33 / 211
第1章『チハーヤ編〜ポヤウェスト編』
第33障『山岡さん家』
しおりを挟む
レイパーTが闘技場に現れる少し前、闘技場、通路にて…
「ハルカ王子~!居たらドピュっと返事をしてくれ~!」
雷尿はインキャーン国王の頼みにより、ハルカ王子を探していた。
「(ハルカ王子…一体どこに…)」
雷尿は死体とガレキが転がる通路を進んでいく。
「まさか、ドピュっと…もう…」
すると次の瞬間、雷尿の背後から大量の魔物が突如として現れ、雷尿に襲いかかった。
「『勃起』!!!」
しかし、雷尿は腕を巨大・硬質化させて、魔物達を一掃した。
「(コイツら、ドピュっと何処から…)」
次の瞬間、雷尿の足元に突如として巨大な岩が現れ、雷尿を通路の奥へと弾き飛ばした。
「(ドピュっと何だ⁈急に岩が…)」
その時、雷尿はいつぞやの戦いを思い出した。
「まさか…!」
次の瞬間、雷尿の背後にパパンダが現れた。
「やはり!ドピュっとお前か!」
パパンダは落ちていた兵士の槍を手に取り、飛んできた雷尿に向けて槍を放った。
「死ね死ねぇえぇえ~!!!」
雷尿の背中に槍が突き刺さりそうになったその時、雷尿は叫んだ。
「『勃起』!!!」
雷尿は左腕にタレントを使用した。しかし、いつもとは様子が違う。
「『甲の勃ち』!!!」
説明しよう!
雷尿のタレント『勃起』には、3種類の使い方がある。
一、物体に巨大・硬質化を付加する。
二、物体に超巨大化を付加する。
三、物体に超硬質化を付加する。
二と三は、巨大または硬質化を除去する代わりに、他方の効力をより強める事ができるのだ。
雷尿は左腕に超硬質化を付加し、向けられた槍先を肘でへし折った。
「フォォン⁈」
パパンダは鉄の槍をへし折られ、動揺している。
「今だ!喰らえ『勃起』!!!」
雷尿は右腕を巨大・硬質化させてパパンダに拳を放った。
「『萎縮』!!!」
しかし、パパンダは自身を縮小化させ、それを回避した。
「くそッ…!」
雷尿はタレントを解除した。
「(ドピュっと何処だ…)」
雷尿は辺りを見渡した。しかし、縮小化したパパンダを見つける事はできなかった。
「(まずい…奴を見失った…いや!むしろチャンスじゃないか!小さくなった今の奴なら、ドピュっと捻り潰せる!一瞬でケリがつく!)」
雷尿は手当たり次第に辺りを攻撃しようとしたその時、10メートルほど離れた場所にパパンダが現れた。
「バカ野郎は死ねぇえ!!!」
パパンダは何か縮小化させている物を雷尿に向けて投げた。
「『萎縮』解除!!!」
すると、パパンダが雷尿に向けて放った物は元の大きさに戻った。
「家ぇぇぇぇえ⁈」
パパンダの投げたそれは民家だった。
「君に山岡さんの家を避けられるかなぁあ!」
その民家の中には山岡さんが入っていた。
「助けて~!!!」
山岡さんは窓から助けを求めている。
「さぁどうする!家を破壊すれば、山岡さんがタダじゃ済まないぞぉお!」
「くそぉ!ドピュっと汚いぞ!」
「最高の褒め言葉だ!」
その時、雷尿は腕を巨大・硬質化させた。
「ドピュっと受け止めてやる!」
雷尿はその民家を何とか受け止める事に成功した。
するとその時、雷尿はとある事に気がついた。
「(PSI…?)」
雷尿は山岡さんの家の中からPSIを感じたのだ。
次の瞬間、雷尿の両腕が爆発した。
「ぬぐッ…!ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」
雷尿はタレントを解除し、地面に跪いた。
「う…腕が…ッ!!!」
雷尿の両腕は肉が裂け、大量に出血している。
「お邪魔しました。」
その時、山岡さんの家から、キノコ頭の魔物が出てきた。
「(俺が家を受け止める事を予想して、家の中に仲間を待機させていたのか…!)」
その時、そのキノコ頭の魔物が雷尿に近づき、丁寧に話しかけた。
「こんにちは。私は砂謝茸の兄、小謝茸。レイパーT隊の大魔障です。好きな言葉は『価値観』です。」
雷尿は立ち上がった。
すると次の瞬間、小謝茸は雷尿の腹を殴った。
「ぐふッ!」
雷尿は再び、地面に膝をつけた。
「頭が高いですね、人間。」
小謝茸は笑っている。
「どぉだぁあ!小謝茸くんの腹パンは!パイパン以上の"パン"だろぉお!」
パパンダも笑っている。
「(くそ…ダメージが大きすぎて、タレントが使えない…!)」
雷尿の『勃起』は性的に興奮している状態でないと使えない。今の雷尿は、痛みでそれどころではないのだ。
その時、小謝茸はパパンダの方を向いた。
「パパンダさん。もう、殺して差し上げて宜しいでしょうか?」
「どうぞどうぞ!」
小謝茸はお辞儀した。
「では…『鉄化』!!!」
次の瞬間、小謝茸の両腕は鉄になった。
「価値価値。」
小謝茸は自身の拳同士を打ちつけている。
「君の価値観、その若き肉体と共に崩壊させて、差し上げましょう。」
小謝茸が鉄化した腕にPSIを纏い、雷尿にトドメを刺そうとしたその時、雷尿の背後の通路から何者かが叫んだ。
「ハァ~ン!!!」
皆、その奇声の方に注目した。
「ハルカ王子…⁈」
その奇声を発したのは、ハルカ王子だった。
「ほほう。コレはコレは。障王の子孫ではないですか。」
ハルカはまたもや叫んだ。
「おぉぉぉお前ら帰れぇえ…えええ!!!」
ハルカの膝は震えている。
「お、俺の…国…やぞ…おぉぉおぉれの国やぞぉおおぉお!!!これ以上勝手な事…したら…その…あっ…こ、殺すぞぉ…!」
そんなハルカを見て、パパンダと小謝茸は顔を見合わせて笑った。
「小謝茸くん!聞いたかぁあ?コイツ、とんだバカ野郎だ!僕たちを殺すだってぇえww」
「面白い価値観をお持ちだ…ww」
小謝茸は雷尿の横を通り過ぎ、ハルカに近づいた。
「ハルカ王子…!ドピュっと…逃げろ…!」
しかし、ハルカは逃げない。
「では、さようなら。」
小謝茸が鉄化した腕にPSIを纏い、ハルカに殴りかかった。
「(王子…!!!)」
雷尿はダメージと疲労ゆえ立てない。
「(もうダメだ…!)」
雷尿がそう思ったその時、小謝茸の拳はハルカには当たらなかった。
ハルカが回避したのだ。
「おや…?少し手加減し過ぎましたか。では、これなら…!」
小謝茸は先程とは比べ物にならない程の速さで拳を打ち出した。
今後こそかわせない。誰もがそう思った。
しかし、ハルカはまたもや回避した。
「何をやっているんだぁあ!小謝茸くん!早くそいつを殺せぇえ!」
「わかっていますよ!」
全力でやっているにも関わらず、急かしてくるパパンダの指示、それと攻撃を避けられていることに、苛立ちを募らせていく小謝茸。
「それなら…コレはどうですか!!!」
小謝茸はハルカに向けて高速連続パンチを繰り出した。
速い。おそらく、この拳の豪雨をまともに回避できるのは、障王の仲間の中でも、身体能力が非常に高いエッチャだけであろう。
しかし、それすらも尚、ハルカは回避している。
「(何故…⁈)」
実力もPSIの量も小謝茸の方が上。小謝茸は何故、ハルカがこの攻撃を回避できているのかがわからない。
その時、小謝茸は、ハルカが回避をしながら小声で何かを呟いているのが耳に入った。
「見たいだけなのになぁ~♪」
いや、歌っていたのだ。
「雨が降ったら♪雨が降ったらきっと♪」
その時、小謝茸は手を止めた。
「余裕ですね。歌を歌うなんて。私、ちょっと価値ンと来ましたよ…!」
次の瞬間、小謝茸はまたもや、ハルカに高速連続パンチを繰り出した。
しかし、やはりハルカには一発たりとも当たらない。
数十秒後、小謝茸は疲労し、攻撃をやめた。
小謝茸は息が完全にあがってしまっている。
「…わ、わかりましたよ…!歌、それが貴方の…タレント発動条件…!」
「ハァ~ン!!!恥ずいから聞かんといてぇ~!」
「ハルカ王子~!居たらドピュっと返事をしてくれ~!」
雷尿はインキャーン国王の頼みにより、ハルカ王子を探していた。
「(ハルカ王子…一体どこに…)」
雷尿は死体とガレキが転がる通路を進んでいく。
「まさか、ドピュっと…もう…」
すると次の瞬間、雷尿の背後から大量の魔物が突如として現れ、雷尿に襲いかかった。
「『勃起』!!!」
しかし、雷尿は腕を巨大・硬質化させて、魔物達を一掃した。
「(コイツら、ドピュっと何処から…)」
次の瞬間、雷尿の足元に突如として巨大な岩が現れ、雷尿を通路の奥へと弾き飛ばした。
「(ドピュっと何だ⁈急に岩が…)」
その時、雷尿はいつぞやの戦いを思い出した。
「まさか…!」
次の瞬間、雷尿の背後にパパンダが現れた。
「やはり!ドピュっとお前か!」
パパンダは落ちていた兵士の槍を手に取り、飛んできた雷尿に向けて槍を放った。
「死ね死ねぇえぇえ~!!!」
雷尿の背中に槍が突き刺さりそうになったその時、雷尿は叫んだ。
「『勃起』!!!」
雷尿は左腕にタレントを使用した。しかし、いつもとは様子が違う。
「『甲の勃ち』!!!」
説明しよう!
雷尿のタレント『勃起』には、3種類の使い方がある。
一、物体に巨大・硬質化を付加する。
二、物体に超巨大化を付加する。
三、物体に超硬質化を付加する。
二と三は、巨大または硬質化を除去する代わりに、他方の効力をより強める事ができるのだ。
雷尿は左腕に超硬質化を付加し、向けられた槍先を肘でへし折った。
「フォォン⁈」
パパンダは鉄の槍をへし折られ、動揺している。
「今だ!喰らえ『勃起』!!!」
雷尿は右腕を巨大・硬質化させてパパンダに拳を放った。
「『萎縮』!!!」
しかし、パパンダは自身を縮小化させ、それを回避した。
「くそッ…!」
雷尿はタレントを解除した。
「(ドピュっと何処だ…)」
雷尿は辺りを見渡した。しかし、縮小化したパパンダを見つける事はできなかった。
「(まずい…奴を見失った…いや!むしろチャンスじゃないか!小さくなった今の奴なら、ドピュっと捻り潰せる!一瞬でケリがつく!)」
雷尿は手当たり次第に辺りを攻撃しようとしたその時、10メートルほど離れた場所にパパンダが現れた。
「バカ野郎は死ねぇえ!!!」
パパンダは何か縮小化させている物を雷尿に向けて投げた。
「『萎縮』解除!!!」
すると、パパンダが雷尿に向けて放った物は元の大きさに戻った。
「家ぇぇぇぇえ⁈」
パパンダの投げたそれは民家だった。
「君に山岡さんの家を避けられるかなぁあ!」
その民家の中には山岡さんが入っていた。
「助けて~!!!」
山岡さんは窓から助けを求めている。
「さぁどうする!家を破壊すれば、山岡さんがタダじゃ済まないぞぉお!」
「くそぉ!ドピュっと汚いぞ!」
「最高の褒め言葉だ!」
その時、雷尿は腕を巨大・硬質化させた。
「ドピュっと受け止めてやる!」
雷尿はその民家を何とか受け止める事に成功した。
するとその時、雷尿はとある事に気がついた。
「(PSI…?)」
雷尿は山岡さんの家の中からPSIを感じたのだ。
次の瞬間、雷尿の両腕が爆発した。
「ぬぐッ…!ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」
雷尿はタレントを解除し、地面に跪いた。
「う…腕が…ッ!!!」
雷尿の両腕は肉が裂け、大量に出血している。
「お邪魔しました。」
その時、山岡さんの家から、キノコ頭の魔物が出てきた。
「(俺が家を受け止める事を予想して、家の中に仲間を待機させていたのか…!)」
その時、そのキノコ頭の魔物が雷尿に近づき、丁寧に話しかけた。
「こんにちは。私は砂謝茸の兄、小謝茸。レイパーT隊の大魔障です。好きな言葉は『価値観』です。」
雷尿は立ち上がった。
すると次の瞬間、小謝茸は雷尿の腹を殴った。
「ぐふッ!」
雷尿は再び、地面に膝をつけた。
「頭が高いですね、人間。」
小謝茸は笑っている。
「どぉだぁあ!小謝茸くんの腹パンは!パイパン以上の"パン"だろぉお!」
パパンダも笑っている。
「(くそ…ダメージが大きすぎて、タレントが使えない…!)」
雷尿の『勃起』は性的に興奮している状態でないと使えない。今の雷尿は、痛みでそれどころではないのだ。
その時、小謝茸はパパンダの方を向いた。
「パパンダさん。もう、殺して差し上げて宜しいでしょうか?」
「どうぞどうぞ!」
小謝茸はお辞儀した。
「では…『鉄化』!!!」
次の瞬間、小謝茸の両腕は鉄になった。
「価値価値。」
小謝茸は自身の拳同士を打ちつけている。
「君の価値観、その若き肉体と共に崩壊させて、差し上げましょう。」
小謝茸が鉄化した腕にPSIを纏い、雷尿にトドメを刺そうとしたその時、雷尿の背後の通路から何者かが叫んだ。
「ハァ~ン!!!」
皆、その奇声の方に注目した。
「ハルカ王子…⁈」
その奇声を発したのは、ハルカ王子だった。
「ほほう。コレはコレは。障王の子孫ではないですか。」
ハルカはまたもや叫んだ。
「おぉぉぉお前ら帰れぇえ…えええ!!!」
ハルカの膝は震えている。
「お、俺の…国…やぞ…おぉぉおぉれの国やぞぉおおぉお!!!これ以上勝手な事…したら…その…あっ…こ、殺すぞぉ…!」
そんなハルカを見て、パパンダと小謝茸は顔を見合わせて笑った。
「小謝茸くん!聞いたかぁあ?コイツ、とんだバカ野郎だ!僕たちを殺すだってぇえww」
「面白い価値観をお持ちだ…ww」
小謝茸は雷尿の横を通り過ぎ、ハルカに近づいた。
「ハルカ王子…!ドピュっと…逃げろ…!」
しかし、ハルカは逃げない。
「では、さようなら。」
小謝茸が鉄化した腕にPSIを纏い、ハルカに殴りかかった。
「(王子…!!!)」
雷尿はダメージと疲労ゆえ立てない。
「(もうダメだ…!)」
雷尿がそう思ったその時、小謝茸の拳はハルカには当たらなかった。
ハルカが回避したのだ。
「おや…?少し手加減し過ぎましたか。では、これなら…!」
小謝茸は先程とは比べ物にならない程の速さで拳を打ち出した。
今後こそかわせない。誰もがそう思った。
しかし、ハルカはまたもや回避した。
「何をやっているんだぁあ!小謝茸くん!早くそいつを殺せぇえ!」
「わかっていますよ!」
全力でやっているにも関わらず、急かしてくるパパンダの指示、それと攻撃を避けられていることに、苛立ちを募らせていく小謝茸。
「それなら…コレはどうですか!!!」
小謝茸はハルカに向けて高速連続パンチを繰り出した。
速い。おそらく、この拳の豪雨をまともに回避できるのは、障王の仲間の中でも、身体能力が非常に高いエッチャだけであろう。
しかし、それすらも尚、ハルカは回避している。
「(何故…⁈)」
実力もPSIの量も小謝茸の方が上。小謝茸は何故、ハルカがこの攻撃を回避できているのかがわからない。
その時、小謝茸は、ハルカが回避をしながら小声で何かを呟いているのが耳に入った。
「見たいだけなのになぁ~♪」
いや、歌っていたのだ。
「雨が降ったら♪雨が降ったらきっと♪」
その時、小謝茸は手を止めた。
「余裕ですね。歌を歌うなんて。私、ちょっと価値ンと来ましたよ…!」
次の瞬間、小謝茸はまたもや、ハルカに高速連続パンチを繰り出した。
しかし、やはりハルカには一発たりとも当たらない。
数十秒後、小謝茸は疲労し、攻撃をやめた。
小謝茸は息が完全にあがってしまっている。
「…わ、わかりましたよ…!歌、それが貴方の…タレント発動条件…!」
「ハァ~ン!!!恥ずいから聞かんといてぇ~!」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる