34 / 211
第1章『チハーヤ編〜ポヤウェスト編』
第34障『秘密兵器』
しおりを挟む
インキャーン王国、闘技場、通路にて…
ハルカと小謝茸は対峙している。跪いている雷尿とパパンダはその様子に呆気に取られ、ただ見ているだけだった。
説明しよう!
ハルカのタレントは『歌視』。視力を著しく向上させる能力である。また、透視やPSI視(MSCの可視)、相手の行動予測なども可能で汎用性が高い。発動条件は歌っている間。
タイプ:感知型
ハルカはこのタレントを使い、小謝茸の次の動きを予測、回避していたのだ。
「(あの陰キャ、思った以上にできる…!)」
「(ハルカ王子…なんて便利なタレントなんだ…ドピュっと歌は下手だけど。)」
2人の様子を見ていたパパンダと雷尿は、ハルカに対する評価が上がった。
「攻撃がかわされるのは厄介ですね。こちらもあまり時間をかけたくないのです。少し、本気を出しますよ…!」
小謝茸は手の平にPSIを集めた。
「ッ⁈」
ハルカは何かを感じ取り、後ろに下がった。
「やはり、貴方のタレントには、相手の攻撃を予測する効果があるようですね。まぁいいでしょう。見せて差し上げます。私のダブルタレントを…ッ!」
次の瞬間、小謝茸は自身の手の平に集めたPSIを爆発させた。
「『爆PSI』。PSIを爆発させる能力です。」
ハルカはその爆発の威力を見て、さらに後ろへ下がった。
「(コレか…ドピュっと俺の両腕を爆破させたのは…!)」
その時、小謝茸は下半身を鉄化させ、足裏にPSIを集めた。
「『爆PSI』!!!」
小謝茸は足裏のPSIを爆発させた。そして、その爆発を推進力として、ものすごいスピードでハルカの元へ飛んだ。下半身を鉄化させたのは、爆破によるダメージを無くす為である。
「ふはぁッ⁈」
ハルカは飛んできた小謝茸を、横に飛んで回避した。
しかしその時、小謝茸は肉体に纏わせたPSIの一部を、ハルカの方へ伸ばした。
「(PSIをあんな所まで…⁈)」
雷尿が驚くのも無理はない。通常、PSIは肉体外に纏う事を維持し続けるのさえ困難だ。しかし、小謝茸はそれをさらに、自身の肉体から数メートル離れたハルカが居る場所にまでPSIを伸ばしたのだ。
「(PSIの扱いが上手すぎる…!ドピュっとこんな奴が居るなんて…!)」
次の瞬間、ハルカの方へと伸ばされたPSIが爆発した。
「くわぁッ!!!」
至近距離からの爆破により、ハルカは壁に激突した。
「うくぅッ……」
ハルカは地面に倒れた。
「ハルカ王子!!!」
しかし、ハルカは意識を失っている。
小謝茸はハルカにトドメを刺すべく、ハルカに近づいた。
「彼に手を出すな!ドピュっと俺を殺せ!」
「安心して下さい。どちらも殺します。」
雷尿は痛みを堪え、立ちあがろうとした。
しかしその時、パパンダが雷尿の背中を踏みつけた。
「ぐぬぁッ!!!」
「おおっとぉお!邪魔はさせないぞぉお!キぃぃミはそこで見てるんだなぁあ!」
雷尿は歯を食いしばった。
「(くそッ…!痛みでタレントが…!ドピュっと…ドピュっと、ムラムラさえ出来れば…!)」
小謝茸は腕を鉄化させ、PSIを纏った。
「さようなら。」
小謝茸がハルカにトドメを刺そうとしたその時、小謝茸は頭を押さえ、苦しみ始めた。
「ど、どうしたんだぁあ⁈小謝茸くん⁈」
パパンダの問いかけに、小謝茸は痛みを堪え、呟いた。
「く…」
「く…?」
小謝茸は叫んだ。
「紅ですぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅう!!!?!?!」
「はぁぁあ⁈」
パパンダが疑問の叫びを上げた時、背後に何者かのPSIを感じた。
「はッ⁈」
パパンダは後ろを振り返った。
「助けに来ましたよ!」
そこには、第2試合での対戦相手であるドレ,ソラ,シドが立っていた。
「(そうか…シド君のタレント…!)」
雷尿は小謝茸が苦しみ始めた理由を悟った。
「(仲間…⁈僕とした事が、敵のPSIを感知し損ねた…!)」
ソラは指笛を吹いた。
「『従順たる翼勇者』!!!」
次の瞬間、ソラの衣服の中に隠れていた鳥達がパパンダに襲いかかった。
「こんな鳥ごとき…!」
パパンダは襲い来る鳥達を対処している。
そんなパパンダに向けて、ドレはPSIを纏い、パパンダに蹴りを放った。
「フォォン!!!」
パパンダは両腕でガードした。しかし、パパンダの体は2メートルほど背後に飛ばされた。
「大丈夫ですか⁈」
ドレは倒れている雷尿に手を差し伸べた。
「あ…あぁ…何とか…」
雷尿はドレの手を取り、立ち上がった。
「あ、そうだ。コレを…」
ドレは雷尿に、雷尿のカバンとデカマーラの槍を渡した。
「ドピュっとどうして君が…」
「ヤスって人に頼まれたんです。もし会ったら渡してくれって。そして、共闘して欲しいと。魔物と戦ってるだろうからって。」
雷尿はそれらを受け取った。
「ありがとう。コレで…」
その時、パパンダの叫び声が響いた。
「動くなぁあ!!!」
雷尿達はパパンダの方を向いた。
「ハルカ王子…⁈」
なんと、パパンダと小謝茸はハルカを人質に取っていたのだ。
「動くと、この陰キャ王子の首が飛ぶぞぉお?」
小謝茸はハルカの首を強く締めた。
「ゔぐッ…!!!」
ハルカは苦しそうだ。
「ドピュっとやめろ!」
ソラも人質を取られたことにより、鳥達を自身のところへ戻した。
「人質なんて卑怯だぞ!」
その時、小謝茸は何か思いついたかのように険しい表情が一転して優しいものとなった。
「貴方。」
小謝茸はドレを指差した。
「そこにいる残・雷尿を殺しなさい。」
「なに…?」
「我々の目的は障王の子孫を殺す事。彼を殺せば、貴方達3人には手を出さないとお約束しましょう。それと早く、『紅』を止めて下さい。お願いします。」
ドレはひとまず、シドにタレントを解除するように指示した。
「ありがとうございます。では次です。彼を殺しなさい。」
「…」
ドレは困り果て、雷尿に助けを求めた。
「ど、どうすれば良いですか…」
「…大丈夫。ドピュっと任せてくれ。」
そう言うと、雷尿はおもむろに自身のカバンを漁り始めた。
「動くなと言っただろぉお!バカ野郎かぁあ!キぃぃミはぁあ!」
パパンダの言葉に一切耳を貸さず、カバンからとある本を取り出した。
「ドピュっ!」
そして、雷尿はその本を読み始めた。
「(ま、まさかアレは…!)」
パパンダはデカマーラでの戦いを思い出した。
「まずいぞぉお!小謝茸くぅん!」
「え?まずいとは?」
パパンダは小謝茸からハルカを取り上げた。
「コイツは僕に任せて、小謝茸くんは奴を…」
するとその時、パパンダの話を遮るように雷尿は叫んだ。
「ドドドドドドドドドドピュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウ!!!?!?!」
次の瞬間、雷尿はデカマーラの槍を、まるで如意棒のように伸ばして、小謝茸に放った。
「(まずい…!)『鉄化』!!!」
小謝茸は全身を鉄化させた。
しかし、硬質化されたデカマーラの槍は、鉄化された小謝茸の頭部を貫いた。
「小謝茸くぅん!!!」
雷尿はそのまま、延伸・硬質化した槍でパパンダを薙ぎ払った。
「フォォォォォオオン!!!」
パパンダは壁にめり込んだ。
「雷尿さん、一体何を…」
ドレは地面に落ちていた本を拾った。その本は、雷尿が先ほど読んでいたものだ。
「ぬがッ⁈」
ドレはその本の表紙を見て驚嘆した。
「こ、コレは…!インキャーンで最もヌける事で有名なムフフ本!『Sister Vacation 2』じゃないかぁぁぁぁあ!!!」
ドレはテンション上がっている。
「ビンッッッビンやでぇぇえ!!!」
雷尿はメチャクチャに勃起していた。
ハルカと小謝茸は対峙している。跪いている雷尿とパパンダはその様子に呆気に取られ、ただ見ているだけだった。
説明しよう!
ハルカのタレントは『歌視』。視力を著しく向上させる能力である。また、透視やPSI視(MSCの可視)、相手の行動予測なども可能で汎用性が高い。発動条件は歌っている間。
タイプ:感知型
ハルカはこのタレントを使い、小謝茸の次の動きを予測、回避していたのだ。
「(あの陰キャ、思った以上にできる…!)」
「(ハルカ王子…なんて便利なタレントなんだ…ドピュっと歌は下手だけど。)」
2人の様子を見ていたパパンダと雷尿は、ハルカに対する評価が上がった。
「攻撃がかわされるのは厄介ですね。こちらもあまり時間をかけたくないのです。少し、本気を出しますよ…!」
小謝茸は手の平にPSIを集めた。
「ッ⁈」
ハルカは何かを感じ取り、後ろに下がった。
「やはり、貴方のタレントには、相手の攻撃を予測する効果があるようですね。まぁいいでしょう。見せて差し上げます。私のダブルタレントを…ッ!」
次の瞬間、小謝茸は自身の手の平に集めたPSIを爆発させた。
「『爆PSI』。PSIを爆発させる能力です。」
ハルカはその爆発の威力を見て、さらに後ろへ下がった。
「(コレか…ドピュっと俺の両腕を爆破させたのは…!)」
その時、小謝茸は下半身を鉄化させ、足裏にPSIを集めた。
「『爆PSI』!!!」
小謝茸は足裏のPSIを爆発させた。そして、その爆発を推進力として、ものすごいスピードでハルカの元へ飛んだ。下半身を鉄化させたのは、爆破によるダメージを無くす為である。
「ふはぁッ⁈」
ハルカは飛んできた小謝茸を、横に飛んで回避した。
しかしその時、小謝茸は肉体に纏わせたPSIの一部を、ハルカの方へ伸ばした。
「(PSIをあんな所まで…⁈)」
雷尿が驚くのも無理はない。通常、PSIは肉体外に纏う事を維持し続けるのさえ困難だ。しかし、小謝茸はそれをさらに、自身の肉体から数メートル離れたハルカが居る場所にまでPSIを伸ばしたのだ。
「(PSIの扱いが上手すぎる…!ドピュっとこんな奴が居るなんて…!)」
次の瞬間、ハルカの方へと伸ばされたPSIが爆発した。
「くわぁッ!!!」
至近距離からの爆破により、ハルカは壁に激突した。
「うくぅッ……」
ハルカは地面に倒れた。
「ハルカ王子!!!」
しかし、ハルカは意識を失っている。
小謝茸はハルカにトドメを刺すべく、ハルカに近づいた。
「彼に手を出すな!ドピュっと俺を殺せ!」
「安心して下さい。どちらも殺します。」
雷尿は痛みを堪え、立ちあがろうとした。
しかしその時、パパンダが雷尿の背中を踏みつけた。
「ぐぬぁッ!!!」
「おおっとぉお!邪魔はさせないぞぉお!キぃぃミはそこで見てるんだなぁあ!」
雷尿は歯を食いしばった。
「(くそッ…!痛みでタレントが…!ドピュっと…ドピュっと、ムラムラさえ出来れば…!)」
小謝茸は腕を鉄化させ、PSIを纏った。
「さようなら。」
小謝茸がハルカにトドメを刺そうとしたその時、小謝茸は頭を押さえ、苦しみ始めた。
「ど、どうしたんだぁあ⁈小謝茸くん⁈」
パパンダの問いかけに、小謝茸は痛みを堪え、呟いた。
「く…」
「く…?」
小謝茸は叫んだ。
「紅ですぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅう!!!?!?!」
「はぁぁあ⁈」
パパンダが疑問の叫びを上げた時、背後に何者かのPSIを感じた。
「はッ⁈」
パパンダは後ろを振り返った。
「助けに来ましたよ!」
そこには、第2試合での対戦相手であるドレ,ソラ,シドが立っていた。
「(そうか…シド君のタレント…!)」
雷尿は小謝茸が苦しみ始めた理由を悟った。
「(仲間…⁈僕とした事が、敵のPSIを感知し損ねた…!)」
ソラは指笛を吹いた。
「『従順たる翼勇者』!!!」
次の瞬間、ソラの衣服の中に隠れていた鳥達がパパンダに襲いかかった。
「こんな鳥ごとき…!」
パパンダは襲い来る鳥達を対処している。
そんなパパンダに向けて、ドレはPSIを纏い、パパンダに蹴りを放った。
「フォォン!!!」
パパンダは両腕でガードした。しかし、パパンダの体は2メートルほど背後に飛ばされた。
「大丈夫ですか⁈」
ドレは倒れている雷尿に手を差し伸べた。
「あ…あぁ…何とか…」
雷尿はドレの手を取り、立ち上がった。
「あ、そうだ。コレを…」
ドレは雷尿に、雷尿のカバンとデカマーラの槍を渡した。
「ドピュっとどうして君が…」
「ヤスって人に頼まれたんです。もし会ったら渡してくれって。そして、共闘して欲しいと。魔物と戦ってるだろうからって。」
雷尿はそれらを受け取った。
「ありがとう。コレで…」
その時、パパンダの叫び声が響いた。
「動くなぁあ!!!」
雷尿達はパパンダの方を向いた。
「ハルカ王子…⁈」
なんと、パパンダと小謝茸はハルカを人質に取っていたのだ。
「動くと、この陰キャ王子の首が飛ぶぞぉお?」
小謝茸はハルカの首を強く締めた。
「ゔぐッ…!!!」
ハルカは苦しそうだ。
「ドピュっとやめろ!」
ソラも人質を取られたことにより、鳥達を自身のところへ戻した。
「人質なんて卑怯だぞ!」
その時、小謝茸は何か思いついたかのように険しい表情が一転して優しいものとなった。
「貴方。」
小謝茸はドレを指差した。
「そこにいる残・雷尿を殺しなさい。」
「なに…?」
「我々の目的は障王の子孫を殺す事。彼を殺せば、貴方達3人には手を出さないとお約束しましょう。それと早く、『紅』を止めて下さい。お願いします。」
ドレはひとまず、シドにタレントを解除するように指示した。
「ありがとうございます。では次です。彼を殺しなさい。」
「…」
ドレは困り果て、雷尿に助けを求めた。
「ど、どうすれば良いですか…」
「…大丈夫。ドピュっと任せてくれ。」
そう言うと、雷尿はおもむろに自身のカバンを漁り始めた。
「動くなと言っただろぉお!バカ野郎かぁあ!キぃぃミはぁあ!」
パパンダの言葉に一切耳を貸さず、カバンからとある本を取り出した。
「ドピュっ!」
そして、雷尿はその本を読み始めた。
「(ま、まさかアレは…!)」
パパンダはデカマーラでの戦いを思い出した。
「まずいぞぉお!小謝茸くぅん!」
「え?まずいとは?」
パパンダは小謝茸からハルカを取り上げた。
「コイツは僕に任せて、小謝茸くんは奴を…」
するとその時、パパンダの話を遮るように雷尿は叫んだ。
「ドドドドドドドドドドピュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウ!!!?!?!」
次の瞬間、雷尿はデカマーラの槍を、まるで如意棒のように伸ばして、小謝茸に放った。
「(まずい…!)『鉄化』!!!」
小謝茸は全身を鉄化させた。
しかし、硬質化されたデカマーラの槍は、鉄化された小謝茸の頭部を貫いた。
「小謝茸くぅん!!!」
雷尿はそのまま、延伸・硬質化した槍でパパンダを薙ぎ払った。
「フォォォォォオオン!!!」
パパンダは壁にめり込んだ。
「雷尿さん、一体何を…」
ドレは地面に落ちていた本を拾った。その本は、雷尿が先ほど読んでいたものだ。
「ぬがッ⁈」
ドレはその本の表紙を見て驚嘆した。
「こ、コレは…!インキャーンで最もヌける事で有名なムフフ本!『Sister Vacation 2』じゃないかぁぁぁぁあ!!!」
ドレはテンション上がっている。
「ビンッッッビンやでぇぇえ!!!」
雷尿はメチャクチャに勃起していた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
軽トラの荷台にダンジョンができました★車ごと【非破壊オブジェクト化】して移動要塞になったので快適探索者生活を始めたいと思います
こげ丸
ファンタジー
===運べるプライベートダンジョンで自由気ままな快適最強探索者生活!===
ダンジョンが出来て三〇年。平凡なエンジニアとして過ごしていた主人公だが、ある日突然軽トラの荷台にダンジョンゲートが発生したことをきっかけに、遅咲きながら探索者デビューすることを決意する。
でも別に最強なんて目指さない。
それなりに強くなって、それなりに稼げるようになれれば十分と思っていたのだが……。
フィールドボス化した愛犬(パグ)に非破壊オブジェクト化して移動要塞と化した軽トラ。ユニークスキル「ダンジョンアドミニストレーター」を得てダンジョンの管理者となった主人公が「それなり」ですむわけがなかった。
これは、プライベートダンジョンを利用した快適生活を送りつつ、最強探索者へと駆け上がっていく一人と一匹……とその他大勢の配下たちの物語。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
おいでよ!死にゲーの森~異世界転生したら地獄のような死にゲーファンタジー世界だったが俺のステータスとスキルだけがスローライフゲーム仕様
あけちともあき
ファンタジー
上澄タマルは過労死した。
死に際にスローライフを夢見た彼が目覚めた時、そこはファンタジー世界だった。
「異世界転生……!? 俺のスローライフの夢が叶うのか!」
だが、その世界はダークファンタジーばりばり。
人々が争い、魔が跳梁跋扈し、天はかき曇り地は荒れ果て、死と滅びがすぐ隣りにあるような地獄だった。
こんな世界でタマルが手にしたスキルは、スローライフ。
あらゆる環境でスローライフを敢行するためのスキルである。
ダンジョンを採掘して素材を得、毒沼を干拓して畑にし、モンスターを捕獲して飼いならす。
死にゲー世界よ、これがほんわかスローライフの力だ!
タマルを異世界に呼び込んだ謎の神ヌキチータ。
様々な道具を売ってくれ、何でも買い取ってくれる怪しい双子の魔人が経営する店。
世界の異形をコレクションし、タマルのゲットしたモンスターやアイテムたちを寄付できる博物館。
地獄のような世界をスローライフで侵食しながら、タマルのドキドキワクワクの日常が始まる。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる