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第1章『チハーヤ編〜ポヤウェスト編』
第30障『本気』
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インキャーン王国、闘技場、コート内にて…
人間化しているヤブ助がエンドラインからガイにボールをパスした。
「ベンチで喧嘩してたけど、大丈夫か?」
挑発するガイをナツカ達は即座に囲んだ。
「あぁ。もう迷わねぇ。」
「そうか。じゃ、早速…本気で行かせてもらう。」
ガイの雰囲気はガラッと変わった。
「(来るッ…!)」
ナツカ達は構えた。
「『青面石化談話』!!!」
ガイはタレントを発動した。
しかし、何も起こらなかった。
「(な、なんダ…?)」
「(えっちゃ、何も起こらん…やん…)」
「(ハッタリか…?)」
「(ドピュっと俺たちの気を引く為の…)」
「(それとも、別の…)」
ガイはその場でドリブルを始め、いつもの感じで話し出した。
「お喋りしよーぜー。」
ガイのその言葉を聞くと、ナツカ達は唖然とした。
「ドピュっと何を言っているんだ?」
「サービスだよ。今なら、魔王軍の事とか全部、教えてやる。」
ガイのこの態度、コレは、本気のガイを全身全霊で迎え撃とうとしていたナツカ達に対して、最上たる侮辱に匹敵する行為。当然、腹が立たない訳が無い。
「テメェ…!」
ナツカは鬼の形相でガイを見ている。
いや、他の者も同じだ。
「どこまでも馬鹿にしやがって…!」
皆が今にもガイに襲いかかる雰囲気の中、1人の男が叫んだ。
「ドピュっと待つんだ!みんな!」
雷尿だ。雷尿は怒りを堪え、皆に冷静さを取り戻させた。
「コレはドピュっとチャンスだ。奴から情報を聞き出す。」
しかし、ナツカは雷尿に言った。
「あの野郎が本当の事なんか言う訳ねぇダろ!また馬鹿にされんのがオチでぃ!」
「ドピュっと冷静になれナツカ!このままじゃ、勝てるものも勝てない…」
次の瞬間、雷尿の体が石化した。
「な、なにぃッ⁈」
ナツカ達は驚愕した。
「貴様!雷尿に何を…」
ジャックはガイに叫んだ次の瞬間、ジャックも石化した。
「ジャックのアニキ!」
「えっちゃ、何でいきなり石に…」
次の瞬間、エッチャとニキも石化した。
「な、何が起こってんダ⁉︎」
実況席にて…
「な、なんと…!チーム『カメッセッセ』!ナツカ選手以外、いきなり体が石と化しましたー!コレは一体どういう事なのでしょう⁈」
「支配型です。」
「支配型…?」
「先程、ガイ選手は何かのタレントを発動するそぶりを見せました。おそらく、その際に支配型のタレントを発動したのでしょう。」
メラは続けた。
「支配型のタレントは、強制的にルールに従わせ、ある発動条件さえ満たせば、効果が発揮される。おそらく、石化した選手達は、そのルールに則り、発動条件を満たしてしまったのでしょう。」
コート内にて…
ガイはナツカにボールをパスした。
「本気でやるって言っただろ。」
そう。先程のナツカ達に対する侮辱とも言える行為には、ちゃんと意味があったのだ。そうとも知らず、ナツカ達はガイに腹を立て、まんまと策に溺れたのだ。
「わかったか?俺が本気出せば、お前らなんか言葉だけで倒せんだよ。」
ガイはナツカに近づいた。
「さて、1対1だ。」
「ッ…!」
ナツカは恐怖により、後ろへ3歩たじろいだ。
それと同時に、審判が笛を吹いた。
「トラベリング!」
ガイは審判の方を向いた。しかし、ナツカは審判の事や、自分が今、バスケットボールをしている事すら忘れていた。
「あーあ。せっかくの1対1だったのに。」
殺される。その事だけが、ナツカの頭の中を巡っていたのだ。
「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」
ナツカは地面に跪いた。
「ルールに助けられたな。」
ガイがサイドラインの方へ移動しようとしたその時、ガイは何かの気配を感じ取った。
「…邪魔しやがって…」
そこへ、猫の姿のヤブ助がガイの元へやってきた。
「ガ…」
ヤブ助はガイの名前を呼ぼうとした。しかし、何かに気がついて、ガイの名前を呼ぶ事をやめた。
「気づいたか?この気配。」
「うん。ホント、空気の読めない奴らだ。」
ガイはナツカの方を振り返った。
「遊びは終わりだ、ナツカ・チハーヤ。」
すると次の瞬間、石化していた雷尿達が元に戻った。
「ど、ドピュっと何が…」
その時、ガイは叫んだ。
「『青面石化談話』解除!!!」
ガイはヤブ助を頭に乗せ、実況席の方へ歩いた。
また、エッチャ達は地面に跪いたナツカの元へ集まった。
「えっちゃ、何があってん⁈」
「…わかんねぇ…」
実況席にて…
ガイはイオに話しかけた。
「魔物の大群が、あと数分でこの国に攻めてくる。」
「え…えぇ⁈」
「試合は終わりだ。早く観客を避難させろ。」
そう言うと、ガイは自身のチームのベンチに戻った。
観客席にて…
「何してるんでゲスかねぇ…」
ヤスは試合の様子を眺めていた。
「死ね!」
「お前がすぃね!」
「あ、仲悪くなってるでヤンス。」
その時、大会管理委員達が観客席に現れた。
「魔物です!魔物が攻めてきました!」
「皆さん!我々の指示に従って避難して下さい!」
それを聞いた観客達は慌てふためいた。
「魔物だってぇ⁈」
「なんでこんな所に!」
「嫌だ!死にたくないー!」
それを聞いたヤスも驚いていた。
「ま、魔物⁈大変でヤンス!」
その時、ヤスはカメッセッセの肩を叩いた。
「カメッセッセさん!大変でヤンス!魔物でゲスよ!」
しかし、カメッセッセは後ろの人と喧嘩している。あんな仲良かったのに。
「ダメだこりゃ。」
コート内にて…
コート内にも大会管理委員達がやってきて、避難誘導を始めた。
「えっちゃ、魔物やってぇ⁈」
「ドピュっと何でこんな時に…!」
ナツカはガイのチームのベンチを見た。
しかし、そこには汚らしいおっさん2人しか見当たらなかった。
「……」
突如として、天井上から轟音が響いた。
「な、なんだ…⁈」
次の瞬間、インキャーン王国の天井が崩壊し、崩れ落ちた。
「ンダァァァァァァァァァァァァァァァァア!!!?!?!」
巨大な岩盤片が、闘技場内に落下してきた。
「『勃起』!!!」
雷尿は腕を巨大・硬質化して、落下してきた岩盤片を破壊した。
しかし、岩盤片はまだまだ降ってくる。
「ナツカ!エッチャ!ニキ!ジャック!観客を守るんだ!ドピュっと早く!」
皆、雷尿の指示通り、市民達の避難を支援し始めた。
観客席の特別席にて…
インキャーン国王は唖然としている。
「馬鹿な…この国の天井が壊されるなんて…⁈」
その時、護衛の兵士が国王の腕を掴んだ。
「王よ!我々も避難を!」
王の横に居たハルカ王子は妹のルイにしがみついた。
「ハァ~ン!怖いよぉ~!助けてルイぃ~!」
「きもいんじゃ!触んなボケ!」
実況席にて…
「皆さん!大会は中止です!早く会場の外へ避難を…きゃあ!」
実況席の近くにも、巨大な岩盤片が落下してきた。
「私達も逃げましょう。」
「そ、そうですね…!」
メラとイオも避難を始めた。
「みなさん!また会う日まで~!」
コート内にて…
ナツカは観客席から落ちてきた足の悪い老人を背負って、出口へ走っていた。
「ええい!離せ!わしを年寄り扱いするんじゃない!」
「おい!ジジイ!暴れんじゃねぇやい!」
老人はナツカの背中で暴れ始めた。
「鼻くそ付けてやる!フン!フン!」
「ダァ⁈気持ち悪ぃ!ぶっ殺すぞクソジジイ!」
老人はナツカに鼻くそを飛ばしている。
「(…雷尿たち、もう外へ行ったんかな…)」
ナツカはコート内を振り返った。
しかし、そこには誰も居なかった。
「(ワシも急がねぇと…)」
するとその時、崩壊した天井から濁声が聞こえてきた。
「な、なんでい…⁈」
魔物だ。魔物が崩壊した天井から落下してきたのだ。
その魔物はナツカのすぐ目の前に着地した。
「(あの高さから…無傷で…⁈)」
ナツカはその魔物の顔を見た。
「レイパーァァァァァァァァァァァァ………Tィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!?!?!」
その魔物の正体は、レイパーTだった。
レイパーTは片膝を少し曲げ、両腕を広げてポーズを取っている。どうやら、レイパーTの『T』を体で表しているようだ。
「魔物…ッ!」
その時、ナツカは背負っていた老人を投げ捨てた。
「あいた!こらぁ!年寄りを敬え!」
「悪ぃな、ジジイ…一人で逃げてくれ。」
ナツカは今、武器が無い為、拳を構えた。
「…」
その時、レイパーTは語りかけた。
「おまん、姦淫って分かるか?」
「…は?」
人間化しているヤブ助がエンドラインからガイにボールをパスした。
「ベンチで喧嘩してたけど、大丈夫か?」
挑発するガイをナツカ達は即座に囲んだ。
「あぁ。もう迷わねぇ。」
「そうか。じゃ、早速…本気で行かせてもらう。」
ガイの雰囲気はガラッと変わった。
「(来るッ…!)」
ナツカ達は構えた。
「『青面石化談話』!!!」
ガイはタレントを発動した。
しかし、何も起こらなかった。
「(な、なんダ…?)」
「(えっちゃ、何も起こらん…やん…)」
「(ハッタリか…?)」
「(ドピュっと俺たちの気を引く為の…)」
「(それとも、別の…)」
ガイはその場でドリブルを始め、いつもの感じで話し出した。
「お喋りしよーぜー。」
ガイのその言葉を聞くと、ナツカ達は唖然とした。
「ドピュっと何を言っているんだ?」
「サービスだよ。今なら、魔王軍の事とか全部、教えてやる。」
ガイのこの態度、コレは、本気のガイを全身全霊で迎え撃とうとしていたナツカ達に対して、最上たる侮辱に匹敵する行為。当然、腹が立たない訳が無い。
「テメェ…!」
ナツカは鬼の形相でガイを見ている。
いや、他の者も同じだ。
「どこまでも馬鹿にしやがって…!」
皆が今にもガイに襲いかかる雰囲気の中、1人の男が叫んだ。
「ドピュっと待つんだ!みんな!」
雷尿だ。雷尿は怒りを堪え、皆に冷静さを取り戻させた。
「コレはドピュっとチャンスだ。奴から情報を聞き出す。」
しかし、ナツカは雷尿に言った。
「あの野郎が本当の事なんか言う訳ねぇダろ!また馬鹿にされんのがオチでぃ!」
「ドピュっと冷静になれナツカ!このままじゃ、勝てるものも勝てない…」
次の瞬間、雷尿の体が石化した。
「な、なにぃッ⁈」
ナツカ達は驚愕した。
「貴様!雷尿に何を…」
ジャックはガイに叫んだ次の瞬間、ジャックも石化した。
「ジャックのアニキ!」
「えっちゃ、何でいきなり石に…」
次の瞬間、エッチャとニキも石化した。
「な、何が起こってんダ⁉︎」
実況席にて…
「な、なんと…!チーム『カメッセッセ』!ナツカ選手以外、いきなり体が石と化しましたー!コレは一体どういう事なのでしょう⁈」
「支配型です。」
「支配型…?」
「先程、ガイ選手は何かのタレントを発動するそぶりを見せました。おそらく、その際に支配型のタレントを発動したのでしょう。」
メラは続けた。
「支配型のタレントは、強制的にルールに従わせ、ある発動条件さえ満たせば、効果が発揮される。おそらく、石化した選手達は、そのルールに則り、発動条件を満たしてしまったのでしょう。」
コート内にて…
ガイはナツカにボールをパスした。
「本気でやるって言っただろ。」
そう。先程のナツカ達に対する侮辱とも言える行為には、ちゃんと意味があったのだ。そうとも知らず、ナツカ達はガイに腹を立て、まんまと策に溺れたのだ。
「わかったか?俺が本気出せば、お前らなんか言葉だけで倒せんだよ。」
ガイはナツカに近づいた。
「さて、1対1だ。」
「ッ…!」
ナツカは恐怖により、後ろへ3歩たじろいだ。
それと同時に、審判が笛を吹いた。
「トラベリング!」
ガイは審判の方を向いた。しかし、ナツカは審判の事や、自分が今、バスケットボールをしている事すら忘れていた。
「あーあ。せっかくの1対1だったのに。」
殺される。その事だけが、ナツカの頭の中を巡っていたのだ。
「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」
ナツカは地面に跪いた。
「ルールに助けられたな。」
ガイがサイドラインの方へ移動しようとしたその時、ガイは何かの気配を感じ取った。
「…邪魔しやがって…」
そこへ、猫の姿のヤブ助がガイの元へやってきた。
「ガ…」
ヤブ助はガイの名前を呼ぼうとした。しかし、何かに気がついて、ガイの名前を呼ぶ事をやめた。
「気づいたか?この気配。」
「うん。ホント、空気の読めない奴らだ。」
ガイはナツカの方を振り返った。
「遊びは終わりだ、ナツカ・チハーヤ。」
すると次の瞬間、石化していた雷尿達が元に戻った。
「ど、ドピュっと何が…」
その時、ガイは叫んだ。
「『青面石化談話』解除!!!」
ガイはヤブ助を頭に乗せ、実況席の方へ歩いた。
また、エッチャ達は地面に跪いたナツカの元へ集まった。
「えっちゃ、何があってん⁈」
「…わかんねぇ…」
実況席にて…
ガイはイオに話しかけた。
「魔物の大群が、あと数分でこの国に攻めてくる。」
「え…えぇ⁈」
「試合は終わりだ。早く観客を避難させろ。」
そう言うと、ガイは自身のチームのベンチに戻った。
観客席にて…
「何してるんでゲスかねぇ…」
ヤスは試合の様子を眺めていた。
「死ね!」
「お前がすぃね!」
「あ、仲悪くなってるでヤンス。」
その時、大会管理委員達が観客席に現れた。
「魔物です!魔物が攻めてきました!」
「皆さん!我々の指示に従って避難して下さい!」
それを聞いた観客達は慌てふためいた。
「魔物だってぇ⁈」
「なんでこんな所に!」
「嫌だ!死にたくないー!」
それを聞いたヤスも驚いていた。
「ま、魔物⁈大変でヤンス!」
その時、ヤスはカメッセッセの肩を叩いた。
「カメッセッセさん!大変でヤンス!魔物でゲスよ!」
しかし、カメッセッセは後ろの人と喧嘩している。あんな仲良かったのに。
「ダメだこりゃ。」
コート内にて…
コート内にも大会管理委員達がやってきて、避難誘導を始めた。
「えっちゃ、魔物やってぇ⁈」
「ドピュっと何でこんな時に…!」
ナツカはガイのチームのベンチを見た。
しかし、そこには汚らしいおっさん2人しか見当たらなかった。
「……」
突如として、天井上から轟音が響いた。
「な、なんだ…⁈」
次の瞬間、インキャーン王国の天井が崩壊し、崩れ落ちた。
「ンダァァァァァァァァァァァァァァァァア!!!?!?!」
巨大な岩盤片が、闘技場内に落下してきた。
「『勃起』!!!」
雷尿は腕を巨大・硬質化して、落下してきた岩盤片を破壊した。
しかし、岩盤片はまだまだ降ってくる。
「ナツカ!エッチャ!ニキ!ジャック!観客を守るんだ!ドピュっと早く!」
皆、雷尿の指示通り、市民達の避難を支援し始めた。
観客席の特別席にて…
インキャーン国王は唖然としている。
「馬鹿な…この国の天井が壊されるなんて…⁈」
その時、護衛の兵士が国王の腕を掴んだ。
「王よ!我々も避難を!」
王の横に居たハルカ王子は妹のルイにしがみついた。
「ハァ~ン!怖いよぉ~!助けてルイぃ~!」
「きもいんじゃ!触んなボケ!」
実況席にて…
「皆さん!大会は中止です!早く会場の外へ避難を…きゃあ!」
実況席の近くにも、巨大な岩盤片が落下してきた。
「私達も逃げましょう。」
「そ、そうですね…!」
メラとイオも避難を始めた。
「みなさん!また会う日まで~!」
コート内にて…
ナツカは観客席から落ちてきた足の悪い老人を背負って、出口へ走っていた。
「ええい!離せ!わしを年寄り扱いするんじゃない!」
「おい!ジジイ!暴れんじゃねぇやい!」
老人はナツカの背中で暴れ始めた。
「鼻くそ付けてやる!フン!フン!」
「ダァ⁈気持ち悪ぃ!ぶっ殺すぞクソジジイ!」
老人はナツカに鼻くそを飛ばしている。
「(…雷尿たち、もう外へ行ったんかな…)」
ナツカはコート内を振り返った。
しかし、そこには誰も居なかった。
「(ワシも急がねぇと…)」
するとその時、崩壊した天井から濁声が聞こえてきた。
「な、なんでい…⁈」
魔物だ。魔物が崩壊した天井から落下してきたのだ。
その魔物はナツカのすぐ目の前に着地した。
「(あの高さから…無傷で…⁈)」
ナツカはその魔物の顔を見た。
「レイパーァァァァァァァァァァァァ………Tィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!?!?!」
その魔物の正体は、レイパーTだった。
レイパーTは片膝を少し曲げ、両腕を広げてポーズを取っている。どうやら、レイパーTの『T』を体で表しているようだ。
「魔物…ッ!」
その時、ナツカは背負っていた老人を投げ捨てた。
「あいた!こらぁ!年寄りを敬え!」
「悪ぃな、ジジイ…一人で逃げてくれ。」
ナツカは今、武器が無い為、拳を構えた。
「…」
その時、レイパーTは語りかけた。
「おまん、姦淫って分かるか?」
「…は?」
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