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25:子守と話し相手
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ゴンドロフは仕事に行くアキムを玄関先で見送ると、洗濯物を干してから、肩掛け鞄に財布と家の鍵、料理本を入れて家を出た。
アキムの姪っ子リリンの子守を請け負って2日目。赤ん坊の世話はものすごーく久しぶりだが、昨日はアキムもいたし、なんとかなった。アイナはゴンドロフにビビって泣くようなことはなかったし、何気に肝が据わった兄妹である。
アイナの家に着き、玄関の呼び鈴を押すと、元気いっぱいに泣いているリリンを抱っこしたアイナが顔を出した。アイナはかなり疲れた顔をしている。
「おはよう。ゴンちゃん」
「おー。おはよう。どうした? 昨日より顔が疲れてんぞ」
「あははー。まぁ色々あって昨日は一睡もしてなくてー。今日は朝からリリンがご機嫌斜めなのよー」
「とりあえずリリンを寝かせとくから寝ろよ」
「ありがとーー」
「飯は食ったのか?」
「今日はまだ。一応作ってはあるけど、食べる余裕がなくてー」
「先に飯だ。そんで寝ろ。顔色もわりぃぞ。おっぱいとおむつは?」
「どっちもさっきやったわ。今は寝ぐずりで泣いてるんだと思う」
「んじゃ、寝かせるからリリンを貸せよ」
「うん」
ゴンドロフは家の中に入ると、泣いているリリンを慎重に受け取って、横抱きにした。弟の世話をしていた頃の記憶を掘り起こし、抱っこしたまま、ゆらゆらと優しくリリンを揺らす。
リリンの身体がぽかぽか熱いので、すぐに寝るだろう。
アイナが心なしかふらふらしながら台所へ向かい、パンと目玉焼きとミルクだけを居間のテーブルに運んできた。ゴンドロフは右眉を上げて、のろのろと食べ始めたアイナに声をかけた。
「そんだけで足りるのか?」
「んー。マリットさんは朝は食べられない方だし、私も寝不足が続いて食欲が落ちてる」
「昼飯は俺が作るわ。料理本持ってきてる。おっぱいやってんだし、少しでもしっかりしたもん食わねぇと回復しねぇぞ。そもそも、子供を産んだ後は身体にダメージが残るんだろ? デーリの母ちゃんが昔力説してた」
「デーリ?」
「相棒の魔法使い」
「うーん。じゃあ、甘えちゃうわー。私は朝からしっかり食べたい派なのよねー。リリン生んでからは余裕がなくて中々食べられないけど」
「食って寝るのか一番早く回復するぞ」
「うん。これ食べ終わったら寝るわー」
「おー。おっ。こっちは寝そうだな」
「あら。ほんと。安定感の違いかしら……」
「筋肉量が多い分、体温高くてぬくいしな」
「あー。なるほどー。……ふぅ。ごめーん。寝るわー」
「おー。おっぱいで泣いたら起こすわ」
「よろしくー」
アイナがふらふらと奥の部屋に向かった。ゴンドロフはリリンが完全に泣きやんで眠ると、慎重にリリンを赤ん坊用のベッドに寝かせた。赤ん坊はどれだけ眺めていても見飽きないが、寝ている間にやれることはやっておきたい。
ゴンドロフはまずは洗濯をしようと、脱衣場へとむかった。
洗濯を仕掛けて、料理本を見ながら昼食の下拵えをしていると、リリンの泣き声が聞こえてきた。
濡れた手を拭いてリリンの元に行き、リリンの股間を嗅いで臭いチェックをする。おしっこだけじゃなくてうんこもしているようなので、ゴンドロフは手早くリリンのおむつを替えた。
おむつを替えても泣きやまない。抱っこしてみれば、今は眠くないようだ。どうやらおっぱいのようである。
アイナが寝て、まだ少ししか時間が経っていないが、仕方がないのでアイナを起こしに行った。
アイナがおっぱいをあげている間に、洗濯物を庭に干す。赤ん坊は、よく汗をかいたり、おむつからおしっこが漏れたりして日に何度も着替える上に、おむつなど汚れものも多いので、洗濯物の量が多い。
洗濯物を干し終えて家の中に入ると、リリンを抱っこしてぐったりしているアイナが居間のソファーに座っていた。
アイナからリリンを受け取り、リリンがお気に入りの小さな布のぬいぐるみを片手に、ゴンドロフもソファーに座った。リリンにぬいぐるみを振ってやると、リリンが手を伸ばしたので、小さなぬいぐるみを持たせてやる。
すぐにリリンの身体がぽかぽか熱くなってきて、今度は寝ぐずりせずにすやぁっと寝落ちた。
ゴンドロフはリリンを赤ん坊用のベッドに寝かせると、台所へ行って紅茶を淹れ、居間のソファーでぐったりしているアイナに差し出した。
「あ、ありがとー。ゴンちゃん」
「おー。アキム程美味く淹れられねぇけどな」
「あー。お兄ちゃん、紅茶を淹れるの上手だから。私が淹れてもあの味にはならないわよ」
「で? なんで昨日より疲れてんだ?」
「あーー。昨日の夜にねー、マリットさんから夜のお誘いがあってー。正直セックスするより寝たいんだけど、断るに断れなくてー」
「そこは断れよ」
「だってぇー。断って不機嫌になられたら面倒だしー、浮気されたら心底嫌だしー。そんで、マリットさんの相手してたら、リリンが起きて、おっぱいあげても、おむつ替えても、泣きまくってて気づいたら朝よ……ははは……こっちが泣きたいわ……」
「まぁ、夫婦のことに他人が口を出すのはどうかと思うが、旦那に遠慮し過ぎもよくねぇんじゃねぇの?」
「そうなんだけどー。マリットさん的には早くも二人目が欲しいらしくてねぇー。いや、私も確かに二人目欲しいけど、今はまだ余裕ないしー。どうしたもんかなぁと」
「微妙な問題だなぁ。そういや、粉ミルクは使ってねぇの?」
「私、めちゃくちゃおっぱい出るのよ。飲ませないと張って痛くなるくらいなの。粉ミルクが使えたらもう少し楽になりそうなんだけどねぇ」
「おっぱいが出ないのも難儀だが、出過ぎるのも難儀だな」
「そうなのよー」
「アキムの次の休みは確か4日後だったな。その日は1日アキムとリリンの面倒みとくから、旦那とデートするなり、寝倒してから1人で出かけるなりしろよ。気分転換は大事だぞ。その日だけ粉ミルクを使えばいいだろ」
「うぇーーーーん! ゴンちゃーーん! ほんっと! ありがとーー! マリットさんがこんだけ理解してくれてたら、また違ってたかもぉ。ていうか、こうして話し相手になってくれるだけで嬉しいわー。1人でリリンの世話をしてると、なんか大人との会話に飢えちゃってー」
「あー。赤ん坊って泣くか寝るかだもんな。基本」
「そうなのよー。泣きやまない時とか、なんか私が悪いことしちゃってんじゃないかしらって気になったりするしー。お母さんが生きてたら頼れたけど、ないものねだりしてもしょうがないしなぁ」
「義理の親は一応家族でも他人同然だしな」
「ほんと! そう! 年数経てば家族って感じになるかもしれないけどー。まだまだねぇ。色々頑張らなきゃいけないけど、もう頑張りたくない……」
「そんだけ疲れてんだよ。寝れる時は少しでも寝て、しっかり食え。んで、頼れる奴には頼れ。1人でなんもかんも背負ってるとぶっ倒れるぞ」
「うぅ……そうする……ありがと。ゴンちゃん。話聞いてくれて」
「こんくれぇ構わねぇよ。昼飯まで寝てろ。おっぱい飲んだばっかだから、暫くはリリンも寝てるだろ」
「はぁい。おやすみ。ゴンちゃん」
「おー。しっかり寝ろよー」
アイナが疲れた顔で嬉しそうに笑って、奥の部屋へと向かっていった。
ゴンドロフはリリンの様子を見てから台所へ行き、下拵えをサクッと終わらせて、時折料理本を見ながら昼食を作り上げた。
昼食が出来上がったのでアイナを起こし、2人で昼食を食べ終えた頃にリリンがおっぱいを求めて泣き出した。
赤ん坊はめちゃくちゃ可愛いが、母親の負担がどうしても大きくなる。どうせ二か月も暇なのだから、手伝えるだけ手伝ってやろうと決めた。
リリンの世話もだが、ずっと1人でリリンをみていたアイナの話し相手になるだけでも違うだろう。
娼婦以外だと、自分の母親かデーリの母親くらいしか、まともに喋ったことがある女はいないが、アイナは肝が据わっているし、多分大丈夫だ。
ゴンドロフは夕方の洗濯をして、『気分転換~』と言って台所にやって来たアイナと喋りながら夕食を作ると、夕暮れに染まる道を歩いて、アキムの家へと帰った。
アキムの姪っ子リリンの子守を請け負って2日目。赤ん坊の世話はものすごーく久しぶりだが、昨日はアキムもいたし、なんとかなった。アイナはゴンドロフにビビって泣くようなことはなかったし、何気に肝が据わった兄妹である。
アイナの家に着き、玄関の呼び鈴を押すと、元気いっぱいに泣いているリリンを抱っこしたアイナが顔を出した。アイナはかなり疲れた顔をしている。
「おはよう。ゴンちゃん」
「おー。おはよう。どうした? 昨日より顔が疲れてんぞ」
「あははー。まぁ色々あって昨日は一睡もしてなくてー。今日は朝からリリンがご機嫌斜めなのよー」
「とりあえずリリンを寝かせとくから寝ろよ」
「ありがとーー」
「飯は食ったのか?」
「今日はまだ。一応作ってはあるけど、食べる余裕がなくてー」
「先に飯だ。そんで寝ろ。顔色もわりぃぞ。おっぱいとおむつは?」
「どっちもさっきやったわ。今は寝ぐずりで泣いてるんだと思う」
「んじゃ、寝かせるからリリンを貸せよ」
「うん」
ゴンドロフは家の中に入ると、泣いているリリンを慎重に受け取って、横抱きにした。弟の世話をしていた頃の記憶を掘り起こし、抱っこしたまま、ゆらゆらと優しくリリンを揺らす。
リリンの身体がぽかぽか熱いので、すぐに寝るだろう。
アイナが心なしかふらふらしながら台所へ向かい、パンと目玉焼きとミルクだけを居間のテーブルに運んできた。ゴンドロフは右眉を上げて、のろのろと食べ始めたアイナに声をかけた。
「そんだけで足りるのか?」
「んー。マリットさんは朝は食べられない方だし、私も寝不足が続いて食欲が落ちてる」
「昼飯は俺が作るわ。料理本持ってきてる。おっぱいやってんだし、少しでもしっかりしたもん食わねぇと回復しねぇぞ。そもそも、子供を産んだ後は身体にダメージが残るんだろ? デーリの母ちゃんが昔力説してた」
「デーリ?」
「相棒の魔法使い」
「うーん。じゃあ、甘えちゃうわー。私は朝からしっかり食べたい派なのよねー。リリン生んでからは余裕がなくて中々食べられないけど」
「食って寝るのか一番早く回復するぞ」
「うん。これ食べ終わったら寝るわー」
「おー。おっ。こっちは寝そうだな」
「あら。ほんと。安定感の違いかしら……」
「筋肉量が多い分、体温高くてぬくいしな」
「あー。なるほどー。……ふぅ。ごめーん。寝るわー」
「おー。おっぱいで泣いたら起こすわ」
「よろしくー」
アイナがふらふらと奥の部屋に向かった。ゴンドロフはリリンが完全に泣きやんで眠ると、慎重にリリンを赤ん坊用のベッドに寝かせた。赤ん坊はどれだけ眺めていても見飽きないが、寝ている間にやれることはやっておきたい。
ゴンドロフはまずは洗濯をしようと、脱衣場へとむかった。
洗濯を仕掛けて、料理本を見ながら昼食の下拵えをしていると、リリンの泣き声が聞こえてきた。
濡れた手を拭いてリリンの元に行き、リリンの股間を嗅いで臭いチェックをする。おしっこだけじゃなくてうんこもしているようなので、ゴンドロフは手早くリリンのおむつを替えた。
おむつを替えても泣きやまない。抱っこしてみれば、今は眠くないようだ。どうやらおっぱいのようである。
アイナが寝て、まだ少ししか時間が経っていないが、仕方がないのでアイナを起こしに行った。
アイナがおっぱいをあげている間に、洗濯物を庭に干す。赤ん坊は、よく汗をかいたり、おむつからおしっこが漏れたりして日に何度も着替える上に、おむつなど汚れものも多いので、洗濯物の量が多い。
洗濯物を干し終えて家の中に入ると、リリンを抱っこしてぐったりしているアイナが居間のソファーに座っていた。
アイナからリリンを受け取り、リリンがお気に入りの小さな布のぬいぐるみを片手に、ゴンドロフもソファーに座った。リリンにぬいぐるみを振ってやると、リリンが手を伸ばしたので、小さなぬいぐるみを持たせてやる。
すぐにリリンの身体がぽかぽか熱くなってきて、今度は寝ぐずりせずにすやぁっと寝落ちた。
ゴンドロフはリリンを赤ん坊用のベッドに寝かせると、台所へ行って紅茶を淹れ、居間のソファーでぐったりしているアイナに差し出した。
「あ、ありがとー。ゴンちゃん」
「おー。アキム程美味く淹れられねぇけどな」
「あー。お兄ちゃん、紅茶を淹れるの上手だから。私が淹れてもあの味にはならないわよ」
「で? なんで昨日より疲れてんだ?」
「あーー。昨日の夜にねー、マリットさんから夜のお誘いがあってー。正直セックスするより寝たいんだけど、断るに断れなくてー」
「そこは断れよ」
「だってぇー。断って不機嫌になられたら面倒だしー、浮気されたら心底嫌だしー。そんで、マリットさんの相手してたら、リリンが起きて、おっぱいあげても、おむつ替えても、泣きまくってて気づいたら朝よ……ははは……こっちが泣きたいわ……」
「まぁ、夫婦のことに他人が口を出すのはどうかと思うが、旦那に遠慮し過ぎもよくねぇんじゃねぇの?」
「そうなんだけどー。マリットさん的には早くも二人目が欲しいらしくてねぇー。いや、私も確かに二人目欲しいけど、今はまだ余裕ないしー。どうしたもんかなぁと」
「微妙な問題だなぁ。そういや、粉ミルクは使ってねぇの?」
「私、めちゃくちゃおっぱい出るのよ。飲ませないと張って痛くなるくらいなの。粉ミルクが使えたらもう少し楽になりそうなんだけどねぇ」
「おっぱいが出ないのも難儀だが、出過ぎるのも難儀だな」
「そうなのよー」
「アキムの次の休みは確か4日後だったな。その日は1日アキムとリリンの面倒みとくから、旦那とデートするなり、寝倒してから1人で出かけるなりしろよ。気分転換は大事だぞ。その日だけ粉ミルクを使えばいいだろ」
「うぇーーーーん! ゴンちゃーーん! ほんっと! ありがとーー! マリットさんがこんだけ理解してくれてたら、また違ってたかもぉ。ていうか、こうして話し相手になってくれるだけで嬉しいわー。1人でリリンの世話をしてると、なんか大人との会話に飢えちゃってー」
「あー。赤ん坊って泣くか寝るかだもんな。基本」
「そうなのよー。泣きやまない時とか、なんか私が悪いことしちゃってんじゃないかしらって気になったりするしー。お母さんが生きてたら頼れたけど、ないものねだりしてもしょうがないしなぁ」
「義理の親は一応家族でも他人同然だしな」
「ほんと! そう! 年数経てば家族って感じになるかもしれないけどー。まだまだねぇ。色々頑張らなきゃいけないけど、もう頑張りたくない……」
「そんだけ疲れてんだよ。寝れる時は少しでも寝て、しっかり食え。んで、頼れる奴には頼れ。1人でなんもかんも背負ってるとぶっ倒れるぞ」
「うぅ……そうする……ありがと。ゴンちゃん。話聞いてくれて」
「こんくれぇ構わねぇよ。昼飯まで寝てろ。おっぱい飲んだばっかだから、暫くはリリンも寝てるだろ」
「はぁい。おやすみ。ゴンちゃん」
「おー。しっかり寝ろよー」
アイナが疲れた顔で嬉しそうに笑って、奥の部屋へと向かっていった。
ゴンドロフはリリンの様子を見てから台所へ行き、下拵えをサクッと終わらせて、時折料理本を見ながら昼食を作り上げた。
昼食が出来上がったのでアイナを起こし、2人で昼食を食べ終えた頃にリリンがおっぱいを求めて泣き出した。
赤ん坊はめちゃくちゃ可愛いが、母親の負担がどうしても大きくなる。どうせ二か月も暇なのだから、手伝えるだけ手伝ってやろうと決めた。
リリンの世話もだが、ずっと1人でリリンをみていたアイナの話し相手になるだけでも違うだろう。
娼婦以外だと、自分の母親かデーリの母親くらいしか、まともに喋ったことがある女はいないが、アイナは肝が据わっているし、多分大丈夫だ。
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