31 / 211
第1章『チハーヤ編〜ポヤウェスト編』
第31障『罰ゲーム』
しおりを挟む
インキャーン王国、闘技場、コート内にて…
ナツカとレイパーTが対峙している。
「おまん、姦淫って分かるか?」
「…は?」
レイパーTの問いかけにナツカは困惑していた。てっきり、すぐさま戦闘が始まるのかと思っていたからだ。
「会員?オメェ、何言って…」
次の瞬間、レイパーTは叫んだ。
「ちッッッッッがァァァァァァァァァァァァうッ!!!?!?!」
「ッ⁈」
レイパーTの急な叫びにナツカは肩をびくつかせた。
「罰ゲェェェェェェェェェェェェェェェェェム!!!?!?!」
次の瞬間、レイパーTの肉体に纏われたPSIの量がどんどん増幅していく。
「レェェェェェェェェェェェェェェェイィィィィィィィィィィィィィィプゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!?!?!」
なんと、レイパーTのPSIの量が数倍に増幅した。
「(な、何なんでぃコイツ⁈)」
次の瞬間、ナツカはレイパーTの元から走り去った。
「(アイツ、やべぇ!)」
拳を構え、攻めの姿勢をとっていたナツカ。しかし、そんなナツカを一遍に逃げへ転じさせる程、レイパーTの PSIは強大だった。
「(雷尿やジャックの10倍…いや、20倍のPSI…!ワシじゃ無理だ…!)何でこの世はワシより強ぇ奴しか居ねぇんダよぉ!馬鹿野郎ぉ!!!」
その時、レイパーTはクラウチングスタートの構えをとった。
「(『回答への大波乱』発動!!!)」
次の瞬間、レイパーTは老人の首をもぎ取った。
「ダ…⁈」
レイパーTは止まる事なく、次々に人間を殺していった。
「やめろォォォォォォォォ!!!」
ナツカは急反転し、レイパーTへ走り出した。
すると次の瞬間、レイパーTはナツカの顔面に向けて拳を放った。
「ッ⁈」
ナツカはPSIを最大まで纏って防御力を上げ、さらに、レイパーTの拳を腕でガードした。
「ふッ…!!!」
しかし、レイパーTの拳はナツカのPSIの鎧を貫き、壮絶なダメージを与えた。
「ぐぁッ!!!」
ナツカはコートの壁まで吹き飛ばされた。
「ゔッ…あぁ…ッ!」
右腕を押さえて、地面に倒れている。攻撃に耐えきれず、右腕の骨が折れていた。
「(完全にガードしたのに…!)」
ナツカはレイパーTの方を見た。
レイパーTは周りにいる人間達を見境無く殺している。
「(トドメを刺しに来ない…まさかアイツ、近くにいる奴しか攻撃できねぇのか…⁈)」
説明しよう!
レイパーTのタレント、『回答への大波乱』はPSIを増幅させる能力である。発動条件は、相手に「姦淫とは何か」を問い、それに適した類語や説明以外を話させる事。この変な発動条件を満たせば、自身のPSIが数倍上昇する。しかし、一定時間、自我を失う為、近くにいる者を敵味方見境無く攻撃してしまう。また、質問に正解した場合、クレープを創造できる。変な能力である。
タイプ:創造型
「(もしそうなら…アイツらが殺られてる間に、ワシは…逃げれんじゃねぇか…)」
勝ち目など無い。それなら、逃げ遅れた観客を囮に、自分だけ逃げてしまおう。そんな考えがナツカの頭によぎった。
しかし次の瞬間、ナツカは自身の顔を殴った。
「(馬鹿な事考えてんじゃねぇぞワシ!最近弱気じゃねぇか!気合い入れろや!)」
ナツカは立ち上がった。
「(ワシは決めたんだ…お前ら魔物を…魔王を倒すって…!夢の中で約束したんダ!)」
ナツカがレイパーTの方へ向かおうとしたその時、何者かがナツカの肩に手を置いた。
「オメェら…なんで…」
振り返ると、そこには第1試合目で戦った、シーオとワンチャが居た。
「アイツを倒すんだろ。協力するぜ。」
「ワンチャンやれる!」
会場内、北出入り口への通路にて…
「ドピュっとこっちだ!急げ!」
雷尿は人民の避難を手伝っていた。
その時、雷尿はインキャーン国王とルイ王女の姿を見つけた。
「国王!」
雷尿は2人の元へ走った。
「おぉ、デカマーラ国王!無事だったか!」
「インキャーン国王こそ。ルイ王女もドピュっとご無事で…」
その時、雷尿はハルカ王子がいない事に気づいた。
「ハルカ王子は⁈」
「はぐれてしまった…」
次の瞬間、インキャーン国王は雷尿にすがりついた。
「頼む!デカマーラ国王よ!ハルカを…!我が息子を探し出してくれ…!」
その時、ルイ王女も雷尿の服を掴んだ。
「お願いします…どうか…お兄…あのバカを…」
「わかりました。でも、お二人はドピュっと…」
「私達の事は心配要らん!だからどうか!ハルカを!」
「…はい!」
雷尿は闘技場の方へと走り出した。
その様子を、少し離れた所にいたエッチャが見ていた。
「(雷尿の奴、どこ行くねん…)」
エッチャは雷尿の行動が気になり、後をつけようとした。
しかしその時、エッチャは通路の分かれ道でとあるものを目にした。
「高い高い………………えっちゃ、高い高い高い高い高いッ!!!」
コート内にて…
「おい!」
ナツカがレイパーTの前に立った。
その少し離れた場所には、シーオとワンチャが立っていた。
それを見るや否や、レイパーTは猛スピードでナツカに襲いかかった。
「今ダ!シーオ!」
次の瞬間、レイパーTの頭上から、高速回転する縦横1m程の鉄板が落下してきた。
レイパーTはそれに気づき、回避を試みた。しかし、死角からの攻撃に反応が遅れ、高速回転する鉄板はレイパーTの右腕切断し、地面に突き刺さった。
「くそッ!もう少しだったのに!」
「ツーチャン目いくぞ!『鉄板』!」
ワンチャは縦横1mの鉄板を空中に創造した。
「おう!『物操』!!!」
シーオはその鉄板に触れ、鉄板を高速回転させた。
「(この技、強すぎてワンチャン人殺してまうからな。試合じゃ使えへんかったけど…)」
「(魔物相手なら気が楽だ!)」
シーオは高速回転させた鉄板をレイパーTに放った。
「コレが俺たちの必殺技!」
シーオとワンチャは声を合わせた。
「「『メタルスター』!!!」」
高速回転する鉄板がレイパーTに襲いかかった。
しかし、正面からの攻撃は楽々と回避され、ナツカに殴りかかった。
「づァァァァア!!!」
ナツカは奇声を上げながら横に大きく飛び退き、レイパーTの攻撃を間一髪かわした。
「(しまった…!)」
ナツカは気づいた。横に大きく回避したせいで、今、レイパーTの一番近くにいるのはナツカでない。
レイパーTは1番近くにいる者、ワンチャに襲いかかった。
「(ワンチャン殺られる…!)」
その時、シーオが叫んだ。
「伏せろワンチャ!」
シーオは先程の鉄板を続けて操作し、レイパーTに向けて放った。
ワンチャは伏せて、その鉄板を回避した。
「よし!」
しかし、レイパーTはその鉄板を飛んで回避した。
「なッ⁈」
「それで良い…!微分魔法『x=0』!!!」
すると、レイパーTの真下にあった鉄板が、上方向に進行方向が変わった。
鉄板はレイパーTの股間に突き刺さり、ヘソの下付近まで体を裂いた。
「いいぞ!シーオ!そのまま真っ二つでぃ!」
しかし、鉄板は動かない。
「ごめん…それは無理だ…」
『物操』は他物体に触れた時点で能力が解除される。その為、一撃で仕留めなければならなかったのだ。
「(そ、そうダった…忘れてた…)」
レイパーTは重傷だ。人間なら死んでいるだろう。それでも尚、レイパーTは止まることなくワンチャに殴りかかった。
「わちゃ⁈」
レイパーTはワンチャの腹を殴った。
「ッ!!!」
ワンチャは観客席まで吹っ飛ばされた。
「ワンチャ!」
次の瞬間、レイパーTは続けてシーオに襲いかかった。
「『物操』!!!」
シーオは自身の服を操り、宙へ回避した。
この場合、シーオは他物体ではなく付属品として扱われる為、操作対象外である。
その時、レイパーTは飛び上がり、シーオに蹴りを放った。
「⁈」
シーオはPSIを纏い、左腕でガードした。
しかし、レイパーTの攻撃は凄まじく、シーオの左腕の骨にヒビを入れ、更には肋骨にもダメージを与えた。
「ぬぐッ…!!!」
シーオはコート内の床に向けて叩き落とされたが、ナツカがそれを受け止めた。
「(なんて野郎ダ…!股裂かれてんだぞ…!何であんなに動けんダよ…!)」
『回答への大波乱』発動中のレイパーTに自我は無い。それ故、痛みを感じる事も無い。レイパーTを止めるには、もはや息の根を止めるしかないのだ。
「(くそ…剣さえ有れば…)」
ナツカは体術を習っていない。しかし、剣さえあれば、チハーヤ1の剣士であるエッチャ直伝の剣術がある。
「ナツカのだんな~!」
その時、ヤスが観客席から叫んだ。
「ヤス!オメェまだ居たのか!早よ逃げろよ!死ぬぞ!」
すると、ヤスはナツカに剣を投げて渡した。
「ワシの剣じゃねぇか…!」
「宿屋から取ってきたでヤンス!」
ヤスの両脇には、雷尿やジャック達の武器が抱えられていた。
「アッシはアニキ達に武器を届けて来るでヤンス!ナツカのだんなもお気をつけて!」
「ありがてぇ…!サンキューな!ヤス!」
ヤスは他の仲間の元へ向かった。
「シーオ。大丈夫か?」
「あ…あぁ…」
「作戦がある。聞いてくれ。」
ナツカはシーオに作戦を話している。
その時、レイパーTはナツカに襲いかかった。
「行くぞ!シーオ!!!」
「おう…!」
ナツカとレイパーTが対峙している。
「おまん、姦淫って分かるか?」
「…は?」
レイパーTの問いかけにナツカは困惑していた。てっきり、すぐさま戦闘が始まるのかと思っていたからだ。
「会員?オメェ、何言って…」
次の瞬間、レイパーTは叫んだ。
「ちッッッッッがァァァァァァァァァァァァうッ!!!?!?!」
「ッ⁈」
レイパーTの急な叫びにナツカは肩をびくつかせた。
「罰ゲェェェェェェェェェェェェェェェェェム!!!?!?!」
次の瞬間、レイパーTの肉体に纏われたPSIの量がどんどん増幅していく。
「レェェェェェェェェェェェェェェェイィィィィィィィィィィィィィィプゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!?!?!」
なんと、レイパーTのPSIの量が数倍に増幅した。
「(な、何なんでぃコイツ⁈)」
次の瞬間、ナツカはレイパーTの元から走り去った。
「(アイツ、やべぇ!)」
拳を構え、攻めの姿勢をとっていたナツカ。しかし、そんなナツカを一遍に逃げへ転じさせる程、レイパーTの PSIは強大だった。
「(雷尿やジャックの10倍…いや、20倍のPSI…!ワシじゃ無理だ…!)何でこの世はワシより強ぇ奴しか居ねぇんダよぉ!馬鹿野郎ぉ!!!」
その時、レイパーTはクラウチングスタートの構えをとった。
「(『回答への大波乱』発動!!!)」
次の瞬間、レイパーTは老人の首をもぎ取った。
「ダ…⁈」
レイパーTは止まる事なく、次々に人間を殺していった。
「やめろォォォォォォォォ!!!」
ナツカは急反転し、レイパーTへ走り出した。
すると次の瞬間、レイパーTはナツカの顔面に向けて拳を放った。
「ッ⁈」
ナツカはPSIを最大まで纏って防御力を上げ、さらに、レイパーTの拳を腕でガードした。
「ふッ…!!!」
しかし、レイパーTの拳はナツカのPSIの鎧を貫き、壮絶なダメージを与えた。
「ぐぁッ!!!」
ナツカはコートの壁まで吹き飛ばされた。
「ゔッ…あぁ…ッ!」
右腕を押さえて、地面に倒れている。攻撃に耐えきれず、右腕の骨が折れていた。
「(完全にガードしたのに…!)」
ナツカはレイパーTの方を見た。
レイパーTは周りにいる人間達を見境無く殺している。
「(トドメを刺しに来ない…まさかアイツ、近くにいる奴しか攻撃できねぇのか…⁈)」
説明しよう!
レイパーTのタレント、『回答への大波乱』はPSIを増幅させる能力である。発動条件は、相手に「姦淫とは何か」を問い、それに適した類語や説明以外を話させる事。この変な発動条件を満たせば、自身のPSIが数倍上昇する。しかし、一定時間、自我を失う為、近くにいる者を敵味方見境無く攻撃してしまう。また、質問に正解した場合、クレープを創造できる。変な能力である。
タイプ:創造型
「(もしそうなら…アイツらが殺られてる間に、ワシは…逃げれんじゃねぇか…)」
勝ち目など無い。それなら、逃げ遅れた観客を囮に、自分だけ逃げてしまおう。そんな考えがナツカの頭によぎった。
しかし次の瞬間、ナツカは自身の顔を殴った。
「(馬鹿な事考えてんじゃねぇぞワシ!最近弱気じゃねぇか!気合い入れろや!)」
ナツカは立ち上がった。
「(ワシは決めたんだ…お前ら魔物を…魔王を倒すって…!夢の中で約束したんダ!)」
ナツカがレイパーTの方へ向かおうとしたその時、何者かがナツカの肩に手を置いた。
「オメェら…なんで…」
振り返ると、そこには第1試合目で戦った、シーオとワンチャが居た。
「アイツを倒すんだろ。協力するぜ。」
「ワンチャンやれる!」
会場内、北出入り口への通路にて…
「ドピュっとこっちだ!急げ!」
雷尿は人民の避難を手伝っていた。
その時、雷尿はインキャーン国王とルイ王女の姿を見つけた。
「国王!」
雷尿は2人の元へ走った。
「おぉ、デカマーラ国王!無事だったか!」
「インキャーン国王こそ。ルイ王女もドピュっとご無事で…」
その時、雷尿はハルカ王子がいない事に気づいた。
「ハルカ王子は⁈」
「はぐれてしまった…」
次の瞬間、インキャーン国王は雷尿にすがりついた。
「頼む!デカマーラ国王よ!ハルカを…!我が息子を探し出してくれ…!」
その時、ルイ王女も雷尿の服を掴んだ。
「お願いします…どうか…お兄…あのバカを…」
「わかりました。でも、お二人はドピュっと…」
「私達の事は心配要らん!だからどうか!ハルカを!」
「…はい!」
雷尿は闘技場の方へと走り出した。
その様子を、少し離れた所にいたエッチャが見ていた。
「(雷尿の奴、どこ行くねん…)」
エッチャは雷尿の行動が気になり、後をつけようとした。
しかしその時、エッチャは通路の分かれ道でとあるものを目にした。
「高い高い………………えっちゃ、高い高い高い高い高いッ!!!」
コート内にて…
「おい!」
ナツカがレイパーTの前に立った。
その少し離れた場所には、シーオとワンチャが立っていた。
それを見るや否や、レイパーTは猛スピードでナツカに襲いかかった。
「今ダ!シーオ!」
次の瞬間、レイパーTの頭上から、高速回転する縦横1m程の鉄板が落下してきた。
レイパーTはそれに気づき、回避を試みた。しかし、死角からの攻撃に反応が遅れ、高速回転する鉄板はレイパーTの右腕切断し、地面に突き刺さった。
「くそッ!もう少しだったのに!」
「ツーチャン目いくぞ!『鉄板』!」
ワンチャは縦横1mの鉄板を空中に創造した。
「おう!『物操』!!!」
シーオはその鉄板に触れ、鉄板を高速回転させた。
「(この技、強すぎてワンチャン人殺してまうからな。試合じゃ使えへんかったけど…)」
「(魔物相手なら気が楽だ!)」
シーオは高速回転させた鉄板をレイパーTに放った。
「コレが俺たちの必殺技!」
シーオとワンチャは声を合わせた。
「「『メタルスター』!!!」」
高速回転する鉄板がレイパーTに襲いかかった。
しかし、正面からの攻撃は楽々と回避され、ナツカに殴りかかった。
「づァァァァア!!!」
ナツカは奇声を上げながら横に大きく飛び退き、レイパーTの攻撃を間一髪かわした。
「(しまった…!)」
ナツカは気づいた。横に大きく回避したせいで、今、レイパーTの一番近くにいるのはナツカでない。
レイパーTは1番近くにいる者、ワンチャに襲いかかった。
「(ワンチャン殺られる…!)」
その時、シーオが叫んだ。
「伏せろワンチャ!」
シーオは先程の鉄板を続けて操作し、レイパーTに向けて放った。
ワンチャは伏せて、その鉄板を回避した。
「よし!」
しかし、レイパーTはその鉄板を飛んで回避した。
「なッ⁈」
「それで良い…!微分魔法『x=0』!!!」
すると、レイパーTの真下にあった鉄板が、上方向に進行方向が変わった。
鉄板はレイパーTの股間に突き刺さり、ヘソの下付近まで体を裂いた。
「いいぞ!シーオ!そのまま真っ二つでぃ!」
しかし、鉄板は動かない。
「ごめん…それは無理だ…」
『物操』は他物体に触れた時点で能力が解除される。その為、一撃で仕留めなければならなかったのだ。
「(そ、そうダった…忘れてた…)」
レイパーTは重傷だ。人間なら死んでいるだろう。それでも尚、レイパーTは止まることなくワンチャに殴りかかった。
「わちゃ⁈」
レイパーTはワンチャの腹を殴った。
「ッ!!!」
ワンチャは観客席まで吹っ飛ばされた。
「ワンチャ!」
次の瞬間、レイパーTは続けてシーオに襲いかかった。
「『物操』!!!」
シーオは自身の服を操り、宙へ回避した。
この場合、シーオは他物体ではなく付属品として扱われる為、操作対象外である。
その時、レイパーTは飛び上がり、シーオに蹴りを放った。
「⁈」
シーオはPSIを纏い、左腕でガードした。
しかし、レイパーTの攻撃は凄まじく、シーオの左腕の骨にヒビを入れ、更には肋骨にもダメージを与えた。
「ぬぐッ…!!!」
シーオはコート内の床に向けて叩き落とされたが、ナツカがそれを受け止めた。
「(なんて野郎ダ…!股裂かれてんだぞ…!何であんなに動けんダよ…!)」
『回答への大波乱』発動中のレイパーTに自我は無い。それ故、痛みを感じる事も無い。レイパーTを止めるには、もはや息の根を止めるしかないのだ。
「(くそ…剣さえ有れば…)」
ナツカは体術を習っていない。しかし、剣さえあれば、チハーヤ1の剣士であるエッチャ直伝の剣術がある。
「ナツカのだんな~!」
その時、ヤスが観客席から叫んだ。
「ヤス!オメェまだ居たのか!早よ逃げろよ!死ぬぞ!」
すると、ヤスはナツカに剣を投げて渡した。
「ワシの剣じゃねぇか…!」
「宿屋から取ってきたでヤンス!」
ヤスの両脇には、雷尿やジャック達の武器が抱えられていた。
「アッシはアニキ達に武器を届けて来るでヤンス!ナツカのだんなもお気をつけて!」
「ありがてぇ…!サンキューな!ヤス!」
ヤスは他の仲間の元へ向かった。
「シーオ。大丈夫か?」
「あ…あぁ…」
「作戦がある。聞いてくれ。」
ナツカはシーオに作戦を話している。
その時、レイパーTはナツカに襲いかかった。
「行くぞ!シーオ!!!」
「おう…!」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
軽トラの荷台にダンジョンができました★車ごと【非破壊オブジェクト化】して移動要塞になったので快適探索者生活を始めたいと思います
こげ丸
ファンタジー
===運べるプライベートダンジョンで自由気ままな快適最強探索者生活!===
ダンジョンが出来て三〇年。平凡なエンジニアとして過ごしていた主人公だが、ある日突然軽トラの荷台にダンジョンゲートが発生したことをきっかけに、遅咲きながら探索者デビューすることを決意する。
でも別に最強なんて目指さない。
それなりに強くなって、それなりに稼げるようになれれば十分と思っていたのだが……。
フィールドボス化した愛犬(パグ)に非破壊オブジェクト化して移動要塞と化した軽トラ。ユニークスキル「ダンジョンアドミニストレーター」を得てダンジョンの管理者となった主人公が「それなり」ですむわけがなかった。
これは、プライベートダンジョンを利用した快適生活を送りつつ、最強探索者へと駆け上がっていく一人と一匹……とその他大勢の配下たちの物語。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
おいでよ!死にゲーの森~異世界転生したら地獄のような死にゲーファンタジー世界だったが俺のステータスとスキルだけがスローライフゲーム仕様
あけちともあき
ファンタジー
上澄タマルは過労死した。
死に際にスローライフを夢見た彼が目覚めた時、そこはファンタジー世界だった。
「異世界転生……!? 俺のスローライフの夢が叶うのか!」
だが、その世界はダークファンタジーばりばり。
人々が争い、魔が跳梁跋扈し、天はかき曇り地は荒れ果て、死と滅びがすぐ隣りにあるような地獄だった。
こんな世界でタマルが手にしたスキルは、スローライフ。
あらゆる環境でスローライフを敢行するためのスキルである。
ダンジョンを採掘して素材を得、毒沼を干拓して畑にし、モンスターを捕獲して飼いならす。
死にゲー世界よ、これがほんわかスローライフの力だ!
タマルを異世界に呼び込んだ謎の神ヌキチータ。
様々な道具を売ってくれ、何でも買い取ってくれる怪しい双子の魔人が経営する店。
世界の異形をコレクションし、タマルのゲットしたモンスターやアイテムたちを寄付できる博物館。
地獄のような世界をスローライフで侵食しながら、タマルのドキドキワクワクの日常が始まる。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる