧に包装を開けた。セオからのプレゼントは杏の酒だった。それも10年ものの。ウーゴは思わず歓声をあげた。
セオもウーゴが贈った蒸留酒を手にとって、嬉しそうに笑った。
どうやら同じようなことを考えていたみたいだ。なんだか照れくさくて、セオと顔を見合わせて笑った。
セオが大急ぎで仕上げたご馳走をテーブルに並べて、各々贈り合った酒を結婚した時に買ったお揃いのグラスに注ぐ。
セオはキツい蒸留酒。ウーゴは甘い果実酒。
グラスを持ち上げると、カランと小さく酒に浮かぶ氷が音を奏でた。
「乾杯する?」
「する」
「結婚記念日に」
「幸せな明日へ」
「「乾杯」」
カチンとグラスを軽くぶつけあって、ウーゴとセオは互いに見つめ合って微笑んで、グラスに口をつけた。
〈完〉
昨夜はセオと一緒にセオ手製の美味しい夕食を食べた後、一緒に酒を飲んで、一緒にお風呂に入って、セックスを楽しんでからそのままピッタリくっついて眠りに落ちた。
もうじわじわ夏が近づいてきている。ウーゴは暑くて目が覚めた。汗ばんだ裸の身体を起こして、1度ベッドから降りて壁にかけてある空調のリモコンを弄って空調を入れた。ベッドに静かに腰かけて、小さなサイドテーブルの上の時計を見れば、まだ夜が明けてそう間がない。セオはまだぐっすり眠っている。セオの穏やかな寝顔が可愛くて、ウーゴは思わず頬を緩めた。セオを起こさないように静かにセオの隣に潜り込んで、セオの身体を緩く抱き締めた。ウーゴは二度寝をすることにして、眠るセオの唇に軽くキスをしてから目を閉じた。
ーーーーーー
頭を優しく撫でられる感触でウーゴは目を覚ました。目を閉じたまま優しい手に頭を擦りつけて懐いていると、クスクスと小さな笑い声が聞こえた。目を開けて手の主を見上げると、セオがウーゴを優しい目で見下ろして微笑んでいた。いつの間にかウーゴは裸のままのセオに膝枕されていた。ベッドの枕元に座って足を伸ばしているセオの太腿に頭を乗せ、くの字のような体勢で眠っていたようだ。腕はセオの腰に緩く絡めていた。
「おはよ。ウーゴ」
「……おはよ。足、痺れてない?」
「全然大丈夫」
「いつからこの体勢だった?」
「えー?15分くらい前?僕が起きたらウーゴが抱きついてきて、この体勢になってまた寝ちゃったよ。寝惚けてた?」
「……完全に寝惚けてた。全然記憶にないや」
「ふふっ。可愛いからいいけどね」
セオが楽しそうにクスクス笑うので、ウーゴもへらっと笑って、セオの太腿に頬擦りした。
「ははっ。髭がくすぐったいよ」
「うりゃー」
「はははっ。こらっ」
ウーゴがふざけて髭を擦りつけるようにセオの太腿を顎ですりすりすると、セオが笑ってウーゴの頭をぐちゃぐちゃに掻き回した。ウーゴも優しいセオの手の感触に笑い声をあげた。
あぁ。好きだなぁ。
ウーゴは心の底からそう思った。
ウーゴはセオの腰に絡めていた腕をほどいて、起き上がり、セオに向かってその場で正座した。
「ウーゴ?」
「セオ」
「なに?」
「好きです。結婚を前提に恋人になってください」
ウーゴは全裸のまま、そう言ってベッドの上でセオに向かって頭を下げた。所謂土下座状態である。
無言が寝室を支配した。土下座のままチラッとセオを見上げると、セオが目を見開いたまま固まっていた。
目覚まし時計のチクタクという小さな音だけが寝室に響いている。無言の時間が続く。ウーゴがじわじわ不安になって、情けなく眉毛を下げる頃になって、セオが真顔で口を開いた。
「……ウーゴ」
「はい」
「僕は超がつく程普通だよ」
「そんなことないよ。優しくて、可愛くて、料理上手で、セオの手は本当に魔法の手だ。セオに撫でてもらえるだけで俺めちゃくちゃ幸せだもん」
「……そんなことないよ……」
「そんなことあるよ。『誰か』にとってはセオは『普通』でも、『俺』にとってはセオは『特別』だ」
「ウーゴ……」
「俺はセオが好きだよ。残りの人生まるっとセオの側にいたい」
「…………」
「セオの人生含めた全てが欲しい」
「…………ウーゴ……」
セオが泣きそうに顔を歪めた。……ダメなんだろうか。ウーゴも不安が大きくなってきて、じんわり涙が滲んできた。
セオがその場に正座した。ウーゴと同じように頭を下げる。ウーゴが驚いて目を見開いていると、セオが涙で濡れた声を出した。
「……不束者ですが、お願いします」
「……は、ははっ……セオッ!」
ウーゴはガバッと頭を上げて、肩を震わせて泣いているセオの肩を掴んで頭を上げさせ、ぎゅっと強くセオを抱き締めた。
「……ウーゴ……」
「セオ、セオ、嬉しい……」
「……うん。僕も……」
ぐずぐず鼻を鳴らし始めたセオの頭を抱き締めたまま優しく撫でた。ウーゴもじんわり滲んでいた涙を溢した。嬉しくても涙って出るんだな、と暢気に思いながら、2人は落ち着くまでキツく抱き締め合って泣いていた。
ーーーーーー
ウーゴとセオが恋人になって3年目の秋に、ウーゴがプロポーズをして、翌年の夏の頭に結婚式を行った。
結婚後の2人は、中央の街の領館方面の街の入り口に程近い集合住宅の一室を借りて暮らし始めた。アイーダ・ロムルス夫婦の家と比較的近所である。アイーダとロムルスは予定通り結婚して、1年後には長男マルスが産まれていた。
フリオ達に結婚の報告をする時に、チラッとフリオから同居しないかと仄めかされたが、ウーゴはサクッと断った。主な理由はセオの通勤が大変になるからだ。セオは馬に1人では乗れないし、ウーゴは研究が佳境に入ると、どうしても勤務体系が不規則になる。毎日朝夕馬で送り迎えするのは現実問題厳しい。ちなみにアイーダも同じ理由で同居を断っていた。フリオは寂しいと拗ねていたが、エドガーが『2人きりなんて新婚さんに戻ったみたいだね』と慰めて、ついでにイチャイチャしていたので問題ない。いつまで経ってもウーゴ達の親は安定の万年熱々新婚夫婦である。それに孫のマルスが産まれてからは毎週のようにアイーダ達の家に2人揃って通っている。ついでに頻繁にウーゴ達の家にも顔を出している。ウーゴ達も初の甥っ子が可愛いので、手伝いがてら、よくアイーダ達の家に遊びに行っている。
ウーゴは相変わらず家事がヘタクソなので、フリオよろしくセオの家事の負担が減るよう、家庭用魔導製品の改造や新規開発に勤しむようになった。勿論、邪魔にならない範囲でセオのお手伝いは毎日している。
セオは優しくて、可愛くて、最高にエロくて堪らない。結婚して一緒に暮らすようになってから、益々セオに惚れ込む日々を送っている。
子供はいずれつくる予定である。施設で子供をつくるには多額の金銭が必要になる。セオは長く働いているので、一応1人はつくれるだけの貯金がある。しかし、できればもう少し2人だけの生活を楽しみたいので、子供をつくるのは早くても数年後の予定だ。
ウーゴは足取り軽くいつもよりも少し遅い時間に家に帰りついた。今日は1年目の結婚記念日である。酒好きの祖父クラウディオに聞いたセオ好みの美味しい蒸留酒を買って帰った。セオの喜ぶ顔を想像して、にへっとだらしなく笑いながら、ウーゴはご機嫌に自宅の玄関のドアを開けた。
「ただいまー」
玄関から入ってすぐの所でウーゴがそう言うと、奥の台所の方からセオの『おかえりー』という声が聞こえてきた。夕食のいい香りがウーゴのいる所にまで香ってきている。ゆるゆるに緩んだ顔で家の奥に足を進めると、台所からエプロンで手を拭きながらセオがパタパタと出てきた。セオがにっこり笑って抱きついてきたので、ウーゴはご機嫌にセオの身体を抱き締めた。
「おかえり、ウーゴ」
「ただいま、セオ」
ただいまのキスにしては長いキスをして、ウーゴはセオを抱き締めたまま、すりすりと額をセオの肩に擦りつけた。セオが笑いながらウーゴの頭を優しく撫でてくれる。これが2人の毎日の日課である。
ウーゴが満足するまでセオに撫でてもらうと、漸く身体を離して、セオにプレゼントを手渡した。酒屋でキレイに包装してもらった蒸留酒である。
「はい。これ、結婚記念日だから」
「わ、ありがと。ウーゴ。僕も用意してたんだ。すぐに持ってくるよ」
「ほんと?ありがと、セオ」
「ふふっ。ちょっと待ってて」
セオが嬉しそうに笑って、ウーゴの頬にキスをしてから、パタパタと寝室に向かって走っていった。セオはすぐに戻ってきた。やや細長い箱状のキレイに包装されたものを片手に。
「はい。結婚記念日のお祝い」
「ありがと!セオ!」
「折角だから同時に開ける?」
「うん」
ウーゴとセオは居間のテーブルに各々のプレゼントを置いて、同時に丁寧に包装を開けた。セオからのプレゼントは杏の酒だった。それも10年ものの。ウーゴは思わず歓声をあげた。
セオもウーゴが贈った蒸留酒を手にとって、嬉しそうに笑った。
どうやら同じようなことを考えていたみたいだ。なんだか照れくさくて、セオと顔を見合わせて笑った。
セオが大急ぎで仕上げたご馳走をテーブルに並べて、各々贈り合った酒を結婚した時に買ったお揃いのグラスに注ぐ。
セオはキツい蒸留酒。ウーゴは甘い果実酒。
グラスを持ち上げると、カランと小さく酒に浮かぶ氷が音を奏でた。
「乾杯する?」
「する」
「結婚記念日に」
「幸せな明日へ」
「「乾杯」」
カチンとグラスを軽くぶつけあって、ウーゴとセオは互いに見つめ合って微笑んで、グラスに口をつけた。
〈完〉
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