厳ついおっさんが女体化しても厳ついおばさんにしかならねぇんだよ!

丸井まー(旧:まー)

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 定宿に戻ったゴンドロフは、やることが特にないので、宿の裏庭で筋トレを始めた。鍛錬している間は余計なことを考えなくて済むのでいい。筋肉は頑張れば頑張る程応えてくれる。ゴンドロフは努力の証である自分の筋肉が一番大好きである。

 満足するまで筋トレに励むと、ゴンドロフは部屋に戻った。定宿には共用風呂があり、いつもはそこを使うのだが、男湯には入れないし、女湯に入るのもどうかと思う。ゴンドロフは暫し悩んでから、階下に向かい、宿の者にお湯を持ってきてもらうよう頼んだ。
 定宿にいる時くらい毎日風呂に入りたいが、今の身体では男湯にも女湯にも入れない。男の身体に戻るまでは、お湯で身体を拭くだけになりそうだ。

 宿の者が盥にお湯を入れて運んできてくれたので、ゴンドロフは汗びっちょりの服を脱ぎ、タオルをお湯に浸して絞り、汗だくの身体を拭き始めた。股の間もしっかりと拭く。
 ゴンドロフは全身を拭いてスッキリすると、服を着てから盥を返しに行った。

 再び部屋に戻ったゴンドロフは、ごろんとベッドに寝転がった。ギルドが閉まる時間帯まで、まだそれなりに時間がある。ゴンドロフは読み書きが一応できるが、本を読むのは好きじゃない。暇な時は、娼館に行って娼婦を買うか、賭博場へ行って博打を楽しんでいた。
 今は眠くもないし、何か暇潰しになるようなものはないだろうか。

 ぼーっと天井を見上げながら考えたゴンドロフは、起き上がってズボンとパンツを脱いだ。暇だし、まんこで感じることができるか試してみよう。

 ゴンドロフは寝転がったまま、膝を立てて足を広げた。自分の股間に手を伸ばし、ぷっくりと柔らかい肉厚の肉襞を指先でなぞる。肉襞の周りにも陰毛が生えている。指を伸ばしてアナルに触れれば、がっつりケツ毛も生えていた。男の身体の時は毛深い方だったので、まぁそりゃあ生えてるよな、と妙に納得した。

 ゴンドロフはとりあえずクリトリスを弄ってみようと、ぴったり閉じている肉厚の肉襞の中に指を入れ、ちょこんとした突起に優しく触れた。
 硬い指先で円を描くように優しくクリトリスをすりすり撫で回すと、ペニスを弄る時とは少し違った感覚がする。じわじわと気持ちよくなってくる。
 クリトリスからまんこの孔の方へと指を滑らせれば、まんこの孔が濡れていた。ぬるぬるする愛液を指先にまとわりつかせ、ぬるつく指でクリトリスをすりすり擦りまくる。射精感とは違う、身体の中で熱が高まっていく感覚がなんかいい。


「ふっ、はっ、はっ、あ゛ーーっ、ははっ! このままっ、イケそうっ、ふっ、ふっ、ふん゛ん゛ん゛っ!」


 少し強めにクリトリスを擦れば、身体の中で暴れ回っていた熱が弾け飛んだ。ゴンドロフはビクンッと腰を突き上げた。ぷしゃぁぁぁぁっと尿道から勢いよく透明な液体が吹き出すのを見て、ゴンドロフは驚いて目を見開いた。


「……処女で潮吹きとか、俺の身体ドスケベ過ぎじゃね?」


 射精した時よりも長引く快感にぼんやりしながら、くにくに優しくピンと勃ったクリトリスを弄り、今度はまんこの孔の表面を優しく撫で回す。まんこの孔はぬるっぬるに濡れていて、じんわりと気持ちがいい。
 ゴンドロフはまんこの孔にゆっくりと中指を入れてみた。異物感がちょっと気持ち悪いが、不快で堪らないという程でもない。膣内の気持ちがいいところを探るように指を動かし、ほんの微かにざらついたところを指の腹で撫でると、じわぁっと気持ちがいい。

 ゴンドロフは娼婦に手まんする時のように、じわっと気持ちがいいところを指の腹で押さえながら、膣全体を揺らすように手を動かし始めた。じんわりとした快感が、明確な快感へと変わっていく。まんこの中を弄りながら、掌の付け根でクリトリスを押し潰すようにすれば、もっと気持ちがいい。


「お゛っ、ふっ、ふっ、あ゛ーーっ、は、は、ははっ、まんこっ、やべぇなっ、いくっ、ふはっ! あ゛ーーっ、またっ、いぐっ、ん゛ーーーーっ!」


 ゴンドロフは手を小刻みに振動させるように動かして、膣内の気持ちがいいところを中心に、クリトリスもまとめて刺激しまくった。身体の中でぱぁんと熱が弾け飛び、手に熱い液体がかかる。また潮を吹いたようだ。
 射精した後は割とすぐに快感と興奮が冷めるが、まんこでイクと快感の余韻がずっと長い。
 ゴンドロフはまんこの孔に指を突っ込んだまま、はぁー、はぁー、と荒い息を吐きつつ、快感の余韻に浸った。

 まんこ舐めていた。めちゃくちゃ気持ちがいい。ゴンドロフは荒い息が整うと、もう一発……と指を動かし始めた。

 一発どころか三発立て続けにまんこでイッたゴンドロフは、濡れ濡れのまんこをシーツで拭いてから、ベッドから下りてパンツとズボンを穿いた。
 そろそろギルドが閉まる時間帯である。潮と愛液でびっしゃんこなシーツを引っぺがし、丸めて、宿の洗濯物置き場に持っていく。

 ゴンドロフはズボンのポケットに財布と部屋の鍵を突っ込むと、宿を出てギルドを目指して歩き始めた。
 歩きながら、ゴンドロフは考えた。
 自分の指であれだけ気持ちがいいのなら、ちんこを挿れたらもっと気持ちがいいのだろう。先程までの快感を思い出したら、じわぁっとまんこが濡れる感覚がした。
 アキムのテクニックとペニスはどれだけのものだろうか。遊び人ならば、それなりに上手い筈である。

 ゴンドロフの中で、男に抱かれる気持ち悪さよりも、快感への期待の方が大きくなった。まんこがヤバいくらい気持ちいいからしょうがない。
 ゴンドロフは軽やかな足取りでギルドに向かうと、ギルドの入り口あたりでアキムが出てくるのを待った。

 そう待たずに、アキムが他のギルド職員達と一緒に出てきた。アキムがゴンドロフに駆け寄ってきたので、ゴンドロフは『よっ』と片手を上げた。


「お疲れ。まずは飯食いに行くぞ。小遣い代わりに奢る」

「あざーっす。『鹿角亭』はどうすっか?」

「いいぞ。あそこ、酒の種類が多いしな」

「飯も美味いんですよねー。お試しは俺の家でいいっすか? 一人暮らしなんで」

「構わん。その方が都合がいい。俺は定宿暮らしだし、わざわざ花街の連れ込み宿に行くのもめんどくせぇ」

「んじゃ、飯食いに行きましょー」

「おぅ」


 ゴンドロフはアキムと並んで、『鹿角亭』を目指して歩き始めた。『鹿角亭』に着くと、酒と適当な料理を注文した。酒が運ばれてくると、なんとなくアキムと乾杯をしてから酒を一気に飲み干した。ぷっはぁっと息を吐き、酒の追加を近くにいた店員に頼む。

 何気なくアキムを見れば、アキムがどこか呆れたような顔をしていた。


「なんだ」

「いやー。ゴンドロフさんが頼んだの火酒っしょ? めちゃくちゃ強い酒なのに水みてぇに飲むからやべぇなぁと」

「あー? そうでもねぇよ。火酒が一番うめぇし」

「俺はそこまで酒に強くねぇし、火酒なんて飲んだら一口で潰れて寝ちゃいますよー。ゴンドロフさん、やべー」

「酒なんて好きに楽しめばいいんだよ。飲みてぇもんを好きなペースで飲めばそれでいい」

「うわー。それ、職場の先輩に聞かせてやりてぇっす。職場の飲み会でめちゃくちゃ飲ませてくる先輩がいるんすよー」

「あー? 逆に飲ませて潰しちまえよ」

「今度からそうしよっかなー」

「アキムの家は集合住宅か?」

「いや、一軒家っす。両親が亡くなってて、二つ違いの妹も去年嫁いだんで、今は一人暮らしっすね」

「そういや、歳はいくつなんだ?」

「25っす」

「ふぅん。まだまだちんこが元気な年頃だな」

「まぁそうっすねー。一番の問題はゴンドロフさんで勃つかってことなんすけどー」

「気合で勃たせろ」

「マジっすかー。えー。がんばる? つーか、ギルマスから言われちゃったんすよねー。『男に戻せたら特別賞与をやるぞ』って」

「おっ。なら、尚更頑張れや」

「特別賞与の為に頑張ってみるっすー。厳ついおばさん相手でもなんとかなると信じたい……」


 アキムが遠い目をしたが、ゴンドロフは構わず酒のお代わりをぐいぐい飲んだ。
 酒と食事を楽しんだら、今度はセックスを楽しむ。遊び人の手練手管がどんなものか、ちょっとワクワクしてきた。
 ゴンドロフは期待でじわぁっと愛液が滲むのを感じながら、美味しい料理をがっついて食べ、気が済むまで酒を楽しんだ。

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