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第1章『チハーヤ編〜ポヤウェスト編』
第2障『使命』
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チハーヤ王国、城内にて…
「もぐもぐ…くっちゃくっちゃ…ゴホッゴホッ!カァ~ッペッ!!!」
ナツカはチハーヤの王からおもてなしを受けていた。
「お口に合いましたでしょうか?」
メイドがナツカの様子を伺っている。
その時、ナツカは椅子に座ったまま、両手と左足を上げた。
「おいしーって言えばいいの?」
次の瞬間、何者かがナツカの背後に現れ、何かを耳元で囁いた。
「セッセン。」
「ダッ⁈」
ナツカは振り返った。
「お前、可愛ぇーな。」
「きも。何だお前?」
そこには、半裸マントのデブ男がいた。
「コイツ、貰ってくぞ。」
「は、はぁ…」
メイドはその男の行動に困惑している。
その時、男はナツカの手を引っ張った。しかし、ナツカはそこから動こうとしない。
「まだ飯食ってんだが…」
「知ぃらん。早よ来い。」
ナツカは無理矢理連れて行かれた。
「滑舌悪ぃな、オメェ。」
「ありがとう。」
王座の間にて…
ナツカはチハーヤ国王前に立っている。
「まだ飯食ってんだが。」
言葉通り口の中にまだ米が入っている。
「よくぞやって来た!王子ナツカよ!」
「まだ飯食って…ゴホッゴホッ!」
ナツカは米を吹いた。
「お前、キッタネー。」
半裸の男はナツカから離れた。
その時、ナツカは驚いた顔で王を見上げた。
「お、王子~⁈ちょ…アレは修学旅行でちょっとはしゃいでただけで…」
「何の話かよく分からぬが、恐らくそうではない。ナツカよ。お主は前国王の子。つまり、この国の正統なる王子なのだ。」
ナツカは困惑している。
「お前、すっごいな。」
半裸の男が空気を読まずに口を挟む。
だが何も無かったかの如く話は続いた。
「動揺するのも無理はない。順を追って話そう。」
「オレ、カメッセッセ。」
半裸の男は脈絡もなくいきなり自己紹介を始めた。
だが王の話は止まることなく、ナツカも完全に王の話に聞き入っている。
「今から約2万5000年前、この世界に突如魔王が現れた。」
「オレ、カメッセッセ。」
「魔王は世界征服を企んでいた。それを阻止すべく8人の勇者が立ち上がったのだ。」
「8人の勇者…?」
「オレ、カメッセッセ。」
カメッセッセはめげずに自己紹介をしている。だが、誰も聞く耳を持たない。
「人々はその勇者達を『障王』と呼んだ。」
「障お…ん???…グハッ!!!き、禁断症状が…ッ!!!」」
ナツカは昨日の昼間からラムネを摂取していなかった。
「オレ、カメッセッセ。」
「障王達は見事魔王を倒し、旧エツピ王国を中心として8つの国を建てた。」
3人が互いに自身を主張し、誰も他を聞き入れない。
「お…お薬…を…ッ!!!」
「オレ、カメッセッセ。」
「その国のうち、1つがココ、チハーヤなのだ。」
ナツカはポケットからラムネを取り出し、一粒食べた。
「つまり、チハーヤの王族は『薬物依存の障王・チハーヤ』の血を引いた勇者の末裔という事だ。」
ナツカは禁断症状から復活した。
「ダから何なんダよ。自慢か?」
王に向かっての態度とは思えないほど、ナツカの態度はかなり悪い。しかし、王は気に留めていない。
「先生に向かって何やその口の聞き方。」
自己紹介を辞めたカメッセッセはいきなり怒り出した。
「先生じゃねぇし。オメェ、ちょっと黙ってろぃ。」
「んじゃ、オレ、うんち行ってくる。」
カメッセッセはトイレへと向かった。
「実は数年前、その魔王が何者かの手によって復活したのだ。」
「ほう。」
「そしてさらに数年後、魔王は障王の血を絶やす為、このチハーヤに手下を送り込んできた。」
「ほうほう。」
王の話を片耳に、ナツカは鼻を穿っている。
「前チハーヤの王は、当時まだ幼かった息子をワシに預け、城に留まり、魔物に殺されてしまった。」
「ほうほうほう。」
「ワシはチハーヤから少し離れたカイムの村の長老に、その子を託した。そして城に戻って魔物共に、障王の血筋はもう途絶えた、と言ったのだ。」
「なるほどな。つまり、その幼かった王子が、ワシって訳か…ダァァァァァァ~⁈ワシが王子ぃぃぃ~⁈」
さっきまで興味を示していなかったが、急に大声を上げ始めた。
「その通りだ、ナツカ・チハーヤ王子!」
「信じられねぇ!新手の詐欺か何かダろ!証拠ダせやぃ!」
「…お主、先程ワシが話している最中に、急に苦しみ始めたな?」
「え…あぁ…禁断症状ダ。お薬食ってねぇとああなんダよ。」
「お主は『薬物依存の障王』の末裔!その禁断症状が何よりの証拠だ!!!」
「嫌な証拠ダな…」
少しナツカが冷めたその時、カメッセッセがトイレから戻ってきた。
「あ~!美味すぃかった~!」
カメッセッセの口の周りには、茶色い何かが付着していた。
「ナツカよ。お主には蘇った魔王を倒す使命がある。」
「使命…」
ナツカはカイムの村の長老が言った言葉を思いした。
「(村のみんなはこの事、知ってたんダ…)」
ナツカは村人達が言っていた言葉の意味を察したようだ。
「その為には先ず、お主には力をつけてもらう必要がある。」
王が合図をすると、兵士たちがとある坊主頭の青年を連れてきた。
「お呼びでしょうか?」
「エッチャよ。お主はナツカに剣術を教えてやれ。」
「えっちゃ、任せて下さい。」
エッチャはナツカに近づき、左手で自身の坊主頭を触りながら、右手を差し出した。
「えっちゃ、俺、エッチャ。よろしくな。」
「よ、よろしく…(ん?ねちゃねちゃ…?)」
とりあえずナツカは握手に応えた。
「賢者カメッセッセ殿。貴方はナツカに例の術を。」
「おっさ!任すぇとけ!」
カメッセッセはナツカを肩車した。
「イケメン。」
「は?」
理解不能なカメッセッセの言動に困惑している。
「ワシは残りの障王の居場所を探しておく。彼らが見つかるまで、2人から戦術の手解きを受けるがよい。」
「オレが手取り足取りおすぃえたるわ!」
カメッセッセはワクワクしている。
「ちょ!ちょっと待つダ!」
ナツカはカメッセッセの肩から降りた。
「話が急過ぎて訳分かんねぇ!魔王と戦う⁈やる訳ねぇダろ!」
その時、王の表情が暗くなった。
「お主に悪い知らせがある。」
「あ?何ダよ急に。」
「…カイムの村が壊滅した。」
「ッ⁈」
「部下の調査では、生存者は1人も居らんかったそうだ…」
「そんな…」
ナツカは、今までに感じた事のないような喪失感に襲われた。
「…今日は少し休め。また明日、お主の考えを聞く。」
ナツカは俯き、黙っている。
「悲すぃか?悲すぃな。」
「えっちゃ、やめたれって。」
その夜、寝室にて…
ナツカはベットの上で横になりながら、白ラムネを食べている。
「(母ちゃん…リョーカ…)ワシには無理ダよ…」
ナツカは眠りについた。
ナツカの夢にて…
「…何処だ、ココ…」
ナツカは何も無い真っ白な空間に1人佇んでいた。
「兄ちゃん!」
「ッ⁈」
ナツカは声のする方を振り返った。するとそこには、ナツカの母とリョーカが立っていた。
「リョーカ!母ちゃん!なんダぁ2人とも…ちゃんと生きてんじゃねぇか…」
ナツカは2人に近づいた。しかし、2人の姿はナツカからどんどん遠ざかっていく。
「ど、何処いくんダ!待って!行かないでくれ!!!」
ナツカから遠ざかる2人の表情は、悲しみに溢れていた。
「ナツカ…信じてるから…」
翌朝…
ナツカは目を覚ました。
「夢…か…」
昼、王座の間にて…
「…答えは出たか?」
「…ワシ、やりたくねぇ…」
「そうか…だが、それもお主の選択…誰もお主を咎めはせん。」
王は俯いた。
「早とちりすんじゃねぇ。ワシはまだ、やんねぇとは言ってねぇ。」
王は首を傾げた。
「誰も、やりたくはねぇダろ。魔物と戦うなんて…怖ぇし、怠ぃし…でも、みんなの…母ちゃんやリョーカの死を無駄にしたくない…」
「ナツカ…」
「やりたい、やりたくないじゃない…やらなきゃダメなんダ…!それがワシの、使命だから…!」
ナツカの表情からは、覚悟と決意が見て取れた。
「オレもヤりたい…♡」
「えっちゃ、やめろって。」
茶化すカメッセッセをエッチャが抑止している。
「よくぞ言ってくれた!それでこそ障王の末裔よ!」
次の瞬間、カメッセッセはナツカにキスをした。
「ダァ~~~~~⁈」
「カモーン。」
カメッセッセはナツカを肩車して中庭へ出た。
「えっちゃ、置いてくなって!」
エッチャも後を追った。
「もぐもぐ…くっちゃくっちゃ…ゴホッゴホッ!カァ~ッペッ!!!」
ナツカはチハーヤの王からおもてなしを受けていた。
「お口に合いましたでしょうか?」
メイドがナツカの様子を伺っている。
その時、ナツカは椅子に座ったまま、両手と左足を上げた。
「おいしーって言えばいいの?」
次の瞬間、何者かがナツカの背後に現れ、何かを耳元で囁いた。
「セッセン。」
「ダッ⁈」
ナツカは振り返った。
「お前、可愛ぇーな。」
「きも。何だお前?」
そこには、半裸マントのデブ男がいた。
「コイツ、貰ってくぞ。」
「は、はぁ…」
メイドはその男の行動に困惑している。
その時、男はナツカの手を引っ張った。しかし、ナツカはそこから動こうとしない。
「まだ飯食ってんだが…」
「知ぃらん。早よ来い。」
ナツカは無理矢理連れて行かれた。
「滑舌悪ぃな、オメェ。」
「ありがとう。」
王座の間にて…
ナツカはチハーヤ国王前に立っている。
「まだ飯食ってんだが。」
言葉通り口の中にまだ米が入っている。
「よくぞやって来た!王子ナツカよ!」
「まだ飯食って…ゴホッゴホッ!」
ナツカは米を吹いた。
「お前、キッタネー。」
半裸の男はナツカから離れた。
その時、ナツカは驚いた顔で王を見上げた。
「お、王子~⁈ちょ…アレは修学旅行でちょっとはしゃいでただけで…」
「何の話かよく分からぬが、恐らくそうではない。ナツカよ。お主は前国王の子。つまり、この国の正統なる王子なのだ。」
ナツカは困惑している。
「お前、すっごいな。」
半裸の男が空気を読まずに口を挟む。
だが何も無かったかの如く話は続いた。
「動揺するのも無理はない。順を追って話そう。」
「オレ、カメッセッセ。」
半裸の男は脈絡もなくいきなり自己紹介を始めた。
だが王の話は止まることなく、ナツカも完全に王の話に聞き入っている。
「今から約2万5000年前、この世界に突如魔王が現れた。」
「オレ、カメッセッセ。」
「魔王は世界征服を企んでいた。それを阻止すべく8人の勇者が立ち上がったのだ。」
「8人の勇者…?」
「オレ、カメッセッセ。」
カメッセッセはめげずに自己紹介をしている。だが、誰も聞く耳を持たない。
「人々はその勇者達を『障王』と呼んだ。」
「障お…ん???…グハッ!!!き、禁断症状が…ッ!!!」」
ナツカは昨日の昼間からラムネを摂取していなかった。
「オレ、カメッセッセ。」
「障王達は見事魔王を倒し、旧エツピ王国を中心として8つの国を建てた。」
3人が互いに自身を主張し、誰も他を聞き入れない。
「お…お薬…を…ッ!!!」
「オレ、カメッセッセ。」
「その国のうち、1つがココ、チハーヤなのだ。」
ナツカはポケットからラムネを取り出し、一粒食べた。
「つまり、チハーヤの王族は『薬物依存の障王・チハーヤ』の血を引いた勇者の末裔という事だ。」
ナツカは禁断症状から復活した。
「ダから何なんダよ。自慢か?」
王に向かっての態度とは思えないほど、ナツカの態度はかなり悪い。しかし、王は気に留めていない。
「先生に向かって何やその口の聞き方。」
自己紹介を辞めたカメッセッセはいきなり怒り出した。
「先生じゃねぇし。オメェ、ちょっと黙ってろぃ。」
「んじゃ、オレ、うんち行ってくる。」
カメッセッセはトイレへと向かった。
「実は数年前、その魔王が何者かの手によって復活したのだ。」
「ほう。」
「そしてさらに数年後、魔王は障王の血を絶やす為、このチハーヤに手下を送り込んできた。」
「ほうほう。」
王の話を片耳に、ナツカは鼻を穿っている。
「前チハーヤの王は、当時まだ幼かった息子をワシに預け、城に留まり、魔物に殺されてしまった。」
「ほうほうほう。」
「ワシはチハーヤから少し離れたカイムの村の長老に、その子を託した。そして城に戻って魔物共に、障王の血筋はもう途絶えた、と言ったのだ。」
「なるほどな。つまり、その幼かった王子が、ワシって訳か…ダァァァァァァ~⁈ワシが王子ぃぃぃ~⁈」
さっきまで興味を示していなかったが、急に大声を上げ始めた。
「その通りだ、ナツカ・チハーヤ王子!」
「信じられねぇ!新手の詐欺か何かダろ!証拠ダせやぃ!」
「…お主、先程ワシが話している最中に、急に苦しみ始めたな?」
「え…あぁ…禁断症状ダ。お薬食ってねぇとああなんダよ。」
「お主は『薬物依存の障王』の末裔!その禁断症状が何よりの証拠だ!!!」
「嫌な証拠ダな…」
少しナツカが冷めたその時、カメッセッセがトイレから戻ってきた。
「あ~!美味すぃかった~!」
カメッセッセの口の周りには、茶色い何かが付着していた。
「ナツカよ。お主には蘇った魔王を倒す使命がある。」
「使命…」
ナツカはカイムの村の長老が言った言葉を思いした。
「(村のみんなはこの事、知ってたんダ…)」
ナツカは村人達が言っていた言葉の意味を察したようだ。
「その為には先ず、お主には力をつけてもらう必要がある。」
王が合図をすると、兵士たちがとある坊主頭の青年を連れてきた。
「お呼びでしょうか?」
「エッチャよ。お主はナツカに剣術を教えてやれ。」
「えっちゃ、任せて下さい。」
エッチャはナツカに近づき、左手で自身の坊主頭を触りながら、右手を差し出した。
「えっちゃ、俺、エッチャ。よろしくな。」
「よ、よろしく…(ん?ねちゃねちゃ…?)」
とりあえずナツカは握手に応えた。
「賢者カメッセッセ殿。貴方はナツカに例の術を。」
「おっさ!任すぇとけ!」
カメッセッセはナツカを肩車した。
「イケメン。」
「は?」
理解不能なカメッセッセの言動に困惑している。
「ワシは残りの障王の居場所を探しておく。彼らが見つかるまで、2人から戦術の手解きを受けるがよい。」
「オレが手取り足取りおすぃえたるわ!」
カメッセッセはワクワクしている。
「ちょ!ちょっと待つダ!」
ナツカはカメッセッセの肩から降りた。
「話が急過ぎて訳分かんねぇ!魔王と戦う⁈やる訳ねぇダろ!」
その時、王の表情が暗くなった。
「お主に悪い知らせがある。」
「あ?何ダよ急に。」
「…カイムの村が壊滅した。」
「ッ⁈」
「部下の調査では、生存者は1人も居らんかったそうだ…」
「そんな…」
ナツカは、今までに感じた事のないような喪失感に襲われた。
「…今日は少し休め。また明日、お主の考えを聞く。」
ナツカは俯き、黙っている。
「悲すぃか?悲すぃな。」
「えっちゃ、やめたれって。」
その夜、寝室にて…
ナツカはベットの上で横になりながら、白ラムネを食べている。
「(母ちゃん…リョーカ…)ワシには無理ダよ…」
ナツカは眠りについた。
ナツカの夢にて…
「…何処だ、ココ…」
ナツカは何も無い真っ白な空間に1人佇んでいた。
「兄ちゃん!」
「ッ⁈」
ナツカは声のする方を振り返った。するとそこには、ナツカの母とリョーカが立っていた。
「リョーカ!母ちゃん!なんダぁ2人とも…ちゃんと生きてんじゃねぇか…」
ナツカは2人に近づいた。しかし、2人の姿はナツカからどんどん遠ざかっていく。
「ど、何処いくんダ!待って!行かないでくれ!!!」
ナツカから遠ざかる2人の表情は、悲しみに溢れていた。
「ナツカ…信じてるから…」
翌朝…
ナツカは目を覚ました。
「夢…か…」
昼、王座の間にて…
「…答えは出たか?」
「…ワシ、やりたくねぇ…」
「そうか…だが、それもお主の選択…誰もお主を咎めはせん。」
王は俯いた。
「早とちりすんじゃねぇ。ワシはまだ、やんねぇとは言ってねぇ。」
王は首を傾げた。
「誰も、やりたくはねぇダろ。魔物と戦うなんて…怖ぇし、怠ぃし…でも、みんなの…母ちゃんやリョーカの死を無駄にしたくない…」
「ナツカ…」
「やりたい、やりたくないじゃない…やらなきゃダメなんダ…!それがワシの、使命だから…!」
ナツカの表情からは、覚悟と決意が見て取れた。
「オレもヤりたい…♡」
「えっちゃ、やめろって。」
茶化すカメッセッセをエッチャが抑止している。
「よくぞ言ってくれた!それでこそ障王の末裔よ!」
次の瞬間、カメッセッセはナツカにキスをした。
「ダァ~~~~~⁈」
「カモーン。」
カメッセッセはナツカを肩車して中庭へ出た。
「えっちゃ、置いてくなって!」
エッチャも後を追った。
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