29 / 211
第1章『チハーヤ編〜ポヤウェスト編』
第29障『仲間』
しおりを挟む
実況席にて…
「なんとガイ選手!いつの間にかシュートを決めていましたー!いつ打ったのでしょう⁈実況席にいる私にも気がつきませんでした!」
コート内にて…
ナツカ達は唖然としていた。
「(何なんだ、コイツ…)」
ジャックがそう思うのも無理はない。やる事なす事その全てが、ガイには通用しないからだ。そして、最後にはやはりガイが勝っている。
強大な力で押さえつけられている訳でも、神がかる名策を仕掛けられた訳でもない。何故か勝てない。そんな実感と、敗北感だけが、ナツカ達の心に積もっていく。
その時、ガイはナツカ達に言い放った。
「どした?シュート決まったぞ?早くエンドスロー行ったら?」
次の瞬間、ナツカはPSIを纏い、ガイに殴りかかった。
「悔しそうな顔してるな、ナツカ。」
何度も何度もナツカは殴った。しかし、ガイはそれら全てを回避している。
「負けず嫌いは良い事だと思うよ~。イコール向上心じゃん。でもな…」
その時、ナツカは体力とPSIを消耗し、地面に跪いた。
「そりゃ無謀だわ。多少強くなったみたいだけど、そもそもお前、元はただの農民だろ。戦闘の訓練受けてない奴が、俺に一発でも当てられると思ってんのか?」
「ハァ…!ハァ…!ハァ…!」
ナツカは息を切らしている。
「ほら。早くエンドスロー行けよ。」
「うるせぇ…」
ナツカはガイの顔を見上げた。
「そのニヤケ顔…どこまでワシらを見下せば気が済むんダッ!!!」
次の瞬間、ナツカはPSIを最大まで纏い、床を殴った。
床は抉れ、大きく凹んだ。
「ハァ…ハァ…見ろや。オメェが見下してるワシでさえ、この威力ダ。コレを見ても、オメェはまだ、PSIを使わねぇ気か!」
そう。ガイは肉体外に一切のPSIも纏っていなかったのだ。これでは、いくらナツカの一撃といえど致命傷、当たり所が悪けば即死。
ナツカは自分達が舐められているが故、ガイが肉体外にPSIを纏わなかったと考えている。しかし、理由は別にあった。
「オメェだけは許せねぇ!オメェが魔王を復活させたせいで、ワシもみんなも…どれだけ迷惑してると思ってんダ!」
「…」
ナツカのその発言を聞き、会場はざわつき始めた。
「オメェにとっちゃ、魔王の復活なんてゲームか何かのつもりなんダろうがよぉ…」
「ゲーム…だと…」
その言葉を聞いた時、ガイの様子が変わった。
「そのせいでワシは!母ちゃんもリョーカも!村の連中も死んだんダぞ!!!」
実況席にて…
「な、何やら、とんでもない話をしていますが…ちょっとお二人さん!試合の途中ですよ!チーム『カメッセッセ』はエンドスローから再開してください!」
コート内にて…
「何が俺を楽しませろダ!ふざけんなクソが!魔王を復活させたんダって、どうせ大した理由なんてねぇんダろ!」
「…」
ガイは黙り込んでいる。
「本気で来いや!このまま舐められたまま負けるぐらいなら、死んだ方がマシ…」
「黙れ。」
その時、ガイはナツカを睨んだ。
「殺すぞ…」
ガイのその冷たい視線と言葉により、怒りに溢れたナツカの頭を冷静にした。いや、恐怖したのだ。
死んだ方がマシ、とナツカは言った。嘘ではない。しかし、それでも尚、ナツカの怒りの感情を恐怖で埋め尽くすまでに、ガイの言動に死よりも恐ろしいナニカを感じたのだ。
「こっちの事情も知らないで…」
ガイの顔が強張った。
「俺がどれだけ………」
数秒間、沈黙が続いた。
するとその時、ガイは手を上げた。
「タイムアウト、いーっすか?」
実況席の方を向いたガイの表情は、いつものニヤケ顔に戻っていた。
「え…あ、はい…勿論…」
イオはガイのチームのタイムアウトを了承した。
その時、ガイはナツカを見た。
「お前のご所望通り、本気でやってやる。後悔すると思うけど、まぁ頑張って。」
ガイは自分のベンチの方へ戻っていった。
ガイのチームのベンチにて…
ガイがベンチに座ると、隣にヤブ助がやってきた。
「大丈夫か…?」
「何が?」
「…いや、なんでもない…」
チーム『カメッセッセ』のベンチにて…
「うっ…いてて…」
ニキが目を覚ました。
「大丈夫か?」
「すいやせん。足手纏いで…」
「えっちゃ、そんな事ないって…雷尿も大丈夫?」
「ドピュっと、な。」
その時、ナツカが喋った。
「すまねぇ、みんな…アイツ、本気出すって言ってた…ワシのせいだ…」
「えっちゃ、別に俺らは…」
次の瞬間、ナツカの口から衝撃的な一言が発せられた。
「降参しよう…」
ナツカのその発言を聞き、皆は驚いた。
「ドピュっと何を言ってるんだ⁈降参⁈ドピュっとここまできたんだぞ!」
「雷尿の言う通りだ!降参なんてふざけた事言うな!」
雷尿とジャックはナツカの発言を受け入れられない。
「ふざけてねぇ!ワシは冷静ダ!」
その時、ナツカは下を向いた。
「冷静じゃなかったんダ…あの時のワシは…」
ナツカは拳を強く握った。
「認めたくはねぇが、アイツは強い。ワシが今まで出会ってきた誰よりも。アイツが本気出すって言ってんダ。勝ち目なんて無ぇ。そんな戦い、やるダけ無駄…」
ナツカは皆の顔を見た。
「オメェらが傷つく姿なんて、見たくねぇ…」
「ナツカ…」
ナツカは明らかに傷心していた。ガイとの圧倒的な力の差を見せつけられ、恐怖を与えられ、さらには自身の感情でチームの勝機を捨てるに等しい行いをした。弱気になるのも無理はない。
するとその時、エッチャはベンチに座っていたナツカの足を掴んだ。
「な…」
次の瞬間、エッチャは掴んだナツカの足を上に引っ張り、ナツカをベンチ裏に転倒させた。
「フンダッ⁈」
ナツカは後頭部を強打した。
「な、何すんでぃ!痛ぇじゃねぇか馬鹿野郎ぉお!」
「ア~ッハ~ッハ~ッハ~ッハ~!!!」
エッチャは糸が吹っ切れたかのように笑っている。
「えっちゃ、もし試合でナツカやられたら、今みたいに笑ったるわ!」
「てんめぇ、ぶん殴んぞ…」
ナツカはエッチャの奇行に、当然怒っている。
その時、エッチャはそんなナツカに微笑みかけた。
「やからさ、俺がもし試合でやられてもさ、今みたいに笑ってくれよ。」
「ッ…」
そう。エッチャのこの行為には意味があったのだ。ナツカを元気付ける為。そして、自分達に気を遣うな。例え怪我をしても、自分達は平気だ。そう伝える為に。
「えっちゃ、お前らの事も笑ったるからな。」
エッチャは雷尿達に向けても言った。
「勿論でさぁ!」
「こっちだってドピュドピュ笑ってやる!」
「ふっ。だが、あまりにも無様な姿は見せてくれるなよ。無様すぎて、笑う気すら起こらなくなってしまうからな…ア~ハ~ハ~ハ~ハ~!!!」
エッチャはジャックに突っ込む。
「お前は笑われる専門やろ。」
「あ~ほ~ぬ~か~せぇ~!!!」
ナツカはエッチャ達を見ている。
「オメェら…」
その時、タイムアウト終了10秒前のブザーが鳴った。
「よし!それじゃあ、みんな!ドピュっとイクぞぉぉぉお!!!」
「「「おーーーーー!!!」」」
「なんとガイ選手!いつの間にかシュートを決めていましたー!いつ打ったのでしょう⁈実況席にいる私にも気がつきませんでした!」
コート内にて…
ナツカ達は唖然としていた。
「(何なんだ、コイツ…)」
ジャックがそう思うのも無理はない。やる事なす事その全てが、ガイには通用しないからだ。そして、最後にはやはりガイが勝っている。
強大な力で押さえつけられている訳でも、神がかる名策を仕掛けられた訳でもない。何故か勝てない。そんな実感と、敗北感だけが、ナツカ達の心に積もっていく。
その時、ガイはナツカ達に言い放った。
「どした?シュート決まったぞ?早くエンドスロー行ったら?」
次の瞬間、ナツカはPSIを纏い、ガイに殴りかかった。
「悔しそうな顔してるな、ナツカ。」
何度も何度もナツカは殴った。しかし、ガイはそれら全てを回避している。
「負けず嫌いは良い事だと思うよ~。イコール向上心じゃん。でもな…」
その時、ナツカは体力とPSIを消耗し、地面に跪いた。
「そりゃ無謀だわ。多少強くなったみたいだけど、そもそもお前、元はただの農民だろ。戦闘の訓練受けてない奴が、俺に一発でも当てられると思ってんのか?」
「ハァ…!ハァ…!ハァ…!」
ナツカは息を切らしている。
「ほら。早くエンドスロー行けよ。」
「うるせぇ…」
ナツカはガイの顔を見上げた。
「そのニヤケ顔…どこまでワシらを見下せば気が済むんダッ!!!」
次の瞬間、ナツカはPSIを最大まで纏い、床を殴った。
床は抉れ、大きく凹んだ。
「ハァ…ハァ…見ろや。オメェが見下してるワシでさえ、この威力ダ。コレを見ても、オメェはまだ、PSIを使わねぇ気か!」
そう。ガイは肉体外に一切のPSIも纏っていなかったのだ。これでは、いくらナツカの一撃といえど致命傷、当たり所が悪けば即死。
ナツカは自分達が舐められているが故、ガイが肉体外にPSIを纏わなかったと考えている。しかし、理由は別にあった。
「オメェだけは許せねぇ!オメェが魔王を復活させたせいで、ワシもみんなも…どれだけ迷惑してると思ってんダ!」
「…」
ナツカのその発言を聞き、会場はざわつき始めた。
「オメェにとっちゃ、魔王の復活なんてゲームか何かのつもりなんダろうがよぉ…」
「ゲーム…だと…」
その言葉を聞いた時、ガイの様子が変わった。
「そのせいでワシは!母ちゃんもリョーカも!村の連中も死んだんダぞ!!!」
実況席にて…
「な、何やら、とんでもない話をしていますが…ちょっとお二人さん!試合の途中ですよ!チーム『カメッセッセ』はエンドスローから再開してください!」
コート内にて…
「何が俺を楽しませろダ!ふざけんなクソが!魔王を復活させたんダって、どうせ大した理由なんてねぇんダろ!」
「…」
ガイは黙り込んでいる。
「本気で来いや!このまま舐められたまま負けるぐらいなら、死んだ方がマシ…」
「黙れ。」
その時、ガイはナツカを睨んだ。
「殺すぞ…」
ガイのその冷たい視線と言葉により、怒りに溢れたナツカの頭を冷静にした。いや、恐怖したのだ。
死んだ方がマシ、とナツカは言った。嘘ではない。しかし、それでも尚、ナツカの怒りの感情を恐怖で埋め尽くすまでに、ガイの言動に死よりも恐ろしいナニカを感じたのだ。
「こっちの事情も知らないで…」
ガイの顔が強張った。
「俺がどれだけ………」
数秒間、沈黙が続いた。
するとその時、ガイは手を上げた。
「タイムアウト、いーっすか?」
実況席の方を向いたガイの表情は、いつものニヤケ顔に戻っていた。
「え…あ、はい…勿論…」
イオはガイのチームのタイムアウトを了承した。
その時、ガイはナツカを見た。
「お前のご所望通り、本気でやってやる。後悔すると思うけど、まぁ頑張って。」
ガイは自分のベンチの方へ戻っていった。
ガイのチームのベンチにて…
ガイがベンチに座ると、隣にヤブ助がやってきた。
「大丈夫か…?」
「何が?」
「…いや、なんでもない…」
チーム『カメッセッセ』のベンチにて…
「うっ…いてて…」
ニキが目を覚ました。
「大丈夫か?」
「すいやせん。足手纏いで…」
「えっちゃ、そんな事ないって…雷尿も大丈夫?」
「ドピュっと、な。」
その時、ナツカが喋った。
「すまねぇ、みんな…アイツ、本気出すって言ってた…ワシのせいだ…」
「えっちゃ、別に俺らは…」
次の瞬間、ナツカの口から衝撃的な一言が発せられた。
「降参しよう…」
ナツカのその発言を聞き、皆は驚いた。
「ドピュっと何を言ってるんだ⁈降参⁈ドピュっとここまできたんだぞ!」
「雷尿の言う通りだ!降参なんてふざけた事言うな!」
雷尿とジャックはナツカの発言を受け入れられない。
「ふざけてねぇ!ワシは冷静ダ!」
その時、ナツカは下を向いた。
「冷静じゃなかったんダ…あの時のワシは…」
ナツカは拳を強く握った。
「認めたくはねぇが、アイツは強い。ワシが今まで出会ってきた誰よりも。アイツが本気出すって言ってんダ。勝ち目なんて無ぇ。そんな戦い、やるダけ無駄…」
ナツカは皆の顔を見た。
「オメェらが傷つく姿なんて、見たくねぇ…」
「ナツカ…」
ナツカは明らかに傷心していた。ガイとの圧倒的な力の差を見せつけられ、恐怖を与えられ、さらには自身の感情でチームの勝機を捨てるに等しい行いをした。弱気になるのも無理はない。
するとその時、エッチャはベンチに座っていたナツカの足を掴んだ。
「な…」
次の瞬間、エッチャは掴んだナツカの足を上に引っ張り、ナツカをベンチ裏に転倒させた。
「フンダッ⁈」
ナツカは後頭部を強打した。
「な、何すんでぃ!痛ぇじゃねぇか馬鹿野郎ぉお!」
「ア~ッハ~ッハ~ッハ~ッハ~!!!」
エッチャは糸が吹っ切れたかのように笑っている。
「えっちゃ、もし試合でナツカやられたら、今みたいに笑ったるわ!」
「てんめぇ、ぶん殴んぞ…」
ナツカはエッチャの奇行に、当然怒っている。
その時、エッチャはそんなナツカに微笑みかけた。
「やからさ、俺がもし試合でやられてもさ、今みたいに笑ってくれよ。」
「ッ…」
そう。エッチャのこの行為には意味があったのだ。ナツカを元気付ける為。そして、自分達に気を遣うな。例え怪我をしても、自分達は平気だ。そう伝える為に。
「えっちゃ、お前らの事も笑ったるからな。」
エッチャは雷尿達に向けても言った。
「勿論でさぁ!」
「こっちだってドピュドピュ笑ってやる!」
「ふっ。だが、あまりにも無様な姿は見せてくれるなよ。無様すぎて、笑う気すら起こらなくなってしまうからな…ア~ハ~ハ~ハ~ハ~!!!」
エッチャはジャックに突っ込む。
「お前は笑われる専門やろ。」
「あ~ほ~ぬ~か~せぇ~!!!」
ナツカはエッチャ達を見ている。
「オメェら…」
その時、タイムアウト終了10秒前のブザーが鳴った。
「よし!それじゃあ、みんな!ドピュっとイクぞぉぉぉお!!!」
「「「おーーーーー!!!」」」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる