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64:お話し合いパート2
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部屋に引き上げると、ゴンドロフはすぐに消音魔導具を起動させた。昨夜もセックスをしたので地味に腰が痛いが、玩具とやらで遊んでみたいのでやる気満々である。楽しいことも気持ちいいことも大好きだ。
ゴンドロフがいそいそと寝間着とパンツを脱ぎ捨てて全裸になると、アキムが何故か股間をもっこりさせながら小さめの紙袋で自分の顔を隠していた。
「なにしてんだ。お前」
「気にしないでくださいっ! ちょっとね! なんかね!」
「あー? うりゃ」
「あーー! 紙袋返してくださいよ!」
「うわ。顔真っ赤。ほんとにどうしたんだよ。風呂では……まぁちんこは勃ってたけど、いつも通りだったじゃねぇか」
「いやっ! なんかっ! ねっ!」
「さっぱり分からん」
「…………ゴンちゃんとセックスすんだなぁと思ったら、なんかこう……ぐわぁぁぁぁっときて?」
「うん! 分かんねぇ! こまけぇこたぁいいから、さっさとセックスすんぞ」
「セックスはしてぇけども! あーー。……その前に、ちょっと話しません?」
「あー? 構わねぇけどよ」
「とっ、とりあえずベッドで……」
「もっこりしてっと面白くて話に集中できねぇから、お前も脱げよー」
「あ、はい」
何故か真っ赤な顔をしたアキムがのろのろと服を脱ぎ、全裸になってベッドに上がった。妙に緊張して正座をしているアキムの前に胡座をかいて座る。真剣な顔で緊張した様子のくせに、ペニスがギンギンに元気いっぱい勃起しているのが正直かなり面白い。
ゴンドロフはうっかり吹き出さないように唇をむにむに動かした。
「実はですね」
「おう」
「……本当は昨日話そうかと思ってたんすけど、なんか肉欲に流されちゃって話どころじゃなくなっちゃって」
「昨日は盛り上がったもんな。2人だけのセックス祭り。ちゅーどころか、噛みついたり痕つけたり好き放題だったな。まぁ気持ちよかったし興奮したから別に構わんが」
「……ゴンちゃんが不在の間に色々考えてみたんすよ」
「おぅ。なにを?」
「……あー……その……俺ってゴンちゃんが好きなんすか?」
「いや、それを俺に聞かれても。お前の気持ちはお前にしか分からんだろ」
「そうなんすけどぉ! ……だっ、だってー! ゴンちゃんにキスされるとなんか頭がふわふわすっしー! でも全然嫌じゃねぇしー! 相手めちゃくちゃ顔怖い厳ついおっさんなのにー! むしろ嬉しいー! みてぇな!? ほんとにわっけわかんなくてぇ!」
「お、おぅ……」
「ぶっちゃけ俺恋愛童貞だから『恋』とか『好き』とか全然感覚的に分かんないんすよー!! なにこの状態!? 俺ってゴンちゃんが好きなの!? どうなの!?」
「あーー……まぁ落ち着け。とりあえず一般論的に考えてみるか」
「うぃっす」
「一般論的には、恋をするとその相手のことばかり考えてしまったり、キスとかハグとかセックスがしたくなったり、相手を独占したいとか思う……らしい! で? どうなんだ?」
アキムが真っ赤な顔のまま、考えるように腕を組んで天井を見上げた。
「ゴンちゃんがキスしまくるせいで、ここ暫く暇さえあればゴンちゃんのこと考えてますね」
「マジかよ」
「マジっす。セックスはしてぇっす。ハグも嫌じゃねぇっす。キッ、キスもしてぇような?」
「お、おぅ」
「ゴンちゃんを独占……今更他の男に走られるのはめちゃくちゃ嫌っす。ゴンちゃんのおっぱい枕は俺のだし。たまにリリンに貸してやってっけど」
「俺の胸筋は俺のだからな?」
「ゴンちゃんが他の奴におっぱい枕したり、セックスすんのはなんかやだ」
「お、おぅ……そうか。……やべぇな。一般論的に考えるなら、お前は俺のことが好きだ!」
「マジか!」
「マジだ!」
「おっ、俺がゴンちゃんのこと好きだと仮定しますー。じゃあ、ゴンちゃんは? 俺のこと好き? 人としてではなくて、一般論的に考えてみてくださいっす」
「あー? 仕事の移動中ん時とか、土産を何にしたら喜ぶかとか考えてんな。あと、晩飯とかうめぇもん食わせてやりてぇなぁとか? 逆にお前が作るもん食いてぇなぁとか? 一緒に楽しいこと探しすんのはめちゃくちゃ楽しい……と思ってる」
「そ、そうっすか。……次!」
「セックスばんざい」
「あ、はい。快楽主義者でしたね! そういえば!」
「ハグは嫌じゃねぇし、ちゅーも嫌じゃねぇな。お前の反応が面白いからちゅーしまくってたけど、セックス中のちゅーはなんか興奮すんし、気持ちいいし、割と好きかもせん。セックスん時以外のちゅーもまぁ楽しい」
「楽しいのかぁ……次!」
「独占……いや、そもそも既にお前は俺専属ちんこになってんだしよ。他の奴にちんこ盗られるかもって考えたことねぇわ」
「ちんこ単体じゃなくて俺本体!!」
「本体も含めて、俺専属」
「あ、はい。……これって一般論的に考えてたら、ゴンちゃんも俺のこと好きなのでは?」
「あー? でもよ、若い頃の恋みたいに、ちょっとしたことでドキドキしたり、なんかときめいたりとかねぇぞ」
「ないのかー。ときめきはよく分かんねぇけど、俺はゴンちゃんにキスされるとなんかすげぇ心臓バクバクするんすけど」
「マジかー。……あ」
「なんすか?」
「デーリが前に言ってたんだよな。『恋を通り越したら愛になる』って。愛なのか? これ」
「あ、愛……待って! なんかすげぇ恥ずかしくなってきた!!」
「奇遇だな! 俺もだ! この話題続けるのか?」
「一応続けますよー! だって! なんかもう白黒ハッキリさせときてぇし!」
「お、おぅ」
「俺がゴンちゃんを好きだと仮定します! ゴンちゃんは俺をあっ、愛してるって仮定します! これって、そのあの、あれですよ! りょっ、両想いってやつなのでは!?」
「そう……なんのか!?」
「多分? 多分! 多分両想いっす!」
「えーー。マジかよ。んじゃ、恋人とかになんのかぁ?」
「ゴンちゃん的にはどうなんすか!? その、俺と恋人って!」
「恋人なんぞできたことねぇし、恋人になったとしても何をどうすりゃいいのか全く分かんねぇ」
「あ、はい。俺も恋愛童貞なんで、恋人って何したらいいのか、よく分かんねぇっす」
「恋人って、ちゅーしてセックスする以外でなんかすんのか?」
「えー? デート? デートって何すんだろ……? キスしてセックス?」
「よし。俺達2人で考えても多分よく分かんねぇままだ。こういう時は知恵を借りるぞ」
「と、言うと?」
「デーリに相談しに行く」
「マジっすか。やだー! なんか恥ずかしいーー!!」
「アイナに相談するよりマシだろぉがよぉ!!」
「それはそうっすけどーー!!」
「安心しろ! 俺がお前とセックスしまくってっことは知ってっし!」
「セックスしてるの知られてるのは今更だけど、恋愛童貞なのがバレるのなんかやだーー! ガチで恥ずかしいんすけどー!!」
「諦めろ。よっ! 恋愛童貞!」
「乳首もぎ取っていいっすか?」
「だめ。お前の大好きなおっぱい枕の付属品がなくなるぞ」
「それはやだ。ゴンちゃんのおっぱい枕は俺のだし。……もしや、これが世に言う独占欲?」
「若干方向性がズレてる気がしないでもない。まぁ、別に構わんが」
「んじゃ、こういうことは早めの方がいいんで、明日の午後にでもデーリさんとこ行きたいっす」
「おぅ。いいぞ。デーリんとこで恋愛童貞の赤裸々相談会な」
「俺を揶揄うの禁止ぃぃ!! 俺は! ガチで! 真剣なんすよぉ!!」
「えー。しょうがねぇなぁ。程々にしていてやるよ」
「そうしてくださいー」
「で?」
「なんすか?」
「お前のちんこは未だに元気いっぱいで、更には大人の玩具もある訳なんだが」
「あ、はい」
「とりあえずごちゃごちゃ考えるのは横に置いといて。セックスすんぞー。セーックス」
「うぃーっす」
「つーか、真面目な? 話をしてる時にずっとちんこをおっ勃っててたお前に吹き出さなかった俺を褒めろ。ちょー褒めろ」
「ゴンちゃんすごい! なんで萎えなかったの!? 俺のちんこ!!」
「面白すぎてそろそろ限界」
「…………笑いたければどうぞ」
「ぶっは! だはははははっ! ごほっ! ぶっ! くっくっくっくっ! だーっはっはっはっ! やべー! なんでお前ずっとちんこおっ勃っててんだよ!!」
「笑い過ぎだーー!! 萎えなかったんだからしょうがないでしょー!?」
「だっはっはっはっは! むりっ! 腹いてぇ! 腹筋割れる!!」
「もうバキバキに割れてるくせに!? もー! 色気もクソもないー!」
「あー? 俺とお前でそんなもんあったことあるか?」
「ないっすね!」
「だよな。おら。ちょっと落ち着いたから、とっととこいよ。セックスしまくんぞー。あ、三発までな」
「うぃーっす」
「あ、ちゅーしてやろうか?」
「そっ、それは……あ、後ででいいっす……」
「ぶっは! 顔真っ赤!」
「うっせーですよー! はいはい! 気を取り直してセックスしますよ! セックス!」
「おー」
ゴンドロフは顔が赤いアキムにニヤニヤしながら、隙をみてキスしてやろうと思った。
アキムのことが恋愛的な意味で好きなのか、恋を通り越して愛になっているのか、自分でも全然分からない。
分からないが、デーリに話したら、胸の中にあるじんわりと温かい何かに名前がつくかもしれない。
ゴンドロフはなんとなくアキムの手を握って指を絡め、アキムの手を引っ張って引き寄せると、触れるだけのキスをした。
ゴンドロフがいそいそと寝間着とパンツを脱ぎ捨てて全裸になると、アキムが何故か股間をもっこりさせながら小さめの紙袋で自分の顔を隠していた。
「なにしてんだ。お前」
「気にしないでくださいっ! ちょっとね! なんかね!」
「あー? うりゃ」
「あーー! 紙袋返してくださいよ!」
「うわ。顔真っ赤。ほんとにどうしたんだよ。風呂では……まぁちんこは勃ってたけど、いつも通りだったじゃねぇか」
「いやっ! なんかっ! ねっ!」
「さっぱり分からん」
「…………ゴンちゃんとセックスすんだなぁと思ったら、なんかこう……ぐわぁぁぁぁっときて?」
「うん! 分かんねぇ! こまけぇこたぁいいから、さっさとセックスすんぞ」
「セックスはしてぇけども! あーー。……その前に、ちょっと話しません?」
「あー? 構わねぇけどよ」
「とっ、とりあえずベッドで……」
「もっこりしてっと面白くて話に集中できねぇから、お前も脱げよー」
「あ、はい」
何故か真っ赤な顔をしたアキムがのろのろと服を脱ぎ、全裸になってベッドに上がった。妙に緊張して正座をしているアキムの前に胡座をかいて座る。真剣な顔で緊張した様子のくせに、ペニスがギンギンに元気いっぱい勃起しているのが正直かなり面白い。
ゴンドロフはうっかり吹き出さないように唇をむにむに動かした。
「実はですね」
「おう」
「……本当は昨日話そうかと思ってたんすけど、なんか肉欲に流されちゃって話どころじゃなくなっちゃって」
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「……ゴンちゃんが不在の間に色々考えてみたんすよ」
「おぅ。なにを?」
「……あー……その……俺ってゴンちゃんが好きなんすか?」
「いや、それを俺に聞かれても。お前の気持ちはお前にしか分からんだろ」
「そうなんすけどぉ! ……だっ、だってー! ゴンちゃんにキスされるとなんか頭がふわふわすっしー! でも全然嫌じゃねぇしー! 相手めちゃくちゃ顔怖い厳ついおっさんなのにー! むしろ嬉しいー! みてぇな!? ほんとにわっけわかんなくてぇ!」
「お、おぅ……」
「ぶっちゃけ俺恋愛童貞だから『恋』とか『好き』とか全然感覚的に分かんないんすよー!! なにこの状態!? 俺ってゴンちゃんが好きなの!? どうなの!?」
「あーー……まぁ落ち着け。とりあえず一般論的に考えてみるか」
「うぃっす」
「一般論的には、恋をするとその相手のことばかり考えてしまったり、キスとかハグとかセックスがしたくなったり、相手を独占したいとか思う……らしい! で? どうなんだ?」
アキムが真っ赤な顔のまま、考えるように腕を組んで天井を見上げた。
「ゴンちゃんがキスしまくるせいで、ここ暫く暇さえあればゴンちゃんのこと考えてますね」
「マジかよ」
「マジっす。セックスはしてぇっす。ハグも嫌じゃねぇっす。キッ、キスもしてぇような?」
「お、おぅ」
「ゴンちゃんを独占……今更他の男に走られるのはめちゃくちゃ嫌っす。ゴンちゃんのおっぱい枕は俺のだし。たまにリリンに貸してやってっけど」
「俺の胸筋は俺のだからな?」
「ゴンちゃんが他の奴におっぱい枕したり、セックスすんのはなんかやだ」
「お、おぅ……そうか。……やべぇな。一般論的に考えるなら、お前は俺のことが好きだ!」
「マジか!」
「マジだ!」
「おっ、俺がゴンちゃんのこと好きだと仮定しますー。じゃあ、ゴンちゃんは? 俺のこと好き? 人としてではなくて、一般論的に考えてみてくださいっす」
「あー? 仕事の移動中ん時とか、土産を何にしたら喜ぶかとか考えてんな。あと、晩飯とかうめぇもん食わせてやりてぇなぁとか? 逆にお前が作るもん食いてぇなぁとか? 一緒に楽しいこと探しすんのはめちゃくちゃ楽しい……と思ってる」
「そ、そうっすか。……次!」
「セックスばんざい」
「あ、はい。快楽主義者でしたね! そういえば!」
「ハグは嫌じゃねぇし、ちゅーも嫌じゃねぇな。お前の反応が面白いからちゅーしまくってたけど、セックス中のちゅーはなんか興奮すんし、気持ちいいし、割と好きかもせん。セックスん時以外のちゅーもまぁ楽しい」
「楽しいのかぁ……次!」
「独占……いや、そもそも既にお前は俺専属ちんこになってんだしよ。他の奴にちんこ盗られるかもって考えたことねぇわ」
「ちんこ単体じゃなくて俺本体!!」
「本体も含めて、俺専属」
「あ、はい。……これって一般論的に考えてたら、ゴンちゃんも俺のこと好きなのでは?」
「あー? でもよ、若い頃の恋みたいに、ちょっとしたことでドキドキしたり、なんかときめいたりとかねぇぞ」
「ないのかー。ときめきはよく分かんねぇけど、俺はゴンちゃんにキスされるとなんかすげぇ心臓バクバクするんすけど」
「マジかー。……あ」
「なんすか?」
「デーリが前に言ってたんだよな。『恋を通り越したら愛になる』って。愛なのか? これ」
「あ、愛……待って! なんかすげぇ恥ずかしくなってきた!!」
「奇遇だな! 俺もだ! この話題続けるのか?」
「一応続けますよー! だって! なんかもう白黒ハッキリさせときてぇし!」
「お、おぅ」
「俺がゴンちゃんを好きだと仮定します! ゴンちゃんは俺をあっ、愛してるって仮定します! これって、そのあの、あれですよ! りょっ、両想いってやつなのでは!?」
「そう……なんのか!?」
「多分? 多分! 多分両想いっす!」
「えーー。マジかよ。んじゃ、恋人とかになんのかぁ?」
「ゴンちゃん的にはどうなんすか!? その、俺と恋人って!」
「恋人なんぞできたことねぇし、恋人になったとしても何をどうすりゃいいのか全く分かんねぇ」
「あ、はい。俺も恋愛童貞なんで、恋人って何したらいいのか、よく分かんねぇっす」
「恋人って、ちゅーしてセックスする以外でなんかすんのか?」
「えー? デート? デートって何すんだろ……? キスしてセックス?」
「よし。俺達2人で考えても多分よく分かんねぇままだ。こういう時は知恵を借りるぞ」
「と、言うと?」
「デーリに相談しに行く」
「マジっすか。やだー! なんか恥ずかしいーー!!」
「アイナに相談するよりマシだろぉがよぉ!!」
「それはそうっすけどーー!!」
「安心しろ! 俺がお前とセックスしまくってっことは知ってっし!」
「セックスしてるの知られてるのは今更だけど、恋愛童貞なのがバレるのなんかやだーー! ガチで恥ずかしいんすけどー!!」
「諦めろ。よっ! 恋愛童貞!」
「乳首もぎ取っていいっすか?」
「だめ。お前の大好きなおっぱい枕の付属品がなくなるぞ」
「それはやだ。ゴンちゃんのおっぱい枕は俺のだし。……もしや、これが世に言う独占欲?」
「若干方向性がズレてる気がしないでもない。まぁ、別に構わんが」
「んじゃ、こういうことは早めの方がいいんで、明日の午後にでもデーリさんとこ行きたいっす」
「おぅ。いいぞ。デーリんとこで恋愛童貞の赤裸々相談会な」
「俺を揶揄うの禁止ぃぃ!! 俺は! ガチで! 真剣なんすよぉ!!」
「えー。しょうがねぇなぁ。程々にしていてやるよ」
「そうしてくださいー」
「で?」
「なんすか?」
「お前のちんこは未だに元気いっぱいで、更には大人の玩具もある訳なんだが」
「あ、はい」
「とりあえずごちゃごちゃ考えるのは横に置いといて。セックスすんぞー。セーックス」
「うぃーっす」
「つーか、真面目な? 話をしてる時にずっとちんこをおっ勃っててたお前に吹き出さなかった俺を褒めろ。ちょー褒めろ」
「ゴンちゃんすごい! なんで萎えなかったの!? 俺のちんこ!!」
「面白すぎてそろそろ限界」
「…………笑いたければどうぞ」
「ぶっは! だはははははっ! ごほっ! ぶっ! くっくっくっくっ! だーっはっはっはっ! やべー! なんでお前ずっとちんこおっ勃っててんだよ!!」
「笑い過ぎだーー!! 萎えなかったんだからしょうがないでしょー!?」
「だっはっはっはっは! むりっ! 腹いてぇ! 腹筋割れる!!」
「もうバキバキに割れてるくせに!? もー! 色気もクソもないー!」
「あー? 俺とお前でそんなもんあったことあるか?」
「ないっすね!」
「だよな。おら。ちょっと落ち着いたから、とっととこいよ。セックスしまくんぞー。あ、三発までな」
「うぃーっす」
「あ、ちゅーしてやろうか?」
「そっ、それは……あ、後ででいいっす……」
「ぶっは! 顔真っ赤!」
「うっせーですよー! はいはい! 気を取り直してセックスしますよ! セックス!」
「おー」
ゴンドロフは顔が赤いアキムにニヤニヤしながら、隙をみてキスしてやろうと思った。
アキムのことが恋愛的な意味で好きなのか、恋を通り越して愛になっているのか、自分でも全然分からない。
分からないが、デーリに話したら、胸の中にあるじんわりと温かい何かに名前がつくかもしれない。
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