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19:翌朝
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アキムが喧しい目覚まし時計の音で目覚め、何気なく隣を見れば、ゴンドロフが枕に顔を埋めて低く唸っていた。
「おはようございまーす。どうしたんすか?」
「おはよう。腰がくっそいてぇ」
「男の身体だと女の身体より負担が大きいんすかね?」
「あー? そういや、デーリがそんなこと言ってたような? 湿布も買ってあっけど、取りに行くのがだりぃ。が、そろそろ気合で動く。腹減った」
「そっすねー」
「で?」
「なんすか?」
「おっさんとヤッてケツでイキまくった感想は?」
「ははは。めちゃくちゃ気持ちよかったけど、なんかイラッとするっす。おっさんのケツでイッちゃうとか……今更だけどなんかやだー!」
「はっはっはー! 俺も色々諦めたんだから、お前も色々諦めろー!」
「いやっすー! 俺はぼいんぼいんのデカパイの女の子が好きなんでー」
「むきむきの胸筋ならあるが」
「筋肉じゃねぇか」
「あ゛ーー。よしっ! 動く! アキムは今日も仕事だろ?」
「うぃっすー。つーか、なんか女抱くより疲れてるんすけど」
「男同士のセックスは体力勝負だな。熱き肉体のぶつかり合い的な」
「うへぇ。もうしねぇっすから」
「ほぉん? 俺の中で六発もイキやがったくせに?」
「うぐっ……それはまぁ、なんつーか、その場のノリみてぇな」
「お゛ぁぁぁぁ……風呂に入るぞ。そんで飯。今朝は流石に日課は無理だ」
「それは俺もっすねー。日課やったら仕事中寝そう」
ゴンドロフがのろのろと起き上がったので、アキムも起き上がり、ベッドから下りて、諸々の液体で汚れたシーツを引っぺがした。
腰を押さえているゴンドロフと風呂場へ行き、先に洗濯を仕掛けてから、お湯を溜めている間に身体を洗う。身体に疲れが残っているので、お湯に浸かって多少なりともマシにしておきたい。
ゴンドロフと一緒だと狭い浴槽のお湯にゆっくりめに浸かってから、アキムは持ってきていたパンツだけ穿いて台所へ向かった。
朝食を作り始め、全裸のまま湿布と着替えを取りに行ったゴンドロフが台所へやって来ると、ゴンドロフにも手伝わせる。ゴンドロフが料理含めた家事を覚えてくれたら、色々楽になる。
朝からがっつりメニューの朝食を作り終えると、居間のテーブルに運んだ。
今朝のメニューは、豚肉と野菜の炒めもの、ベーコンと野菜ゴロゴロのスープ、焼きたての胡桃パン、デザートはイチジクである。
自画自賛だが、どれも美味しくできている。
アキムは食べながらゴンドロフをチラッと見た。
ガツガツとアキムの三倍くらいの量を食べているゴンドロフは、なんだか本当に美味しそうな顔をしている。料理は得意な方だ。ちゃんと美味しいものを作ったのだから、美味しいのは当然なのだが、こうも全身で『美味しい!』という空気を発しながら食べてもらえると、なんだかちょっと胸の奥がむずむずする。
先に食べ終えて冷たい紅茶を飲んでいると、口の中のものをちゃんと飲み込んでからゴンドロフが口を開いた。
「買い出しに行くから、必要なもんをメモしといてくれ」
「あ、それは助かるっすー。今、書いちゃいますねー。えーと、メモ紙、メモ紙……なんか食いたいものあります?」
「あー? お前が作るもんはなんでも美味いしなぁ。強いて言えば肉料理がいい」
「うぃーっす。とりあえず三日分あればいいかな? 調味料類はまだあるしー。肉類とー、玉ねぎとー、人参とー。あ、トマト食います?」
「食う。前に食った鶏肉のトマト煮込みがめちゃくちゃ美味かった」
「んじゃ、トマトは多めで。……よし。こんなもんかな? 結構買う量多いけど大丈夫っすか?」
「あー? 持ちきれねぇ時は二回に分けて行くから問題ねぇ」
「うぃーっす。よろしくお願いしまーす。金は折半で」
「あー? いい。俺が払う。家賃代わりだ」
「いやいや。番犬になって欲しいって言ったの俺なんで」
「俺の方が何倍も食うだろ。飯に関しては俺が出す」
「んーー。じゃあ、それ以外の日用品とかは俺が出すっす」
「それは折半で」
「えーー。それで貯金できるんすかぁ?」
「女は買えなくなったし、博打もやめたし、酒と煙草とお前とのセックスしか楽しみがなくなったから金は貯まる」
「待って? またする気なんすか!?」
「おぅ! 他の男に抱かれるのは心底気持ちわりぃしな! またちんこ貸せよ」
「えぇ……まぁ、それに関してはまた今度お話し合いということでー。じゃあ、買い出し頼みますー。あ、やべ。ゆっくりし過ぎた。急がねぇと遅刻する!」
「後片付けと洗濯物は任せておけ。そんくらいなら多分1人でもできる」
「あざまーーす! めちゃくちゃ助かるっす! すんませんけど、俺、仕事に行く準備してくるっす!」
「おー。忘れもんすんなよぉ」
「うぃーっす!」
アキムは急いで椅子から立ち上がり、バタバタと自室に向かって、ギルドの制服に着替え、通勤用の鞄を持った。念の為、忘れ物がないかをチェックしてから部屋を出て、足早に階段を下りて玄関に向かう。
ゴンドロフも玄関までついてきた。アキムはゴンドロフに見送られて、急いで家を出た。
ギルドを目指して足早に歩きながら、アキムは出かけを思い出して、なんだか胸の奥がむずっとした。
ゴンドロフに『いってらっしゃい』と見送られた。普通に『いってきまーす』と言って出たのだが、一人暮らしになってから久しく交わしていない他愛のない日常のやり取りに、なんだかちょっと落ち着かない。けど、悪い気はしない。
アキムは遅刻ギリギリの時間にギルドに着くと、職員用の出入口からギルド内に入って、頭を仕事モードに切り替えた。
ーーーーーー
ゴンドロフは朝食の後片付けを済ませ、洗濯物を干すと、買い物袋を持ち、財布と家の鍵をズボンのポケットに突っ込んで家を出た。
市場に向かって歩いていると、肩掛け鞄を下げている中年の男を見かけた。肩掛け鞄があれば、買い物をする時に楽そうである。アキムがメモしたものを買ったら、鞄を買いにいくのもありだ。
どうせあと3日は暇なのだし、本屋に行って初心者向けの料理本を買ってみるのもいいかもしれない。
身体が満足に動くまでは冒険者を続けるつもりだが、いつ何があるのか分からない稼業だし、そう遠くないうちに引退する歳になるだろう。引退したら街で暮らすことになるのだから、家事はできるに越したことはない。
今は稼げているからいいが、稼げなくなったら今のように外食で金を使うのが難しくなるだろう。温かくて美味い食事はモチベーションにも繋がる。毎日ちゃんとした食事をとろうと思えば、料理は特にしっかり覚えておいた方がいい。
アキムはまだ結婚する気がないようだが、まだ若いし、いつどんな出会いがあるのか分からない。アキムの家に居候している間に、生活に必要なことを覚えられるだけ覚えておきたい。
ゴンドロフは市場に着くと、メモを見ながら買い物をして、大量の荷物を持って家へと帰った。
魔導冷蔵庫に買ってきたものを入れると、コップに水を注いで一気飲みしてから、また家を出る。
今度は肩掛け鞄と料理本を買いに行く。
ゴンドロフは普段あまり行かない色んな店が集中している界隈に向かい、鞄屋を探した。鞄屋の前に本屋を見つけたので、本屋に入って料理本を探す。料理本は何冊もあったが、食材の扱い方や調理器具の使い方まで載っている親切なちょー初心者向けの本を見つけたので、それを買うことにした。
料理本を片手に本屋を出て、鞄屋を探す。無事に鞄屋が見つかったので、ちょうどいい大きさで頑丈そうな肩掛け鞄を買った。買ったばかりの肩掛け鞄に本と財布、家の鍵を入れてから、ゴンドロフは少しだけ考えて、家へと向かって歩き始めた。
「おはようございまーす。どうしたんすか?」
「おはよう。腰がくっそいてぇ」
「男の身体だと女の身体より負担が大きいんすかね?」
「あー? そういや、デーリがそんなこと言ってたような? 湿布も買ってあっけど、取りに行くのがだりぃ。が、そろそろ気合で動く。腹減った」
「そっすねー」
「で?」
「なんすか?」
「おっさんとヤッてケツでイキまくった感想は?」
「ははは。めちゃくちゃ気持ちよかったけど、なんかイラッとするっす。おっさんのケツでイッちゃうとか……今更だけどなんかやだー!」
「はっはっはー! 俺も色々諦めたんだから、お前も色々諦めろー!」
「いやっすー! 俺はぼいんぼいんのデカパイの女の子が好きなんでー」
「むきむきの胸筋ならあるが」
「筋肉じゃねぇか」
「あ゛ーー。よしっ! 動く! アキムは今日も仕事だろ?」
「うぃっすー。つーか、なんか女抱くより疲れてるんすけど」
「男同士のセックスは体力勝負だな。熱き肉体のぶつかり合い的な」
「うへぇ。もうしねぇっすから」
「ほぉん? 俺の中で六発もイキやがったくせに?」
「うぐっ……それはまぁ、なんつーか、その場のノリみてぇな」
「お゛ぁぁぁぁ……風呂に入るぞ。そんで飯。今朝は流石に日課は無理だ」
「それは俺もっすねー。日課やったら仕事中寝そう」
ゴンドロフがのろのろと起き上がったので、アキムも起き上がり、ベッドから下りて、諸々の液体で汚れたシーツを引っぺがした。
腰を押さえているゴンドロフと風呂場へ行き、先に洗濯を仕掛けてから、お湯を溜めている間に身体を洗う。身体に疲れが残っているので、お湯に浸かって多少なりともマシにしておきたい。
ゴンドロフと一緒だと狭い浴槽のお湯にゆっくりめに浸かってから、アキムは持ってきていたパンツだけ穿いて台所へ向かった。
朝食を作り始め、全裸のまま湿布と着替えを取りに行ったゴンドロフが台所へやって来ると、ゴンドロフにも手伝わせる。ゴンドロフが料理含めた家事を覚えてくれたら、色々楽になる。
朝からがっつりメニューの朝食を作り終えると、居間のテーブルに運んだ。
今朝のメニューは、豚肉と野菜の炒めもの、ベーコンと野菜ゴロゴロのスープ、焼きたての胡桃パン、デザートはイチジクである。
自画自賛だが、どれも美味しくできている。
アキムは食べながらゴンドロフをチラッと見た。
ガツガツとアキムの三倍くらいの量を食べているゴンドロフは、なんだか本当に美味しそうな顔をしている。料理は得意な方だ。ちゃんと美味しいものを作ったのだから、美味しいのは当然なのだが、こうも全身で『美味しい!』という空気を発しながら食べてもらえると、なんだかちょっと胸の奥がむずむずする。
先に食べ終えて冷たい紅茶を飲んでいると、口の中のものをちゃんと飲み込んでからゴンドロフが口を開いた。
「買い出しに行くから、必要なもんをメモしといてくれ」
「あ、それは助かるっすー。今、書いちゃいますねー。えーと、メモ紙、メモ紙……なんか食いたいものあります?」
「あー? お前が作るもんはなんでも美味いしなぁ。強いて言えば肉料理がいい」
「うぃーっす。とりあえず三日分あればいいかな? 調味料類はまだあるしー。肉類とー、玉ねぎとー、人参とー。あ、トマト食います?」
「食う。前に食った鶏肉のトマト煮込みがめちゃくちゃ美味かった」
「んじゃ、トマトは多めで。……よし。こんなもんかな? 結構買う量多いけど大丈夫っすか?」
「あー? 持ちきれねぇ時は二回に分けて行くから問題ねぇ」
「うぃーっす。よろしくお願いしまーす。金は折半で」
「あー? いい。俺が払う。家賃代わりだ」
「いやいや。番犬になって欲しいって言ったの俺なんで」
「俺の方が何倍も食うだろ。飯に関しては俺が出す」
「んーー。じゃあ、それ以外の日用品とかは俺が出すっす」
「それは折半で」
「えーー。それで貯金できるんすかぁ?」
「女は買えなくなったし、博打もやめたし、酒と煙草とお前とのセックスしか楽しみがなくなったから金は貯まる」
「待って? またする気なんすか!?」
「おぅ! 他の男に抱かれるのは心底気持ちわりぃしな! またちんこ貸せよ」
「えぇ……まぁ、それに関してはまた今度お話し合いということでー。じゃあ、買い出し頼みますー。あ、やべ。ゆっくりし過ぎた。急がねぇと遅刻する!」
「後片付けと洗濯物は任せておけ。そんくらいなら多分1人でもできる」
「あざまーーす! めちゃくちゃ助かるっす! すんませんけど、俺、仕事に行く準備してくるっす!」
「おー。忘れもんすんなよぉ」
「うぃーっす!」
アキムは急いで椅子から立ち上がり、バタバタと自室に向かって、ギルドの制服に着替え、通勤用の鞄を持った。念の為、忘れ物がないかをチェックしてから部屋を出て、足早に階段を下りて玄関に向かう。
ゴンドロフも玄関までついてきた。アキムはゴンドロフに見送られて、急いで家を出た。
ギルドを目指して足早に歩きながら、アキムは出かけを思い出して、なんだか胸の奥がむずっとした。
ゴンドロフに『いってらっしゃい』と見送られた。普通に『いってきまーす』と言って出たのだが、一人暮らしになってから久しく交わしていない他愛のない日常のやり取りに、なんだかちょっと落ち着かない。けど、悪い気はしない。
アキムは遅刻ギリギリの時間にギルドに着くと、職員用の出入口からギルド内に入って、頭を仕事モードに切り替えた。
ーーーーーー
ゴンドロフは朝食の後片付けを済ませ、洗濯物を干すと、買い物袋を持ち、財布と家の鍵をズボンのポケットに突っ込んで家を出た。
市場に向かって歩いていると、肩掛け鞄を下げている中年の男を見かけた。肩掛け鞄があれば、買い物をする時に楽そうである。アキムがメモしたものを買ったら、鞄を買いにいくのもありだ。
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身体が満足に動くまでは冒険者を続けるつもりだが、いつ何があるのか分からない稼業だし、そう遠くないうちに引退する歳になるだろう。引退したら街で暮らすことになるのだから、家事はできるに越したことはない。
今は稼げているからいいが、稼げなくなったら今のように外食で金を使うのが難しくなるだろう。温かくて美味い食事はモチベーションにも繋がる。毎日ちゃんとした食事をとろうと思えば、料理は特にしっかり覚えておいた方がいい。
アキムはまだ結婚する気がないようだが、まだ若いし、いつどんな出会いがあるのか分からない。アキムの家に居候している間に、生活に必要なことを覚えられるだけ覚えておきたい。
ゴンドロフは市場に着くと、メモを見ながら買い物をして、大量の荷物を持って家へと帰った。
魔導冷蔵庫に買ってきたものを入れると、コップに水を注いで一気飲みしてから、また家を出る。
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